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三章 平和って良いですね
二十七話
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「いやぁ、午後は大漁だったっスね」
「おう、まさかアイテムがこれだけドロップするとはな」
午後からの探索では、ドロップアイテムが五つも出た。午前中に一つもドロップしなかったのを考えると、ホクホク顔になるのも無理ないね。
内訳は飛蝗長靴が二つ、角鼠帽が一つ、蛇外套が二つだ。
これらは以前クラスメイト達が既にドロップした事があるもので、鑑定前だけど名前と性能は分かっていた。
買い取り金額はどれも同じようなものなので、一人一つずつで分配するようにした。
まあ、実際は似て非なるものかもしれないから、本当のところは鑑定してみないと分からないけどね。
俺が選んだのは飛蝗長靴だ。防御力は1しかないけど、ジャンプ力が強化されるんだ。上手くやれば枝から枝へ飛び移るなんて事も出来そうなので、斥候としてはありがたい装備だ。
それに、これはツクモがビッグホッパーを駆除した時にドロップしたアイテムなので、記念品的な意味合いもある。
いきなり目の前に飛蝗長靴が現れた時の驚いた顔は可愛かったな。「ぢゅ!?」って鳴いて飛び上がっていたよ。
もう一つの飛蝗長靴は吉根がとった。角鼠帽は天子田さんだ。
蛇外套は市場君と泉ヶ丘さんのカップルがお揃いで持っていった。蛇外套は特殊機能さえ無いものの、マントなのに防御力が8もあってなかなか優秀だ。
両手で武器を持つから盾を持てない市場君と泉ヶ丘さんにはちょうど良い装備だろう。
「レベルも上がった」
「私も上がりました」
女性陣はレベルが上がった事を喜んでいた。
泉ヶ丘さんの攻撃手段は魔法なので、前衛みたいに連戦するのはなかなか難しいそうだ。だから、戦闘職の割にはレベルがあまり上がっていなかった。
天子田さんは荷物持ちなので、戦闘訓練もほとんど受けておらず、レベルだって1のままだったみたいだ。
パーティーを組んでいれば、例え自分がエネミーを倒さなくても経験値がはいるので、戦闘職以外もレベルアップしやすくなる。
中にはそれを嫌がる戦闘職もいるらしいけど、今日の天子田さんを見ていると、やはり支援職にはいて欲しいと思う。
まぁ、そういう人は俺みたいな斥候職も要らないって良いそうだけどね。
「なぁ、明日なんだけどまた集まれないか?」
ダンジョンを出て、管理室へ職員さんに取得したアイテムや魔石を渡す為に移動していると、改まった感じで市場君が聞いてきた。
「明日なにかあるんスか?」
「明日もダンジョンに潜りたいんだけど、ダメか?」
吉根が聞き返すと、市場君はダンジョンに潜りたいと答えた。
ウチの学校は、土曜日の午後13時から四時間だけダンジョンを開放している。日曜日はもちろんお休みだ。
とはいえ、自分が潜ったことのあるダンジョンの、潜ったことのあるメンバーで、潜ったことのある階層までという条件付きでだ。
もちろん、事前申告はしなきゃいけない。
自主性と管理責任の落としどころなんだろうな。
「オレは別にかまわないっスけど」
「俺も大丈夫」
明日は特に用事はないから俺もOKを出した。
泉ヶ丘さんは無言で頷いているな。デートとかじゃなくて良いのかな?なんて余計な心配をしてしまう。
「私も土曜日は部活ないから大丈夫」
天子田さんも了承した事で、市場君はホッと安堵のため息を吐いた。
なんとなく切羽詰まった感じがするけど、何かあるのかな?
まぁ、必要があればそのうち言ってくれるでしょ。
そんな事を考えながら管理室に行き、諸々の手続きが終わって「さあ解散です」ってなった時に、思わぬ一言が職員さんから発せられた。
「あ、小幡君はこのあと大屋敷先生から呼び出しを受けています」
「おう、まさかアイテムがこれだけドロップするとはな」
午後からの探索では、ドロップアイテムが五つも出た。午前中に一つもドロップしなかったのを考えると、ホクホク顔になるのも無理ないね。
内訳は飛蝗長靴が二つ、角鼠帽が一つ、蛇外套が二つだ。
これらは以前クラスメイト達が既にドロップした事があるもので、鑑定前だけど名前と性能は分かっていた。
買い取り金額はどれも同じようなものなので、一人一つずつで分配するようにした。
まあ、実際は似て非なるものかもしれないから、本当のところは鑑定してみないと分からないけどね。
俺が選んだのは飛蝗長靴だ。防御力は1しかないけど、ジャンプ力が強化されるんだ。上手くやれば枝から枝へ飛び移るなんて事も出来そうなので、斥候としてはありがたい装備だ。
それに、これはツクモがビッグホッパーを駆除した時にドロップしたアイテムなので、記念品的な意味合いもある。
いきなり目の前に飛蝗長靴が現れた時の驚いた顔は可愛かったな。「ぢゅ!?」って鳴いて飛び上がっていたよ。
もう一つの飛蝗長靴は吉根がとった。角鼠帽は天子田さんだ。
蛇外套は市場君と泉ヶ丘さんのカップルがお揃いで持っていった。蛇外套は特殊機能さえ無いものの、マントなのに防御力が8もあってなかなか優秀だ。
両手で武器を持つから盾を持てない市場君と泉ヶ丘さんにはちょうど良い装備だろう。
「レベルも上がった」
「私も上がりました」
女性陣はレベルが上がった事を喜んでいた。
泉ヶ丘さんの攻撃手段は魔法なので、前衛みたいに連戦するのはなかなか難しいそうだ。だから、戦闘職の割にはレベルがあまり上がっていなかった。
天子田さんは荷物持ちなので、戦闘訓練もほとんど受けておらず、レベルだって1のままだったみたいだ。
パーティーを組んでいれば、例え自分がエネミーを倒さなくても経験値がはいるので、戦闘職以外もレベルアップしやすくなる。
中にはそれを嫌がる戦闘職もいるらしいけど、今日の天子田さんを見ていると、やはり支援職にはいて欲しいと思う。
まぁ、そういう人は俺みたいな斥候職も要らないって良いそうだけどね。
「なぁ、明日なんだけどまた集まれないか?」
ダンジョンを出て、管理室へ職員さんに取得したアイテムや魔石を渡す為に移動していると、改まった感じで市場君が聞いてきた。
「明日なにかあるんスか?」
「明日もダンジョンに潜りたいんだけど、ダメか?」
吉根が聞き返すと、市場君はダンジョンに潜りたいと答えた。
ウチの学校は、土曜日の午後13時から四時間だけダンジョンを開放している。日曜日はもちろんお休みだ。
とはいえ、自分が潜ったことのあるダンジョンの、潜ったことのあるメンバーで、潜ったことのある階層までという条件付きでだ。
もちろん、事前申告はしなきゃいけない。
自主性と管理責任の落としどころなんだろうな。
「オレは別にかまわないっスけど」
「俺も大丈夫」
明日は特に用事はないから俺もOKを出した。
泉ヶ丘さんは無言で頷いているな。デートとかじゃなくて良いのかな?なんて余計な心配をしてしまう。
「私も土曜日は部活ないから大丈夫」
天子田さんも了承した事で、市場君はホッと安堵のため息を吐いた。
なんとなく切羽詰まった感じがするけど、何かあるのかな?
まぁ、必要があればそのうち言ってくれるでしょ。
そんな事を考えながら管理室に行き、諸々の手続きが終わって「さあ解散です」ってなった時に、思わぬ一言が職員さんから発せられた。
「あ、小幡君はこのあと大屋敷先生から呼び出しを受けています」
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