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五章 食べるんだ
八十六話
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ひょろ眼鏡のせいであらぬ誤解を振り撒かれたけど、ここはダンジョン。何が起こるか分からないから、気を引き締めていかないとな。
そのはずなんだけど。
「本当に大屋敷先生とは何も無いんですか?」
「ないない」
どうして女子はこの手の話が好きなのかね。いつもはおとなしい天子田さんが、しつこいくらいに食いついてくる。
「テイマーとしてスキルの相談なんかにのってもらってるだけだよ。ほら、さっきも【結界】を見せたよね?」
「テイマー?大屋敷先生に?」
意外だと言うように、市場君が口を挟んできた。
よし、これで色恋の話から脱出できそうだ。
「そうそう。大屋敷先生はテイマーの上位職をサブジョブで持ってるらしいよ」
「大屋敷先生のジョブの一つは神獣騎士。従魔は狐型のエネミー」
「え、泉ヶ丘さん詳しいね」
「昔、雑誌に載ってた」
そう言えば、冒険者の専門雑誌で上位冒険者の特集記事とかあった気がするな。最近は個人情報の問題で少なくなってきたみたいだけど。
民間業者がPRの為に動画配信してたりするから、そういった有名冒険者はネット上で大まかなジョブやスキル構成は紹介されている。
ただ、大屋敷先生は民間から自衛隊に行ってから、ここで教員になったらしいので、ネット上には出ていないそうだ。
「騎士職って騎乗スキルでエネミーに乗ることが出来るんスよね」
「そう。狐のエネミーに跨がる写真があった」
「へぇ、かっこよさそうっスね」
ちなみに俺が持つ【武術】でもエネミーに騎乗する事が出来るらしい。上級テイマーには戦闘系スキルは覚えないって大屋敷先生が言ってたから、竜装騎士由来のものだと思ってたけど、騎乗スキルが絡むとなるとよく分からなくなるな。
異世界の竜神が好き勝手に詰め込んでくれちゃったから、どのスキルがどう作用しているのか分からない。
まぁ、徐々に検証していくしかないかな。
「小幡はエネミーに騎乗しないんスか?」
「え、俺?スキル的にはいけるんだけど、そもそもこのダンジョンに騎乗出来るエネミーがいないんだよ」
「あぁ、そっスね」
「ツクモに乗るわけにもいかないしな」
「ちぅ」
ツクモは「乗ってみる?」って顔をしてるけど、体格的に無理がある。
ステータスの筋力値は高いから、ひょっとしたら乗れなくもないかもしれないけど、見た目的にNGだ。
「乗るには中型以上のエネミーじゃないと無理だけど、中型以上のエネミーは今のままじゃ飼えないしね」
「それもそっスね」
「寮暮らしだと無理だよな」
「そう、専門の厩舎かスキルが無いと無理なんだよ」
「そう簡単にはいかないんスね」
談笑しながら歩いていると、50m先にエネミーの姿を捉える。そこに行くまでに四つ角が二つあるけど、そのどちらからもエネミーの反応は無い。進んでも挟み撃ちになる可能性は低そうだ。
「あそこ、エネミーがいるから、気を付けて行こう」
「了解っス」
「よし、やるか」
前衛二人が早々に得物を構えて足早に進む。エネミーはゴブリンで、数は五体となかなかの数だ。
残り10mのところで、こちらに気付いたようで「グギャグギャ」騒ぎだした。
しかし、そんな慌てたゴブリンに構わずに走り寄って、あっさりと切り捨てる。
ツクモも【風刃】で首を飛ばし、泉ヶ丘さんも水魔法で問題なく倒しきる。
「よし、俺も!」
残った一体を力任せに棒でぶん殴る。
さっきはひょろ眼鏡にちょっとイライラさせられたから、思わず力んじゃったようだ。ゴブリンは呆気なく倒れ、魔石へと変わった。
ちょっとスッキリしたな。
そのはずなんだけど。
「本当に大屋敷先生とは何も無いんですか?」
「ないない」
どうして女子はこの手の話が好きなのかね。いつもはおとなしい天子田さんが、しつこいくらいに食いついてくる。
「テイマーとしてスキルの相談なんかにのってもらってるだけだよ。ほら、さっきも【結界】を見せたよね?」
「テイマー?大屋敷先生に?」
意外だと言うように、市場君が口を挟んできた。
よし、これで色恋の話から脱出できそうだ。
「そうそう。大屋敷先生はテイマーの上位職をサブジョブで持ってるらしいよ」
「大屋敷先生のジョブの一つは神獣騎士。従魔は狐型のエネミー」
「え、泉ヶ丘さん詳しいね」
「昔、雑誌に載ってた」
そう言えば、冒険者の専門雑誌で上位冒険者の特集記事とかあった気がするな。最近は個人情報の問題で少なくなってきたみたいだけど。
民間業者がPRの為に動画配信してたりするから、そういった有名冒険者はネット上で大まかなジョブやスキル構成は紹介されている。
ただ、大屋敷先生は民間から自衛隊に行ってから、ここで教員になったらしいので、ネット上には出ていないそうだ。
「騎士職って騎乗スキルでエネミーに乗ることが出来るんスよね」
「そう。狐のエネミーに跨がる写真があった」
「へぇ、かっこよさそうっスね」
ちなみに俺が持つ【武術】でもエネミーに騎乗する事が出来るらしい。上級テイマーには戦闘系スキルは覚えないって大屋敷先生が言ってたから、竜装騎士由来のものだと思ってたけど、騎乗スキルが絡むとなるとよく分からなくなるな。
異世界の竜神が好き勝手に詰め込んでくれちゃったから、どのスキルがどう作用しているのか分からない。
まぁ、徐々に検証していくしかないかな。
「小幡はエネミーに騎乗しないんスか?」
「え、俺?スキル的にはいけるんだけど、そもそもこのダンジョンに騎乗出来るエネミーがいないんだよ」
「あぁ、そっスね」
「ツクモに乗るわけにもいかないしな」
「ちぅ」
ツクモは「乗ってみる?」って顔をしてるけど、体格的に無理がある。
ステータスの筋力値は高いから、ひょっとしたら乗れなくもないかもしれないけど、見た目的にNGだ。
「乗るには中型以上のエネミーじゃないと無理だけど、中型以上のエネミーは今のままじゃ飼えないしね」
「それもそっスね」
「寮暮らしだと無理だよな」
「そう、専門の厩舎かスキルが無いと無理なんだよ」
「そう簡単にはいかないんスね」
談笑しながら歩いていると、50m先にエネミーの姿を捉える。そこに行くまでに四つ角が二つあるけど、そのどちらからもエネミーの反応は無い。進んでも挟み撃ちになる可能性は低そうだ。
「あそこ、エネミーがいるから、気を付けて行こう」
「了解っス」
「よし、やるか」
前衛二人が早々に得物を構えて足早に進む。エネミーはゴブリンで、数は五体となかなかの数だ。
残り10mのところで、こちらに気付いたようで「グギャグギャ」騒ぎだした。
しかし、そんな慌てたゴブリンに構わずに走り寄って、あっさりと切り捨てる。
ツクモも【風刃】で首を飛ばし、泉ヶ丘さんも水魔法で問題なく倒しきる。
「よし、俺も!」
残った一体を力任せに棒でぶん殴る。
さっきはひょろ眼鏡にちょっとイライラさせられたから、思わず力んじゃったようだ。ゴブリンは呆気なく倒れ、魔石へと変わった。
ちょっとスッキリしたな。
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