『相思相愛ADと目指せミリオネラ突如出演の激闘20日間!ウクライナ、ソマリア、メキシコ、LA大激戦!なっちゃん恋愛小説シリーズ第3弾!』

あらお☆ひろ

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「罠と結果」

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「罠と結果」

 10月14日の「メレンデス・ファミリー」との取引もスムーズに進んだ。四人の拉致被害者女性を身代金と交換し、メキシコシティー空港とトルカの街の往復を繰り返した。この三日間で十一人の人質と5800万ドルを引き換えた。犯罪組織に多額の現金が渡ることに抵抗はあったが、支払うクライアントの喜ぶ顔や解放された時の被害者の笑顔を見ると「必要悪」という言葉が夏子たちの頭に浮かんだ。
 14日に四人目の被害者を空港に送ったところ、思いもよらない電話がかかってきた。訛った英語が聞き取れずに、ジャリルに電話を任せるとメレンデスファミリーのボスである「ホセ・カルロス・メレンデス」からの電話だった。三日間のスムーズな取引に感謝して今日の夕食に招待してくれるというのだった。カメラ無しの条件であれば取材に応じても良いとの条件の提示に(ほんまに来やがった!ジェフのおっさん、何が何でも視聴率狙いに来やがったな!)と夏子は思ったが、全員であらかじめ予測していたことなので、「有名マフィアファミリーと食事ができるなんてウエルカムやで。」とニコニコメンバーは快諾した。

 午後8時、夏子たちが泊っているホテルに二十名のボディーガードを引き連れてメレンデス・ファミリーがやってきた。ボスの「ホセ」を筆頭に幹部の「アベル・エクトル・メレンデス」、「ロサリオ・アルフレド・メレンデス」の三人がホテルのレストランを貸切にして、夏子、陽菜とサポートメンバーの稀世、直、羽藤、舩坂とオブザーバーとしてジャリルとセシルの八人を招き、レストランで最高級のコース料理にワインとテキーラを振舞ってくれた。
 ホセは「ルチャリブレ・フリーク」を自称し、メキシコプロレス界の聖人「エル・サント」を神と崇め、初代タイガーマスク「佐山聡」のメキシコ修行時代の「サトル・サヤマ」が本名と素顔でリングに上がっていたころのファイトも見たことがあるらしい。佐山の技の代名詞であるローリングソバットやサマーソルトキックを使いこなす稀世の先日のWWEでのファイトもテレビで見たと言い、一緒に写真を撮りご機嫌だった。
 陽気に酒を飲み食事をしている分には、ホセ達は悪人という感じは全くせず、食事の後半は、「デイリーLA」の記者とわかっていて、セシルに対して
「メレンデス・ファミリー」は誘拐はしても「人質を傷つけたりしない」し、身代金さえ用意してもらえれば安全に取り引きする「フレンドリーなマフィア」なので安心して交渉に来てくれ。」
と記事にしてくれるように笑いながら話していた。事前に「目指せ!ミリオネラ!」を見ているようで、
「明日までいい付き合いをしよう。俺は、インチキ臭い白人女のペアより、アジアンカラードのあんたたちを応援するぜ。ただし、俺たちを裏切るようなことは絶対にするなよ。裏切りの報いは千倍にして返すことになるから気をつけな!」
と最後の最後に脅しの言葉を残すと、全員とハグをすると「アスタ・マニャナ(※また明日の意)」と言い、ウエイターにスーツの上着を着させてもらうと店を出ていった。
 
 ホセたちが出ていくと、ジャリルが居ても立っても居られない様子で、全員に「ちょっとお話があります。」と声をかけた。セシルが、ジャリルが話そうとするのを止めた。
「ジャリル、お前が何を言おうとしてるのかはわかってる。しかし、お前はKCBSの人間だ。雇用主を裏切るようなことはしたらダメだ。ただ、俺はタダのオブザーバー参加のしがないローカルタブロイド紙の記者だ。後は俺たちに任せて、明日は「いい絵」が撮れるようにカメラのレンズでも磨いてな。」
と言うと、ウエイターに人数分ミネラルウォーターを持ってくるようオーダーした。「はい、しばらくお待ちください。」ときれいな発音の英語でウエイターは返事をした。

 10月15日、メキシコロケ最終日を迎えた。今日の取引は午後に一件だけ予定が入っていた。ロサンゼルスの輸入海産物王の孫娘と身代金の受け渡しで、「メレンデスファミリー」との取引は最終案件となる。
 身代金額は5億ドル。日本円に直すと約700億円になる。十三歳のシャーロット・ハムシュの引き取りだけで、夏子と陽菜の報酬は500万ドルとなる。この一件だけで「目指せ!ミリオネラ!」の目標額の5倍の報酬を獲得することになる。10月12日のメキシコ訪問初日からコンタクトを取っていたのだが、どういう訳か最終日まで取引が引っ張られた案件だった。
「この一件をチャチャっと済ませて、とっととロスに帰って、明日にはあほのマリ・マドをカッパ刈りにしたらなあかんな!あーワクワクするわ!」
と羽藤とセシルを除く皆でとるメキシコ最後の朝食時に夏子が気合を入れると、
「まあ、その前にひと仕事せなあかんけどな。エイノ少佐とハンス大尉も準備万端やし、今、メレンデスファミリーでホセの上着のポケットに入れられたGPSが見つかったって蜂の巣をつついたような騒ぎになってるって羽藤さんからラインが来てたみたいやで。誰がGPS入れたんやろな?ケラケラケラ。」
と稀世が楽しそうに夏子に説明を加えた。直は横で指をぽきぽき鳴らしている。その様子を見て陽菜と舩阪が
「稀世姉さん、直さん、暴れるのは無しですよ。今回は、ジャリルさんにも迷惑かけられへんし、私らはおとなしくして、最後は、エイノさんとハンスさんとジョセフさんにお任せっていう作戦ですから暴走せんとってくださいよ!」
と諫めるのに必死だった。
 ジャリルは事情がつかめず、不安そうな顔で皆の話を聞いている。その時、ジャリルが持つ夏子のスマホが鳴った。メレンデスファミリー幹部のアベルからの電話だった。
「今日の取引は、今までのモーテルじゃない場所を指定されました。街のはずれにある廃工場に代わりました。何となく、言葉がきつかったので、何かあると思います。みなさん、くれぐれも気をつけてくださいね。」
電話を切った後でジャリルが皆に電話の内容と感じたことを説明した。
「まあ、いずれにしても身代金払って人質の女の子受け取って「アディオス・アミーゴ」とはいけへんやろ。」
と直が言うと「せやな、ぼちぼち準備に入ろうか。あー、忙しくなるで!」と稀世が先に「ごちそうさま」をした。

 午前11時50分、指定場所にジャリルが運転するバンが到着した。殺気立ったマフィアの部下に銃を突きつけられて、夏子、陽菜、稀世、直、舩阪とジャリルは廃工場の中に連れて行かれた。だだっ広い工場の中でディレクターチェアに腰掛けるホセ、アベル、ロサリオの三人の幹部を取り巻くように二十人の銃を構えた部下たちが取り囲んでいる。一応、今日もカメラを下向きにまわすことは許されている。
 ボスのホセが不機嫌に訛った英語でジャリルに文句をつけている。どうやら、夏子達GPSを仕込んだと思っているようだった。ジャリルは、夏子達には全く覚えがないと弁明するが、ホセは聞く耳を持たず、どんどんと声が荒くなっていく。ジャリルは夏子たちを振り返り、
「私たちの誰かが、GPSを仕込んだとするならば、明らかな裏切りであると怒ってます。私たちじゃない旨を説明しても聞いてもらえません。警察を呼びますか?」
というが、直が一言で切り捨てた。
「役に立てへん警察はいらんし、とっとと人質と身代金の交換を進めるように言ってくれたらええで。やつらにとっても今日の女の子の身代金無しに、わしらを殺したって儲けはあれへんねやろ。ここは、「騎兵隊」の出番の前に人質の確保が先やろ。」

 ジャリルが言葉を選びながら、ホセたちと交渉を続けた。アベルとロサリオがホセをなだめ「身代金を受け取った後に、こいつらの処分を考えたらいいじゃないか。」と話を進めた。
 ようやく話はつき、夏子とジャリルがスマホを持ちホセの前に進んだ。ホセの命令でアベルとロサリオが奥の倉庫にむかい、やや色黒な女の子「シャーロット・ハムシュ」を連れてきた。やや褐色がかった頬に痣らしきものがあることに夏子は気づいた。
 夏子はシャーロットの頬に触れると少女は「アウチ!」と声を上げた。明らかに、腫れており、その部分が熱を持っている。夏子はシャーロットを抱き寄せジャリルに「あいつらにどつかれたんか聞いてみて。」と小さな声で言った。ジャリルはシャーロットに尋ねると小さく頷き、「四日前にホセに乱暴されそうになった時に殴られたという。この三日間氷で冷やし、更にごまかしの為に今日はファンデーションを塗られた。」と答えた。
 その瞬間、夏子に「怒りの電流」が流れた。
「何が、「誘拐はしても人質は傷つけない」や!こんな少女に乱暴を働きやがって!そんなゲスは私が許せへん!「稲妻パーンチ!」&「稲妻キーック!」 でりゃーっ!」
 
 夏子の突き出した拳を受けたアベルと蹴りを受けたロサリオはその場で瞬殺されて倒れ痙攣した。一瞬、何が起こったのかわからず固まったホセにも夏子の稲妻パンチが顎に炸裂した。「バチバチバチーッ!」と音がすると同時にホセも地面に崩れ落ちた。
 「閃光防御!」と窓の外から羽藤の声が響くと同時に窓が四方でぶち破られ、トイレットペーパーの芯くらいの大きさの黒い筒が投げ込まれた。
 夏子はシャーロットの頭を胸に抱え込み、ジャリルに「三秒間、目をぎゅっと閉じて!」と叫んだ。薄暗い工場の中で慌てるメレンデスファミリーの部下たちの前で一発あたり半径15メートルに600万カンデラの閃光が起こった。
 ハイジャック犯や立てこもり犯を急襲する際に警察や軍隊の特殊部隊が使用する「フラッシュバン」や「閃光筒」と言われるM84スタングレネードから音響弾を除いたものが工場内で二十本同時に発光したのだった。ホセの部下たちは視界を奪われ右往左往した。
 稀世と直はダッシュで部下たちに襲いかかった。稀世のプロレス技と直の合気術が炸裂する都度、男たちは宙を舞い冷たいコンクリートの床に打ちつけられていく。舩阪がマシンガンや拳銃を奪っては弾倉マガジンを抜き取り、別々に放り投げていく。陽菜は夏子に代わりシャーロットを保護する。
 夏子は「稲妻パーンチ!」、「100万ボルトチョーップ!」、「ゴールデンサンダーアターック!」と叫びながら次々と男たちを倒していく。どんな男も「瞬殺」する夏子の雄姿をジャリルは(えっ、なっちゃんってこんなに強い「一撃必殺」のレスラーだったの?)と驚きを持ってカメラで追い続けた。
 やがて、黒の目だし帽を被った三人の男が突入してきて、インシュロックでマフィアたちの両手・両足を縛りあげていく。カメラを持ったセシルも登場しビデオと写真を撮りまくる。遅れてきた黒の目出し帽の男がアベルとロサリオのスマホを奪うと、床に倒れた二人の人差し指で指紋認証を使いスマホを立ち上げる。ネットバンクのアプリを立ち上げると、昨日の食事会で隠し撮りした音声を元に作った音声認識用声紋で立ち上げると被害者から聞いていた口座番号を確認すると口座凍結の手続きを取った。
 
 拳銃やマシンガンの処理を済ませた舩阪がシャーロットを確保した陽菜の元に戻るころには、工場内に動くメレンデスファミリーの影は無くなっていたが、一人の倒れた男がふと立ち上がり、何やら叫ぶと火のついた筒を数本投げつけて反対側の出口に走っていった。
「ダイナマイトかもしれない。みんな急いで逃げろ!」
 羽藤の声に反射的に逃げた男と反対側の出口にニコニコメンバーと黒の目だし帽の男とジャリル、セシルとシャーロットは走った。反対の出口で車の排気音が聞こえ遠ざかっていった。工場内では十秒たったが爆発音は起きなかった。
 「どうやら、フェイクのダイナマイトだったようですね。まんまと一人には逃げられてしまいましたね。では、残ったマフィアたちを連行しましょう。」と羽藤が言うと、四人の目出し帽の男たちが捕縛したアベル、ロサリオを筆頭にマフィアたちを連結していった。最初の三人は羽藤、エイノ、ハンス、最後に突入してきてアベルとロサリオからスマホを奪った男はジョセフの声だった。二十二人のマフィアを連結し終わると、逃げた一人はボスの「ホセ・カルロス・メレンデス」であったことがわかった。

 落ち着きを取り戻した廃工場で、セシルが「シャーロットちゃんのおじいちゃんに電話してやりなよ。心配してると思うぜ。」と優しく声をかけた。ジャリルに促され、シャーロットは祖父のリチャード・ハムシュと話をすることができた。その時に移ったテレビ電話の初老の男の顔に夏子は(あれ?どこかであった人?)と思ったが、嬉しそうに話す祖父と孫の時間をじゃましないように、席を外すと手足に仕込んだジョセフが用意してくれた150万ボルトのスタンガンとスタンバーを外し、背伸びをした。
 三十分後、国際刑事警察機構インターポール(※ICPO)の担当者と容疑者移送用の鉄格子の張られたバスが到着した。きちんとした手錠と目隠しに付け替えられマフィアたちはバスの護送車で運ばれていった。ジャリルは、その様子をカメラで撮り終わるとカメラの電源を落とした。
 目だし帽の男たちは、ようやく頬かむりをとり、一息ついた。顔見知りのエイノとハンスは軽くジャリルに会釈すると、セシルがジョセフをジャリルの前に連れてきた。
「こいつはFBI捜査官のジョセフ・マコーネル。俺の連れのロス市警の監察医のデヴィッド・マッキャンベルの連れだ。今回、西海岸での誘拐事件を追いかけてるってんでご同行願ったわけさ。こいつは顔出しNGだから放送の際には「オール・カット」で頼むぜ。」
と紹介すると、ジョセフはリップ・サービスも含めてジャリルに言った。
「おかげさまで、十二人の被害者を無事救出でき、払い込まれた十一件の身代金の口座も凍結することができました。ご協力感謝します。
 あと、メレンデス・ファミリーのアジトが近くにあるんですけど、撮影に行きますか?ICPOの一斉捜査の後ですからもしかすると何も残ってないかもしれませんが…。」
「はい、是非とも。ご迷惑でなければお願いします。なっちゃん達の活躍の成果として報道したいです。」
とジャリルは即答した。

 夏子たちが、メレンデス・ファミリーのアジトに着くと、予想外の状況だった。アジトの奥から、多数の少年少女が保護されているところだった。セシルが、ジョセフとICPOの責任者に状況を聞きに行くと、アメリカからの誘拐者以外にメキシコ国内に限らず隣国から拉致された未成年の子供たちが多く見つかったというのだった。両親が殺されたり、性的な玩具にされた子もいるという。その数は三十名を超え、一時的に保護される施設の定員を上回り、子供たちの処理に困っていると伝えられた。。
 その状況を聞いたニコニコメンバーは頭を寄せ合い五分程、相談するとジャリルが呼ばれた。夏子が照れくさそうにしている前で直がジャリルに言った。
「三回戦までの獲得報酬の三十万ドルで保護基金を作ってこの子たちを保護してくれる篤志家や福祉家を探したってくれへんか?
 夏子が「キレて」しもたことで番組を無茶苦茶にしてしもたわしらからの「お詫び」や。言い出しっぺは夏子やから遠慮なしにこの大変な目に遭った子供たちの為に使って欲しいとさ。もちろん、陽菜も稀世ちゃんも賛成しとるから帰りの飛行機代とまりあちゃんとひまちゃんと三朗へのおみやげ代だけ残して後は任せるわな。」

 「なっちゃん、本当にいいの?マリリン・マドンナに負けてしまうんですよ?」
ジャリルが尋ねると、夏子はいつものように「カラッ」と笑顔で言い切った。
「バリカンで切り落とした陽菜ちゃんの長い髪の毛で「かつら」二つくらい作れるやろ?私、アニマル浜口ジム出身で、つんくさんプロデュースで「極太あやや」のキャッチフレーズでCDデビューして、今はフリー女子レスラーの「高橋奈七永」選手のファンやねん。高橋選手も昔バリカンマッチで負けて一度丸坊主になってるから私もチャレンジしてみてもええかなってね。ケラケラケラ。陽菜ちゃんには申し訳ないけど、私らがお金をもらうより、そっちの方がええやろ?
 ソマリランドに寄付してメキシコに寄付せえへんかったら「贔屓ひいき」してるみたいでいややん!それとも、私が坊主になったら嫌いになってしまう?それはちょっと辛いけど…。」
「いや、そんななっちゃんが大好きです。ますます好きになってしまいました。坊主になってもなっちゃんはなっちゃんですから…。もう、ほんとに「男前」すぎますよ!」
ジャリルは夏子を抱きしめた。「ひゅーひゅー!暑いぞなっちゃん!」、「あー、暑い!夏子、冷えたビール百本買ってこい!」と稀世と直に冷やかされたが、ジャリルの抱擁は解かれることは無かった。



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