『相思相愛ADと目指せミリオネラ突如出演の激闘20日間!ウクライナ、ソマリア、メキシコ、LA大激戦!なっちゃん恋愛小説シリーズ第3弾!』

あらお☆ひろ

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「襲撃」

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「襲撃」

 10月15日深夜、ロサンゼルス国際空港にニコニコチームとジャリルとセシルの姿があった。午後2時にトルカでの事件を解決し、メキシコシティーに寄り、セシルとジョセフがICPOメキシコ支部に寄り事の顛末を報告した。ICPO内にもマフィアの「息」がかかっているものがいることを警戒し、フランス本部から派遣されている上級幹部にホセ・カルロス・メレンデスを取り逃がしたことを報告し、国際手配を申し出た。
 夏子と陽菜は、ジャリルと同行してメキシコの官庁の福祉局に行き、今回の事件にかかわった少年少女の保護と心のケアを求め、その基金として30万ドルの寄付を申し出た。その申し出は快く受け入れられ、地元のテレビ局だけでなく、アメリカの三大ネットワークや国際通信社の記者も集まり会見が開かれた。
 稀世と直は舩坂とともに、早めに空港に入りレストランで遅めの昼食とメキシコビールを楽しみ、羽藤は、エイノとハンスにウクライナ戦線の反転攻勢成功の一時休暇を今回の件で潰させてしまった事を詫びて協力の礼を伝えたが「隊長に助けてもらったメリトポリの成果と比べたら一割も返せてないですよ。」と恐縮し、ポーランド行きの飛行機に乗り込む二人を見送った。

 それぞれの思いをメキシコに残し、ロスに戻った八人をジェフ自ら空港に迎えに出てきていた。ジョセフの調べで、レストランのウエイターが四日前に送り込まれた仕掛け人であることは推察されており、メレンデスファミリーを煽るためにわざとわかりやすいところにGPSを仕込んでいたことは、事件解決後にホテルにチェックアウトで戻りレストランに立ち寄った際にウエイターが退職届も出さずに無断欠勤で連絡がつかなくなっていることから安易に想像できた。
 そんなことは気にする素振りを1ミリも見せず「ミス夏子、ミス陽菜、大手柄じゃないか!さすがに私が見込んだ二人だ!遅い時間で疲れているだろうが、「武勇伝」を聞かせてほしいので食事でもどうだい。」と声をかけてきたが、「本当に二人は疲れてるんで遠慮させてください。」とジャリルが間に入り丁寧に断りを入れた。
 ジェフは残念がりながら、ジャリルを連れてKCBSに戻った。ジャリルとジェフがいなくなるのと入れ替わりでデヴィッド・マッキャンベルとユジン・バレンシアが現れた。

 翌朝、午前10時ゆっくりとホテルで休息を取った夏子と陽菜はジャリルからの電話を受けた。第四回戦を終えた結果の通知だった。マリリン・マドンナ組は100万ドルをクリアし、夏子・陽菜組は、最後のシャーロット・ハムシュについては、身代金支払い前に「成敗」に入ったためノーカウント扱いで、メキシコでの30万ドルの寄付を差し引くと61万ドルで敗北扱いとなる。今日の収録の最後に罰ゲームの「バリカン」があることの確認だった。「気にせんでええよ。61万ドルももらって、ふたりで坊主やったらええ稼ぎやってな!今日は「自前の髪」がある最後の記念に陽菜ちゃんとサンタモニカビーチでドローンの空撮で「アイドルなつ&陽菜」のPVでも撮影して、ショッピングでもしてくるわ。カラカラカラ。」と夏子は明るく返事をした。
 ジャリルは「ごめんなさい。「なっちゃんと陽菜ちゃんの頑張りに免じて、「バリカン」の罰ゲームは無しにしては?」とジェフに上申したんだけど、すっかり昨晩は「へそ」を曲げてしまって「ルールはルール。約束は約束だ。」と罰ゲームの回避の決定は得られなかった。」と詫びた。

 午後7時、KCBSの「目指せ!ミリオネラ!」の収録スタジオは大いに盛り上がっていた。前日のネットニュースで夏子・陽菜組がメキシコで十二人の誘拐被害者の解放と誘拐団マフィア壊滅が国際ニュースとして取り上げられたことに加えて、ウクライナの重要拠点であるメリトポリのロシア軍補給基地であったメリトポリ空港の奪還のニュースとソマリランドの漁業産業の営業開始が外電で伝えられたのだった。
 「目指せ!ミリオネラ」を取り扱った「まとめサイト」や「ユーチューブ」では、前回CBSが報道しなかった部分を現地ニュースや関係者のSNSを拾い上げて大きく取り上げられていたことで、視聴者の興味は勝敗にとどまらず、夏子と陽菜の活躍がどう報道されるのかに注目が集まっていた。
 収録が開始され、いつもの調子でコメディアンの司会者が二組のチャレンジャーをコールしスタジオに招き入れた。スタジオ視聴者の歓声は明らかに夏子・陽菜組の方が大きかった。
 VTRはマリリン・マドンナ組のものから放映された。例により、マリリンとマドンナが汗をかきながら街中の駅の改札や公園や小さなFM局をまわり自然災害で壊滅的な打撃を受けた「クラウドファンディング」への出資を呼び掛ける姿があざとく描かれていた。
 四日目までの残り一日、目標の100万ドルに8万ドルを残したところでVTRは中断し、CMに入った、結論は「見え見え」であるが、夏子・陽菜組のVTRの後に公開される最終回のパターンだ。
 中断の後、夏子と陽菜の第四回戦のVTRに切り替わった、初日からの三日間での十一人の身代金受け渡しと、被害者がロサンゼルス空港に到着しての家族を交えての「喜びの再会」と「番組への感謝」のインタビューがダイジェストで流された。マフィアとの交渉のリスクについてはあまり語られず、淡々としたアナウンスとテロップが続き、三日目で58万ドルの報酬を得て「残り9万ドル!さて、対決の結果は?」と煽り再びCMが流されえた。
 その後、いつもの「目指せ!ミリオネラ!」では過去三回の放送のダイジェストが流され、その間に視聴者及び審査員の投票が行われ、最後に各々のチームの最終日の活動が放映され、結果発表となる。

 ダイジェスト放映と視聴者・審査員投票の間、挑戦者チームはスタジオを退出するのがお決まりのパターンである。スタジオを出ると、マリリンがバリカンを手に夏子を挑発してきたが、「ここは無視していきましょう。」とジャリルが間に入りKCBSビルの三階にある出演者控室に降りていった。部屋に入ると、急遽渡米してきた三朗とまりあが優しく迎えてくれた。
「なっちゃん、陽菜ちゃんお疲れさま。ネットで二人の活躍は見てたで!かっこよかったでって言っても、稀世さんの「次の次」にやけどな。」
「夏子、陽菜ようがんばったな!なかなか「男前」なお前らはニコニコ商店街でもこども食堂、市民サロンでも人気沸騰やぞ!まあ、最後まで「喧嘩」だけはすんなよ!」
 二人の言葉に夏子と陽菜はそっと頷いた。そこに、稀世、直、舩阪、羽藤と終わった後の打ち上げを楽しみにしているアグネスとマチルダにセシル、デビッド、ユジンが一緒に訪れ一気ににぎやかになった。アグネスとマチルダが事前に三朗と連絡を取り、明日の夕食はリトルトーキョーにある寿司屋を借り切って、ソマリランドの原田がチルド便で送ってくれたクロマグロの大トロ、中トロ、赤身の三種で三朗がマグロ尽くしの寿司を握ってくれることになっているとサプライズを発表した瞬間、隣のマリリンとマドンナの控室から悲鳴が上がった。

 「なんや!今のは、「あほのマリリン」の悲鳴やったよな!」
と夏子が叫ぶと、稀世と直が隣の控室に走った。控室のドアはカギが内側からかかっているのかびくともしない。「ヘルプ」、「ファット・オン・アース(※What on earth。「いったいなんなの」の意)!」と二人の声と同時に室内から複数の男の怒声が聞こえる。
「なんか、騒ぎの声と音はするけど控室はロックがかかってて入られへん!」
と稀世が戻ってくると、窓際にいたアグネスが
「あっ、あの麻の「ずた袋」を被せられてるんはマリリンとマチルダとちゃうか?」
と窓を開け隣の部屋の窓から垂れ下がったロープと白い太ももが飛び出てバタバタと暴れる茶色のずた袋を抱えた屈強な男二人がロープ降下ラペリングするのが見えた。
 「マリリン!マドンナ!」とマチルダが叫ぶと「マチルダ姉さん助けて―!」とマリリンの情けない声がロスの夜空に響いた。
「誘拐だ!」とデビッドが叫び、部屋の非常ボックスを開けると非常ロープを取り出し、二枚の窓を開け窓枠にロープをくくりつけカラビナと軍手を取り出した。KCBSのビルの下にピックアップトラックが横づけされているのが見えた。
 「あいつら拉致られよんぞ!」と直が叫ぶと陽菜がロッカーから昼にサンタモニカビーチで空撮に使ったドローンを持ち出し飛ばした。

 窓からロープを持ちラペリング降下するデビッドにピックアップトラックから飛び出てきた男が銃撃を加え、壁に火花が散る!
「私らも行くで!」、「あいよ!」と夏子と陽菜が後に続いた。「あちー!あちあちちー!」と素手でロープに飛び移った夏子の悲鳴が響いた時、地上から向けられた銃口が夏子と陽菜に重なった。
「私の前で、大事な後輩をみすみすらすかい!」
と窓から躊躇なく一気に飛びだした稀世の三階からのドロップキックが銃を構えた男の両肩に直撃し「ごきゅっ!」という両鎖骨が折れる音とともに男は崩れ落ちた。
 誘拐犯たちは倒れた一人の男を放置して走り出した。一階まで降下したデビッドが路肩に止まっているセダンに警察手帳を見せると、ドライバーと入れ替えにセダンに乗り込んだ。そこに、転がるように落ちてきた夏子とドローンのコントローラーを首からぶら下げた陽菜が後部座席に乗り込み、助手席に稀世が乗り込んだ。
「デビッドさん!「ゴー・アヘッド」や!」
稀世が叫ぶと四人を乗せたセダンは、15秒先に出発したピックアップトラックを追った。

 騒ぎを聞きつけたジャリルとジェフが控室に飛んできた。警備員がマリリンたちの控室を合鍵で開けると、マリリンたちのサポートメンバーの四人とマネージャーがロープで縛られ、口にガムテープを貼られていた。四人の証言から、誘拐犯たちは「スペイン語」らしき言葉を発していたとわかった。(えっ、「スペイン語」!もしかしてホセ・カルロス・メレンデスが仕返しに来たの?)とジャリルは直感で感じ、夏子たちの控室に戻った。
 夏子の姿が見えないことにジャリルは不安を覚えた。直がスマホで稀世と連絡を取り合っている最中だった。ピックアップトラックに追いついてはいないが、陽菜がとっさに飛ばしたカメラ付きドローンで追跡はできている。GPSデータを陽菜のスマホとリンクさせて追跡をかけてほしいというが、この場ではどうしようもない。セシルが電話を替わり、「ミセス稀世、デヴィッドに電話を替わってくれ。」と翻訳機を通じて話をした。ジェフはジャリルにロサンゼルス市警に通報をして「後処理」を進めるよう指示して控室を出ていった。
 三分後、KCBSビルに十数台のパトカーが集まり騒然となる中、ジャリルは夏子の携帯に電話をした。
「なっちゃん、大丈夫?」
「うん、手の皮擦りむいただけ。アホのマリリンとマドンナの誘拐犯をデビッドさんと追跡中。今、ハイウェイを西にむかってる。陽菜ちゃんが位置情報は送ってるから私のバッグ持って追いかけてきてって直さん達に伝えてくれる?」
との言葉を残し電話は切れた。

 三十分後、「目指せ!ミリオネラ!」は急編集の延長モードに入っていた。戸惑う司会者に「とにかく引っ張れ!」の「カンペ」が提示される、
 陽菜のドローンのGPS信号はサンタモニカビーチの超セレブご用達のヨットハーバーで止まっていた。整備のために陸揚げした150フィート級のクルーザーが入るドッグの前にマリリンとマチルダをさらったピックアップトラック以外にも場に不相応な約十台の安物の車が止まっている。その車数から敵の数は三十名はいると推測される。
 先に到着したデビッドがセシルとユジンと連絡を取り合っていたので、直と三朗、まりあ、羽藤、舩阪にジャリルとアグネス、マチルダが合流した。十数台のパトカーがドッグの周りを取り囲み、マイクで人質解放の説得が始まったが、その返答は銃撃だった。完全に膠着した籠城戦となり多くのマスコミも遠巻きに取材している。上空にはKCBSのヘリも飛び、ジェフ自ら陣頭指揮を執っている。ジャリルには、「先頭をきって警察の包囲網を突破して取材してこい。」とパワハラを越えた命令が出ている。
 「目指せ!ミリオネラ!」は定時の終了時間の午後11時を越えて「出演者二名誘拐。現場ライブレポート中!」とテロップを出し生中継を続けている。

 ニコニコメンバーとアグネスたちは二チームにわかれることにした。この手の事件では、アメリカの警察は「早期解決」を前提として人質がいるにも関わらず、強行突入をすることが通常ルーチンなので、潜入・攪乱チームとマリリンとマチルダの救出チームに分けた。救出チームには、羽藤、まりあ、デビッドが入り、潜入・攪乱チームにはセシル、ユジン、アグネス、マチルダに稀世、直が加わり、そのバックアップに夏子、陽菜、舩阪、三朗がついた。ジャリルもカメラを抱えてバックアップチームに参加することになった。
 ユジンが日頃から「超セレブヨットハーバー」を使っている整骨院の顧客に電話をして、管理会社を確認し、合鍵の置き場等の情報とドッグ内の見取り図をネットで手に入れた。突入経路と退出経路を羽藤とデビッドが策定するとすぐに行動に移った。
 ドッグ内にホセ・カルロス・メレンデスの姿が見えた。
「やっぱりあのおっさんが手引きしてやがった。仕返しなら、私らに直接来たらええもんを…。あほのマリリンとマドンナにはちょっと悪いことしてしもたな。」
と夏子が呟くと「なっちゃん、優しいええ子になったな!ハグしたろ!」と稀世が夏子を大げさに「ハグ」した時に耳元で
「今回は無理したらあかんで。なっちゃんは、バックアップや。オフェンスは私らに任せて、ジャリルさんを護ったりや。すべての撮影が終わったら「ムフフ」なんやろ?」
と優しく囁いた。
 ユジンから全員に赤外線暗視装置ノクトビジョンが配られた。セシルとジャリルはカメラを赤外線モードに切り替えた。セシル、デビッド、ユジンは普段使用しているものとは別のマスクマン用のマスクを被り、素顔を隠した。
「5、4、3、2、1、ゴー!」
のセシルの声に合わせて、ユジンがドッグのメイン電源ブレーカーを落とした。



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