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ある男との出会い
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小鳥の鳴き声で目を覚ました私は、いつもの暖かくて気持ちがいい布団の中に寝転がっていた。
私の部屋の窓は開いていて、海の匂いがする風が
ベージュ色のカーテンを揺らしている。
目覚まし時計は、6時30分を指している。
いつもよりも30分も早く起きてしまった。もう一度寝ようとしたが目が覚めてしまい眠れない。
だが、これはこれで良かったのかもしれない。
長い髪がゆったりと海の匂いがする風に揺られ、日々の疲れをとってくれたかのように体が軽くなる。
初めての感覚だ。
「恵ーっ、起きてー!」
一階から、少し苛ついたような大声が響いた。
楽しい時間はすぐ終わるというのはこの事なのだろうと思った。
もっとこの特別な感覚の中に浸っていたいという感情から自然に溜め息が出る。
でも、この気持ちを抑えて
「今、行くー!」
お母さんに負けじと大声で返す。
「速報です。日本時間午前6時新潟県沖の海を震源とするマグニチュード7.4の地震が発生しました。津波の心配はありません。引き続き余震に注意してください。」
防災用のヘルメットを被った女性アナウンサが話す。最近、こういう災害、異様に多いような...。
そういえば、どこかのジャーナリストが天変地異の時代が始まったとか言ってたっけ。
「いただきます!」
私は手を合わせ、箸で紅鮭を切って口に運ぶ。
美味しい。
外はカリカリ、中はホロホロしている。そう、私の家は漁港から車で10分くらいのところにあるので、新鮮で高価なものが出てくるのである。
毎朝新鮮で美味しい魚が出てくるのは、近くに漁港がある地域に住んでいる特権だ。
「続いては、天気予報です。」
テレビは切り替わり、背景がスタジオから色とりどりの花が咲いている外に変わった。
「今日の天気は四国全域で晴れるでしょう。最高気温は21度で春とは思えないほど暖かくなりそうです。そして、湿度も低いので洗濯物を干すには最適な日です。」
背が高く、スタイルがよく、凛としたカッコいい女性天気予報士キャスターが太陽に煌々と照らされながら言った。
いいな、私もこんな風になりたいな。
私は、可愛い系の女の子よりもこういう凛としたカッコいい女性になりたいと密かに思っているのだ。
「テーブルにお弁当置いておくから持っていってね。」
台所から朝にも関わらず、いつもと同じような元気な声が聞こえてくる。
「はーい。」
と、テキトーな返事を返し、少しうつむく。
お母さんが作る弁当は美味しいのだが、キャラ弁なので教室で食べるときに恥ずかしいのだ。
正直キャラ弁ではなく、普通のお弁当にして欲しい。
私がうつむくと少し不満そうに口を尖らせる。
「弁当が嫌なら、食べなくていいよ」
「いや、全然平気平気。嬉しいよ。」
私は嘘をつく。でも、嬉しいというのは本当だ。
私の家は母子家庭で父がいない。なので、お母さんが朝から晩まで働いてくれている。そんな中作ってくれた弁当にいちゃもんをつけられない。
「今日も仕事遅くなるでしょ。夕飯は私が作っておくよ。私はもう学校だから行くね。いってきます。
」
と、言い弁当を持って玄関を開けた。
私は弁当を自転車の籠に入れ、自転車を漕ぐ。
空は天気予報士キャスターが言っていたように、雲一つない快晴だった。
私は路地を抜け、サクラ並木を通り過ぎた。
この先は私のお楽しみスポットの一つだ。
この先の角を曲がると昔から知っているおじさんと登校、出勤する時間が一緒らしくよく会うのだ。
私はウキウキした気持ちで角を曲がる。
一人の男性が歩いていた。やっぱり、おじさんだ。
私は男性に近づきスピードを落とす。
「おはようございます!!」
大きな声で挨拶をする。
その男性はビックリしたようにこちらに振り向き、私を見つめる。
???????????????あれ?
おじさんってこんな髪長かったっけ?
しかも、いつもよりも細身で顔が優しい。
ていうか、全然おじさんじゃないじゃん!!
私が人違いしていることに気づいた時にはもう遅い。
男性は私の事を優しく見つめ、まるで小さい子どもが遊んでいるのを見ている親のようにふんわりと微笑む。
私は恥ずかしさで顔がリンゴのように真っ赤になり、逃げるように自転車を走らせた。
でも、ずっとずっと昔会ったことがあるような....
そんな懐かしさがある。
ぽーーっと、坂の向こう側から船の霧笛が聞こえる。
もう少しで学校だ。私の通っている学校は漁港の近くにあり、この霧笛を聞くと学校に来たって感じがする。
私はギアを6から3に変え、坂を登る。
坂の中腹ぐらいまで登るとスピードが落ち、足に負担がかかっているのがわかる。
体からは汗が流れ、海の匂いがする追い風によって汗が地面にこぼれおち、鼓膜には自分の吐く息といつもよりも数倍早く動く心臓の音、そして私が漕ぐペダルの音しか聞こえない。
もしかして今、私SNS映えしてるんじゃない?
私って一応女子高校生だし、こうやって汗をかきながら頑張っている姿って可愛く見えるよね?
私は自分の姿を数倍も可愛くして思い浮かべる。
坂を登り終わると、学校と漁港、そして、広大に広がる海が見える。
私はここから見る景色が好きだ。
割りと本気で日本の絶景スポットベスト100に選ばれてもおかしくないと思う。
船の霧笛、海の匂いがする風、赴きがある校舎、水色に光る海、全て含めて絶景スポットベスト100。
「おーい、恵。おはよう!!そんなとこで突っ立って何してんの?」
どこかで聞いた事がある声が後ろから聞こえてくる。岬だ。岡村岬。彼女は昔から仲良く、幼馴染というよりかは腐れ縁と言った方が正しい。
「おはよう!!岬。いい景色だなーって思ってさ。」
「いつも見てる景色でしょ。」
と、笑われる。
確かにそうだ。いつもと同じ景色。
でも、何か今日はこの景色に引かれてしまう。
まるで実家を離れてどこかに引っ越す前のような。
ここで私は違和感を感じる。反C型の湾の向こう側にある山から小さいが赤黒い光の柱が見える。
「ねぇ、岬。あの湾の向こうの山に見える赤黒い光は何だろう。」
「ん?何も見えないけど...」
岬はきょとんとした顔で私を見つめる。
私はその後も何度も説明したが、やはり岬には見えてないようだった。
「あ、そうだ。用事があったんだった。悪いけど、今日学校休むから先生に休むって伝えといて。」
私はバレバレな嘘をつき、自転車にまたいで光の麓に向かう。
何で急にどうしたの?と、言う岬の声を背中にしどんどん離れていく。
坂を下り、学校の前を通過する。
学校の前を通過する異様な光景に歩いている生徒にジロジロと凝視される。
海沿いにある県道を逸れ、山道に入る。
とたんに、海の匂いがする心地よい風から夏のような熱気を纏った風に切り替わる。
私は苔が生えた石垣に自転車を立て掛け、光の根源であろう場所へと続く階段をかけ上る。
薄暗い階段を登っていると、いつ変わったか分からないが周りが赤みを帯びていた。
それにさっきから不特定多数の人に見られているような。
私は階段を登りきり、光の根源があるであろう場所にたどり着いた。
そこは古く廃っている神社で、もう誰も参拝していないだろうと簡単に予想がつく。
「ふぇ!」
私はすっとんきょうな声を漏らした。
そこには、赤黒い光の柱の様なものを発している浮いた石があったのだ。
私はこの石に吸い寄せられるように鳥居をくぐり、石に近づく。
操られているみたいに。
あの光は、さっきと比べて太く長くなっていた。
私は石のところまで行き、ちょんと石に触れる。
「何をしているんだ!!今すぐそこから離れて」
さっき歩いていた男性が叫んでいる。
優しい顔から放たれたとは思えない声。
でも、私の事を思って言ってくれていると言うことはひしひしと伝わってくる。
男性が叫んだと同時にドックンと頭の中に響いて、溜まっていた血液が急に血管を流れるように光の柱の下から上へと莫大なエネルギーが一気に移動しているのを感じる。
エネルギーが上がると、光の先端からは銃のように海へエネルギーが放たれた。
グラグラ グラグラ
地面が揺れ始め
プルルル、プルルルっと、
ポケットに入れていたスマホが小刻みに揺れる。
「緊急災害速報です。高知県沖の海で海底火山が噴火。高知住民は、引き続き注意をしてください。」
え、もしかして今のせい?
私は上をみあげる。
またエネルギーを発射させようと、先端部分に溜まっている。
やばい。何とかしないと。
私は焦っているが何が何だか分からず、何も出来ない。
ふいにポンっと、肩を叩かれ男性がふんわりと微笑む。
男性は、肩を叩くと石に向かって走りだし石を掴む。
すると、光は男性が石を掴んだ手とは反対の手に吸いとられて消えていった。
私の部屋の窓は開いていて、海の匂いがする風が
ベージュ色のカーテンを揺らしている。
目覚まし時計は、6時30分を指している。
いつもよりも30分も早く起きてしまった。もう一度寝ようとしたが目が覚めてしまい眠れない。
だが、これはこれで良かったのかもしれない。
長い髪がゆったりと海の匂いがする風に揺られ、日々の疲れをとってくれたかのように体が軽くなる。
初めての感覚だ。
「恵ーっ、起きてー!」
一階から、少し苛ついたような大声が響いた。
楽しい時間はすぐ終わるというのはこの事なのだろうと思った。
もっとこの特別な感覚の中に浸っていたいという感情から自然に溜め息が出る。
でも、この気持ちを抑えて
「今、行くー!」
お母さんに負けじと大声で返す。
「速報です。日本時間午前6時新潟県沖の海を震源とするマグニチュード7.4の地震が発生しました。津波の心配はありません。引き続き余震に注意してください。」
防災用のヘルメットを被った女性アナウンサが話す。最近、こういう災害、異様に多いような...。
そういえば、どこかのジャーナリストが天変地異の時代が始まったとか言ってたっけ。
「いただきます!」
私は手を合わせ、箸で紅鮭を切って口に運ぶ。
美味しい。
外はカリカリ、中はホロホロしている。そう、私の家は漁港から車で10分くらいのところにあるので、新鮮で高価なものが出てくるのである。
毎朝新鮮で美味しい魚が出てくるのは、近くに漁港がある地域に住んでいる特権だ。
「続いては、天気予報です。」
テレビは切り替わり、背景がスタジオから色とりどりの花が咲いている外に変わった。
「今日の天気は四国全域で晴れるでしょう。最高気温は21度で春とは思えないほど暖かくなりそうです。そして、湿度も低いので洗濯物を干すには最適な日です。」
背が高く、スタイルがよく、凛としたカッコいい女性天気予報士キャスターが太陽に煌々と照らされながら言った。
いいな、私もこんな風になりたいな。
私は、可愛い系の女の子よりもこういう凛としたカッコいい女性になりたいと密かに思っているのだ。
「テーブルにお弁当置いておくから持っていってね。」
台所から朝にも関わらず、いつもと同じような元気な声が聞こえてくる。
「はーい。」
と、テキトーな返事を返し、少しうつむく。
お母さんが作る弁当は美味しいのだが、キャラ弁なので教室で食べるときに恥ずかしいのだ。
正直キャラ弁ではなく、普通のお弁当にして欲しい。
私がうつむくと少し不満そうに口を尖らせる。
「弁当が嫌なら、食べなくていいよ」
「いや、全然平気平気。嬉しいよ。」
私は嘘をつく。でも、嬉しいというのは本当だ。
私の家は母子家庭で父がいない。なので、お母さんが朝から晩まで働いてくれている。そんな中作ってくれた弁当にいちゃもんをつけられない。
「今日も仕事遅くなるでしょ。夕飯は私が作っておくよ。私はもう学校だから行くね。いってきます。
」
と、言い弁当を持って玄関を開けた。
私は弁当を自転車の籠に入れ、自転車を漕ぐ。
空は天気予報士キャスターが言っていたように、雲一つない快晴だった。
私は路地を抜け、サクラ並木を通り過ぎた。
この先は私のお楽しみスポットの一つだ。
この先の角を曲がると昔から知っているおじさんと登校、出勤する時間が一緒らしくよく会うのだ。
私はウキウキした気持ちで角を曲がる。
一人の男性が歩いていた。やっぱり、おじさんだ。
私は男性に近づきスピードを落とす。
「おはようございます!!」
大きな声で挨拶をする。
その男性はビックリしたようにこちらに振り向き、私を見つめる。
???????????????あれ?
おじさんってこんな髪長かったっけ?
しかも、いつもよりも細身で顔が優しい。
ていうか、全然おじさんじゃないじゃん!!
私が人違いしていることに気づいた時にはもう遅い。
男性は私の事を優しく見つめ、まるで小さい子どもが遊んでいるのを見ている親のようにふんわりと微笑む。
私は恥ずかしさで顔がリンゴのように真っ赤になり、逃げるように自転車を走らせた。
でも、ずっとずっと昔会ったことがあるような....
そんな懐かしさがある。
ぽーーっと、坂の向こう側から船の霧笛が聞こえる。
もう少しで学校だ。私の通っている学校は漁港の近くにあり、この霧笛を聞くと学校に来たって感じがする。
私はギアを6から3に変え、坂を登る。
坂の中腹ぐらいまで登るとスピードが落ち、足に負担がかかっているのがわかる。
体からは汗が流れ、海の匂いがする追い風によって汗が地面にこぼれおち、鼓膜には自分の吐く息といつもよりも数倍早く動く心臓の音、そして私が漕ぐペダルの音しか聞こえない。
もしかして今、私SNS映えしてるんじゃない?
私って一応女子高校生だし、こうやって汗をかきながら頑張っている姿って可愛く見えるよね?
私は自分の姿を数倍も可愛くして思い浮かべる。
坂を登り終わると、学校と漁港、そして、広大に広がる海が見える。
私はここから見る景色が好きだ。
割りと本気で日本の絶景スポットベスト100に選ばれてもおかしくないと思う。
船の霧笛、海の匂いがする風、赴きがある校舎、水色に光る海、全て含めて絶景スポットベスト100。
「おーい、恵。おはよう!!そんなとこで突っ立って何してんの?」
どこかで聞いた事がある声が後ろから聞こえてくる。岬だ。岡村岬。彼女は昔から仲良く、幼馴染というよりかは腐れ縁と言った方が正しい。
「おはよう!!岬。いい景色だなーって思ってさ。」
「いつも見てる景色でしょ。」
と、笑われる。
確かにそうだ。いつもと同じ景色。
でも、何か今日はこの景色に引かれてしまう。
まるで実家を離れてどこかに引っ越す前のような。
ここで私は違和感を感じる。反C型の湾の向こう側にある山から小さいが赤黒い光の柱が見える。
「ねぇ、岬。あの湾の向こうの山に見える赤黒い光は何だろう。」
「ん?何も見えないけど...」
岬はきょとんとした顔で私を見つめる。
私はその後も何度も説明したが、やはり岬には見えてないようだった。
「あ、そうだ。用事があったんだった。悪いけど、今日学校休むから先生に休むって伝えといて。」
私はバレバレな嘘をつき、自転車にまたいで光の麓に向かう。
何で急にどうしたの?と、言う岬の声を背中にしどんどん離れていく。
坂を下り、学校の前を通過する。
学校の前を通過する異様な光景に歩いている生徒にジロジロと凝視される。
海沿いにある県道を逸れ、山道に入る。
とたんに、海の匂いがする心地よい風から夏のような熱気を纏った風に切り替わる。
私は苔が生えた石垣に自転車を立て掛け、光の根源であろう場所へと続く階段をかけ上る。
薄暗い階段を登っていると、いつ変わったか分からないが周りが赤みを帯びていた。
それにさっきから不特定多数の人に見られているような。
私は階段を登りきり、光の根源があるであろう場所にたどり着いた。
そこは古く廃っている神社で、もう誰も参拝していないだろうと簡単に予想がつく。
「ふぇ!」
私はすっとんきょうな声を漏らした。
そこには、赤黒い光の柱の様なものを発している浮いた石があったのだ。
私はこの石に吸い寄せられるように鳥居をくぐり、石に近づく。
操られているみたいに。
あの光は、さっきと比べて太く長くなっていた。
私は石のところまで行き、ちょんと石に触れる。
「何をしているんだ!!今すぐそこから離れて」
さっき歩いていた男性が叫んでいる。
優しい顔から放たれたとは思えない声。
でも、私の事を思って言ってくれていると言うことはひしひしと伝わってくる。
男性が叫んだと同時にドックンと頭の中に響いて、溜まっていた血液が急に血管を流れるように光の柱の下から上へと莫大なエネルギーが一気に移動しているのを感じる。
エネルギーが上がると、光の先端からは銃のように海へエネルギーが放たれた。
グラグラ グラグラ
地面が揺れ始め
プルルル、プルルルっと、
ポケットに入れていたスマホが小刻みに揺れる。
「緊急災害速報です。高知県沖の海で海底火山が噴火。高知住民は、引き続き注意をしてください。」
え、もしかして今のせい?
私は上をみあげる。
またエネルギーを発射させようと、先端部分に溜まっている。
やばい。何とかしないと。
私は焦っているが何が何だか分からず、何も出来ない。
ふいにポンっと、肩を叩かれ男性がふんわりと微笑む。
男性は、肩を叩くと石に向かって走りだし石を掴む。
すると、光は男性が石を掴んだ手とは反対の手に吸いとられて消えていった。
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