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第三章 男事不介入案件~闘え!男性保護特務警護官
第二十四話 開戦!作戦!MapsVSタクティクス
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――三日前。
海土路造船の本社は武蔵区の湾岸線沿いにある。造船会社らしく広大な敷地と港を持っており、施設は造船所二棟、それに隣接した十階建ての本社ビルだ。その本社ビルのワンフロアは、民間男性警護会社タクティクスの事務所として貸し出されている。
現在、事務所内の会議室では万里、花美、月美の他に三人のメンバーが集まり、ミーティングを行っている最中であった。
「それで、一回目の話し合い場所はここに決まったのですよ」
今回の会場である春日湊の料亭ホームページをノートパソコンに表示して、月美が説明をしている。
「ふむ。やはり男性特区から出るのは嫌ったんでござるのう。して妹者、五月雨氏以外の情報は取れたでござるか?」
「それがMaps個人データはセキュリティガードが固すぎて無理だったですよ。役に立たないデータしか抜けなかったのですよ」
そうぼやく月美が三枚の印刷物を机に出した。深夜子たちのMaps個人情報のようだが、穴あきだったり、黒塗りだったりと、一部の文字が読み取れる程度で、データとして得られるものは何も無い。万里がその紙を手に取ってながめている。
無論、すでに深夜子たちMaps個人データには五月の手が回っていた。強固なセキュリティが掛けてあり、仮にそのガードを抜けたとしても、先にあるのは使えないダミーデータと言う万全ぶりである。
「ふん。チームリーダーはもちろんAランクのお嬢様だろうからねぇ。あのオチビちゃんと目付き悪いお嬢さんは、まあBかCランクってところさね」
元Mapsの万里は通常のチーム構成を基準に、深夜子たちのランクを想像する。二人が揃いも揃ってSランクであるなど夢にも思っていない。
それもそのはず、Mapsに配属されて深夜子は二年、梅は三年だが、実績がほとんど無く(深夜子に至っては実績ゼロ)担当地域外での知名度は皆無に等しかった。何せ情報通の五月ですら、初めて彼女らのデータを見た時に自分の目を疑ったレベルである。
「で、万里氏? 今回の獲物も釣りだしをかける――で良いのでござるか?」
「そりゃあ、久々に楽しめそうな獲物だからねぇ。何より餌が無きゃねぇ~、こっちにゃ遊びにゃ来てくれないだろう?」
そう言って万里はニヤリと花美へ視線を送る。
これは、万里がタクティクスに雇われてから良く使っていた手段である。春日湊の様な男性特区では制限も多く、派手に動くことができない。かと言って、自分たちのホームである海土路造船近くに話し合い場所を指定したとろで、ノコノコやって来る相手もそうはいない。自分たちの都合の良い場所に誘い出す為に、不意討ちを仕掛けて相手から人質を取るのだ。
「ふむ。相手はたかが三人……ちっと気の毒な気もするでござるがのう」
「花美、あんまMapsを舐めない方がいいよぉ。お嬢様はAランクトップ。頭も切れるし、なかなか厄介だからねぇ~。スピード感も大事、話が長引きゃ増援もありえる訳だからさぁ。ま、オチビちゃんを餌に釣り出して、あたいがじっくり潰してやるよぉ」
役に立たない情報が記された紙をくしゃりと握り潰し、これからを想像して万里は嫌らしい笑みをこぼす。一方、会議室の壁に背もたれ、飄々として立っている花美とは対象的に、月美はやたらと鼻息が荒い。
「あ、の、チビ猫は絶対に、月美がぜーーったいに泣かしてやるのですよ!!」
「ははっ、そりゃあ好きにしな。あたいの獲物はお嬢様だけさぁ。あの目付きの悪いお嬢さんは花美がやるかい?」
「まあ、それで良いでござろう。あの女の身のこなしは中々の物でござったから……楽しみでござるよ!」
「ふん! あいつはタダの変態なのですよっ!」
それぞれが自分の獲物を主張した所で、万里が他の三人に目線を向け、梅の拉致計画を指示し始めた。
「よし。最初はお前らに任せるよぉ。腕の立つ連中を四、五人連れて行きなぁ! それとあの五月雨のお嬢様にゃあ気を付けるんだよ。まあ、美人さんのガードで動けやしないだろうけどねぇ。オチビちゃんを捕まえたら、いつもの場所に拉致っときなぁ。坊ちゃんも楽しみにしてたからねぇ~」
「「「うっす、了解しやした!!」」」
――時を同じくして、朝日家恒例のMapsリビングミーティングも進行していた。
「――と言うわけで相手は十中八九、深夜子さんか大和さんのどちらか一人に狙いを定めてきますわ」
「はっ、俺らが獲物ねぇ……んで、五月。お前こんなことまで予想してたのかよ?」
「いえ。あれは朝日様が目立つ要素を減らす為のお願いで、これは結果論ですわね」
健康診断当日。五月はSランクニ名と言う朝日のMapsチーム構成が余りにも目立つ要素と考え、会場では二人に極力目立たない様に依頼をかけていた。
「んー。確かにラッキー」
「ですわね。でも情けない話ですが、私では万里さんに対抗できませんの。今回はお二人に危険な役割を押しつけてしまい……申し訳ありませんわ……」
普通に考えれば、相手は三十人近い構成員、その内一人は元SランクMaps。流石寺姉妹も五月の調べでAランクMapsに匹敵する戦闘能力の持ち主であることが明白。そんな連中にたった一人で拉致された上、闘いを挑むなど正気の沙汰とは思え無い。
「無問題。あたし肉体労働派」
「そう言うこった。俺か深夜子をわざわざアジトまで案内してくれた上に正当防衛成立だろ。もうサービス満点じゃねーか? へへへっ」
ところが、当の本人たちはまるでピクニックに行くのと大差ない。と言わんばかりである。
確かに五月が本来は援護要請のつもりで、本部の矢地に事情説明して相談したところ『ああ、それは一向に構わん。深夜子でも梅でもお釣が来るさ。ただし(相手側に)死人は出すなよ。絶対にだぞ』と言う信じがたい回答が返ってきたのだ。
「ですわね……それでは是非ともお二人にお任せしますわ。朝日様の為にも、この一回で一網打尽にしてくださいませ!」
――そして場面は、今や激突寸前の料亭駐車場に戻る。梅は警備服に身を包んだ体格の良い女性四人に囲まれていた。その中でもリーダー格と思われる者が、余裕を含んだ口調で話しかけてくる。
「いよう、オチビちゃん。悪いんだけど、あたしたちといっしょに来てもらうぜ」
他の三人もニヤニヤしながら見下ろしている。梅としては不本意でしょうがないが、傍目には大人四人が子供を取り囲んでいる状況にしか見えないだろう。さらに、すぐ横に到着した白のワンボックスカーが、後部座席の扉を全開にしていた。
無論、梅がその気になればこの四人程度は瞬殺で返り討ち可能である。しかしここは、上手く相手に捕らえられなければならない場面だ。囲まれて、じりじりと追い詰められる(雰囲気を出して)梅は相手を睨みつけながら問い返す。
「お、おまえらあーこれはいったいーなんのつもりだあー」
棒読み!! どうやら演技は苦手な模様である。
続いては、深夜子が朝日の警護を優先せざるを得ないため。相手を牽制しつつも、梅を気遣いながら運転席へと急ぐ(設定の)場面だ。
「グッ、ルベディアンディナディヲスドゥ!? ディボ、アザァビィグンヲバボラベバ(くっ、梅ちゃんに何をする!? でも、朝日君を護らねば)」
論外!! 圧倒的論外!!
車のウィンドウからゴンッと音がする。大根どころですまない役者二人の醜態に、頭をぶつけて五月が悶絶していた。片や作戦の詳細を知らされていない朝日は、真っ青な顔をしてウィンドウ越しに梅を見ている。
「あつつ……みっ、深夜子さん! 朝日様の安全確保が最優先ですわっ、車を出して下さいませっ!」
「らじゃ」
五月の呼びかけを合図に、運転席に深夜子が乗り込み流れる様にエンジンを始動させた。そのまま一気にアクセルを踏み込み、急発進をかける。ホイールスピンによる白煙を撒き散らし、アスファルトとの摩擦音を響かせ猛スピードで駐車場を後にする。
――離れて行く車のウィンドウ越しに見えるのは、数人に腹を蹴られ、乱暴にワンボックスカーに詰め込まれている梅であった。
「うわあああああああっ! う、梅ちゃん? 梅ちゃんが……やだ、やだよ。 や、やめてよっ!! ねえ、五月さん! 深夜子さん! 梅ちゃんを、梅ちゃんを助けてよ。どうして? 車を止めて! 戻して! ねえ、はや――」
パニックになる朝日。まさかここまでの反応をすると思っていなかった五月は一瞬固まってしまう。だが、すぐに朝日を抱きしめて落ち着かせようとする。
「ちょっ、ちょっと朝日様! 大丈夫ですわっ! これは、作戦ですから、大丈夫なので落ち着いてくださいませ」
「そう。朝日君、わざとだよ」
「そんな、やだ。梅ちゃんが……殴られ……連れて……あ、ああっ、ひぐっ……ううっ、誰か……誰か助け――――ええっ?」
そこから約三十分。作戦を教えて貰えなかったことにヘソを曲げる朝日を宥める二人であった。
海土路造船の本社は武蔵区の湾岸線沿いにある。造船会社らしく広大な敷地と港を持っており、施設は造船所二棟、それに隣接した十階建ての本社ビルだ。その本社ビルのワンフロアは、民間男性警護会社タクティクスの事務所として貸し出されている。
現在、事務所内の会議室では万里、花美、月美の他に三人のメンバーが集まり、ミーティングを行っている最中であった。
「それで、一回目の話し合い場所はここに決まったのですよ」
今回の会場である春日湊の料亭ホームページをノートパソコンに表示して、月美が説明をしている。
「ふむ。やはり男性特区から出るのは嫌ったんでござるのう。して妹者、五月雨氏以外の情報は取れたでござるか?」
「それがMaps個人データはセキュリティガードが固すぎて無理だったですよ。役に立たないデータしか抜けなかったのですよ」
そうぼやく月美が三枚の印刷物を机に出した。深夜子たちのMaps個人情報のようだが、穴あきだったり、黒塗りだったりと、一部の文字が読み取れる程度で、データとして得られるものは何も無い。万里がその紙を手に取ってながめている。
無論、すでに深夜子たちMaps個人データには五月の手が回っていた。強固なセキュリティが掛けてあり、仮にそのガードを抜けたとしても、先にあるのは使えないダミーデータと言う万全ぶりである。
「ふん。チームリーダーはもちろんAランクのお嬢様だろうからねぇ。あのオチビちゃんと目付き悪いお嬢さんは、まあBかCランクってところさね」
元Mapsの万里は通常のチーム構成を基準に、深夜子たちのランクを想像する。二人が揃いも揃ってSランクであるなど夢にも思っていない。
それもそのはず、Mapsに配属されて深夜子は二年、梅は三年だが、実績がほとんど無く(深夜子に至っては実績ゼロ)担当地域外での知名度は皆無に等しかった。何せ情報通の五月ですら、初めて彼女らのデータを見た時に自分の目を疑ったレベルである。
「で、万里氏? 今回の獲物も釣りだしをかける――で良いのでござるか?」
「そりゃあ、久々に楽しめそうな獲物だからねぇ。何より餌が無きゃねぇ~、こっちにゃ遊びにゃ来てくれないだろう?」
そう言って万里はニヤリと花美へ視線を送る。
これは、万里がタクティクスに雇われてから良く使っていた手段である。春日湊の様な男性特区では制限も多く、派手に動くことができない。かと言って、自分たちのホームである海土路造船近くに話し合い場所を指定したとろで、ノコノコやって来る相手もそうはいない。自分たちの都合の良い場所に誘い出す為に、不意討ちを仕掛けて相手から人質を取るのだ。
「ふむ。相手はたかが三人……ちっと気の毒な気もするでござるがのう」
「花美、あんまMapsを舐めない方がいいよぉ。お嬢様はAランクトップ。頭も切れるし、なかなか厄介だからねぇ~。スピード感も大事、話が長引きゃ増援もありえる訳だからさぁ。ま、オチビちゃんを餌に釣り出して、あたいがじっくり潰してやるよぉ」
役に立たない情報が記された紙をくしゃりと握り潰し、これからを想像して万里は嫌らしい笑みをこぼす。一方、会議室の壁に背もたれ、飄々として立っている花美とは対象的に、月美はやたらと鼻息が荒い。
「あ、の、チビ猫は絶対に、月美がぜーーったいに泣かしてやるのですよ!!」
「ははっ、そりゃあ好きにしな。あたいの獲物はお嬢様だけさぁ。あの目付きの悪いお嬢さんは花美がやるかい?」
「まあ、それで良いでござろう。あの女の身のこなしは中々の物でござったから……楽しみでござるよ!」
「ふん! あいつはタダの変態なのですよっ!」
それぞれが自分の獲物を主張した所で、万里が他の三人に目線を向け、梅の拉致計画を指示し始めた。
「よし。最初はお前らに任せるよぉ。腕の立つ連中を四、五人連れて行きなぁ! それとあの五月雨のお嬢様にゃあ気を付けるんだよ。まあ、美人さんのガードで動けやしないだろうけどねぇ。オチビちゃんを捕まえたら、いつもの場所に拉致っときなぁ。坊ちゃんも楽しみにしてたからねぇ~」
「「「うっす、了解しやした!!」」」
――時を同じくして、朝日家恒例のMapsリビングミーティングも進行していた。
「――と言うわけで相手は十中八九、深夜子さんか大和さんのどちらか一人に狙いを定めてきますわ」
「はっ、俺らが獲物ねぇ……んで、五月。お前こんなことまで予想してたのかよ?」
「いえ。あれは朝日様が目立つ要素を減らす為のお願いで、これは結果論ですわね」
健康診断当日。五月はSランクニ名と言う朝日のMapsチーム構成が余りにも目立つ要素と考え、会場では二人に極力目立たない様に依頼をかけていた。
「んー。確かにラッキー」
「ですわね。でも情けない話ですが、私では万里さんに対抗できませんの。今回はお二人に危険な役割を押しつけてしまい……申し訳ありませんわ……」
普通に考えれば、相手は三十人近い構成員、その内一人は元SランクMaps。流石寺姉妹も五月の調べでAランクMapsに匹敵する戦闘能力の持ち主であることが明白。そんな連中にたった一人で拉致された上、闘いを挑むなど正気の沙汰とは思え無い。
「無問題。あたし肉体労働派」
「そう言うこった。俺か深夜子をわざわざアジトまで案内してくれた上に正当防衛成立だろ。もうサービス満点じゃねーか? へへへっ」
ところが、当の本人たちはまるでピクニックに行くのと大差ない。と言わんばかりである。
確かに五月が本来は援護要請のつもりで、本部の矢地に事情説明して相談したところ『ああ、それは一向に構わん。深夜子でも梅でもお釣が来るさ。ただし(相手側に)死人は出すなよ。絶対にだぞ』と言う信じがたい回答が返ってきたのだ。
「ですわね……それでは是非ともお二人にお任せしますわ。朝日様の為にも、この一回で一網打尽にしてくださいませ!」
――そして場面は、今や激突寸前の料亭駐車場に戻る。梅は警備服に身を包んだ体格の良い女性四人に囲まれていた。その中でもリーダー格と思われる者が、余裕を含んだ口調で話しかけてくる。
「いよう、オチビちゃん。悪いんだけど、あたしたちといっしょに来てもらうぜ」
他の三人もニヤニヤしながら見下ろしている。梅としては不本意でしょうがないが、傍目には大人四人が子供を取り囲んでいる状況にしか見えないだろう。さらに、すぐ横に到着した白のワンボックスカーが、後部座席の扉を全開にしていた。
無論、梅がその気になればこの四人程度は瞬殺で返り討ち可能である。しかしここは、上手く相手に捕らえられなければならない場面だ。囲まれて、じりじりと追い詰められる(雰囲気を出して)梅は相手を睨みつけながら問い返す。
「お、おまえらあーこれはいったいーなんのつもりだあー」
棒読み!! どうやら演技は苦手な模様である。
続いては、深夜子が朝日の警護を優先せざるを得ないため。相手を牽制しつつも、梅を気遣いながら運転席へと急ぐ(設定の)場面だ。
「グッ、ルベディアンディナディヲスドゥ!? ディボ、アザァビィグンヲバボラベバ(くっ、梅ちゃんに何をする!? でも、朝日君を護らねば)」
論外!! 圧倒的論外!!
車のウィンドウからゴンッと音がする。大根どころですまない役者二人の醜態に、頭をぶつけて五月が悶絶していた。片や作戦の詳細を知らされていない朝日は、真っ青な顔をしてウィンドウ越しに梅を見ている。
「あつつ……みっ、深夜子さん! 朝日様の安全確保が最優先ですわっ、車を出して下さいませっ!」
「らじゃ」
五月の呼びかけを合図に、運転席に深夜子が乗り込み流れる様にエンジンを始動させた。そのまま一気にアクセルを踏み込み、急発進をかける。ホイールスピンによる白煙を撒き散らし、アスファルトとの摩擦音を響かせ猛スピードで駐車場を後にする。
――離れて行く車のウィンドウ越しに見えるのは、数人に腹を蹴られ、乱暴にワンボックスカーに詰め込まれている梅であった。
「うわあああああああっ! う、梅ちゃん? 梅ちゃんが……やだ、やだよ。 や、やめてよっ!! ねえ、五月さん! 深夜子さん! 梅ちゃんを、梅ちゃんを助けてよ。どうして? 車を止めて! 戻して! ねえ、はや――」
パニックになる朝日。まさかここまでの反応をすると思っていなかった五月は一瞬固まってしまう。だが、すぐに朝日を抱きしめて落ち着かせようとする。
「ちょっ、ちょっと朝日様! 大丈夫ですわっ! これは、作戦ですから、大丈夫なので落ち着いてくださいませ」
「そう。朝日君、わざとだよ」
「そんな、やだ。梅ちゃんが……殴られ……連れて……あ、ああっ、ひぐっ……ううっ、誰か……誰か助け――――ええっ?」
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