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令嬢はくすぐられたい
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白亜の館の一室、香の焚かれた柔らかな空間に、綾乃のかすかな吐息が舞う。
「ここ……は、くすぐったいってば……ぁ……」
可憐な声が漏れたのは、礼司の人差し指が、彼女の下腹のあたりをそっとなぞったからだった。臍の下、骨盤の曲線へ沿うように描く円は、まるで彼女の感覚そのものを包み込むような優しさに満ちていた。
「ふふ……このあたりが弱いのですね、綾乃様。ふたりの執事に隠し事など、もう無理ですよ」
もうひとりの執事・遼真が、くすりと笑いながら反対側から綾乃のわき腹へ指先をすべり込ませる。その動きは律動的で、しかし意地悪なくらいに絶妙で、くすぐったさが花びらのように広がった。
「あぁっ……やぁ……!だめぇ……そこは……っ」
綾乃の声が揺れる。笑い声と喘ぎの境目で震えるような声色は、礼司の胸に愛おしさとして染み入った。
「“だめ”とは仰いますが……それは、“もっと”と同じ響きに聞こえてしまいますね」
礼司の囁きに、綾乃は目を潤ませて首を横に振る。しかし、その身はどこかで期待し、許している――いいえ、心から求めているのだった。
指先は、へそのすぐ下の敏感な皮膚をくすぐるように撫で、くすぐりではなく“感覚の問いかけ”のように変化していく。
「くすぐったい……でも、きもちいい……ぅ、あぁん……」
笑いとともに零れる喘ぎは、甘く艶やかで、羞恥の色と快感の色を混ぜ合わせた、彼女だけの音色。
遼真の手はわき腹から背中へと流れ、礼司の指先はその下腹を円を描くように優しく滑る。時折、くすぐりのような細やかな動きに戻るたび、綾乃の身体は跳ね、笑い声が弾けた。
「ひっ、ふふふっ、だめぇ……ほんとに……!」
「ならば、お言葉通り止めましょうか?」
「やっ……やだ……っ、つづけて……もっと……もっとくすぐって……」
小さくも決意のこもったその声に、ふたりの執事は顔を見合わせ、穏やかな笑みを浮かべた。
「喜んで、綾乃様」
愛とくすぐったさが交差する空間で、綾乃はすべてを預け、ただ幸福に笑い、甘く乱れながら、さらなる快楽の旅路へと誘われていくのだった――。
「ここ……は、くすぐったいってば……ぁ……」
可憐な声が漏れたのは、礼司の人差し指が、彼女の下腹のあたりをそっとなぞったからだった。臍の下、骨盤の曲線へ沿うように描く円は、まるで彼女の感覚そのものを包み込むような優しさに満ちていた。
「ふふ……このあたりが弱いのですね、綾乃様。ふたりの執事に隠し事など、もう無理ですよ」
もうひとりの執事・遼真が、くすりと笑いながら反対側から綾乃のわき腹へ指先をすべり込ませる。その動きは律動的で、しかし意地悪なくらいに絶妙で、くすぐったさが花びらのように広がった。
「あぁっ……やぁ……!だめぇ……そこは……っ」
綾乃の声が揺れる。笑い声と喘ぎの境目で震えるような声色は、礼司の胸に愛おしさとして染み入った。
「“だめ”とは仰いますが……それは、“もっと”と同じ響きに聞こえてしまいますね」
礼司の囁きに、綾乃は目を潤ませて首を横に振る。しかし、その身はどこかで期待し、許している――いいえ、心から求めているのだった。
指先は、へそのすぐ下の敏感な皮膚をくすぐるように撫で、くすぐりではなく“感覚の問いかけ”のように変化していく。
「くすぐったい……でも、きもちいい……ぅ、あぁん……」
笑いとともに零れる喘ぎは、甘く艶やかで、羞恥の色と快感の色を混ぜ合わせた、彼女だけの音色。
遼真の手はわき腹から背中へと流れ、礼司の指先はその下腹を円を描くように優しく滑る。時折、くすぐりのような細やかな動きに戻るたび、綾乃の身体は跳ね、笑い声が弾けた。
「ひっ、ふふふっ、だめぇ……ほんとに……!」
「ならば、お言葉通り止めましょうか?」
「やっ……やだ……っ、つづけて……もっと……もっとくすぐって……」
小さくも決意のこもったその声に、ふたりの執事は顔を見合わせ、穏やかな笑みを浮かべた。
「喜んで、綾乃様」
愛とくすぐったさが交差する空間で、綾乃はすべてを預け、ただ幸福に笑い、甘く乱れながら、さらなる快楽の旅路へと誘われていくのだった――。
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