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魔法研究の日々
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留守にしている間に、もちろん根城の畑は駄目になっていた。
森に出て辛うじてなっている果物を採取して朝食にする。
さてどうしようか。
魔具についてまだ読みきっていないが、同じ図書館へ行けばユーゲンにはちあう可能性がある。
あいつが私を探すかどうかはわからないが。
向かう予定だった街、デルアンファへ行くのも同様だろう。
ユーゲンが来るかもしれない。
そもそも向かう目的も無くなったわけだ。
魔具開発が盛んな王都へ行くか。
魔法研究に力を入れている南西地域へ行くか。
それともあえて逆方向の東側に行ってみるか。
王都はあのユーゲンから別れた街に近いからな。
ユーゲン回避を考えるとしばらく避けたい。
王都からは遠い西地域へ行こう、と地図を頭に思い浮かべ、南西の方角へ向かうことを決める。
何十年か経ったらまたあの街に戻ればいい。
そうして、また一人、図書館へ通い書物を読み解く日々。
転移しては書物を借りて戻り、根城の整備をしつつ魔法研究に更ける。
さまざまな土地の図書館を回ってみて気付いたが、地域によって豊富な書物の分野に偏りがある。
近頃は、中身を読まずとも、どのような分野が置いてあるのかとりあえず全ての書名を眺めるようにしているのだ。
作物分野が多い地域。
動植物の生態に関する分野が多い地域。
魔法に、王族の歴史に、手仕事など。
西地域が魔法研究が盛んだというのは書物の豊富さから理解できるが、より南に行くほうが魔法陣に関するものは増えるようだ。
思えば、"魔法陣は悪魔の技術"と忌避されていたあの時代に、師匠はどうやって魔法陣を学んだのだろう。
いまさらながらとても不思議である。
魔法研究にふけっている間に、ようやく魔王が倒されたようだ。
黄金に輝く小鳩が頭上を飛んでいく。
王城でめでたいことがあった際に飛ばされる祝砲だ。
国中、あらゆる空を飛びまわり、最終的には主要都市に降り立ち王の言葉を伝える。
王に仕える、直属の魔法使いだけが使えるものだ。
つまり結構な時が過ぎているということだな。
もうユーゲンを気にする必要もないだろう。
王都に近い地域も回るとするか。
祝杯のために、 数日もしたら王都一体で祝いの催しがあるはずだ。
王城に備えられていた食物が市民に配られ、各家の少ないながらの実りも足されて、料理や酒が振舞われる。
飲食店は宣伝にもなるし、料理自慢が腕を振るう絶好の機会でもある。
おいしいものにありつける数少ない場面だ。
王都北東地区の料理は独特の味付けに刺激があって気に入っている。
魔法陣の要素記号を書いて組み合わせをこねくり回していたノートを閉じて立ち上がる。
タイミングのいいことに、この間料理の保存期間が長引くような魔具を試作したばかりである。
多めに調達して魔具を試しに使ってみよう。
森に出て辛うじてなっている果物を採取して朝食にする。
さてどうしようか。
魔具についてまだ読みきっていないが、同じ図書館へ行けばユーゲンにはちあう可能性がある。
あいつが私を探すかどうかはわからないが。
向かう予定だった街、デルアンファへ行くのも同様だろう。
ユーゲンが来るかもしれない。
そもそも向かう目的も無くなったわけだ。
魔具開発が盛んな王都へ行くか。
魔法研究に力を入れている南西地域へ行くか。
それともあえて逆方向の東側に行ってみるか。
王都はあのユーゲンから別れた街に近いからな。
ユーゲン回避を考えるとしばらく避けたい。
王都からは遠い西地域へ行こう、と地図を頭に思い浮かべ、南西の方角へ向かうことを決める。
何十年か経ったらまたあの街に戻ればいい。
そうして、また一人、図書館へ通い書物を読み解く日々。
転移しては書物を借りて戻り、根城の整備をしつつ魔法研究に更ける。
さまざまな土地の図書館を回ってみて気付いたが、地域によって豊富な書物の分野に偏りがある。
近頃は、中身を読まずとも、どのような分野が置いてあるのかとりあえず全ての書名を眺めるようにしているのだ。
作物分野が多い地域。
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魔法に、王族の歴史に、手仕事など。
西地域が魔法研究が盛んだというのは書物の豊富さから理解できるが、より南に行くほうが魔法陣に関するものは増えるようだ。
思えば、"魔法陣は悪魔の技術"と忌避されていたあの時代に、師匠はどうやって魔法陣を学んだのだろう。
いまさらながらとても不思議である。
魔法研究にふけっている間に、ようやく魔王が倒されたようだ。
黄金に輝く小鳩が頭上を飛んでいく。
王城でめでたいことがあった際に飛ばされる祝砲だ。
国中、あらゆる空を飛びまわり、最終的には主要都市に降り立ち王の言葉を伝える。
王に仕える、直属の魔法使いだけが使えるものだ。
つまり結構な時が過ぎているということだな。
もうユーゲンを気にする必要もないだろう。
王都に近い地域も回るとするか。
祝杯のために、 数日もしたら王都一体で祝いの催しがあるはずだ。
王城に備えられていた食物が市民に配られ、各家の少ないながらの実りも足されて、料理や酒が振舞われる。
飲食店は宣伝にもなるし、料理自慢が腕を振るう絶好の機会でもある。
おいしいものにありつける数少ない場面だ。
王都北東地区の料理は独特の味付けに刺激があって気に入っている。
魔法陣の要素記号を書いて組み合わせをこねくり回していたノートを閉じて立ち上がる。
タイミングのいいことに、この間料理の保存期間が長引くような魔具を試作したばかりである。
多めに調達して魔具を試しに使ってみよう。
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(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
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