151 / 274
152 カルルドの秘密基地
しおりを挟む
ランカイド・スートレラ子爵がフォンブランデイル公爵家を訪れたとき、カルルドとファロー・ミースについてのドリアンの対応は既に決まっていた。
てっきりミースの相談をしに来たのだとドリアンは思っていたが。
「土木士を借りたい?」
「はい、公爵邸と同じように、本宅と別邸を地下通路で繋げられないかと」
「それは蜂と関係が?」
「はい、このところかなり増えてきまして、教師が学院内に研究飼育施設を作ってはとカルルドに提案したそうですが、事業化し始めたところで蜂を持ち出されては困りますもので。別邸に蜂を移し、そこを蜂の飼育場にするつもりです」
「ファロー・ミースか?」
ランカイドは意外そうにドリアンを見た。
「ワーキュロイから聞いて、調べさせてある」
調べてもミースがその目論見をはっきり口にしたという確証はない。
しかし、カルルドを自分の手の内に入れるつもりなのは間違いない。
本人がカルルドに言ったように、トロンビーの研究成果がまとまった時、本当にカルルドとの共同研究として発表するかも現時点ではわからない。研究以外に企みがあるのかもまだわからないまま。
「こちらに引き込むかとも思ったのだが、不明なことも多い。暫くは一線を画して見守ることにした」
「ご心配をおかけします」
「いや、我らは一蓮托生なのだから、むしろこういう相談で遠慮などされては困るぞ。ミースの狙いがわかったらまた対応を考えよう」
土木士はすぐスートレラ子爵家に手配され、手入れされていなかった別邸の庭は一気に耕された上、こどもたち待望の地下通路も作られた。
トロンビーの巣を移動させると相談を受けたミルケラが、公爵家と同じように別邸の庭を覗かれないよう背の高い木を外周に植えて。
庭師が足りないと聞いて借り出されたタンジェントとアイルム、スートレラ家の庭師ジョルスたちで新たな花を植えていく。
今咲いている花を運んで植えるだけではない。
公爵家からラバンやミンツなどの粒を持ち込み、スライム小屋を建てて、公爵家以外で初めて畑を作ることにした。
ミルケラが庭全体に半透明の高い屋根をかけ、壁を取り付けて巨大なスライム小屋を建てた。季節の変化にも対応できるように、その中に小ぶりな小屋もいくつか建てる。
水やりの手間が大変かと迷ったが、庭師の一人サジーが水魔法を使えると聞いて踏み切った。
「通常の美しい庭を作るのではありません。季節ごとに花を枯らさないことが目標です」
タンジェントがスライムの屋根の下をいくつかのエリアに分けてから、今後の予定を説明する。
「おふたりも神殿契約を済ませていると聞いています」
ジョルスたちが頷くのを確認すると、本題に入った。
「フォンブランデイル公爵家の秘密の育て方を伝授します。準備が整ったらいずれは公開されるでしょうけれど、今は公爵家の我らしか知らないことなので、時が来るまでは口外無用。まあ神殿契約で守られますから心配はいりませんが。そして、この別邸には決められた者以外は決して入れないように。スートレラ子爵家には鍵魔法が使える人はいらっしゃいますか?」
「さあ鍵魔法はどうだろう?」
ふたりの庭師は揃って首を傾げる。
「ではランカイド様にうかがってみます」
タンジェントが先を続ける。
「今回は山などからとってきた物を植えますが」
肩に下げていた鞄から何かを取り出すと、開いた手のひらに小さな粒がこんもりと乗っている。
「それはなんです?」
ジョルスが顔を近づけ、見つめて。
「これは花のもとですよ」
「花の、もと?」
「そう、土を耕して、この粒を植えると花に育つんです」
「・・・・・・?」
ジョルスとサジーには理解できなかった。
「これを土に埋めて育てれば花が咲くんです。山に花を探しに行かなくても、咲いた花からこうして粒を集めておけば、次の年にまた蒔けばそれでいいんです。といってもなかなか理解できませんよね。私たちもそうでした。でも大丈夫。粒を埋めて少し待てば葉が出てくるから、それを見ればわかりますよ」
まだぽかんとしているスートレラ家の庭師たちに、乾燥スライムの屋根について説明を続ける。
「濁りガラスは見たことありますか?」
「はい、うちにもつけています!」
サジーが少しドヤって答えた。
「ではおわかりだと思いますが、日の光は通します。でも雨が当たらなくなるので、水魔法の管理が必要になります。この屋根や壁が設置された理由は、今説明するのが難しいので季節が変わるときに効果を発揮すると覚えておいてください」
壁と魔石を取り付ければ温室になったり涼しくしたりもできると話すと、目を白黒させたジョルスとサジーに、タンジェントはいずれまたと話を終わらせた。
「少なくとも三年、私たちふたりが交代で手伝いに来ます。季節ごとに育てるものなどの手配も支援しますので安心してください」
タンジェントたちが持ち込んだ花を何列も並べて移植し、小さな小屋の中には粒も蒔いた。
「こんな一列に並べて植えるんですか?」
美しく飾るような植え方とはまったく違うので、納得がいかないらしい。
「ええ、言いたいことわかりますよ、でもこの方が効率的なんです」
腑に落ちない植え方だとは、タンジェントも経験済みだ。おおいに共感してから割り切らせる。
「私が暫くこちらに逗留して、水の管理を教えます」
アイルムは別邸の小さな屋敷にこのまま泊まりこみ、粒から葉が出てくるまで水の管理と世話を教える予定だ。
別邸の屋敷は壊してしまおうとランカイドが言ったのだが、カルルドがここをトロンビーの研究室に使いたいと頼み、先代が住んでいた屋敷を手直しして資料室や寝室、小さな厨房と、庭師たちが住み込める部屋を用意した。
とはいえ、ジョルスたちはそれぞれ近くに家があるので、当分アイルムやミルケラが手伝いに来たときに使うようになる。
「すごい!こんなになっちゃった」
エーメとカルルドが地下通路を抜けてやって来ると、あちこち探検し始めた。
「カルルドくん」
公爵家の三人が手を振っている。
「どうだい?」
ミルケラが建てたスライム小屋を指して訊ねると、カルルドは満面の笑みで叫んだ。
「すっごいです!」
「なあ、あの小屋なんだ?向こうが透けて見える!」
庭のほとんどを占めた大きな小屋に、不審そうにエーメが言う。
「えっ?そうかな。ミルケラさんが作ってくれたんだし、これでいいんだと思うよ」
公爵家離れの畑やスライム小屋を見慣れているカルルドはまったく疑わないが、エーメが初めて見る乾燥スライム小屋に違和感しか感じないのはしかたのないことだ。
「あ、家も見たい!」
カルルドがエーメを引っ張って、ふたりで屋敷へと駆け込んでいく。
ランカイドが取り壊すと言ったとき、すぐにカルルドは残してくれるように頼んだが、家のコンディションがどの程度かは知らなかった。
ただ。
シエルドが錬金術の研究室を屋敷内につくってもらって、そこでいろいろ研究や素材鑑定、勉強などしていると聞かされていたのが羨ましくてならなかったのだ。
ドレイファスの畑やシエルドの研究室みたいな、自分の研究室が欲しかったので、あまり我儘を言ったことがないカルルドが父に強請り倒した。
ランカイドはドリアンと相談し、土木士に建物を作り直させた。地下通路と建物を繋げるためにそのほうがやりやすかったということもあるが、物置として放置していたために劣化が激しかったから。
そんな経緯もあり、カルルドの期待を超える屋敷が準備されていて、扉を開けた兄弟は歓声を上げた。
「すごい!全部新しいじゃないか」
エーメが羨ましそうに、そして少し恨めしそうに言う。
「ほんとだ、すごいなあ!」
一部屋づつ扉を開けて、中を確認していく。
「ここ客間だ」
アイルムたちの荷物が扉の前に放置されていたので、ここは触らずに通り過ぎる。
小さな居間と食堂、繋がる厨房や、執務室のような大きな机とたくさんの棚が設えられた研究室、そしてカルルドが泊まり込みできる寝室。
「本当に秘密基地だな、これ。いいなカルディだけ」
もうエーメは恨めしさを隠さない。
「兄上にはあっちのおうちがありますよ」
深く考えずにカルルドが答えた。
そう、嫡男エーメは今の本宅をいずれ継ぐことになる。本来ならカルルドは家を出て、王城で文官などになり領地のない男爵あたりを目指すか、または貴族の一人娘に婿にでも行くのが順当だが、ランカイドはこの別邸をカルルドの仕事場として将来も使えるよう準備していた。
カルルドのはちみつ事業をスートレラ家の継続的収入にするには、外に出られては困るから。
いずれスートレラ子爵となるエーメの為でもあると説明を受けていたが、実際に目にすると羨ましくてたまらない。
「ほんといいな、カルディ」
はしゃぐカルルドには、エーメの声は聞こえなかった。
「カルルドくん!」
荷物を取りにタンジェントが廊下を歩いてきた。
「ミルケラには会った?」
「タンジェントさん!はい、会いました」
「ミルは何か気をつけることとか話したかな?」
「気をつけることですか?いいえ特には」
タンジェントの視線がエーメに移るのを察し、カルルドが紹介する。
「兄のエーメです、公爵家の庭師のタンジェントさん」
「はじめまして、タンジェント・モイヤーです」
「エーメ・スートレラです」
別邸で増えていくトロンビーを飼い続けるには、畑が必須となる。トロンビーの飼育をいつまで続けるかわからずとも、いずれ子爵家を継ぐエーメにも注意事項を知ってもらったほうがいいと、タンジェントは切り出した。
「ちょっといいかな、話しても」
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
予約投稿を忘れておりました(汗)
遅れましてすみません。
てっきりミースの相談をしに来たのだとドリアンは思っていたが。
「土木士を借りたい?」
「はい、公爵邸と同じように、本宅と別邸を地下通路で繋げられないかと」
「それは蜂と関係が?」
「はい、このところかなり増えてきまして、教師が学院内に研究飼育施設を作ってはとカルルドに提案したそうですが、事業化し始めたところで蜂を持ち出されては困りますもので。別邸に蜂を移し、そこを蜂の飼育場にするつもりです」
「ファロー・ミースか?」
ランカイドは意外そうにドリアンを見た。
「ワーキュロイから聞いて、調べさせてある」
調べてもミースがその目論見をはっきり口にしたという確証はない。
しかし、カルルドを自分の手の内に入れるつもりなのは間違いない。
本人がカルルドに言ったように、トロンビーの研究成果がまとまった時、本当にカルルドとの共同研究として発表するかも現時点ではわからない。研究以外に企みがあるのかもまだわからないまま。
「こちらに引き込むかとも思ったのだが、不明なことも多い。暫くは一線を画して見守ることにした」
「ご心配をおかけします」
「いや、我らは一蓮托生なのだから、むしろこういう相談で遠慮などされては困るぞ。ミースの狙いがわかったらまた対応を考えよう」
土木士はすぐスートレラ子爵家に手配され、手入れされていなかった別邸の庭は一気に耕された上、こどもたち待望の地下通路も作られた。
トロンビーの巣を移動させると相談を受けたミルケラが、公爵家と同じように別邸の庭を覗かれないよう背の高い木を外周に植えて。
庭師が足りないと聞いて借り出されたタンジェントとアイルム、スートレラ家の庭師ジョルスたちで新たな花を植えていく。
今咲いている花を運んで植えるだけではない。
公爵家からラバンやミンツなどの粒を持ち込み、スライム小屋を建てて、公爵家以外で初めて畑を作ることにした。
ミルケラが庭全体に半透明の高い屋根をかけ、壁を取り付けて巨大なスライム小屋を建てた。季節の変化にも対応できるように、その中に小ぶりな小屋もいくつか建てる。
水やりの手間が大変かと迷ったが、庭師の一人サジーが水魔法を使えると聞いて踏み切った。
「通常の美しい庭を作るのではありません。季節ごとに花を枯らさないことが目標です」
タンジェントがスライムの屋根の下をいくつかのエリアに分けてから、今後の予定を説明する。
「おふたりも神殿契約を済ませていると聞いています」
ジョルスたちが頷くのを確認すると、本題に入った。
「フォンブランデイル公爵家の秘密の育て方を伝授します。準備が整ったらいずれは公開されるでしょうけれど、今は公爵家の我らしか知らないことなので、時が来るまでは口外無用。まあ神殿契約で守られますから心配はいりませんが。そして、この別邸には決められた者以外は決して入れないように。スートレラ子爵家には鍵魔法が使える人はいらっしゃいますか?」
「さあ鍵魔法はどうだろう?」
ふたりの庭師は揃って首を傾げる。
「ではランカイド様にうかがってみます」
タンジェントが先を続ける。
「今回は山などからとってきた物を植えますが」
肩に下げていた鞄から何かを取り出すと、開いた手のひらに小さな粒がこんもりと乗っている。
「それはなんです?」
ジョルスが顔を近づけ、見つめて。
「これは花のもとですよ」
「花の、もと?」
「そう、土を耕して、この粒を植えると花に育つんです」
「・・・・・・?」
ジョルスとサジーには理解できなかった。
「これを土に埋めて育てれば花が咲くんです。山に花を探しに行かなくても、咲いた花からこうして粒を集めておけば、次の年にまた蒔けばそれでいいんです。といってもなかなか理解できませんよね。私たちもそうでした。でも大丈夫。粒を埋めて少し待てば葉が出てくるから、それを見ればわかりますよ」
まだぽかんとしているスートレラ家の庭師たちに、乾燥スライムの屋根について説明を続ける。
「濁りガラスは見たことありますか?」
「はい、うちにもつけています!」
サジーが少しドヤって答えた。
「ではおわかりだと思いますが、日の光は通します。でも雨が当たらなくなるので、水魔法の管理が必要になります。この屋根や壁が設置された理由は、今説明するのが難しいので季節が変わるときに効果を発揮すると覚えておいてください」
壁と魔石を取り付ければ温室になったり涼しくしたりもできると話すと、目を白黒させたジョルスとサジーに、タンジェントはいずれまたと話を終わらせた。
「少なくとも三年、私たちふたりが交代で手伝いに来ます。季節ごとに育てるものなどの手配も支援しますので安心してください」
タンジェントたちが持ち込んだ花を何列も並べて移植し、小さな小屋の中には粒も蒔いた。
「こんな一列に並べて植えるんですか?」
美しく飾るような植え方とはまったく違うので、納得がいかないらしい。
「ええ、言いたいことわかりますよ、でもこの方が効率的なんです」
腑に落ちない植え方だとは、タンジェントも経験済みだ。おおいに共感してから割り切らせる。
「私が暫くこちらに逗留して、水の管理を教えます」
アイルムは別邸の小さな屋敷にこのまま泊まりこみ、粒から葉が出てくるまで水の管理と世話を教える予定だ。
別邸の屋敷は壊してしまおうとランカイドが言ったのだが、カルルドがここをトロンビーの研究室に使いたいと頼み、先代が住んでいた屋敷を手直しして資料室や寝室、小さな厨房と、庭師たちが住み込める部屋を用意した。
とはいえ、ジョルスたちはそれぞれ近くに家があるので、当分アイルムやミルケラが手伝いに来たときに使うようになる。
「すごい!こんなになっちゃった」
エーメとカルルドが地下通路を抜けてやって来ると、あちこち探検し始めた。
「カルルドくん」
公爵家の三人が手を振っている。
「どうだい?」
ミルケラが建てたスライム小屋を指して訊ねると、カルルドは満面の笑みで叫んだ。
「すっごいです!」
「なあ、あの小屋なんだ?向こうが透けて見える!」
庭のほとんどを占めた大きな小屋に、不審そうにエーメが言う。
「えっ?そうかな。ミルケラさんが作ってくれたんだし、これでいいんだと思うよ」
公爵家離れの畑やスライム小屋を見慣れているカルルドはまったく疑わないが、エーメが初めて見る乾燥スライム小屋に違和感しか感じないのはしかたのないことだ。
「あ、家も見たい!」
カルルドがエーメを引っ張って、ふたりで屋敷へと駆け込んでいく。
ランカイドが取り壊すと言ったとき、すぐにカルルドは残してくれるように頼んだが、家のコンディションがどの程度かは知らなかった。
ただ。
シエルドが錬金術の研究室を屋敷内につくってもらって、そこでいろいろ研究や素材鑑定、勉強などしていると聞かされていたのが羨ましくてならなかったのだ。
ドレイファスの畑やシエルドの研究室みたいな、自分の研究室が欲しかったので、あまり我儘を言ったことがないカルルドが父に強請り倒した。
ランカイドはドリアンと相談し、土木士に建物を作り直させた。地下通路と建物を繋げるためにそのほうがやりやすかったということもあるが、物置として放置していたために劣化が激しかったから。
そんな経緯もあり、カルルドの期待を超える屋敷が準備されていて、扉を開けた兄弟は歓声を上げた。
「すごい!全部新しいじゃないか」
エーメが羨ましそうに、そして少し恨めしそうに言う。
「ほんとだ、すごいなあ!」
一部屋づつ扉を開けて、中を確認していく。
「ここ客間だ」
アイルムたちの荷物が扉の前に放置されていたので、ここは触らずに通り過ぎる。
小さな居間と食堂、繋がる厨房や、執務室のような大きな机とたくさんの棚が設えられた研究室、そしてカルルドが泊まり込みできる寝室。
「本当に秘密基地だな、これ。いいなカルディだけ」
もうエーメは恨めしさを隠さない。
「兄上にはあっちのおうちがありますよ」
深く考えずにカルルドが答えた。
そう、嫡男エーメは今の本宅をいずれ継ぐことになる。本来ならカルルドは家を出て、王城で文官などになり領地のない男爵あたりを目指すか、または貴族の一人娘に婿にでも行くのが順当だが、ランカイドはこの別邸をカルルドの仕事場として将来も使えるよう準備していた。
カルルドのはちみつ事業をスートレラ家の継続的収入にするには、外に出られては困るから。
いずれスートレラ子爵となるエーメの為でもあると説明を受けていたが、実際に目にすると羨ましくてたまらない。
「ほんといいな、カルディ」
はしゃぐカルルドには、エーメの声は聞こえなかった。
「カルルドくん!」
荷物を取りにタンジェントが廊下を歩いてきた。
「ミルケラには会った?」
「タンジェントさん!はい、会いました」
「ミルは何か気をつけることとか話したかな?」
「気をつけることですか?いいえ特には」
タンジェントの視線がエーメに移るのを察し、カルルドが紹介する。
「兄のエーメです、公爵家の庭師のタンジェントさん」
「はじめまして、タンジェント・モイヤーです」
「エーメ・スートレラです」
別邸で増えていくトロンビーを飼い続けるには、畑が必須となる。トロンビーの飼育をいつまで続けるかわからずとも、いずれ子爵家を継ぐエーメにも注意事項を知ってもらったほうがいいと、タンジェントは切り出した。
「ちょっといいかな、話しても」
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
予約投稿を忘れておりました(汗)
遅れましてすみません。
70
あなたにおすすめの小説
男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる
暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。
授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
追放されたので田舎でスローライフするはずが、いつの間にか最強領主になっていた件
言諮 アイ
ファンタジー
「お前のような無能はいらない!」
──そう言われ、レオンは王都から盛大に追放された。
だが彼は思った。
「やった!最高のスローライフの始まりだ!!」
そして辺境の村に移住し、畑を耕し、温泉を掘り当て、牧場を開き、ついでに商売を始めたら……
気づけば村が巨大都市になっていた。
農業改革を進めたら周囲の貴族が土下座し、交易を始めたら王国経済をぶっ壊し、温泉を作ったら各国の王族が観光に押し寄せる。
「俺はただ、のんびり暮らしたいだけなんだが……?」
一方、レオンを追放した王国は、バカ王のせいで経済崩壊&敵国に占領寸前!
慌てて「レオン様、助けてください!!」と泣きついてくるが……
「ん? ちょっと待て。俺に無能って言ったの、どこのどいつだっけ?」
もはや世界最強の領主となったレオンは、
「好き勝手やった報い? しらんな」と華麗にスルーし、
今日ものんびり温泉につかるのだった。
ついでに「真の愛」まで手に入れて、レオンの楽園ライフは続く──!
【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!
●やきいもほくほく●
恋愛
──目が覚めると海の上だった!?
「メイジー・ド・シールカイズ、あなたを国外に追放するわ!」
長年、虐げられてきた『役立たず王女』メイジーは異母姉妹であるジャシンスに嵌められて島流しにされている最中に前世の記憶を取り戻す。
前世でも家族に裏切られて死んだメイジーは諦めて死のうとするものの、最後まで足掻こうと決意する。
奮起したメイジーはなりふり構わず生き残るために行動をする。
そして……メイジーが辿り着いた島にいたのは島民に神様と祀られるガブリエーレだった。
この出会いがメイジーの運命を大きく変える!?
言葉が通じないため食われそうになり、生け贄にされそうになり、海に流されそうになり、死にかけながらもサバイバル生活を開始する。
ガブリエーレの世話をしつつ、メイジーは〝あるもの〟を見つけて成り上がりを決意。
ガブリエーレに振り回されつつ、彼の〝本来の姿〟を知ったメイジーは──。
これは気弱で争いに負けた王女が逞しく島で生き抜き、神様と運を味方につけて無双する爽快ストーリー!
異世界で神の元カノのゴミ屋敷を片付けたら世界の秘密が出てきました
小豆缶
ファンタジー
父の遺したゴミ屋敷を片付けていたはずが、気づけば異世界に転移していた私・飛鳥。
しかも、神の元カノと顔がそっくりという理由で、いきなり死刑寸前!?
助けてくれた太陽神ソラリクスから頼まれた仕事は、
「500年前に別れた元恋人のゴミ屋敷を片付けてほしい」というとんでもない依頼だった。
幽霊になった元神、罠だらけの屋敷、歪んだ世界のシステム。
ポンコツだけど諦めの悪い主人公が、ゴミ屋敷を片付けながら異世界の謎を暴いていく!
ほのぼのお仕事×異世界コメディ×世界の秘密解明ファンタジー
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる