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第7話 魔装ロボット研究部
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「本当に西園さんの魔法を生身で受けたの?」
「俺にはそう見えましたよ? ヤバいっすよね」
「そうね……本当に無傷だわ……」
スミレとの訓練でセイフクが焼けて無くなったので、新しいセイフクを身につけるついでにホケンシツとやらに訪れていた。
今話しているのはホケンシツのセンセイであるミカと、案内役で連れてきてくれたソウタロウだ。
「そんなにおかしいのか?」
「西園さんは一年生の中では5本の指に入るほどの実力者よ? 二年生でも叶わない人がいる程のね。生身で西園さんの魔法を受けて無事な人は……この学園にはいないわよ? というか人間?」
「そうっすよね。菫さんの雷魔法はガチでしたよ? あれを受けたリエン君はマジ化け物っすわ」
俺の魔法耐性からしたら当たり前だが、確かに俺の世界の人間でも生身で受ければ無傷とはいかないだろう。
そう考えればおかしい話ではあるな。
「まぁそういうものだと思ってくれ。魔法には耐性があるんだ」
「気になりますね……少し調べさせて貰ってもいい?」
「ダメっすよ先生、セクハラになりますよ」
「ん、もう! 少しくらい生徒を研究してもいいじゃない!! なんでこの学校は融通効かないの!?」
俺の体を調べたいのだろうか? 俺は別に構わないがな。だがガッコウでそれが許可されていないのだろう。ミカは残念そうにしていた。
「リエン君はこの制服に着替えちゃってくれ」
ソウタロウからセイフクを受け取り、セイフクに着替える。
別に俺は調べられても構わないがな。減るものじゃないし。
着替えを終えた俺は、ソウタロウと共にホケンシツを後にする。
「じゃあね、リエン君。また怪我したら保健室に来てねぇ! あ、怪我をしなくても来ていいからねぇ!!」
「あぁ、ミカ。世話になったな」
ホケンシツを出て歩き出すと、ソウタロウが会話を振ってきた。
「紫郎先生には帰りのホームルームは先にやってるから終わったら帰ってもいいって言われてたけどどうする? 荷物とかあれば取りに戻る?」
シロウ? あ、センセイのことか。あいつはシロウと言うのだな。ホームルームはなんだ? よくわからないが帰ってもいいのか。手持ちの荷物は特にないし。
「荷物はないな。今日は終わりか?」
「そうだな。それじゃもしよかったらなんだけど……うちの部活に来ないか?」
「ブカツ? なんだそれは?」
「あぁリエン君は帰国子女だっけ。海外だとなんて言うんだ? 授業とは別に生徒が興味あることを学ぶ場って言えばいいのか?」
ほう。興味があることを学ぶ場か。
この世界は俺の知らないことで溢れているからな。もしその一端に触れられるならばそれも面白いだろう。
帰るといってもやることはないし、ベアルの発動した魔道具に魔力を込めればベアルが迎えに来るので少しくらい遅くなっても問題は無いだろう。
「いいだろう。それと、俺の名前はリエンクンではない。リエンだ。スミレもそうだがこの世界ではクンを名前に付ける文化でもあるのか?」
「あぁごめん、確かに同級生だし君はいらないよな。改めてよろしくなリエン。日本で君ってつけるのは敬称なんだよ。あまり親しく無い人に敬称ってつけたりしないか?」
「よくわからんな」
「そっか。まぁ敬称なんてつけない方が距離がグッと縮まっていいと思うけどな」
クンを付けないと距離が縮まるのか? それは少し恐ろしい話ではあるが、まぁ近付かれても対処出来るから問題ないだろう。
「それじゃリエン、俺の部活に招待するよ」
「ちなみに何をするんだ?」
どんな面白いものを見せてくれるんだろうか。期待してしまうな。
「俺が入っている部活はな、"魔装ロボット研究部"だ」
なんだと? ロボット?
**************
「宗太郎殿!! 遅かったでないか!!」
「すまんな軍曹、今日は新入り候補を連れてきたぞ!!」
「むむっ!! ついにパイロット候補が見つかったでござるか!?」
ソウタロウに連れられてやってきたのは、ガッコウの裏にある古びた建物だった。
「リエン、うちの部活の部長、郡道 創士だ。略して軍曹な」
「リエン殿と申すのか!! 我は軍曹である! よろしく頼もう!!」
「よろしくグンソウ。リエンだ。殿は付けなくていいぞ」
「これは軍曹の口癖なんだ。許してやってくれ」
「そうか」
部屋の中には見たこともない奇妙なものが散らばっていた。これは……鉄で出来た装置か? 魔道具にも鉄を用いたりするが、この部屋にある物からは魔力は感じられないな。
「それで、ここでは何をしているんだ?」
「む、宗太郎殿は説明せずに連れてきたのか?」
「いや、リエンって帰国子女だから常識に疎くてさ。口で説明するより実際に見て貰った方がいいかと思って」
「そういうことであるか。では簡単に我が説明しよう!! リエン殿はロボットは存じているか?」
「いや、知らんな」
「なるほど……無理であるな宗太郎殿!!」
「だろう?」
どうやら俺が知らないことを教えてくれるみたいだ。
「だが興味はある」
「そうであるかそうであるか!! 今はそれだけで充分である!! では実際に見て貰うのである!!」
そう言ってグンソウは何かの装置を作動させた。すると、部屋の奥にある扉が開かれた。
「こちらである!! 我々の傑作品だ!!」
招かれた部屋の方へと足を運ぶ。
そこにあったのは、鉄の鎧だった。だが、魔道具であることはわかる。
魔力自体が込められている訳ではないが、所々で使われている魔獣の素材から魔力を感じる。
「これは、鎧型の魔道具か?」
「まぁそんなところだな。魔力があれば動かせる戦闘用の兵器さ!」
「我々の構想、巨大魔装ロボの第一歩である『魔装一式』である!!」
鎧型の魔道具は見たことがある。主な効果としては魔法障壁や物理障壁などだな。
「それで、この鎧は一体どんな効果があるんだ?」
「今のところあるのは、戦闘補助AI、飛行ユニット、武器ユニットだな! 武器ユニットは魔弾と魔力ブレードってのを用意してある」
ふむ。何もわからん。ホジョエーアイ? 飛行と言ってたが、まさか飛ぶのか?? 飛行魔法の術式が施されているようには感じないが。魔弾は魔力の弾だろうが、魔力ブレードも聞いたことがない。
まぁいい。
「なるほど。実際に見てみたいな」
「もちろん! と言いたいところであるが、実は動かないのだ……」
「何故?」
「いやぁ、やりたいことを詰め込みすぎたら、必要な魔力が想定を大幅に上回ってな。動かせる人がいねぇってわけだ。そこで見つけたのがリエンだ! 西園さんの魔法を無傷で受け切ったってことは、魔力量も相当なものなんだろ?」
いい勘をしているな。
この世界に来てからは自身の魔力は隠すようにしていた。今俺の中にある魔力をそのまま垂れ流しにしたらこの世界の魔力と合わさって悪影響を及ぼしてしまうからな。
「ということでまずはリエンの魔力量を図らせて貰って、リエンが動かせるくらいに調整していこうかと思ってたんだ。だから協力してくれれば、見ることが出来るぜ!!」
「そうか。面白いものが見れるならそれくらいは協力しよう」
「本当であるか!! かたじけないである!! それでは早速計るである!!」
そう言ってグンソウは小型の鉄の装置をこちらに向ける。
『ピー 測定エラー 測定値ノ上限ヲ超エテオリマス』
「あれ? どうしたであるか?? まだ壊れてはないはずであるが……」
「どうしたんだ軍曹、故障か?」
「そんなことは……宗太郎殿で一旦試すである」
『ピピッ 測定完了 推定魔力値ハ350』
「問題ないであるな……」
「上限がどうのって言ってなかったか? リエンの魔力値がその装置の想定より多いだけじゃないのか?」
「それはおかしいのである!! この装置は1万までは測れるである! 1万は軍の人間でも一握りの天才しか到達できないレベルの魔力値である!! それよりリエン殿の魔力が多いってことは……ない……であるか?」
「なんで疑問系なんだよ……なぁリエン。リエンってまさか……やばい奴?」
ヤバイ奴がよくわからんが、魔力値がどうのと言ってるということは俺の魔力値がどれくらいかの話をしているのだろう。であれば——
「よくわからんが、ヤバイとは思うぞ。この世界で一番ヤバイ自信はある」
「俺にはそう見えましたよ? ヤバいっすよね」
「そうね……本当に無傷だわ……」
スミレとの訓練でセイフクが焼けて無くなったので、新しいセイフクを身につけるついでにホケンシツとやらに訪れていた。
今話しているのはホケンシツのセンセイであるミカと、案内役で連れてきてくれたソウタロウだ。
「そんなにおかしいのか?」
「西園さんは一年生の中では5本の指に入るほどの実力者よ? 二年生でも叶わない人がいる程のね。生身で西園さんの魔法を受けて無事な人は……この学園にはいないわよ? というか人間?」
「そうっすよね。菫さんの雷魔法はガチでしたよ? あれを受けたリエン君はマジ化け物っすわ」
俺の魔法耐性からしたら当たり前だが、確かに俺の世界の人間でも生身で受ければ無傷とはいかないだろう。
そう考えればおかしい話ではあるな。
「まぁそういうものだと思ってくれ。魔法には耐性があるんだ」
「気になりますね……少し調べさせて貰ってもいい?」
「ダメっすよ先生、セクハラになりますよ」
「ん、もう! 少しくらい生徒を研究してもいいじゃない!! なんでこの学校は融通効かないの!?」
俺の体を調べたいのだろうか? 俺は別に構わないがな。だがガッコウでそれが許可されていないのだろう。ミカは残念そうにしていた。
「リエン君はこの制服に着替えちゃってくれ」
ソウタロウからセイフクを受け取り、セイフクに着替える。
別に俺は調べられても構わないがな。減るものじゃないし。
着替えを終えた俺は、ソウタロウと共にホケンシツを後にする。
「じゃあね、リエン君。また怪我したら保健室に来てねぇ! あ、怪我をしなくても来ていいからねぇ!!」
「あぁ、ミカ。世話になったな」
ホケンシツを出て歩き出すと、ソウタロウが会話を振ってきた。
「紫郎先生には帰りのホームルームは先にやってるから終わったら帰ってもいいって言われてたけどどうする? 荷物とかあれば取りに戻る?」
シロウ? あ、センセイのことか。あいつはシロウと言うのだな。ホームルームはなんだ? よくわからないが帰ってもいいのか。手持ちの荷物は特にないし。
「荷物はないな。今日は終わりか?」
「そうだな。それじゃもしよかったらなんだけど……うちの部活に来ないか?」
「ブカツ? なんだそれは?」
「あぁリエン君は帰国子女だっけ。海外だとなんて言うんだ? 授業とは別に生徒が興味あることを学ぶ場って言えばいいのか?」
ほう。興味があることを学ぶ場か。
この世界は俺の知らないことで溢れているからな。もしその一端に触れられるならばそれも面白いだろう。
帰るといってもやることはないし、ベアルの発動した魔道具に魔力を込めればベアルが迎えに来るので少しくらい遅くなっても問題は無いだろう。
「いいだろう。それと、俺の名前はリエンクンではない。リエンだ。スミレもそうだがこの世界ではクンを名前に付ける文化でもあるのか?」
「あぁごめん、確かに同級生だし君はいらないよな。改めてよろしくなリエン。日本で君ってつけるのは敬称なんだよ。あまり親しく無い人に敬称ってつけたりしないか?」
「よくわからんな」
「そっか。まぁ敬称なんてつけない方が距離がグッと縮まっていいと思うけどな」
クンを付けないと距離が縮まるのか? それは少し恐ろしい話ではあるが、まぁ近付かれても対処出来るから問題ないだろう。
「それじゃリエン、俺の部活に招待するよ」
「ちなみに何をするんだ?」
どんな面白いものを見せてくれるんだろうか。期待してしまうな。
「俺が入っている部活はな、"魔装ロボット研究部"だ」
なんだと? ロボット?
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「宗太郎殿!! 遅かったでないか!!」
「すまんな軍曹、今日は新入り候補を連れてきたぞ!!」
「むむっ!! ついにパイロット候補が見つかったでござるか!?」
ソウタロウに連れられてやってきたのは、ガッコウの裏にある古びた建物だった。
「リエン、うちの部活の部長、郡道 創士だ。略して軍曹な」
「リエン殿と申すのか!! 我は軍曹である! よろしく頼もう!!」
「よろしくグンソウ。リエンだ。殿は付けなくていいぞ」
「これは軍曹の口癖なんだ。許してやってくれ」
「そうか」
部屋の中には見たこともない奇妙なものが散らばっていた。これは……鉄で出来た装置か? 魔道具にも鉄を用いたりするが、この部屋にある物からは魔力は感じられないな。
「それで、ここでは何をしているんだ?」
「む、宗太郎殿は説明せずに連れてきたのか?」
「いや、リエンって帰国子女だから常識に疎くてさ。口で説明するより実際に見て貰った方がいいかと思って」
「そういうことであるか。では簡単に我が説明しよう!! リエン殿はロボットは存じているか?」
「いや、知らんな」
「なるほど……無理であるな宗太郎殿!!」
「だろう?」
どうやら俺が知らないことを教えてくれるみたいだ。
「だが興味はある」
「そうであるかそうであるか!! 今はそれだけで充分である!! では実際に見て貰うのである!!」
そう言ってグンソウは何かの装置を作動させた。すると、部屋の奥にある扉が開かれた。
「こちらである!! 我々の傑作品だ!!」
招かれた部屋の方へと足を運ぶ。
そこにあったのは、鉄の鎧だった。だが、魔道具であることはわかる。
魔力自体が込められている訳ではないが、所々で使われている魔獣の素材から魔力を感じる。
「これは、鎧型の魔道具か?」
「まぁそんなところだな。魔力があれば動かせる戦闘用の兵器さ!」
「我々の構想、巨大魔装ロボの第一歩である『魔装一式』である!!」
鎧型の魔道具は見たことがある。主な効果としては魔法障壁や物理障壁などだな。
「それで、この鎧は一体どんな効果があるんだ?」
「今のところあるのは、戦闘補助AI、飛行ユニット、武器ユニットだな! 武器ユニットは魔弾と魔力ブレードってのを用意してある」
ふむ。何もわからん。ホジョエーアイ? 飛行と言ってたが、まさか飛ぶのか?? 飛行魔法の術式が施されているようには感じないが。魔弾は魔力の弾だろうが、魔力ブレードも聞いたことがない。
まぁいい。
「なるほど。実際に見てみたいな」
「もちろん! と言いたいところであるが、実は動かないのだ……」
「何故?」
「いやぁ、やりたいことを詰め込みすぎたら、必要な魔力が想定を大幅に上回ってな。動かせる人がいねぇってわけだ。そこで見つけたのがリエンだ! 西園さんの魔法を無傷で受け切ったってことは、魔力量も相当なものなんだろ?」
いい勘をしているな。
この世界に来てからは自身の魔力は隠すようにしていた。今俺の中にある魔力をそのまま垂れ流しにしたらこの世界の魔力と合わさって悪影響を及ぼしてしまうからな。
「ということでまずはリエンの魔力量を図らせて貰って、リエンが動かせるくらいに調整していこうかと思ってたんだ。だから協力してくれれば、見ることが出来るぜ!!」
「そうか。面白いものが見れるならそれくらいは協力しよう」
「本当であるか!! かたじけないである!! それでは早速計るである!!」
そう言ってグンソウは小型の鉄の装置をこちらに向ける。
『ピー 測定エラー 測定値ノ上限ヲ超エテオリマス』
「あれ? どうしたであるか?? まだ壊れてはないはずであるが……」
「どうしたんだ軍曹、故障か?」
「そんなことは……宗太郎殿で一旦試すである」
『ピピッ 測定完了 推定魔力値ハ350』
「問題ないであるな……」
「上限がどうのって言ってなかったか? リエンの魔力値がその装置の想定より多いだけじゃないのか?」
「それはおかしいのである!! この装置は1万までは測れるである! 1万は軍の人間でも一握りの天才しか到達できないレベルの魔力値である!! それよりリエン殿の魔力が多いってことは……ない……であるか?」
「なんで疑問系なんだよ……なぁリエン。リエンってまさか……やばい奴?」
ヤバイ奴がよくわからんが、魔力値がどうのと言ってるということは俺の魔力値がどれくらいかの話をしているのだろう。であれば——
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