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第9話 あの……僕……男だよ……
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「よし、朝のホームルームはこれまでだ。あと、午後にはフルパデュエル形式の実戦訓練を行うから3人1組でチームを組んでおけ。仲のいい奴でもいいがバランスを重視しろよ」
フルパデュエル?
「スミレ、フルパデュエルとはなんだ?」
「リエン君は知らない? フルパは世界共通だと思ってたんだけどそうでも無いのかな? フルパデュエルはね、3人1組でチームになって10組で争う競技だよ」
なるほど。わからん。
「3人で戦うということか? その人員を選んでおけと?」
「そういうことだね」
「おいリエン、一緒に組まないか?」
スミレと話していた時にソウタロウが声をかけて来た
「ソウタロウか。いいぞ。ソウタロウは強いのか?」
「いやいや、俺はロボットのプログラムを組む専門で戦闘はからっきしだ!
索敵くらいは出来るかな?」
うむ。俺がいれば戦闘は問題ないか。問題は俺以外に2人集めないといけない点だな。
「いいだろう。もう1人必要だな。スミレはどうだ?」
「私? ごめん……先約が入ってて」
そうか。まぁスミレは人間の中では戦闘能力が高いだろうから誰でも一緒に戦いたいと思うのだろう。それだけで自身の生存確率が上がるしな。
ということは後1人……
「あ、あの……リエン君、ソウタロウ君……よかったらなんだけど僕も入れてくれないかな?」
と思っていたところで小柄な女(?)が声をかけて来た。だが女なのにズボンを履いている。確かセンセイは女はスカートとかいう布を巻いてるだけだと言っていたが。
「お、サクちゃんじゃん!」
「ちゃんはやめてよ!」
「ごめんごめん、サクちゃんもあまり?」
「だからちゃんはやめてって……えっと……あまりかな」
困ったように笑うサク。うむ。伴侶候補としてもいいかもしれない。
「サクというのか。よろしくな」
「あ、リエン君よろしく! この前のデュエルすごかったね!」
スミレとのデュエルか。確かにあれはなかなか見応えがある戦闘になっただろうな。スミレの本気の魔法を肌で感じることができたいい模擬戦だった。
「サクはどうしてスカートを履かないんだ?」
「え?」
「ん? リエン?」
なんだ? 何かおかしことでも言ったか?
「まさかリエン……サクちゃんを女だと思ってるのか?」
「違うのか?」
「あの……僕……男だよ……」
なん……だと……?
嘘をつくな。そんなものは魔力眼で魔力の流れと筋肉質を透視すれば……男だ。
俺は、人間の神秘に触れているのか? 顔だけ見れば明らかに女だ。
だが性別は確実に男……頭が混乱する。
「そ、そうか……すまないな」
「う、うん……それでね! 僕もフルパデュエルのチームに入れてくれないかな?」
「丁度良いじゃねぇかリエン! 俺ら2人だったしな?」
「ほんと!?」
「あぁ。サクは強いのか?」
「え、あ、えっと……ごめん強くないかも……」
「まぁ俺たちはこのクラスのあまり者って言われてるしな」
そうか。まぁ問題ないだろう。
「いいぞ。戦闘は俺がやる。なんなら2人にも教えてやろうか? その代わりニホンの魔法を教えてくれ」
「え! いいの!! うん!! 僕に教えれることがあればいいけど……」
「俺もプログラムは教えれるけどなぁ。まぁ魔法構築も一応は教えれるか! 自分が使えないだけでな!」
よし。これでニホンの魔法を知ることができる。
それにしてもフルパデュエルか。なかなか面白そうじゃないか。
フルパデュエル?
「スミレ、フルパデュエルとはなんだ?」
「リエン君は知らない? フルパは世界共通だと思ってたんだけどそうでも無いのかな? フルパデュエルはね、3人1組でチームになって10組で争う競技だよ」
なるほど。わからん。
「3人で戦うということか? その人員を選んでおけと?」
「そういうことだね」
「おいリエン、一緒に組まないか?」
スミレと話していた時にソウタロウが声をかけて来た
「ソウタロウか。いいぞ。ソウタロウは強いのか?」
「いやいや、俺はロボットのプログラムを組む専門で戦闘はからっきしだ!
索敵くらいは出来るかな?」
うむ。俺がいれば戦闘は問題ないか。問題は俺以外に2人集めないといけない点だな。
「いいだろう。もう1人必要だな。スミレはどうだ?」
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そうか。まぁスミレは人間の中では戦闘能力が高いだろうから誰でも一緒に戦いたいと思うのだろう。それだけで自身の生存確率が上がるしな。
ということは後1人……
「あ、あの……リエン君、ソウタロウ君……よかったらなんだけど僕も入れてくれないかな?」
と思っていたところで小柄な女(?)が声をかけて来た。だが女なのにズボンを履いている。確かセンセイは女はスカートとかいう布を巻いてるだけだと言っていたが。
「お、サクちゃんじゃん!」
「ちゃんはやめてよ!」
「ごめんごめん、サクちゃんもあまり?」
「だからちゃんはやめてって……えっと……あまりかな」
困ったように笑うサク。うむ。伴侶候補としてもいいかもしれない。
「サクというのか。よろしくな」
「あ、リエン君よろしく! この前のデュエルすごかったね!」
スミレとのデュエルか。確かにあれはなかなか見応えがある戦闘になっただろうな。スミレの本気の魔法を肌で感じることができたいい模擬戦だった。
「サクはどうしてスカートを履かないんだ?」
「え?」
「ん? リエン?」
なんだ? 何かおかしことでも言ったか?
「まさかリエン……サクちゃんを女だと思ってるのか?」
「違うのか?」
「あの……僕……男だよ……」
なん……だと……?
嘘をつくな。そんなものは魔力眼で魔力の流れと筋肉質を透視すれば……男だ。
俺は、人間の神秘に触れているのか? 顔だけ見れば明らかに女だ。
だが性別は確実に男……頭が混乱する。
「そ、そうか……すまないな」
「う、うん……それでね! 僕もフルパデュエルのチームに入れてくれないかな?」
「丁度良いじゃねぇかリエン! 俺ら2人だったしな?」
「ほんと!?」
「あぁ。サクは強いのか?」
「え、あ、えっと……ごめん強くないかも……」
「まぁ俺たちはこのクラスのあまり者って言われてるしな」
そうか。まぁ問題ないだろう。
「いいぞ。戦闘は俺がやる。なんなら2人にも教えてやろうか? その代わりニホンの魔法を教えてくれ」
「え! いいの!! うん!! 僕に教えれることがあればいいけど……」
「俺もプログラムは教えれるけどなぁ。まぁ魔法構築も一応は教えれるか! 自分が使えないだけでな!」
よし。これでニホンの魔法を知ることができる。
それにしてもフルパデュエルか。なかなか面白そうじゃないか。
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