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おまけ③
フリスフォードの王太子の結婚も無事に決まり、後は結婚式を待つばかりのある日の午後。
なんだかんだで使者としてフリスフォードを訪れる機会の増えたヒューバートを労おうと、オスカーとディアナは今が盛りの花が咲き誇る庭園で気軽なお茶会を開いた。
この場にいるのは主賓のヒューバートと、主催者であるオスカーとディアナだけ。使用人や護衛達も心得たもので、お茶会の準備だけをサッとすると、一礼して下がっていった。彼等、彼女等は、呼ばれない限り姿を現す事はないだろう。
失礼しますとディアナが一言断り、ヒューバートやオスカーのカップに紅茶を淹れる。爽やかで豊かな香りが全員の鼻孔を擽った。
ヒューバートは何もいれずに紅茶を味わうと、そう言えばと呟きオスカーを見た。
「婚約した」
「ああ、漸くか。おめでとう」
「ありがとう」
意味の分からない会話にディアナは瞳を瞬かせる。
ゲームの設定では、いわゆる『悪役令嬢』と婚約していた筈だが、この世界では違うのだろうか?
ヒューバートとオスカーの顔を交互に見ているディアナに気付き、オスカーが笑った。
「ああ、ディアナは知らなかったな。ヒューは婚約者候補であった侯爵令嬢にずっと片思いしていたんだよ」
「オスカー!」
片思いなんて言わなくていいだろうと真っ赤になって怒るヒューバートに対し、オスカーは事実なのにと笑いつつも謝る。
「婚約者候補、ですか?」
「ああ。家柄や令嬢の人柄等を考慮して何人かが選ばれ、最終的にお互いが承諾し合う事で正式な婚約者になるんだ」
王子妃となる為の勉強の過程で脱落する者も多少いる為、このシステムが取り入れられた。
勉強に励む間にお互いの事を知り合い、この人とならと思える存在と共に国を支えていく。完全な政略結婚ではない為、失敗は少ないらしい。
「その婚約者候補の中に、シズーン国の宰相の娘である侯爵令嬢がいたのだが、ヒューはほぼ一目惚れしたようで、他の候補は眼中になかったんだよ」
「まあ……」
「オスカー! ばらすなっ!!」
シズーン国の宰相の娘。侯爵令嬢。それは、ディアナの知る『悪役令嬢』の特徴。
だがここでも相違点があった様で、婚約者ではなく『候補』だった事から、余計なトラブルは避けられたのかもしれない。
「あの女が令嬢にいじめられている等と嘘を吹聴して回った時、ヒューが激怒し、あの女を叱り飛ばすならまだ分かるが、激怒した勢いのまま令嬢に突撃し盛大に告白した時はどうなるかと思ったが……」
「オスカーッ!!!」
ヒューバートの顔はこれ以上ないというくらい真っ赤だ。それどころか、羞恥の為か、微かに涙まで滲んでいる。
ディアナはそんな2人を微笑ましく見守りながらオスカーの言葉を頭の中で吟味し、確かにと頷く。
嘘を言った者に対し怒るなら理解できるが、怒るより先に嘘を吐かれた方に突撃して告白……意味が分からない。いや、それほどまでに令嬢が大切で心配で、他の事になど目が行かなかったという事なのだろうか?
「まあ、あの女が消えた事で令嬢も落ち着き、ヒューとの事を本気で考えてくれたという事なのか?」
「あ、ああ……」
ヒューバートは照れ臭そうに頬を掻きつつ口を開く。
「あの女の不自然さとかがどうしても気になり、彼女はどう思うかと何度か話していたのだが……。彼女の方も、そうして私と話すようになり、自然と心を寄せるようになったと言ってくれて……」
……惚気? これは完全に惚気ですよね?
視線をあちこちに彷徨わせながら話すヒューバートを見つつ、オスカーとディアナは目で遣り取りする。
やはりこれは惚気で間違いないようだ。
少し胸やけしそうと思いつつ、ディアナはヒューバートの言葉に引っ掛かりを覚える。
それが気になり、幸せに浸っているところ申し訳ないと思いつつも口を開いた。
「あの、不自然さとは、どういう事ですか……?」
そう。ヒューバートの言うヒロインの不自然さ。それは一体?
「ああ……」
ヒューバートとオスカーは、ディアナが知る訳ないのだと思い至る――が。
当時の事を思い出した事から不快指数が一気に跳ね上がり、両腕を擦りつつ顔を顰めた。
「何と言えばいいのか……あれは、ひとり異次元の住人だったよな」
「ああ。こちらの事を何でも知ってますという顔で色々と口出ししてくるのだが、その言葉の一つひとつに重みがないというか……」
「言葉に『自分の意思』が全く感じられなかったな」
「ああ。本当に、上っ面だけの存在、という感じだ」
王族である以上、いい顔して寄ってくる者など腐るほど居る為、それを見極める目を幼少期から育ててきた。
だからこそ思う。『あれ』はおかしいと。
渋面を浮かべる2人を見つつ、ディアナは小首を傾げた。
「つまり……誰かが作った言葉やお芝居のセリフ等をただ口にしているという感じですか?」
「「ああ、まさしくそんな感じだ」」
同時に頷くオスカーとヒューバートにディアナは苦笑するしかない。
つまりあのヒロイン――リリアは、間違いなく自分と同じ転生者であり、この世界をゲームだと、自分の為の世界だと思い込み、ゲーム通りの言葉を口にしていただけだと分かった。
リリアは分かっていなかったのだ。ゲームの世界でキャラクター達がヒロインの言葉に心を動かされる理由を。ヒロインの『心』が宿っている本当の本物の言葉だからこそ、救われたりするのだと、理解していなかった。
ふと、ディアナは思う。
考えてみれば、嘘にしろ、ただの慰めにしろ、そこに僅かでもリリアの心が宿っていたからこそ、チャールズはリリアに落ちたのかもしれない。
逆に、シナリオライターの作ったシナリオ通りの言葉をただ口にしていたからこそ、ここにいるオスカーもヒューバートも、リリアを気味悪く感じたのかもしれない。
たら、れば、かもを言っても仕方ないが、リリアがこの世界の住人を自我のある『個』としてきちんと向き合えていれば、あの結末はなかったのではないだろうか。
同じ転生者として残念に感じつつ、ディアナは口元に笑みを浮かべる。
「では逆に、そのご令嬢のお言葉には、確かなものが宿っているという事ですわね?」
「うっ――」
まさかそうくるとは思っていなかった。
ヒューバートは言葉に詰まり、オスカーは苦い物を吹き飛ばすかの様に笑う。
「ああ、確かに。彼の令嬢も、ディアナも。言葉には熱いものが宿っているな」
「オスカー!」
「オ、オスカー様……」
揶揄われたヒューバートは、やはり真っ赤になったままオスカーを軽く睨み、予想外の方から切り返されたディアナは赤くなるしかない。
「ああ、やはりディアナは可愛いなっ!」
オスカーは素早く席を立ってディアナに近寄ると、その体をギュッと抱き締めた。
「おい、オスカー! ここに1人で居る私の前で見せつけるな!」
「では、『次』はご令嬢と一緒に来ればいいじゃないか」
「ああ……確かにそうだ」
それでいいのか!? とは思いつつも、愛しい人に抱きしめられているディアナは何も言えず。
次にシズーンを訪れる時は婚約者のご令嬢を連れてくると宣言しているヒューバートの言葉を聞きながら、仲良くなれたらいいなとひっそり思った。
* * * * *
幸せな未来を夢見て、これにて完結です。
お付き合い、ありがとうございました。
なんだかんだで使者としてフリスフォードを訪れる機会の増えたヒューバートを労おうと、オスカーとディアナは今が盛りの花が咲き誇る庭園で気軽なお茶会を開いた。
この場にいるのは主賓のヒューバートと、主催者であるオスカーとディアナだけ。使用人や護衛達も心得たもので、お茶会の準備だけをサッとすると、一礼して下がっていった。彼等、彼女等は、呼ばれない限り姿を現す事はないだろう。
失礼しますとディアナが一言断り、ヒューバートやオスカーのカップに紅茶を淹れる。爽やかで豊かな香りが全員の鼻孔を擽った。
ヒューバートは何もいれずに紅茶を味わうと、そう言えばと呟きオスカーを見た。
「婚約した」
「ああ、漸くか。おめでとう」
「ありがとう」
意味の分からない会話にディアナは瞳を瞬かせる。
ゲームの設定では、いわゆる『悪役令嬢』と婚約していた筈だが、この世界では違うのだろうか?
ヒューバートとオスカーの顔を交互に見ているディアナに気付き、オスカーが笑った。
「ああ、ディアナは知らなかったな。ヒューは婚約者候補であった侯爵令嬢にずっと片思いしていたんだよ」
「オスカー!」
片思いなんて言わなくていいだろうと真っ赤になって怒るヒューバートに対し、オスカーは事実なのにと笑いつつも謝る。
「婚約者候補、ですか?」
「ああ。家柄や令嬢の人柄等を考慮して何人かが選ばれ、最終的にお互いが承諾し合う事で正式な婚約者になるんだ」
王子妃となる為の勉強の過程で脱落する者も多少いる為、このシステムが取り入れられた。
勉強に励む間にお互いの事を知り合い、この人とならと思える存在と共に国を支えていく。完全な政略結婚ではない為、失敗は少ないらしい。
「その婚約者候補の中に、シズーン国の宰相の娘である侯爵令嬢がいたのだが、ヒューはほぼ一目惚れしたようで、他の候補は眼中になかったんだよ」
「まあ……」
「オスカー! ばらすなっ!!」
シズーン国の宰相の娘。侯爵令嬢。それは、ディアナの知る『悪役令嬢』の特徴。
だがここでも相違点があった様で、婚約者ではなく『候補』だった事から、余計なトラブルは避けられたのかもしれない。
「あの女が令嬢にいじめられている等と嘘を吹聴して回った時、ヒューが激怒し、あの女を叱り飛ばすならまだ分かるが、激怒した勢いのまま令嬢に突撃し盛大に告白した時はどうなるかと思ったが……」
「オスカーッ!!!」
ヒューバートの顔はこれ以上ないというくらい真っ赤だ。それどころか、羞恥の為か、微かに涙まで滲んでいる。
ディアナはそんな2人を微笑ましく見守りながらオスカーの言葉を頭の中で吟味し、確かにと頷く。
嘘を言った者に対し怒るなら理解できるが、怒るより先に嘘を吐かれた方に突撃して告白……意味が分からない。いや、それほどまでに令嬢が大切で心配で、他の事になど目が行かなかったという事なのだろうか?
「まあ、あの女が消えた事で令嬢も落ち着き、ヒューとの事を本気で考えてくれたという事なのか?」
「あ、ああ……」
ヒューバートは照れ臭そうに頬を掻きつつ口を開く。
「あの女の不自然さとかがどうしても気になり、彼女はどう思うかと何度か話していたのだが……。彼女の方も、そうして私と話すようになり、自然と心を寄せるようになったと言ってくれて……」
……惚気? これは完全に惚気ですよね?
視線をあちこちに彷徨わせながら話すヒューバートを見つつ、オスカーとディアナは目で遣り取りする。
やはりこれは惚気で間違いないようだ。
少し胸やけしそうと思いつつ、ディアナはヒューバートの言葉に引っ掛かりを覚える。
それが気になり、幸せに浸っているところ申し訳ないと思いつつも口を開いた。
「あの、不自然さとは、どういう事ですか……?」
そう。ヒューバートの言うヒロインの不自然さ。それは一体?
「ああ……」
ヒューバートとオスカーは、ディアナが知る訳ないのだと思い至る――が。
当時の事を思い出した事から不快指数が一気に跳ね上がり、両腕を擦りつつ顔を顰めた。
「何と言えばいいのか……あれは、ひとり異次元の住人だったよな」
「ああ。こちらの事を何でも知ってますという顔で色々と口出ししてくるのだが、その言葉の一つひとつに重みがないというか……」
「言葉に『自分の意思』が全く感じられなかったな」
「ああ。本当に、上っ面だけの存在、という感じだ」
王族である以上、いい顔して寄ってくる者など腐るほど居る為、それを見極める目を幼少期から育ててきた。
だからこそ思う。『あれ』はおかしいと。
渋面を浮かべる2人を見つつ、ディアナは小首を傾げた。
「つまり……誰かが作った言葉やお芝居のセリフ等をただ口にしているという感じですか?」
「「ああ、まさしくそんな感じだ」」
同時に頷くオスカーとヒューバートにディアナは苦笑するしかない。
つまりあのヒロイン――リリアは、間違いなく自分と同じ転生者であり、この世界をゲームだと、自分の為の世界だと思い込み、ゲーム通りの言葉を口にしていただけだと分かった。
リリアは分かっていなかったのだ。ゲームの世界でキャラクター達がヒロインの言葉に心を動かされる理由を。ヒロインの『心』が宿っている本当の本物の言葉だからこそ、救われたりするのだと、理解していなかった。
ふと、ディアナは思う。
考えてみれば、嘘にしろ、ただの慰めにしろ、そこに僅かでもリリアの心が宿っていたからこそ、チャールズはリリアに落ちたのかもしれない。
逆に、シナリオライターの作ったシナリオ通りの言葉をただ口にしていたからこそ、ここにいるオスカーもヒューバートも、リリアを気味悪く感じたのかもしれない。
たら、れば、かもを言っても仕方ないが、リリアがこの世界の住人を自我のある『個』としてきちんと向き合えていれば、あの結末はなかったのではないだろうか。
同じ転生者として残念に感じつつ、ディアナは口元に笑みを浮かべる。
「では逆に、そのご令嬢のお言葉には、確かなものが宿っているという事ですわね?」
「うっ――」
まさかそうくるとは思っていなかった。
ヒューバートは言葉に詰まり、オスカーは苦い物を吹き飛ばすかの様に笑う。
「ああ、確かに。彼の令嬢も、ディアナも。言葉には熱いものが宿っているな」
「オスカー!」
「オ、オスカー様……」
揶揄われたヒューバートは、やはり真っ赤になったままオスカーを軽く睨み、予想外の方から切り返されたディアナは赤くなるしかない。
「ああ、やはりディアナは可愛いなっ!」
オスカーは素早く席を立ってディアナに近寄ると、その体をギュッと抱き締めた。
「おい、オスカー! ここに1人で居る私の前で見せつけるな!」
「では、『次』はご令嬢と一緒に来ればいいじゃないか」
「ああ……確かにそうだ」
それでいいのか!? とは思いつつも、愛しい人に抱きしめられているディアナは何も言えず。
次にシズーンを訪れる時は婚約者のご令嬢を連れてくると宣言しているヒューバートの言葉を聞きながら、仲良くなれたらいいなとひっそり思った。
* * * * *
幸せな未来を夢見て、これにて完結です。
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