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メルディ国編
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結局、あたしの要望はギルド預かりとなり、他国との緊急ギルド長会議に掛けられる事となった。
早ければ明日、遅くても1週間以内には結果が出るらしいので、暫く王都に滞在する事にした。まあ、ここで遣る事があるからいいけどね。
ちなみに。「現時点でのあたしの条件はこれだけ」と言ったら、「なるべく要望は10以内にして下さい」とハイディアに半泣きされた。あ、それでも10はオッケ―なんだね、ラッキー。勿論、今回の3つの他に、だよね?
……ハイディアにマジ泣きされた。いや、そんな無茶な要求してないと思うんだけど?
それはともかくとして。
じゃあ、王都に滞在する間、どこの宿に泊まろうかとネスと相談しようとしたあたしに、グーリアスは滞在場所としてギルドを提供してきた。
そう。ギルド本部の上階は宿泊施設になっており、外観からは分からなかったが、意外にも地上6階建てらしい。地下は2階あり、まあ、留置場とかそんな感じで普通は立入禁止。1階は通ってきたからスルー。2階の半分は食堂になっており、もう半分と3階が低位の冒険者等に、4階が中位、5階が上位、6階は所謂お偉いさんに其々貸し出されている。6階のみ、ルームサービスと直通のエレベーター擬き付き。特別扱いありありだ。
で。あたし達が貸し出されたのは……最上階の6階。これはもう、お偉いさん扱いというより、危険人物扱いとしか思えないよね……? 他の冒険者と会うな・話すな・問題起こすなという声なき声が聞こえる気がする。
まあ、面倒事に巻き込まれたくないから、余計(?)な人達に会わないってのは良い事なのかもしれないと思っておく。
1人に1部屋宛がわれ、中はこれまで泊まった宿屋よりかなり広かった。
全体的に大きめの木製のベッド――多分ダブルベッド? ――にクローゼット、広めのテーブルと3人掛けくらいのソファ。石造りの床にはカーペットが敷かれ、窓は広く太陽の光が燦燦と差し込んでいた。勿論、窓にはちゃんとカーテンが備え付けてあり、閉めるといい具合に光を遮ってくれる。
ただ、石造りの壁が剥き出し状態の為、ちょっと味気ない。まあ、後で適当に取り外し可能な物で飾り付けでもしてみようか。最短1日、最高でも数日の滞在とはいえ、居心地の良い空間にするのは大事だろう。
一応歩いてみて気付いたが、この部屋、大きめの家具が置かれているのに余白というかスペースがかなりあり、あのテントを置いても相当余るだろう。あたしの元の世界の部屋より広い。んー……多分だけど、10帖くらいかな? 1人には広すぎる気もする。といっても、テントの中の部屋よりは狭いけど……。
さて。家具以外何もない室内を見ていても仕方ない。この後、何をしようか。
関わってしまった犯罪者共の犯罪の証拠確認は夜に遣るとして、昼間の内に遣っておいた方が良い事があった気がするんだけど……?
――あ! そうだそうだ、忘れてた! 大神殿!!
マルに思いの丈をぶつけていいって言われてたんだった!
護送依頼の最中に色んな町に寄ったけど、大抵夕方に到着、手続き等が終わった頃には夜。翌朝は早くから出発というサイクルだったから、神殿とか行っている余裕なかった。その為、いまだに神殿って行った事ないんだよね。
あたしが提案した『心を込めて作られた神々の像に対し、真摯な態度で祈った場合のみ言葉が届く』が採用されているから、別に大神殿に行かなくてもいいんだけど、なぜかテント内の神殿エリアには入り口がない――つまり入れない。テント内で行ければ楽だったのに……というか、あたしが祈って声が届くのか疑問はある。
でもマルが言うには、神自身が「絶対に聞きます!」と断言している為、問題ないらしい。
言葉を「聞く・聞かないの選択ができるの?」という疑問には、加護対象者だから可能との返事。本当になんでもありだ。
そんな訳で、時間が出来たんだから文句を言いに行ってやる! 過保護を止めろと直談判しないと!!
そうと決まればすぐ行こう! 念の為、ネス達に行先を伝えておかないとね。
という訳で遣ってきました大神殿。ネスや神獣達、全員勢揃いです。ルベル曰く「置いて行かれるのは嫌じゃ!」。この言葉に全員が頷いていたから、ちょっと出掛けるのすら置いて行かれると考えてしまうらしい。どんだけ寂しがり屋なんだ。
まあ、神獣達の事は横に置いといて……この目の前に建つ大神殿に苦笑しか浮かばない。
神殿って言葉で脳裏に思い浮かぶのは、結構しっかりした造りの厳かな建物。大聖堂とかそういうのがある建物の場合は外観からして既に一線を画しており、少々の華美と厳粛さを併せ持っている。そんなイメージだ。
何と言うか……どこかのゲームの神殿とか、歴史や地理、美術史とかそういった教科書等に載っていた写真で見た世界遺産系の神殿とか大聖堂とかが浮かびやすいかな?
この世界で時々見掛ける建物とかを考えれば、建築様式的には中世から近世であるゴシック様式、ロマネスク様式、ルネッサンス様式、バロック様式なんかが、古代ギリシャ様式とかローマ様式よりは馴染む気がする。あ、ルベルの服装的に古代系の様式もありっていえばありか。ただ、他の建物とかと比較するとどうしても普通に中世から近世だろう。
あたし自身、大神殿という言葉から、そんなイメージを持っていたんだけど……。
あたしはさっき見たメルディの城を思い出す。
あちらは普通に中世ヨーロッパの城って感じだった。要塞として使用する目的の城ではなく、その権力と財力を見せつける為の城の方ね。城を囲む城壁や城壁塔なんかは要塞の雰囲気を残しているので、城とその他のアンバランスさが微妙ではあったけど……。
あたしが行ったのはその城壁塔の一部、騎士の詰所だったから、余計にそう思うのかもしれない。あっちは白いのに、こっちは灰色系。まあ、豊かさを見せつけるにはこのくらいがいいのか? よく分からないけど。
で。そんなどちらかというとイメージ通りな城を見てしまったから余計にこの『大神殿』には苦笑するしかない。
上空から見た時、確かにこんな建物があったのは確認したけど、完全にスルーしていた。いやだって、こんな建物に来る必要性があるなんて思ってなかったし……。
「これが、大神殿? 本当に?」
つい、マジなのかと確認してしまう。
「……」
『そうです』
「そうです」
「そうだな」
「そのようじゃのぉ」
無言で頷くネス、諦めろと言わんばかりに同意するマル、フォス、ブラウ、ルベル。えー……。
目の前の建物を改めて見る。あたしの知る『教会』とか『礼拝堂』らしきものはどこにもない。
えーと……ああそうだ。これは神殿とか城とか言うより、宮殿って言った方がいいかも。尖塔も監視塔もなにもない。どこかの王族とか貴族とか、そんなのが所有している別荘ですとか避暑地ですとか言われた方が納得な外観だ。
建物に続く前庭は華美の一言。ヨーロッパ系の有名な庭園なんかが思い浮かぶ。左右対称に整然と植物等が並び、どこかの芸術家なんかが技巧を凝らして制作した造形物が所々に置かれている。
建物まで真っ直ぐ整えられているのは道ではなく噴水と池。その水場の周りに遊歩道があり、正面にある華美な建物へ続く道の他、庭へ続く道があり、周囲を巡る事が出来るようになっている。
上から見たから知っているが、建物の周囲には庭が広がっている。後ろなんかもう、滝だか噴水だか分からない巨大な水場や小道、生け垣の迷路等があり、どこだここ状態。
これをさぁ……神殿だと思う人、いる?
こんな建物? というか宮殿? は、世界遺産とかに登録されているんじゃないの? とか思っちゃう訳よ、あたしは。
泉とか池なんかがある庭園なんて、回遊式庭園の方が馴染み深いあたしとしては、こんな派手な所……。
「……行きたくねぇ……」
あ、ヤバ。本音が汚い言葉のまま漏れ出た。
だがしかし。あたしのそんな言葉を咎める存在等、居る筈もなく。
「戻りますか?」
「いや、でも……神に用があるし……」
「アレの中の神殿エリアが開かれるのを待てばいいんじゃないか?」
「いつ開くか分かんないじゃない」
「確かに分からんのぉ」
「でしょ?」
「……だが、ここ、行くのか?」
「うっ……」
観光目的で旅行しているなら抵抗なく入っただろうけど、神殿と聞いてやってきてコレはちょっと……とか思うが、行かなければ文句も言えない。
「はぁ……」
あたしは溜め息をひとつ零すと、どう考えても『神殿』には見えない庭に足を踏み入れたのだった。
※※※ ? ※※※
回遊式庭園とは、日本庭園の様式のひとつ。
最も一般的なのが、大きな池を中心に配し、道や山、小島、橋、石等で名勝地を模した『池泉回遊式庭園』。
有名なのは、浜離宮恩賜庭園、兼六園、桂離宮庭園とか。
早ければ明日、遅くても1週間以内には結果が出るらしいので、暫く王都に滞在する事にした。まあ、ここで遣る事があるからいいけどね。
ちなみに。「現時点でのあたしの条件はこれだけ」と言ったら、「なるべく要望は10以内にして下さい」とハイディアに半泣きされた。あ、それでも10はオッケ―なんだね、ラッキー。勿論、今回の3つの他に、だよね?
……ハイディアにマジ泣きされた。いや、そんな無茶な要求してないと思うんだけど?
それはともかくとして。
じゃあ、王都に滞在する間、どこの宿に泊まろうかとネスと相談しようとしたあたしに、グーリアスは滞在場所としてギルドを提供してきた。
そう。ギルド本部の上階は宿泊施設になっており、外観からは分からなかったが、意外にも地上6階建てらしい。地下は2階あり、まあ、留置場とかそんな感じで普通は立入禁止。1階は通ってきたからスルー。2階の半分は食堂になっており、もう半分と3階が低位の冒険者等に、4階が中位、5階が上位、6階は所謂お偉いさんに其々貸し出されている。6階のみ、ルームサービスと直通のエレベーター擬き付き。特別扱いありありだ。
で。あたし達が貸し出されたのは……最上階の6階。これはもう、お偉いさん扱いというより、危険人物扱いとしか思えないよね……? 他の冒険者と会うな・話すな・問題起こすなという声なき声が聞こえる気がする。
まあ、面倒事に巻き込まれたくないから、余計(?)な人達に会わないってのは良い事なのかもしれないと思っておく。
1人に1部屋宛がわれ、中はこれまで泊まった宿屋よりかなり広かった。
全体的に大きめの木製のベッド――多分ダブルベッド? ――にクローゼット、広めのテーブルと3人掛けくらいのソファ。石造りの床にはカーペットが敷かれ、窓は広く太陽の光が燦燦と差し込んでいた。勿論、窓にはちゃんとカーテンが備え付けてあり、閉めるといい具合に光を遮ってくれる。
ただ、石造りの壁が剥き出し状態の為、ちょっと味気ない。まあ、後で適当に取り外し可能な物で飾り付けでもしてみようか。最短1日、最高でも数日の滞在とはいえ、居心地の良い空間にするのは大事だろう。
一応歩いてみて気付いたが、この部屋、大きめの家具が置かれているのに余白というかスペースがかなりあり、あのテントを置いても相当余るだろう。あたしの元の世界の部屋より広い。んー……多分だけど、10帖くらいかな? 1人には広すぎる気もする。といっても、テントの中の部屋よりは狭いけど……。
さて。家具以外何もない室内を見ていても仕方ない。この後、何をしようか。
関わってしまった犯罪者共の犯罪の証拠確認は夜に遣るとして、昼間の内に遣っておいた方が良い事があった気がするんだけど……?
――あ! そうだそうだ、忘れてた! 大神殿!!
マルに思いの丈をぶつけていいって言われてたんだった!
護送依頼の最中に色んな町に寄ったけど、大抵夕方に到着、手続き等が終わった頃には夜。翌朝は早くから出発というサイクルだったから、神殿とか行っている余裕なかった。その為、いまだに神殿って行った事ないんだよね。
あたしが提案した『心を込めて作られた神々の像に対し、真摯な態度で祈った場合のみ言葉が届く』が採用されているから、別に大神殿に行かなくてもいいんだけど、なぜかテント内の神殿エリアには入り口がない――つまり入れない。テント内で行ければ楽だったのに……というか、あたしが祈って声が届くのか疑問はある。
でもマルが言うには、神自身が「絶対に聞きます!」と断言している為、問題ないらしい。
言葉を「聞く・聞かないの選択ができるの?」という疑問には、加護対象者だから可能との返事。本当になんでもありだ。
そんな訳で、時間が出来たんだから文句を言いに行ってやる! 過保護を止めろと直談判しないと!!
そうと決まればすぐ行こう! 念の為、ネス達に行先を伝えておかないとね。
という訳で遣ってきました大神殿。ネスや神獣達、全員勢揃いです。ルベル曰く「置いて行かれるのは嫌じゃ!」。この言葉に全員が頷いていたから、ちょっと出掛けるのすら置いて行かれると考えてしまうらしい。どんだけ寂しがり屋なんだ。
まあ、神獣達の事は横に置いといて……この目の前に建つ大神殿に苦笑しか浮かばない。
神殿って言葉で脳裏に思い浮かぶのは、結構しっかりした造りの厳かな建物。大聖堂とかそういうのがある建物の場合は外観からして既に一線を画しており、少々の華美と厳粛さを併せ持っている。そんなイメージだ。
何と言うか……どこかのゲームの神殿とか、歴史や地理、美術史とかそういった教科書等に載っていた写真で見た世界遺産系の神殿とか大聖堂とかが浮かびやすいかな?
この世界で時々見掛ける建物とかを考えれば、建築様式的には中世から近世であるゴシック様式、ロマネスク様式、ルネッサンス様式、バロック様式なんかが、古代ギリシャ様式とかローマ様式よりは馴染む気がする。あ、ルベルの服装的に古代系の様式もありっていえばありか。ただ、他の建物とかと比較するとどうしても普通に中世から近世だろう。
あたし自身、大神殿という言葉から、そんなイメージを持っていたんだけど……。
あたしはさっき見たメルディの城を思い出す。
あちらは普通に中世ヨーロッパの城って感じだった。要塞として使用する目的の城ではなく、その権力と財力を見せつける為の城の方ね。城を囲む城壁や城壁塔なんかは要塞の雰囲気を残しているので、城とその他のアンバランスさが微妙ではあったけど……。
あたしが行ったのはその城壁塔の一部、騎士の詰所だったから、余計にそう思うのかもしれない。あっちは白いのに、こっちは灰色系。まあ、豊かさを見せつけるにはこのくらいがいいのか? よく分からないけど。
で。そんなどちらかというとイメージ通りな城を見てしまったから余計にこの『大神殿』には苦笑するしかない。
上空から見た時、確かにこんな建物があったのは確認したけど、完全にスルーしていた。いやだって、こんな建物に来る必要性があるなんて思ってなかったし……。
「これが、大神殿? 本当に?」
つい、マジなのかと確認してしまう。
「……」
『そうです』
「そうです」
「そうだな」
「そのようじゃのぉ」
無言で頷くネス、諦めろと言わんばかりに同意するマル、フォス、ブラウ、ルベル。えー……。
目の前の建物を改めて見る。あたしの知る『教会』とか『礼拝堂』らしきものはどこにもない。
えーと……ああそうだ。これは神殿とか城とか言うより、宮殿って言った方がいいかも。尖塔も監視塔もなにもない。どこかの王族とか貴族とか、そんなのが所有している別荘ですとか避暑地ですとか言われた方が納得な外観だ。
建物に続く前庭は華美の一言。ヨーロッパ系の有名な庭園なんかが思い浮かぶ。左右対称に整然と植物等が並び、どこかの芸術家なんかが技巧を凝らして制作した造形物が所々に置かれている。
建物まで真っ直ぐ整えられているのは道ではなく噴水と池。その水場の周りに遊歩道があり、正面にある華美な建物へ続く道の他、庭へ続く道があり、周囲を巡る事が出来るようになっている。
上から見たから知っているが、建物の周囲には庭が広がっている。後ろなんかもう、滝だか噴水だか分からない巨大な水場や小道、生け垣の迷路等があり、どこだここ状態。
これをさぁ……神殿だと思う人、いる?
こんな建物? というか宮殿? は、世界遺産とかに登録されているんじゃないの? とか思っちゃう訳よ、あたしは。
泉とか池なんかがある庭園なんて、回遊式庭園の方が馴染み深いあたしとしては、こんな派手な所……。
「……行きたくねぇ……」
あ、ヤバ。本音が汚い言葉のまま漏れ出た。
だがしかし。あたしのそんな言葉を咎める存在等、居る筈もなく。
「戻りますか?」
「いや、でも……神に用があるし……」
「アレの中の神殿エリアが開かれるのを待てばいいんじゃないか?」
「いつ開くか分かんないじゃない」
「確かに分からんのぉ」
「でしょ?」
「……だが、ここ、行くのか?」
「うっ……」
観光目的で旅行しているなら抵抗なく入っただろうけど、神殿と聞いてやってきてコレはちょっと……とか思うが、行かなければ文句も言えない。
「はぁ……」
あたしは溜め息をひとつ零すと、どう考えても『神殿』には見えない庭に足を踏み入れたのだった。
※※※ ? ※※※
回遊式庭園とは、日本庭園の様式のひとつ。
最も一般的なのが、大きな池を中心に配し、道や山、小島、橋、石等で名勝地を模した『池泉回遊式庭園』。
有名なのは、浜離宮恩賜庭園、兼六園、桂離宮庭園とか。
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