Black Rose

むらさきおいも

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病院(光)

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「…っ、あ…俺…生きてる…?」


目が覚めて辺りを見回すとどうやらここは病院で、俺の腕には点滴が刺さっていて体が自由に動かせない。

俺…なんでこんなところに…?

ぼんやりと記憶を辿り肩にピリッと痛みを感じると、連れていかれた恭介の記憶が蘇ってきた。


「あっ…恭介っ!!…ぅあ"っ…ぃてぇ…っ」


起き上がろうと体重をかけた腕に激痛が走り、自分の置かれた立場を再び理解する。

あの時…俺は恭介をかばって…!?
だけど恭介は…?

探さなきゃっ!
けど、どこに―――


「…っ、くっそ!」


為す術もなく項垂れていると、看護師さんが来て先生を呼び出し症状の説明を受ける。

急所は外れたものの出血が酷く、どうやらあれから3日間も眠り続けていたらしい。

その間に見舞いに来た人は家族のみ。

運ばれてきた時の状況からしても、恭介の居場所のヒントになるものなんて何も無かった。

あ…そうだ…

痛む身体を無理やり起こし、慌てて履いていたパンツのポケットを漁ると、ポロッと俺の大事な物が床に転がった。


「はぁ…よかった…」


確かに恭介に貰った鍵を確認すると、手の中に閉じ込めぎゅっと握りしめた。

もしかしたら、恭介の家に何かヒントがあるかもしれない…

そう思ったらいてもたってもいられなくなり病院を抜け出そうとしたが、急なめまいに襲われベットに座り込んだ。

クソっ、恭介…どこにいんだよ…っ
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