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お願い!(斗亜)
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違うっ…俺が悪いんじゃない!!
あいつがっ…
お願い聞いてよっ…
ねぇっ!!
「お願いっ…!!はぁっ…はぁ…っ」
「大丈夫か!?」
「あ…あっくん…あっくんっ!!」
夢か…
夢だとわかっても胸糞悪いし、熱のせいかクラクラして心配してくれてるあっくんにしがみつきながら息を整える。
父さんと母さんが離婚したのは、俺が小学生の時。
その後暫くして、母さんが再婚したのが5年くらい前。
それまでは普通に優しい俺だけの母さんだったのに、あの家に入ってから母さんは俺の母さんじゃなくなった。
母さんから父さんとは関わっちゃダメだと言われずっと連絡を取っていなかったけど、高校生になってある程度自由が利くようになってから、あっくんとは内緒で連絡を取りあっていて、たまに相談に乗ってもらっていた。
だからあっくんは、俺がここに来た理由も多分大体わかってる。
なのにそれでも帰れって言うのには、母さんと父さんとが離婚した時の取り決めにあるんだと思うけど、そんな事俺には関係ない。
あっくんも立場上、大事にしたくはないんだろうけど…
「あっくん…俺…帰りたくない…っ」
「うん、そうだよな。さっきノブさんと話したから…」
「いいって?俺ここにいても…っ」
「いや、とりあえずは良いけど…ずっとはな…」
「何でだよ…っ、あっくんっ…俺、もう無理だよ…っ」
このままあの人たちと暮らしていったとして、俺に安らぎなんかない。
母さんは俺の話なんかまともに聞いてくれやしないし、あの男となんか話した事さえないし、まして父親だと思ったことなんて1度もない。
それにアイツ…
アイツがいる限り、俺に平穏なんて訪れない。
「あっくんがダメなら俺、行くとこない。だったら…もう俺…」
「斗亜、後1年もすれば卒業だろ?」
「そうだけど…っ」
「それでも無理か?」
「だったら俺、もう生きてるの嫌だ…っ」
別に、あっくんにかまって欲しくて言ってるわけじゃない…
俺は本当にもう限界だったから。
あんなところであと1年我慢して生きながら苦しむより、死んだ方がマシだって本気でそう思ったんだ。
でも、あっくんなら助けてくれるかもって思ったのに…っ!
「そんなに酷いのか?」
「俺、殺されかけたんだ。息ができなくて苦しくて…だからアイツを突き飛ばした…っ。わざとじゃないのに…っ、母さんは信じてくれなかった…っ。それが苦しい…」
「斗亜…」
「あっくんも…俺なんかいない方が…っ」
「もういい、わかったから。俺が何とかする。心配するな」
「あっくん…っ」
あっくんの大きな手が、俺の頭を包み込むようにポンポンと撫でられると涙が込み上げてきそうになる。
やっとあそこから開放される―――
安堵から体の力が抜け、俺はあっくんの腕の中で再び目を閉じた。
あいつがっ…
お願い聞いてよっ…
ねぇっ!!
「お願いっ…!!はぁっ…はぁ…っ」
「大丈夫か!?」
「あ…あっくん…あっくんっ!!」
夢か…
夢だとわかっても胸糞悪いし、熱のせいかクラクラして心配してくれてるあっくんにしがみつきながら息を整える。
父さんと母さんが離婚したのは、俺が小学生の時。
その後暫くして、母さんが再婚したのが5年くらい前。
それまでは普通に優しい俺だけの母さんだったのに、あの家に入ってから母さんは俺の母さんじゃなくなった。
母さんから父さんとは関わっちゃダメだと言われずっと連絡を取っていなかったけど、高校生になってある程度自由が利くようになってから、あっくんとは内緒で連絡を取りあっていて、たまに相談に乗ってもらっていた。
だからあっくんは、俺がここに来た理由も多分大体わかってる。
なのにそれでも帰れって言うのには、母さんと父さんとが離婚した時の取り決めにあるんだと思うけど、そんな事俺には関係ない。
あっくんも立場上、大事にしたくはないんだろうけど…
「あっくん…俺…帰りたくない…っ」
「うん、そうだよな。さっきノブさんと話したから…」
「いいって?俺ここにいても…っ」
「いや、とりあえずは良いけど…ずっとはな…」
「何でだよ…っ、あっくんっ…俺、もう無理だよ…っ」
このままあの人たちと暮らしていったとして、俺に安らぎなんかない。
母さんは俺の話なんかまともに聞いてくれやしないし、あの男となんか話した事さえないし、まして父親だと思ったことなんて1度もない。
それにアイツ…
アイツがいる限り、俺に平穏なんて訪れない。
「あっくんがダメなら俺、行くとこない。だったら…もう俺…」
「斗亜、後1年もすれば卒業だろ?」
「そうだけど…っ」
「それでも無理か?」
「だったら俺、もう生きてるの嫌だ…っ」
別に、あっくんにかまって欲しくて言ってるわけじゃない…
俺は本当にもう限界だったから。
あんなところであと1年我慢して生きながら苦しむより、死んだ方がマシだって本気でそう思ったんだ。
でも、あっくんなら助けてくれるかもって思ったのに…っ!
「そんなに酷いのか?」
「俺、殺されかけたんだ。息ができなくて苦しくて…だからアイツを突き飛ばした…っ。わざとじゃないのに…っ、母さんは信じてくれなかった…っ。それが苦しい…」
「斗亜…」
「あっくんも…俺なんかいない方が…っ」
「もういい、わかったから。俺が何とかする。心配するな」
「あっくん…っ」
あっくんの大きな手が、俺の頭を包み込むようにポンポンと撫でられると涙が込み上げてきそうになる。
やっとあそこから開放される―――
安堵から体の力が抜け、俺はあっくんの腕の中で再び目を閉じた。
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