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張り込み失敗
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そして当日。
俺は監視役として斗亜達をカラオケ屋のビルの下で張っていたのだが、何時間経っても出てこない。
流石におかしいと思い中を調べたが、斗亜達はもうどこにもいなかった。
そして非常口がある事に気が付き、慌てて車に戻る。
くっそ…っ、やられた!
「敦史さん!俺ですっ…斗亜見失いました、すみませんっ!一緒にいた子達も見当たりませんっ」
「いつまでいたかも分からない?」
「店員に聞いて連れの子探します!」
「こっちも動く」
そして車で辺りを捜索すると、背の高いあの男の子が一人肩を落としとぼとぼと歩く姿を見つけた。
俺は慌てて車を路肩に止め彼に声をかけた。
「おいっ!君っ!斗亜は!?一緒じゃなかったのかっ!?」
「あ…えっと…何か斗亜くん途中で眠っちゃって。それで彼女が介抱するからって大人の人に連れていかれて…僕も一緒に行くって言ったんですけど…」
「その女はっ、君の知り合い!?」
「はい、一応彼女なんですけど…」
「連絡先は?知ってるよね?」
「えっ…なんで…!?」
「いいから!このままだと斗亜がっ…」
「斗亜がくんが!?てか、何なんですか!?あなた…っ」
「説明してる暇はねぇんだよ!!お前の彼女とそいつらどういう関係だっ!」
かなり脅しに近いような言い方になってしまったけど、一刻を争う事態だ、言い方なんか気にしてられない。
とにかくこの子から知ってる事全て吐かせないと!
「しっ、知りませんっ!僕はただ…彼女の友達が斗亜くんに会いたがってるから誘ってって頼まれて…」
「仕組まれてたか…斗亜は多分連れてかれた…」
「えっ…どこに…?」
「それがわかんねぇから電話しろって言ってんの!」
大きな体を小さくして完全に萎縮してしまった彼を見て、流石にやりすぎたと反省すると、とにかく冷静に落ち着いて情報を聞き出そうと深呼吸を繰り返す。
「あぁ…ごめん。とにかくこのままだと斗亜が危ねぇんだよ。頼むから居場所だけでも聞き出して欲しい」
「…はい、わかりました」
そして、彼がその女に掛けた電話は繋がったがすぐに切られ、次にかけた時にはもう繋がらなくなっていた。
「騙されたんだよ…斗亜も…お前も…」
「じゃあ…彼女は…っ」
「多分もうお前の所にも来ないはずだ」
「ねぇ…っ、俺どうしたらいいっ!?斗亜くんが酷い目にあってたら…っ、俺っ…」
「大丈夫だ、俺が助ける。だから何か心当たりとかない?」
彼女とは最近出会ったばっかりで声をかけられて知り合って、何回かご飯を食べに行った程度でお互いの事は殆ど知らないらしい。
こうなると、彼からの手掛かりはほぼないようなもんだな…
明らかにあっちの組が関わってるとするなら、一体どこにいて何が目的なんだ!?
どこ行ったんだよ、斗亜…っ
心当たり…そうだ!
あの日龍士が入っていったあのビルは…!?
一か八か、俺はあのビルに行ってみることにした。
俺は監視役として斗亜達をカラオケ屋のビルの下で張っていたのだが、何時間経っても出てこない。
流石におかしいと思い中を調べたが、斗亜達はもうどこにもいなかった。
そして非常口がある事に気が付き、慌てて車に戻る。
くっそ…っ、やられた!
「敦史さん!俺ですっ…斗亜見失いました、すみませんっ!一緒にいた子達も見当たりませんっ」
「いつまでいたかも分からない?」
「店員に聞いて連れの子探します!」
「こっちも動く」
そして車で辺りを捜索すると、背の高いあの男の子が一人肩を落としとぼとぼと歩く姿を見つけた。
俺は慌てて車を路肩に止め彼に声をかけた。
「おいっ!君っ!斗亜は!?一緒じゃなかったのかっ!?」
「あ…えっと…何か斗亜くん途中で眠っちゃって。それで彼女が介抱するからって大人の人に連れていかれて…僕も一緒に行くって言ったんですけど…」
「その女はっ、君の知り合い!?」
「はい、一応彼女なんですけど…」
「連絡先は?知ってるよね?」
「えっ…なんで…!?」
「いいから!このままだと斗亜がっ…」
「斗亜がくんが!?てか、何なんですか!?あなた…っ」
「説明してる暇はねぇんだよ!!お前の彼女とそいつらどういう関係だっ!」
かなり脅しに近いような言い方になってしまったけど、一刻を争う事態だ、言い方なんか気にしてられない。
とにかくこの子から知ってる事全て吐かせないと!
「しっ、知りませんっ!僕はただ…彼女の友達が斗亜くんに会いたがってるから誘ってって頼まれて…」
「仕組まれてたか…斗亜は多分連れてかれた…」
「えっ…どこに…?」
「それがわかんねぇから電話しろって言ってんの!」
大きな体を小さくして完全に萎縮してしまった彼を見て、流石にやりすぎたと反省すると、とにかく冷静に落ち着いて情報を聞き出そうと深呼吸を繰り返す。
「あぁ…ごめん。とにかくこのままだと斗亜が危ねぇんだよ。頼むから居場所だけでも聞き出して欲しい」
「…はい、わかりました」
そして、彼がその女に掛けた電話は繋がったがすぐに切られ、次にかけた時にはもう繋がらなくなっていた。
「騙されたんだよ…斗亜も…お前も…」
「じゃあ…彼女は…っ」
「多分もうお前の所にも来ないはずだ」
「ねぇ…っ、俺どうしたらいいっ!?斗亜くんが酷い目にあってたら…っ、俺っ…」
「大丈夫だ、俺が助ける。だから何か心当たりとかない?」
彼女とは最近出会ったばっかりで声をかけられて知り合って、何回かご飯を食べに行った程度でお互いの事は殆ど知らないらしい。
こうなると、彼からの手掛かりはほぼないようなもんだな…
明らかにあっちの組が関わってるとするなら、一体どこにいて何が目的なんだ!?
どこ行ったんだよ、斗亜…っ
心当たり…そうだ!
あの日龍士が入っていったあのビルは…!?
一か八か、俺はあのビルに行ってみることにした。
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