十六夜の月

むらさきおいも

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大人になった斗亜(龍士)

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高校卒業して早半年。
急に大人びた斗亜とあは何かいつの間にかデカくなってるし、可愛いと言うより凄くかっこよくなってきてて、刺青なんて入れちゃって子供っぽさがなくなってしまった。

可愛い斗亜が好きだった俺は少し残念ではあるのだけれど、そんな男っぽい斗亜にも毎日ドキドキさせられっぱなしだ。


龍士りゅうじ、これボディーソープで洗って良いの?」

充彦みつひこから聞いたんじゃないの?そっと洗えよ?そっとね…」

「そんな心配しなくても大丈夫だよ…そっとね、はいはい」


俺の言い方がお節介だと言わんばかりに、適当に聞き流す斗亜。
俺は、そんな斗亜の背中を湯船の中から眺めていた…

あんなに細くて折れそうなほど華奢だったのに、今や俺より筋肉ついてるしその膨らみに掘られた羽がめちゃくちゃカッコイイ…


「龍士、背中洗って?」

「はいはい」


俺は斗亜の言うなりに湯船から上がって、斗亜の背中を洗いながら逞しくなった背中を間近で見ると、何だか俺だけ成長してないような…置いてけぼりにされてるような気分になる。

俺はこうやって一生、自信が無いまま生きていくんだろうか。
せっかく斗亜と一緒にいれるのに…


「龍士?どうしたの?」

「え?」

「手、止まってるけど…」

「あぁ、ごめん」


つい、物思いにふけって手が止まってしまった。
俺もジム、行こうかな…

そう思いながら背中を洗い終わると、俺は斗亜に覆い被さるように背中から抱きついた。


「…っ、何?どうしたの?」

「何かさ、斗亜成長したなぁって…」

「そりゃ、成長くらいするよ」

「どんどん遠くなっちゃう気がする…」

「こんなに近くにいるのに?」

「そうだな」


変に俺が感傷に浸っていると、斗亜がこちらに向き直し俺に手を伸ばしながら軽く唇を重ねた。


「…っ」

「どこにも行かないよ?約束したじゃん」

「うん、そうだな」

「裏切りそうなのは、俺じゃなくて龍士の方なのに…」

「俺はもうどこにも行かないよ。斗亜がいなきゃ生きていけないもん」

「ふふっ、俺も…」


泡にまみれた俺たちは、そのまま抱き合って求めあった。
滑りの良くなった身体は敏感で、触れているところ全てが気持ちよくて、自然にお互いのソレを握り合いながらより強い快感を促した。

耳元で斗亜の甘い吐息が聞こえる…
体がデカくなっても、そのトロンとした可愛い顔は変わらなくて、そんな目で見つめられたらひとたまりもない。


「はぁ…っ、龍士…欲しい…っ」

「ここ…入れていいの…?」

「ん…っ、入れて…」


向き合ったまま、滑りの良くなった俺のソレを斗亜の後ろに飲み込ませると、暖かい斗亜の中で我慢できなくてすぐに律動を早めた。

それに合わせながら斗亜もより深くまで腰を落とし、結合部分はクチュクチュと音を立て、甘い吐息と共に風呂場に響き耳までも犯される。


「あっ、はぁ…っ、龍士…っ、奥っ…」

「奥っ、気持ちいい…っ?」

「んっ…凄い…っ、あっ、あっ…ダメ…っ、イッちゃうっ」


斗亜の後ろが締まると俺も我慢出来なくて、律動を早め奥へ奥へと突き上げ斗亜の中に欲を吐き出した。

そして、斗亜も俺にしがみついたままだらりと体を預け、ビクビクと身体を震わせる度にトロトロと白濁を溢れさせた。


「はぁ…はぁ…っ、斗亜、平気…?」

「ん…っ、もう…終わり…っ?」

「えっ、まだ足りない…?」

「龍士…っ、好き…っ、あっ、あ…っ」


斗亜はイったばかりなのに俺にお構い無しに自ら腰を浮かせ、上から虚ろな表情で俺を煽る。

ヤバイっ…
こんなの耐えられるわけない。

風呂の熱さにやられもう結構限界なのに、気持ちよさとぼうっとする感じが良い具合に相まって俺のソレも復活してくると、緩く動く斗亜の腰を掴んで奥深くまで突き上げた。


「はぁっ、あ…っ、あっ、お…ぐ…っ」

「飛んでも知らねぇからなっ…」

「う…っ、あ゛っ、龍士…っ、イグ…ッ、イグッ…」

「くっ…オラッ、イケ…ッ」


あぁ、もう幸せすぎて完全にのぼせた…
ぐったりと俺に寄りかかる斗亜はもう完全に飛んでて、俺も意識を保つので精一杯。

斗亜の中からズルりとモノが抜けると同時に、中からトロトロと欲が流れる。

どうにかこうにか後処理をして、泡を流し斗亜をベットまで運び出した俺はもう汗だくで、もう1回シャワーを浴び直し素早く斗亜の元へと戻る。

ふぅ…と息を吐き、斗亜の寝顔を眺めながらピンク色の頬に触れると、斗亜は夢を見ているのかニコっと微笑んだ。

すっかり大人になったけど、でもやっぱりめちゃくちゃ可愛い。
今俺、めちゃくちゃ幸せだ。

そして俺も斗亜に負けないように、斗亜を抱き抱えても余裕なくらいになれるように、もっと鍛えなければと誓ったのだ。
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