大魔王様は私に執心のようで

ヒマリ

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第1章

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今すぐ、キスしたい気持ちをおさえ、じぃやに何か本を持ってくるように言った。
逃げられちゃ困るからな。
で、今はじぃやの持ってきた本を花音は熟読中。
俺は、というと・・・・・コーヒー片手に花音を膝の上に乗せたまま、資料に目を通していた。
花音の香りが俺を落ち着かせているため、いつもより、仕事がはかどる。
・・・・やっぱり、組織を潰すのが一番の解決策だよなぁ。
でも、いつもだが、俺が駆けつけたときにはいないんだよなぁ。
これ以上、状況を悪化させないためにも、もうそろそろ、手を打つか・・・・。
魔界第一騎士アラン。
赤い髪に、赤い目、見た目は整っている。
剣術だけなら、俺と並ぶほどだ。
アランとは幼馴染みで俺の信頼の置ける人物でもある。
あいつに一任した方が早めに決着がつきそうだ。
「レーオーンー!」
ん?
俺の名前を呼んだのは花音。
しかも上目遣い。
わぁー、普通にやべぇーな。
「ん?どうした?」
冷静を装って、答えると
「読み終わった!」
屈託のない笑顔で言う、花音は可愛すぎて死にそー。
そういえば、何読んでんだ?
チラッと本に視線を落として、絶句!
あ・・・・嘘だろ?
「おま、なんで魔界法律辞典なんて読んで・・・・?」
しかも、よく見れば、かなりの厚さだ。
これ、普通のやつは読み終わるのにどう頑張ったって、丸三日はかかるぞ!
それをたったの二時間で・・・。
集中力やべぇ。
「すっごく、面白かった!」
目をキラキラさせて、こちらを見上げる花音。
あー・・・・まだ、なんか読みたいわけか。
「資料室には本もあるんだ、一緒に行って、選ぶか?」
問い掛けると、彼女はすぐに頷いた。
ま、俺も資料室に用があったしな。
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