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本編
監視
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-夜。
シルを寝かせた俺は弾込めしたM4を背負い、黒い外套を着て、とある場所にいた。
ギルドのスナイパー、三島と待ち合わせているのだ。
「おうカゲ。時間ぴったりだな。行くぞ。」
闇から出てきた音も無く出てきた三島は小声でそう言うと、走り出す。
俺もそれを追いかけ、走り出した。
ワイヤーで民家の屋根に乗り、足音や物音を消すスキル、「ステルスマスター」を発動しながら闇夜をかけていく。
「ターゲットは?」
「監視中。とりあえず今ヒロに代わり頼んでるよ。気になる発言無し。」
今回は、依頼ではない。
俺達が勝手に前の依頼主……「トルスタ」と言う貴族を監視しているのだ。
理由はもちろんシルの事。
何故あの子を、俺達を騙してまで殺させようとしたのか。
それが気になったのである。
ついでに、トルスタ自体最近良い噂を聞かないのだ。
「今日のターゲットの予定は?」
「もうすぐ知り合いの商人と自室で飲むそうだ。ちなみにその商人もあまり評判は良くない。」
「ボロ出しそうだな。」
「かもな。でも結構上手くいかねえのよ。昨日今日で言う事じゃねえが。」
「いつもすまんね。」
「それが偵察兵の仕事でもあるしな。俺達は戦闘になっても遠くから援護か偵察しか出来ないからな。」
走りながら三島は笑う。
「……っと。跳ぶぞ、カゲ。」
「おう。」
俺達は民家の屋根から木の枝へジャンプ。そして枝を踏み台にしてさらにジャンプし、トルスタの屋敷の塀を越えた。
回転し、勢いを殺して着地。そしてすぐに立ち上がり、ワイヤーを投げ、スルスルと屋根に上る。
「戻ったぞヒロ。ありがとな。」
「おお、シマにカゲ。お安い御用さ。」
「なんか収穫は?」
「ナッシング。それに奴は今部屋にいない。門にラクバとか言う商人が来て今は出迎え。ドローンでバッチリだぜ。」
そう言ってヒロ……「田端宏武(タバタヒロム)」は三島にドローンの端末を渡す。淡く光るモノクロの画面には確かに話しながら歩くトルスタと商人が映っている。
「サンキューヒロ。助かったぜ。」
「おう。お休み。」
そう言って、宏武はMP7を持って屋根から飛び降り、闇に消える。
「……さて。監視を続けるか。」
--
『どうだ?調子は。』
『このところ景気が良くてねえ。稼がせて貰ってるよ。』
『はっはっは。そりゃ良かった。今度奢ってくれんか?』
『考えとくさ。はっはっは。』
……なんだかむなしい。
冷える夜。
そこそこ風も吹き、肌寒い中、じっと屋根の上で、呑気に酒を飲んでるオッサンを監視し続けるのだ。
楽しいもんでも無い。
三島もつまらないらしく、ライフルを抱えてあくびをしている。
『時にラクバ。奴隷の方はどうだ?』
……奴隷ね。
元いた世界じゃ聞き慣れない物だがここは異世界。
胸糞悪いが奴隷も居る。
ただ救いなのは、最近奴隷制に異を唱える者が増え、奴隷が少なくなって来ている事だろうか。
『ああ。良く売れるよ。最近世間の風当たりが強いおかげで奴隷商が減ってな。その分下衆な貴族の客が増えてね。女奴隷が跳ぶように売れる。』
『下衆はお前もだろう?』
『トルスタ。お前には敵わんさ』
『『ハーッハッハッハ!』』
胸糞悪りぃ会話だ。
別に法で完全に禁止はされていないからしょうが無いが、出来る事なら今すぐあいつら撃ち殺して奴隷を全員解放してやりたい所だ。それが偽善だと解っていても。
『そういえばトルスタ。お前さん、マルエスタを潰したらしいな。』
『ああ。最近評判の良い傭兵ギルドを使ってな。中々良い仕事ぶりだった。』
『そうか。……アイツの関税は高かったからな。助かるよ。』
『ああ。これで次の領主は私に決まったも同然だよ。』
『決まった訳ではなかろう。』
『なあに。有力な貴族を味方につければ容易い物よ。』
『はっはっは。領主になった暁には、俺に免税特権を。』
『考えといてやろう。』
……うわー。奴隷の話よかマシだがひっでえ会話。
『ところで、マルエスタは養子を取って居たのだろう?幼い。』
『ああ。シルなんちゃらとか言う子供だろう。殺させたよ。リストには載せなかったが、屋敷を破壊して火を付けさせた。』
『少々、もったいなくないか?』
『何故だ?』
『養子は優れた魔力の持ち主で、可愛らしい女子なのであろう?引き取って兵として育てるなり、売るなり出来ただろう。』
『いや。たしかにそれは良いがな。しかし今回は魔力石にする事にしたよ
。リリエーナへのプレゼントだ。明日にでも、焼け跡から探させよう。』
……聞き慣れない言葉が多いな。
「三島、魔力石って?」
「生物の死骸から取れる結晶で魔力の塊。優れた魔力を持つヤツからしか取れない。若い程キレイで、若い女の結晶はかなり高級品だ。……それでシルちゃんを殺させようとしたのか。納得だぜ。」
「リリエーナってのは?」
「たしかトルスタの愛人。……どうする?」
「探しに行かれると面倒だ。強盗に見せかけて殺っちまおう。コイツクズだし慈悲は無え。」
「商人は?」
「見られちまうし一緒に殺っちまう。」
「解った。ちょっと待ってろ。……リーダー?」
三島が無線機で修にコールする。
『こちらリーダー。どうした?』
「商人とトルスタ殺るわ。強盗に偽装する。」
『了解。しくじるなよ。』
「ありがとう。オーバー。……許可出たぞ。」
「了解。俺はトルスタを殺る。お前ラクバ殺ってくれ。」
「了解。」
俺と三島は、屋根の淵にワイヤーをかけるとナイフを取り出す。
普通の店で売っている、変哲も無い普通のナイフだ。
俺達はそれを逆手で持つと、カウントダウンを始める。
「ファイブカウント。5、4、3、2、1、……」
「「go!」」
屋根からラペリング降下し、勢いを付けて部屋の窓を蹴破る。
ワイヤーを瞬時に外しながら部屋に着地し、あっけに取られているトルスタとラクバの胸に、ナイフを突き刺した。
口を押さえながら、ナイフを抜き、もう一度突き刺す。今度は心臓を正確に。
トルスタとラクバは、しばらく悶えた後、動かなくなった。
頬についた返り血を払い、無線機のプレストークスイッチを押す。
「ゴーストよりリーダー。目標二名は眠りについた。」
『リーダー了解。ナイフを片方その場に残し、誰にも見られず帰還せよ。……カゲ。シルちゃんが起きて、心配してる。』
「了解。すぐ戻る。……行くぞ三島。」
「がってん承知だ。」
俺は血塗れたナイフをその場に投げ捨て、ワイヤーを回収すると、強盗に見せるために素早く適度に部屋を荒らし、宝石等をポケットに詰め込む。
屋敷が騒がしくなってきた頃、三島と共に夜の闇に紛れ、逃走した。
シルを寝かせた俺は弾込めしたM4を背負い、黒い外套を着て、とある場所にいた。
ギルドのスナイパー、三島と待ち合わせているのだ。
「おうカゲ。時間ぴったりだな。行くぞ。」
闇から出てきた音も無く出てきた三島は小声でそう言うと、走り出す。
俺もそれを追いかけ、走り出した。
ワイヤーで民家の屋根に乗り、足音や物音を消すスキル、「ステルスマスター」を発動しながら闇夜をかけていく。
「ターゲットは?」
「監視中。とりあえず今ヒロに代わり頼んでるよ。気になる発言無し。」
今回は、依頼ではない。
俺達が勝手に前の依頼主……「トルスタ」と言う貴族を監視しているのだ。
理由はもちろんシルの事。
何故あの子を、俺達を騙してまで殺させようとしたのか。
それが気になったのである。
ついでに、トルスタ自体最近良い噂を聞かないのだ。
「今日のターゲットの予定は?」
「もうすぐ知り合いの商人と自室で飲むそうだ。ちなみにその商人もあまり評判は良くない。」
「ボロ出しそうだな。」
「かもな。でも結構上手くいかねえのよ。昨日今日で言う事じゃねえが。」
「いつもすまんね。」
「それが偵察兵の仕事でもあるしな。俺達は戦闘になっても遠くから援護か偵察しか出来ないからな。」
走りながら三島は笑う。
「……っと。跳ぶぞ、カゲ。」
「おう。」
俺達は民家の屋根から木の枝へジャンプ。そして枝を踏み台にしてさらにジャンプし、トルスタの屋敷の塀を越えた。
回転し、勢いを殺して着地。そしてすぐに立ち上がり、ワイヤーを投げ、スルスルと屋根に上る。
「戻ったぞヒロ。ありがとな。」
「おお、シマにカゲ。お安い御用さ。」
「なんか収穫は?」
「ナッシング。それに奴は今部屋にいない。門にラクバとか言う商人が来て今は出迎え。ドローンでバッチリだぜ。」
そう言ってヒロ……「田端宏武(タバタヒロム)」は三島にドローンの端末を渡す。淡く光るモノクロの画面には確かに話しながら歩くトルスタと商人が映っている。
「サンキューヒロ。助かったぜ。」
「おう。お休み。」
そう言って、宏武はMP7を持って屋根から飛び降り、闇に消える。
「……さて。監視を続けるか。」
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『どうだ?調子は。』
『このところ景気が良くてねえ。稼がせて貰ってるよ。』
『はっはっは。そりゃ良かった。今度奢ってくれんか?』
『考えとくさ。はっはっは。』
……なんだかむなしい。
冷える夜。
そこそこ風も吹き、肌寒い中、じっと屋根の上で、呑気に酒を飲んでるオッサンを監視し続けるのだ。
楽しいもんでも無い。
三島もつまらないらしく、ライフルを抱えてあくびをしている。
『時にラクバ。奴隷の方はどうだ?』
……奴隷ね。
元いた世界じゃ聞き慣れない物だがここは異世界。
胸糞悪いが奴隷も居る。
ただ救いなのは、最近奴隷制に異を唱える者が増え、奴隷が少なくなって来ている事だろうか。
『ああ。良く売れるよ。最近世間の風当たりが強いおかげで奴隷商が減ってな。その分下衆な貴族の客が増えてね。女奴隷が跳ぶように売れる。』
『下衆はお前もだろう?』
『トルスタ。お前には敵わんさ』
『『ハーッハッハッハ!』』
胸糞悪りぃ会話だ。
別に法で完全に禁止はされていないからしょうが無いが、出来る事なら今すぐあいつら撃ち殺して奴隷を全員解放してやりたい所だ。それが偽善だと解っていても。
『そういえばトルスタ。お前さん、マルエスタを潰したらしいな。』
『ああ。最近評判の良い傭兵ギルドを使ってな。中々良い仕事ぶりだった。』
『そうか。……アイツの関税は高かったからな。助かるよ。』
『ああ。これで次の領主は私に決まったも同然だよ。』
『決まった訳ではなかろう。』
『なあに。有力な貴族を味方につければ容易い物よ。』
『はっはっは。領主になった暁には、俺に免税特権を。』
『考えといてやろう。』
……うわー。奴隷の話よかマシだがひっでえ会話。
『ところで、マルエスタは養子を取って居たのだろう?幼い。』
『ああ。シルなんちゃらとか言う子供だろう。殺させたよ。リストには載せなかったが、屋敷を破壊して火を付けさせた。』
『少々、もったいなくないか?』
『何故だ?』
『養子は優れた魔力の持ち主で、可愛らしい女子なのであろう?引き取って兵として育てるなり、売るなり出来ただろう。』
『いや。たしかにそれは良いがな。しかし今回は魔力石にする事にしたよ
。リリエーナへのプレゼントだ。明日にでも、焼け跡から探させよう。』
……聞き慣れない言葉が多いな。
「三島、魔力石って?」
「生物の死骸から取れる結晶で魔力の塊。優れた魔力を持つヤツからしか取れない。若い程キレイで、若い女の結晶はかなり高級品だ。……それでシルちゃんを殺させようとしたのか。納得だぜ。」
「リリエーナってのは?」
「たしかトルスタの愛人。……どうする?」
「探しに行かれると面倒だ。強盗に見せかけて殺っちまおう。コイツクズだし慈悲は無え。」
「商人は?」
「見られちまうし一緒に殺っちまう。」
「解った。ちょっと待ってろ。……リーダー?」
三島が無線機で修にコールする。
『こちらリーダー。どうした?』
「商人とトルスタ殺るわ。強盗に偽装する。」
『了解。しくじるなよ。』
「ありがとう。オーバー。……許可出たぞ。」
「了解。俺はトルスタを殺る。お前ラクバ殺ってくれ。」
「了解。」
俺と三島は、屋根の淵にワイヤーをかけるとナイフを取り出す。
普通の店で売っている、変哲も無い普通のナイフだ。
俺達はそれを逆手で持つと、カウントダウンを始める。
「ファイブカウント。5、4、3、2、1、……」
「「go!」」
屋根からラペリング降下し、勢いを付けて部屋の窓を蹴破る。
ワイヤーを瞬時に外しながら部屋に着地し、あっけに取られているトルスタとラクバの胸に、ナイフを突き刺した。
口を押さえながら、ナイフを抜き、もう一度突き刺す。今度は心臓を正確に。
トルスタとラクバは、しばらく悶えた後、動かなくなった。
頬についた返り血を払い、無線機のプレストークスイッチを押す。
「ゴーストよりリーダー。目標二名は眠りについた。」
『リーダー了解。ナイフを片方その場に残し、誰にも見られず帰還せよ。……カゲ。シルちゃんが起きて、心配してる。』
「了解。すぐ戻る。……行くぞ三島。」
「がってん承知だ。」
俺は血塗れたナイフをその場に投げ捨て、ワイヤーを回収すると、強盗に見せるために素早く適度に部屋を荒らし、宝石等をポケットに詰め込む。
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