20 / 42
第20話 ダイノラプター
しおりを挟む
魔法道具を起動して、空に浮かせる。
「なにこれ、ちょっとかわいいかも!」
「浮遊型自動撮影魔法道具【ゴプロ君1号】だよ」
「ネーミングセンス、どうにかならないわけ?」
「……僕はいいと思うんだけど……?」
姉のツッコミを多少気にしつつも、僕はモノクルと【ゴプロ君1号】を同期させる。
これは〈魔法の目〉という、視野を遠隔操作する魔法を再現するために作った魔法道具なのだが……実は失敗作だ。
オリジナルの〈魔法の目〉は不可視であるため、どこにでも潜めるが、この『浮遊型自動撮影魔法道具【ゴプロ君1号】』は小鳥ほどのサイズで透明にもならない。
どちらかというと、飛行可能な〈望遠の目〉といった風情の性能なのだ。
しかし、こういった状況での地形把握や、踏み込むのが危険な場所へ調査に飛ばすには丁度いい。
「わたくしはどういたしましょうか?」
「まずは僕がざっと地形把握するから、ちょっと待ってて。ごめんね」
本来、こういった仕事は斥候であるチサの仕事である。
彼女の領分を侵すのは些か申し訳ないが、地図がないとなればまずは周辺地形をざっくりと把握して、ポイントを絞った調査をした方がいい。
これは未踏破区域によく踏み込む叔母と母から教わったことである。
穏やかな風が草原を撫でる中、僕は可能な限りの速度で【ゴプロ君1号】を飛ばす。
いまのところ、集落の北側が把握できればいいので、そう時間はかからない。
「……ノエル様。それは何でしょう?」
「ん? これ? 【自動地図】って魔法道具だよ。父さんが開発したものでね、本当は迷宮用なんだけど、ちょっと改造して外でも使えるようにしてあるんだ」
本来は使用者が知覚したものを反映する紙状の魔法道具で、〈共鳴探査〉という魔法とセットで使用するものなのだが、何も魔法的知覚に頼らずともいいのではないか……という情けない逆張りをした僕によって、ちょっとした改造がされている。
「これは、すごい。魔技師に会うのは初めてだが、こんなことができるのか」
【自動地図】には集落北の情報が次々と描き込まれていく。
池や小川の位置、丘、森の外縁などが正確にわかる地図がそこに出来上がっていた。
「……!」
「どうしたの?」
「走蜥蜴がいる。色合い的には森走蜥蜴だけど、草原に出てきてるみたいだ」
【ゴプロ君1号】には、体色がモスグリーンの走蜥蜴が映し出されている。
森走蜥蜴を実際に見るのは初めてだが、草原走蜥蜴は鮮やかな青色なのですぐに見分けがついた。
「どの方向? 距離は? 数は?」
「二時方向、五百メートルくらい先の小さな水場に五匹。【ゴプロ君1号】には気が付いてない」
この時点で、いくらかの推測はできる。
普通、森走蜥蜴は森という縄張りから出てはこない。
こうして草原地帯の水飲み場に姿を現したということ自体が、大走竜などの群れの統率主がいる可能性を押し上げている。
加えて、【ゴプロ君1号】に映し出される彼らは、落ち着きがない。
興奮状態とは言えなくとも、周囲をしきりに気にしているし、仲間に対しても威嚇行動じみた鳴き声も上げている。
周囲に獲物や敵がいるわけでもないのに、イラつきすぎだ。
「やっぱい挙動が変だね。どうする? 姉さん」
「今日のところは、様子見にしましょう。変に刺激するよりも情報が欲しいわ」
「わかった。そろそろ地形の把握は終わりそうだけど、少し監視しておくね」
「わたくしが遁甲して近づいてみましょうか?」
チサの申し出に、僕は首を振る。
「いまのところ、まだ僕が追えるから大丈夫。すぐに動けるようにだけ準備をお願い」
「……承りました」
チサが小さく頭を下げる。
あれ……もしかして、しくじったかな?
頼りにしてるって、言ったほうが?
でも、もし気付かれでもしたら相手は五匹だ。
いくら何でも一人じゃ危険すぎる。
何か口に出そうとした瞬間、そいつは映像に映った。
草原走蜥蜴や森走蜥蜴とは、体色も大きさもまるで違う走蜥蜴。
赤褐色のそれは森の方からのっしのっしと歩いてきて、水場の森走蜥蜴を乱暴に押しのけた。
「出た……!」
僕の言葉に、緊張が走る。
姉が大剣に手をかけ、チサが身を低くする。
アウスも弓を腰から引き抜いた。
「同じ場所に、すごく大きな走蜥蜴がいる。三メートルくらいあるかも。たぶん、大走竜だ」
「お手柄よ、ノエル。さすがだわ」
褒められるほどのことは何もしていないが、そんな事を訂正している場合ではない。
「こっちに来る様子はないけど……なんだか、変だ」
「変とは?」
アウスの言葉に、僕は頷く。
「群れの統率者……って感じじゃないんです。どちらかというと輪が乱れてるというか、大走竜が来てから森走蜥蜴が興奮状態に陥ってるように見えます」
攻撃こそしないが、森走蜥蜴達は、お互いを威嚇し合ったり飛び跳ねたりして、明らかな興奮状態だ。
そんな、森走蜥蜴を睥睨して、大走竜が吼える。
「──グゥォォオオッ!」
その遠吠えは僕らの場所にも聞こえてくるくらい大きく、空気を震わせた。
「ノエル、いまのって?」
「大走竜の咆哮だよ! ……ってなにこれ!?」
「今度は何?」
「走蜥蜴が集まって来てる!」
【ゴプロ君1号】を少し高い位置にして周囲をぐるりと映すと、森の中や草原、川のそばなどから様々な体色の走蜥蜴達が水場に集まってくるのが確認できた。
「……姉さん、村に戻ろう。あいつら、狩りを始める気かもしれない」
「“大暴走”がくるってワケ!?」
「わからないよ! でも、ここにいたら他の走蜥蜴と遭遇するかもしれない」
規模的には“大暴走”ってほどではない。
まだ大走竜と併せて十数匹というところだ。
だが、嫌な予感がする。
人の味を覚えた獣というのは、人を襲うもの。
それは、魔物とて同じなのだ。
【ゴプロ君1号】を監視に残したまま、僕たちは集落への道を急いだ。
「なにこれ、ちょっとかわいいかも!」
「浮遊型自動撮影魔法道具【ゴプロ君1号】だよ」
「ネーミングセンス、どうにかならないわけ?」
「……僕はいいと思うんだけど……?」
姉のツッコミを多少気にしつつも、僕はモノクルと【ゴプロ君1号】を同期させる。
これは〈魔法の目〉という、視野を遠隔操作する魔法を再現するために作った魔法道具なのだが……実は失敗作だ。
オリジナルの〈魔法の目〉は不可視であるため、どこにでも潜めるが、この『浮遊型自動撮影魔法道具【ゴプロ君1号】』は小鳥ほどのサイズで透明にもならない。
どちらかというと、飛行可能な〈望遠の目〉といった風情の性能なのだ。
しかし、こういった状況での地形把握や、踏み込むのが危険な場所へ調査に飛ばすには丁度いい。
「わたくしはどういたしましょうか?」
「まずは僕がざっと地形把握するから、ちょっと待ってて。ごめんね」
本来、こういった仕事は斥候であるチサの仕事である。
彼女の領分を侵すのは些か申し訳ないが、地図がないとなればまずは周辺地形をざっくりと把握して、ポイントを絞った調査をした方がいい。
これは未踏破区域によく踏み込む叔母と母から教わったことである。
穏やかな風が草原を撫でる中、僕は可能な限りの速度で【ゴプロ君1号】を飛ばす。
いまのところ、集落の北側が把握できればいいので、そう時間はかからない。
「……ノエル様。それは何でしょう?」
「ん? これ? 【自動地図】って魔法道具だよ。父さんが開発したものでね、本当は迷宮用なんだけど、ちょっと改造して外でも使えるようにしてあるんだ」
本来は使用者が知覚したものを反映する紙状の魔法道具で、〈共鳴探査〉という魔法とセットで使用するものなのだが、何も魔法的知覚に頼らずともいいのではないか……という情けない逆張りをした僕によって、ちょっとした改造がされている。
「これは、すごい。魔技師に会うのは初めてだが、こんなことができるのか」
【自動地図】には集落北の情報が次々と描き込まれていく。
池や小川の位置、丘、森の外縁などが正確にわかる地図がそこに出来上がっていた。
「……!」
「どうしたの?」
「走蜥蜴がいる。色合い的には森走蜥蜴だけど、草原に出てきてるみたいだ」
【ゴプロ君1号】には、体色がモスグリーンの走蜥蜴が映し出されている。
森走蜥蜴を実際に見るのは初めてだが、草原走蜥蜴は鮮やかな青色なのですぐに見分けがついた。
「どの方向? 距離は? 数は?」
「二時方向、五百メートルくらい先の小さな水場に五匹。【ゴプロ君1号】には気が付いてない」
この時点で、いくらかの推測はできる。
普通、森走蜥蜴は森という縄張りから出てはこない。
こうして草原地帯の水飲み場に姿を現したということ自体が、大走竜などの群れの統率主がいる可能性を押し上げている。
加えて、【ゴプロ君1号】に映し出される彼らは、落ち着きがない。
興奮状態とは言えなくとも、周囲をしきりに気にしているし、仲間に対しても威嚇行動じみた鳴き声も上げている。
周囲に獲物や敵がいるわけでもないのに、イラつきすぎだ。
「やっぱい挙動が変だね。どうする? 姉さん」
「今日のところは、様子見にしましょう。変に刺激するよりも情報が欲しいわ」
「わかった。そろそろ地形の把握は終わりそうだけど、少し監視しておくね」
「わたくしが遁甲して近づいてみましょうか?」
チサの申し出に、僕は首を振る。
「いまのところ、まだ僕が追えるから大丈夫。すぐに動けるようにだけ準備をお願い」
「……承りました」
チサが小さく頭を下げる。
あれ……もしかして、しくじったかな?
頼りにしてるって、言ったほうが?
でも、もし気付かれでもしたら相手は五匹だ。
いくら何でも一人じゃ危険すぎる。
何か口に出そうとした瞬間、そいつは映像に映った。
草原走蜥蜴や森走蜥蜴とは、体色も大きさもまるで違う走蜥蜴。
赤褐色のそれは森の方からのっしのっしと歩いてきて、水場の森走蜥蜴を乱暴に押しのけた。
「出た……!」
僕の言葉に、緊張が走る。
姉が大剣に手をかけ、チサが身を低くする。
アウスも弓を腰から引き抜いた。
「同じ場所に、すごく大きな走蜥蜴がいる。三メートルくらいあるかも。たぶん、大走竜だ」
「お手柄よ、ノエル。さすがだわ」
褒められるほどのことは何もしていないが、そんな事を訂正している場合ではない。
「こっちに来る様子はないけど……なんだか、変だ」
「変とは?」
アウスの言葉に、僕は頷く。
「群れの統率者……って感じじゃないんです。どちらかというと輪が乱れてるというか、大走竜が来てから森走蜥蜴が興奮状態に陥ってるように見えます」
攻撃こそしないが、森走蜥蜴達は、お互いを威嚇し合ったり飛び跳ねたりして、明らかな興奮状態だ。
そんな、森走蜥蜴を睥睨して、大走竜が吼える。
「──グゥォォオオッ!」
その遠吠えは僕らの場所にも聞こえてくるくらい大きく、空気を震わせた。
「ノエル、いまのって?」
「大走竜の咆哮だよ! ……ってなにこれ!?」
「今度は何?」
「走蜥蜴が集まって来てる!」
【ゴプロ君1号】を少し高い位置にして周囲をぐるりと映すと、森の中や草原、川のそばなどから様々な体色の走蜥蜴達が水場に集まってくるのが確認できた。
「……姉さん、村に戻ろう。あいつら、狩りを始める気かもしれない」
「“大暴走”がくるってワケ!?」
「わからないよ! でも、ここにいたら他の走蜥蜴と遭遇するかもしれない」
規模的には“大暴走”ってほどではない。
まだ大走竜と併せて十数匹というところだ。
だが、嫌な予感がする。
人の味を覚えた獣というのは、人を襲うもの。
それは、魔物とて同じなのだ。
【ゴプロ君1号】を監視に残したまま、僕たちは集落への道を急いだ。
11
あなたにおすすめの小説
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
神スキル【絶対育成】で追放令嬢を餌付けしたら国ができた
黒崎隼人
ファンタジー
過労死した植物研究者が転生したのは、貧しい開拓村の少年アランだった。彼に与えられたのは、あらゆる植物を意のままに操る神スキル【絶対育成】だった。
そんな彼の元に、ある日、王都から追放されてきた「悪役令嬢」セラフィーナがやってくる。
「私があなたの知識となり、盾となりましょう。その代わり、この村を豊かにする力を貸してください」
前世の知識とチートスキルを持つ少年と、気高く理知的な元公爵令嬢。
二人が手を取り合った時、飢えた辺境の村は、やがて世界が羨む豊かで平和な楽園へと姿を変えていく。
辺境から始まる、農業革命ファンタジー&国家創成譚が、ここに開幕する。
【完結】姉は聖女? ええ、でも私は白魔導士なので支援するぐらいしか取り柄がありません。
猫屋敷 むぎ
ファンタジー
誰もが憧れる勇者と最強の騎士が恋したのは聖女。それは私ではなく、姉でした。
復活した魔王に侯爵領を奪われ没落した私たち姉妹。そして、誰からも愛される姉アリシアは神の祝福を受け聖女となり、私セレナは支援魔法しか取り柄のない白魔導士のまま。
やがてヴァルミエール国王の王命により結成された勇者パーティは、
勇者、騎士、聖女、エルフの弓使い――そして“おまけ”の私。
過去の恋、未来の恋、政略婚に揺れ動く姉を見つめながら、ようやく私の役割を自覚し始めた頃――。
魔王城へと北上する魔王討伐軍と共に歩む勇者パーティは、
四人の魔将との邂逅、秘められた真実、そしてそれぞれの試練を迎え――。
輝く三人の恋と友情を“すぐ隣で見つめるだけ”の「聖女の妹」でしかなかった私。
けれど魔王討伐の旅路の中で、“仲間を支えるとは何か”に気付き、
やがて――“本当の自分”を見つけていく――。
そんな、ちょっぴり切ない恋と友情と姉妹愛、そして私の成長の物語です。
※本作の章構成:
第一章:アカデミー&聖女覚醒編
第二章:勇者パーティ結成&魔王討伐軍北上編
第三章:帰郷&魔将・魔王決戦編
※「小説家になろう」にも掲載(異世界転生・恋愛12位)
※ アルファポリス完結ファンタジー8位。応援ありがとうございます。
辺境薬術師のポーションは至高 騎士団を追放されても、魔法薬がすべてを解決する
鶴井こう
ファンタジー
【書籍化しました】
余分にポーションを作らせ、横流しして金を稼いでいた王国騎士団第15番隊は、俺を追放した。
いきなり仕事を首にされ、隊を後にする俺。ひょんなことから、辺境伯の娘の怪我を助けたことから、辺境の村に招待されることに。
一方、モンスターたちのスタンピードを抑え込もうとしていた第15番隊。
しかしポーションの数が圧倒的に足りず、品質が低いポーションで回復もままならず、第15番隊の守備していた拠点から陥落し、王都は徐々にモンスターに侵略されていく。
俺はもふもふを拾ったり農地改革したり辺境の村でのんびりと過ごしていたが、徐々にその腕を買われて頼りにされることに。功績もステータスに表示されてしまい隠せないので、褒賞は甘んじて受けることにしようと思う。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
現代知識と木魔法で辺境貴族が成り上がる! ~もふもふ相棒と最強開拓スローライフ~
はぶさん
ファンタジー
木造建築の設計士だった主人公は、不慮の事故で異世界のド貧乏男爵家の次男アークに転生する。「自然と共生する持続可能な生活圏を自らの手で築きたい」という前世の夢を胸に、彼は規格外の「木魔法」と現代知識を駆使して、貧しい村の開拓を始める。
病に倒れた最愛の母を救うため、彼は建築・農業の知識で生活環境を改善し、やがて森で出会ったもふもふの相棒ウルと共に、村を、そして辺境を豊かにしていく。
これは、温かい家族と仲間に支えられ、無自覚なチート能力で無理解な世界を見返していく、一人の青年の最強開拓物語である。
別作品も掲載してます!よかったら応援してください。
おっさん転生、相棒はもふもふ白熊。100均キャンプでスローライフはじめました。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる