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第三章:蒸奇の国・ガンク・ダンプ
第31話
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遥か、遥か、彼方。砂埃が舞う中に大きな影がある。
動く、動く、動く。それはまるで巨大な岩山のように。
開く、開く、開く。巨大な口は底の見えない穴のように。
睨む、睨む、睨む。蠢く眼球は視力を持たないというのに。
叫ぶ、叫ぶ、叫ぶ。周囲一帯のすべてを威圧するかのように。
求む、求む、求む。灼熱砂漠で一滴の水を求める旅人のように。
――今、規格外が動き出した。
乾燥する空気と、乱立する岩石が一面を席巻する広大な乾燥地帯。降り注ぐ日差しを遮るものはなく、その光は容赦なく地上の冷気水分を奪っていく。乾燥した風が乾燥して軽くなった砂を舞い上げ、時折砂嵐もたっていた。生命の気配を感じられない空間が広がる。
だが、そんな中に何やら動きを見せる物体があった。一台の幌馬車だ。ゆっくりとした動きで進むその馬車は砂に飲まれないように岩場を選んで進んでいる。
だが、その幌馬車を引く馬はとても奇妙な姿をしていた。その表面は黒く光を反射しない。見た目だけは馬そっくりだが、よく見ると目も口もなく、およそ生物らしさが皆無なのである。そしてその首もとからは二本、まるで手綱のごとく黒い紐のようなものが延びていた。それはそのまま幌馬車の中へ繋がっている。幌馬車の中、そこには三人の人物がいた。
一人は馬から伸びた手綱を持っていた。真っ白でふわふわな髪を長く伸ばしたその人物は、年のころにして十歳前後だろう。真っ赤な瞳は半開きで、その可愛らしい顔にはたくさんの汗が浮かんでいた。
その少女の隣に座る人物がそれに気がつき、取り出したタオルで少女の汗を甲斐甲斐しく拭いた。毛先にむかって薄紫色になっている珍しい白髪と、褐色の肌が見事なコントラストを描くその女性の耳は長く伸びていた。ダークエルフと呼ばれる種族である。だが、そのような目立つ特徴をもつ彼女であるのに、その注目はすべて彼女のまとうメイド服に注がれる。彼女は大きな単眼鏡を片手に、時おりそれを覗いては傍らの少女に指示を出していた。
「クロエさん、前方に大きな岩があります。右に避けてください。」
クロエと呼ばれた少女は頷くと手綱を右へきった。だが、実はこの手綱も馬も少女の魔法で出来ており手綱を切る必要性は全くない。それでも動かしてしまうのはイメージによるものなのだろう。
緩く右へそれた馬車は、現れた岩を避けてまた同じ進路へと戻った。クロエは隣に座る女性へ話しかける。
「ミーナさん、まだ着かないんですかね。」
ミーナと呼ばれた女性は再び単眼鏡を除き込むと、緩く首を降って言った。
「まだですね。おそらく今日一杯はかかるでしょう。」
「そうですか……」
クロエが後ろの方をチラリと振り返る。そこには幌馬車に敷かれた布の上に横たわる一人のエルフの女性の姿が見えた。
「うーん……」
ぐったりとした様子で横になるその人物は、どこか寝苦しそうな様子でうめいている。普段ならサラサラと風になびいているであろうその金髪は、汗で額に張り付いてしまっている。エルフ特有の抜けるような白い肌は、頬と耳が赤くなっていた。
後ろを振り向くクロエの様子に気が付いたのか、ミーナも振り返り心配そうに言った。
「……まさか、お嬢様がここまで暑さに弱い方だったとは。」
「そういえば郷にいた時も、『暑くて暑くて眠れませんわ!』って、サラさん言ってましたね……」
そんな会話を交わしながら、幌馬車は暑い日差しの降り注ぐ中をゆっくりと進んでいくのであった。
不意にミーナが前方、幌馬車を引く馬を見て感心したように言った。
「しかし、クロエさんの魔法には助けられましたね。」
「え? どういうことです?」
クロエがわからないといった風に首をかしげる。ミーナは軽く微笑むと前方の馬を指し示した。
「クロエさんが【影創造】で作ったあの馬ですよ。本物の馬ならこの暑さで、とてもじゃないですが馬車なんて引けなかったでしょう。そうなれば幌馬車も破棄して徒歩で向かわねばならなくなるところでした。」
クロエは想像する。この照りつくような暑さの中、砂に足を取られながらこの砂漠を抜ける。しかも、今よりも遅い速度でだ。
(じょ、冗談じゃない。ただでさえサラさんもダウンしているのに……)
熱いはずなのに、クロエの背中に冷たい汗が落ちる。そう思うと、自分が操作するこの馬車がとても重要なものに思えたのだろう。手綱を握る手にジワリと汗を感じるのであった。
クロエは話題を変えようとミーナに話しかけた。
「で、でも、ミーナさんにも助けられてますよ!」
「私、ですか?」
今度はミーナが分からないという風に首を傾げた。首をかしげるその動きに合わせてサラサラと動くその髪は、まるでこの暑さを感じていないかのように涼やかだ。よく見ればその褐色の肌には汗一つ浮かんでいない。
(どういうことなんだろう……ダークエルフだからなのかな……?)
「はい。ミーナさんの収納魔法がなかったら水とかもとっくに尽きていると思いますし、閉まっている荷物とかでこの馬車ももっと重くなってたと思いますし。」
「クロエさんやお嬢様のお役に立てているのであれば、私としてもこの上ない喜びです。」
嬉しそうに頷くミーナ。その時、クロエたちを包み込む乾燥した暑さが背後からフッと拭われるのを感じた。クロエが振り向くと、そこには上体を上げたサラの姿があった。サラは馬車の後方の幕を少し開け、そこから魔法で風を通したようだ。風自体は冷たいものではないが、快適さで言えば段違いだ。
「おはようございます、サラさん。」
「おはようございます、クロエさん、ミーナ。不甲斐ないですわ、暑さで寝込んでしまうなんて……これで少しは楽になるといいんですけれど……」
サラがそう言って、手で汗をぬぐう。クロエもサラが無事なのを確認し、一安心とばかりに口元を緩めた。
「そういえば、ミーナさんの旅の時はここを通ったんですか?」
クロエが尋ねる。ミーナは過去に世界を旅した経験があるのだ。クロエの疑問を受けてミーナは遠い過去を振り返るように語りだす。
「そうですね……私が旅した時は、ここはもっと岩が多くて歩きやすかった記憶があります。このような幌馬車なんてありませんでしたから、全身を覆えるフードのついたマントを羽織ってこの砂漠を歩きました。今思うと大変でしたね……」
「ここを通ったことがあるから道がわかるんですね。それにしても、この道を徒歩ですか……」
クロエが感心したようにつぶやく。いくら地図をもらったといっても、それのみに頼るかそれ以外の情報もあるかでは様々な面で違いがあるものだ。
「意外と悪路であればあるほど徒歩という移動手段は一番進めるものであるのです。その点では我々は遠回りをしているのかもしれませんね。」
ミーナが冗談めかしてそう言った。サラも後ろから近づいてきて言葉を重ねる。
「ですけど、私たちは三人で旅するからこそこうして幌馬車で移動できていますわ。協力は大切なことですわね。」
「確かにその通りですが……先ほどまで暑さでダウンしていらしたお嬢様がそう仰ってもあまり説得力がありませんね。」
「な、なな、なんですって!?」
ミーナが大きな声で叫んだ。その様子を見るともう体調は心配いらないようだ。クロエは少し安心しながら、再び手綱を握り直し幌馬車を前に進めるのであった。
―続く―
動く、動く、動く。それはまるで巨大な岩山のように。
開く、開く、開く。巨大な口は底の見えない穴のように。
睨む、睨む、睨む。蠢く眼球は視力を持たないというのに。
叫ぶ、叫ぶ、叫ぶ。周囲一帯のすべてを威圧するかのように。
求む、求む、求む。灼熱砂漠で一滴の水を求める旅人のように。
――今、規格外が動き出した。
乾燥する空気と、乱立する岩石が一面を席巻する広大な乾燥地帯。降り注ぐ日差しを遮るものはなく、その光は容赦なく地上の冷気水分を奪っていく。乾燥した風が乾燥して軽くなった砂を舞い上げ、時折砂嵐もたっていた。生命の気配を感じられない空間が広がる。
だが、そんな中に何やら動きを見せる物体があった。一台の幌馬車だ。ゆっくりとした動きで進むその馬車は砂に飲まれないように岩場を選んで進んでいる。
だが、その幌馬車を引く馬はとても奇妙な姿をしていた。その表面は黒く光を反射しない。見た目だけは馬そっくりだが、よく見ると目も口もなく、およそ生物らしさが皆無なのである。そしてその首もとからは二本、まるで手綱のごとく黒い紐のようなものが延びていた。それはそのまま幌馬車の中へ繋がっている。幌馬車の中、そこには三人の人物がいた。
一人は馬から伸びた手綱を持っていた。真っ白でふわふわな髪を長く伸ばしたその人物は、年のころにして十歳前後だろう。真っ赤な瞳は半開きで、その可愛らしい顔にはたくさんの汗が浮かんでいた。
その少女の隣に座る人物がそれに気がつき、取り出したタオルで少女の汗を甲斐甲斐しく拭いた。毛先にむかって薄紫色になっている珍しい白髪と、褐色の肌が見事なコントラストを描くその女性の耳は長く伸びていた。ダークエルフと呼ばれる種族である。だが、そのような目立つ特徴をもつ彼女であるのに、その注目はすべて彼女のまとうメイド服に注がれる。彼女は大きな単眼鏡を片手に、時おりそれを覗いては傍らの少女に指示を出していた。
「クロエさん、前方に大きな岩があります。右に避けてください。」
クロエと呼ばれた少女は頷くと手綱を右へきった。だが、実はこの手綱も馬も少女の魔法で出来ており手綱を切る必要性は全くない。それでも動かしてしまうのはイメージによるものなのだろう。
緩く右へそれた馬車は、現れた岩を避けてまた同じ進路へと戻った。クロエは隣に座る女性へ話しかける。
「ミーナさん、まだ着かないんですかね。」
ミーナと呼ばれた女性は再び単眼鏡を除き込むと、緩く首を降って言った。
「まだですね。おそらく今日一杯はかかるでしょう。」
「そうですか……」
クロエが後ろの方をチラリと振り返る。そこには幌馬車に敷かれた布の上に横たわる一人のエルフの女性の姿が見えた。
「うーん……」
ぐったりとした様子で横になるその人物は、どこか寝苦しそうな様子でうめいている。普段ならサラサラと風になびいているであろうその金髪は、汗で額に張り付いてしまっている。エルフ特有の抜けるような白い肌は、頬と耳が赤くなっていた。
後ろを振り向くクロエの様子に気が付いたのか、ミーナも振り返り心配そうに言った。
「……まさか、お嬢様がここまで暑さに弱い方だったとは。」
「そういえば郷にいた時も、『暑くて暑くて眠れませんわ!』って、サラさん言ってましたね……」
そんな会話を交わしながら、幌馬車は暑い日差しの降り注ぐ中をゆっくりと進んでいくのであった。
不意にミーナが前方、幌馬車を引く馬を見て感心したように言った。
「しかし、クロエさんの魔法には助けられましたね。」
「え? どういうことです?」
クロエがわからないといった風に首をかしげる。ミーナは軽く微笑むと前方の馬を指し示した。
「クロエさんが【影創造】で作ったあの馬ですよ。本物の馬ならこの暑さで、とてもじゃないですが馬車なんて引けなかったでしょう。そうなれば幌馬車も破棄して徒歩で向かわねばならなくなるところでした。」
クロエは想像する。この照りつくような暑さの中、砂に足を取られながらこの砂漠を抜ける。しかも、今よりも遅い速度でだ。
(じょ、冗談じゃない。ただでさえサラさんもダウンしているのに……)
熱いはずなのに、クロエの背中に冷たい汗が落ちる。そう思うと、自分が操作するこの馬車がとても重要なものに思えたのだろう。手綱を握る手にジワリと汗を感じるのであった。
クロエは話題を変えようとミーナに話しかけた。
「で、でも、ミーナさんにも助けられてますよ!」
「私、ですか?」
今度はミーナが分からないという風に首を傾げた。首をかしげるその動きに合わせてサラサラと動くその髪は、まるでこの暑さを感じていないかのように涼やかだ。よく見ればその褐色の肌には汗一つ浮かんでいない。
(どういうことなんだろう……ダークエルフだからなのかな……?)
「はい。ミーナさんの収納魔法がなかったら水とかもとっくに尽きていると思いますし、閉まっている荷物とかでこの馬車ももっと重くなってたと思いますし。」
「クロエさんやお嬢様のお役に立てているのであれば、私としてもこの上ない喜びです。」
嬉しそうに頷くミーナ。その時、クロエたちを包み込む乾燥した暑さが背後からフッと拭われるのを感じた。クロエが振り向くと、そこには上体を上げたサラの姿があった。サラは馬車の後方の幕を少し開け、そこから魔法で風を通したようだ。風自体は冷たいものではないが、快適さで言えば段違いだ。
「おはようございます、サラさん。」
「おはようございます、クロエさん、ミーナ。不甲斐ないですわ、暑さで寝込んでしまうなんて……これで少しは楽になるといいんですけれど……」
サラがそう言って、手で汗をぬぐう。クロエもサラが無事なのを確認し、一安心とばかりに口元を緩めた。
「そういえば、ミーナさんの旅の時はここを通ったんですか?」
クロエが尋ねる。ミーナは過去に世界を旅した経験があるのだ。クロエの疑問を受けてミーナは遠い過去を振り返るように語りだす。
「そうですね……私が旅した時は、ここはもっと岩が多くて歩きやすかった記憶があります。このような幌馬車なんてありませんでしたから、全身を覆えるフードのついたマントを羽織ってこの砂漠を歩きました。今思うと大変でしたね……」
「ここを通ったことがあるから道がわかるんですね。それにしても、この道を徒歩ですか……」
クロエが感心したようにつぶやく。いくら地図をもらったといっても、それのみに頼るかそれ以外の情報もあるかでは様々な面で違いがあるものだ。
「意外と悪路であればあるほど徒歩という移動手段は一番進めるものであるのです。その点では我々は遠回りをしているのかもしれませんね。」
ミーナが冗談めかしてそう言った。サラも後ろから近づいてきて言葉を重ねる。
「ですけど、私たちは三人で旅するからこそこうして幌馬車で移動できていますわ。協力は大切なことですわね。」
「確かにその通りですが……先ほどまで暑さでダウンしていらしたお嬢様がそう仰ってもあまり説得力がありませんね。」
「な、なな、なんですって!?」
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