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第三章:蒸奇の国・ガンク・ダンプ
第68話
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身だしなみを整えたクロエは、ミーナと連れ添ってギルドへ向かった。起きられないサラは宿に置いてきている。枕元に書置きとクロエも飲んだ薬液を置いてあるので、ふと起きた時でも大丈夫だろう。
相変わらず薄い霧に包まれたガンク・ダンプの石畳を歩いた。すれ違う人々はクロエたちの事は気にも留めずに去っていく。昨日の激戦など知る由もない人々の光景。一抹の寂しさを感じるものの、クロエの心には何気ない日常を守ったと言う達成感もあった。
(ヒーローってこんな気分? まぁ、悪くないかな)
「? どうされたのですか?」
「あ、いや……何でもないです。えっと、ギルドはこの辺でしたっけ?」
「ええ……ほら、到着しましたよ。」
そう言ってミーナが指し示した先にはクロエたちの目指したギルドがあった。昼間だと言うのに中からは幾人かの騒がしい声が聞こえる。
戸を開けて中へ入った。ギルドは酒場を兼用していることが多く、ここも例にもれずテーブルとイスが用意されている。
「いらっしゃーい!」
ビール娘の陽気な掛け声がクロエたちに届く。人垣をかき分けてカウンターへ向かったクロエとミーナは、カウンターに見覚えのある顔を見つけた。
「あ、えっと確か……」
「シンシア殿です。私たちが初めてここに来た際に対応してくださった方ですね。」
クロエとミーナの会話が聞こえていたのだろう。受付のシンシアは広げていた台帳をパタンと閉じると、二人へ向けて笑顔で話しかけた。
「覚えていてくださり光栄です、ミーナ様、白銀様。ギルドマスターより仰せつかっております。すでにヒフミ将軍も到着していますので、奥の会議室へどうぞ。」
そう言うとシンシアは立ち上がり、カウンター横の扉を開けて二人を招き入れた。にぎやかな喧噪を背中に、二人は扉をくぐる。細い廊下を歩いた先、シンシアが立ち止まり扉を開けた。部屋の中にはギルドマスターのオトミとヒフミがすでに座っていた。
「おぉ、来たかい。ご苦労さんだね……って、んん? ハイエルフの嬢ちゃんはどうしたんだぃ?」
「お嬢様なら、体調がすぐれないとのことでお休みです。」
「要するに飲みすぎで二日酔いってことさね? 全く、エルフは酒に弱いんだろう? まぁ、いいさね。話さえ聞けりゃあ文句はない。で、これで当事者は全員だね?」
「ええ、そうです。国軍の代表として私と、クロエたちです。」
ヒフミが答えた。クロエたちは促されて椅子に座る。シンシアが人数分のお茶を持ってきて配る。シンシアが退出するのを皮切りに事後処理としての報告会が始まった。
当日何が起こったのかを時系列に沿って話していくヒフミ。作戦の主体が国軍にあるからだろう。順調に話が進み話題は蒸奇装甲の戦時大会に及んだ。
「……そう言えば、大会はどうなったんですか? 決勝の二人が立ち去っちゃったんですけど。」
「本当さね。前代未聞だよ、これは。一応あの後運営の方で話し合いが行われたのさ。」
「……おい、クロエ。じゃーんけーん――」
「え? え? ぽ、ポイ?」
オトミの話を遮って、突然ヒフミがクロエにじゃんけんを仕掛けた。とっさの反応なのかクロエもそれに応じる。ヒフミはパーを、クロエはチョキを出した。結果はクロエの勝ちである。
「オトミさん。」
「ふぅん、あたしの時代は虫拳だったけどね。これは白銀の勝ちだね?」
「はい、そうです。」
「ほいよ。さて、『白銀の闇』こと、クロエ。蒸奇装甲戦技大会優勝おめでとう。」
「……へ? あ、えっと……はい?」
ポカンと呆気にとられるクロエ。ニヤニヤと笑うオトミとヒフミはすぐに説明を始めた。
「何分初めての事だったからね。どんな形にせよ決着を、と言う事だったのさ。で、ヒフミに聞いたら『じゃんけん』はどうだと言われたのさ。結果は今の通りだよ。」
「あらかじめルウから数手分聞いておいて、私はその通り手を出す。はじめの一回で決まったがな。」
「サプライズが過ぎるよ!!」
こうしてクロエの、初出場にして初優勝が決まったのだった。達成感のかけらも何もない、実にあっけらかんとしたものだった。因みに後ほど優勝賞品などが贈られると言う。
その後も話は進み、最後にはグラン・ガラドヴルムの撃退まで話は進んだ。
「……以上が今回の事件の顛末です。これは国軍からギルドへの正式報告と取っていただきたい。」
「承知したよ。本部へはあたしの方から言っておくさ。あの憤怒王の奴も逸脱種問題にはやきもきしてたらしいからね。多少は機嫌が良くなるだろうさ。」
「その、憤怒王って誰ですか?」
「あ? 知らないのかい? 『大罪』の一人、憤怒の大罪の体現者と言われる七大魔王の一人さ。ギルド本部のあるライハルト王国は憤怒王の治める国さ。『大罪』の首長格たるアイツの国にギルド本部があるのは、いわば人類種と亜人種の友好の証みたいなもんなんだよ。」
ヒフミがそう語った。どうやらその事実を知らないのはクロエだけだったようで、ミーナもヒフミも驚く様子はない。不思議と胸に引っかかるその情報を、クロエは密かに反芻していた。
「さて、いろいろと話してくれてありがとね。そして、この国の危機を救ってくれてありがとう。アンタらのした働きは広く知れることじゃないが、少なくともあたしを含めたギルドの上層部は確実に知ることになる。誇りな、アンタらは間違いなく英雄さね。」
目の前に置かれたカップを一気に煽って、オトミはそう言った。その言葉に一同が顔を見合わせ、少し照れ臭そうに微笑んだ。
「よし! 用事はこれで終わりだよ。ヒフミの嬢ちゃんは他の仕事もあるだろう、呼び出して悪かったね。」
「いえ、これも仕事ですからお気になさらず。」
「白銀の嬢ちゃんもご苦労だったね。元々ここへは本部へ行く寄り道だったんだろう? 何かと準備もあるだろうし、早めに帰りな。大会の商品は明日にでも届けるさね。」
「ありがとうございます。それじゃあ、これで失礼します。」
ヒフミ、そしてクロエとミーナはそれぞれ一礼すると部屋を後にした。ギルドのカウンターを抜け、街道に出る。そこにはすでにヒフミを迎えに来たらしい軍用車が停まっていた。
「では、先に失礼する。出発は明日ごろか?」
「うーん……どうでしょう、ミーナさん。」
「元々そこまで消耗したものもありませんし、夕方ごろには準備も整うでしょう。明日ごろが妥当でしょうね。」
「そうか! せっかくだし、最後ぐらいもう一度食事でもしないか? 私がこの国に来て最初にお世話になった店がある。これでしばらくはお別れだろうし、紹介したい。」
「そうだね、せっかくだし招待されようかな……いい?」
ミーナの方へ振り返り上目遣いでそう頼むクロエ。その姿は幼子の身体となったクロエにそれはもう合っており、破壊力だけならば前世の姿を知るヒフミでさえ顔を赤らめる程だった。
無論、それは表面上こそ平静を保つミーナにも有効だった。彼女らしくなく、少し頬を上気させて返事をする。
「え、ええ……いいですね。お世話になりましょうか。」
「う、うむ……それではまた迎えをよこそう。それまで、しばらくさらばだ。」
―続く―
相変わらず薄い霧に包まれたガンク・ダンプの石畳を歩いた。すれ違う人々はクロエたちの事は気にも留めずに去っていく。昨日の激戦など知る由もない人々の光景。一抹の寂しさを感じるものの、クロエの心には何気ない日常を守ったと言う達成感もあった。
(ヒーローってこんな気分? まぁ、悪くないかな)
「? どうされたのですか?」
「あ、いや……何でもないです。えっと、ギルドはこの辺でしたっけ?」
「ええ……ほら、到着しましたよ。」
そう言ってミーナが指し示した先にはクロエたちの目指したギルドがあった。昼間だと言うのに中からは幾人かの騒がしい声が聞こえる。
戸を開けて中へ入った。ギルドは酒場を兼用していることが多く、ここも例にもれずテーブルとイスが用意されている。
「いらっしゃーい!」
ビール娘の陽気な掛け声がクロエたちに届く。人垣をかき分けてカウンターへ向かったクロエとミーナは、カウンターに見覚えのある顔を見つけた。
「あ、えっと確か……」
「シンシア殿です。私たちが初めてここに来た際に対応してくださった方ですね。」
クロエとミーナの会話が聞こえていたのだろう。受付のシンシアは広げていた台帳をパタンと閉じると、二人へ向けて笑顔で話しかけた。
「覚えていてくださり光栄です、ミーナ様、白銀様。ギルドマスターより仰せつかっております。すでにヒフミ将軍も到着していますので、奥の会議室へどうぞ。」
そう言うとシンシアは立ち上がり、カウンター横の扉を開けて二人を招き入れた。にぎやかな喧噪を背中に、二人は扉をくぐる。細い廊下を歩いた先、シンシアが立ち止まり扉を開けた。部屋の中にはギルドマスターのオトミとヒフミがすでに座っていた。
「おぉ、来たかい。ご苦労さんだね……って、んん? ハイエルフの嬢ちゃんはどうしたんだぃ?」
「お嬢様なら、体調がすぐれないとのことでお休みです。」
「要するに飲みすぎで二日酔いってことさね? 全く、エルフは酒に弱いんだろう? まぁ、いいさね。話さえ聞けりゃあ文句はない。で、これで当事者は全員だね?」
「ええ、そうです。国軍の代表として私と、クロエたちです。」
ヒフミが答えた。クロエたちは促されて椅子に座る。シンシアが人数分のお茶を持ってきて配る。シンシアが退出するのを皮切りに事後処理としての報告会が始まった。
当日何が起こったのかを時系列に沿って話していくヒフミ。作戦の主体が国軍にあるからだろう。順調に話が進み話題は蒸奇装甲の戦時大会に及んだ。
「……そう言えば、大会はどうなったんですか? 決勝の二人が立ち去っちゃったんですけど。」
「本当さね。前代未聞だよ、これは。一応あの後運営の方で話し合いが行われたのさ。」
「……おい、クロエ。じゃーんけーん――」
「え? え? ぽ、ポイ?」
オトミの話を遮って、突然ヒフミがクロエにじゃんけんを仕掛けた。とっさの反応なのかクロエもそれに応じる。ヒフミはパーを、クロエはチョキを出した。結果はクロエの勝ちである。
「オトミさん。」
「ふぅん、あたしの時代は虫拳だったけどね。これは白銀の勝ちだね?」
「はい、そうです。」
「ほいよ。さて、『白銀の闇』こと、クロエ。蒸奇装甲戦技大会優勝おめでとう。」
「……へ? あ、えっと……はい?」
ポカンと呆気にとられるクロエ。ニヤニヤと笑うオトミとヒフミはすぐに説明を始めた。
「何分初めての事だったからね。どんな形にせよ決着を、と言う事だったのさ。で、ヒフミに聞いたら『じゃんけん』はどうだと言われたのさ。結果は今の通りだよ。」
「あらかじめルウから数手分聞いておいて、私はその通り手を出す。はじめの一回で決まったがな。」
「サプライズが過ぎるよ!!」
こうしてクロエの、初出場にして初優勝が決まったのだった。達成感のかけらも何もない、実にあっけらかんとしたものだった。因みに後ほど優勝賞品などが贈られると言う。
その後も話は進み、最後にはグラン・ガラドヴルムの撃退まで話は進んだ。
「……以上が今回の事件の顛末です。これは国軍からギルドへの正式報告と取っていただきたい。」
「承知したよ。本部へはあたしの方から言っておくさ。あの憤怒王の奴も逸脱種問題にはやきもきしてたらしいからね。多少は機嫌が良くなるだろうさ。」
「その、憤怒王って誰ですか?」
「あ? 知らないのかい? 『大罪』の一人、憤怒の大罪の体現者と言われる七大魔王の一人さ。ギルド本部のあるライハルト王国は憤怒王の治める国さ。『大罪』の首長格たるアイツの国にギルド本部があるのは、いわば人類種と亜人種の友好の証みたいなもんなんだよ。」
ヒフミがそう語った。どうやらその事実を知らないのはクロエだけだったようで、ミーナもヒフミも驚く様子はない。不思議と胸に引っかかるその情報を、クロエは密かに反芻していた。
「さて、いろいろと話してくれてありがとね。そして、この国の危機を救ってくれてありがとう。アンタらのした働きは広く知れることじゃないが、少なくともあたしを含めたギルドの上層部は確実に知ることになる。誇りな、アンタらは間違いなく英雄さね。」
目の前に置かれたカップを一気に煽って、オトミはそう言った。その言葉に一同が顔を見合わせ、少し照れ臭そうに微笑んだ。
「よし! 用事はこれで終わりだよ。ヒフミの嬢ちゃんは他の仕事もあるだろう、呼び出して悪かったね。」
「いえ、これも仕事ですからお気になさらず。」
「白銀の嬢ちゃんもご苦労だったね。元々ここへは本部へ行く寄り道だったんだろう? 何かと準備もあるだろうし、早めに帰りな。大会の商品は明日にでも届けるさね。」
「ありがとうございます。それじゃあ、これで失礼します。」
ヒフミ、そしてクロエとミーナはそれぞれ一礼すると部屋を後にした。ギルドのカウンターを抜け、街道に出る。そこにはすでにヒフミを迎えに来たらしい軍用車が停まっていた。
「では、先に失礼する。出発は明日ごろか?」
「うーん……どうでしょう、ミーナさん。」
「元々そこまで消耗したものもありませんし、夕方ごろには準備も整うでしょう。明日ごろが妥当でしょうね。」
「そうか! せっかくだし、最後ぐらいもう一度食事でもしないか? 私がこの国に来て最初にお世話になった店がある。これでしばらくはお別れだろうし、紹介したい。」
「そうだね、せっかくだし招待されようかな……いい?」
ミーナの方へ振り返り上目遣いでそう頼むクロエ。その姿は幼子の身体となったクロエにそれはもう合っており、破壊力だけならば前世の姿を知るヒフミでさえ顔を赤らめる程だった。
無論、それは表面上こそ平静を保つミーナにも有効だった。彼女らしくなく、少し頬を上気させて返事をする。
「え、ええ……いいですね。お世話になりましょうか。」
「う、うむ……それではまた迎えをよこそう。それまで、しばらくさらばだ。」
―続く―
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