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第四章:犠牲の国・ポルタ
第92話
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地下空間からの脱出を目指すクロエと少女。小部屋を出た二人はまたも同じような通路を進んでいた。しかし先ほどまでと違う点を挙げるならば、それはクロエが全力で戦えると言った点だろう。先ほどまでとの安心感が違う。
だが、相変わらず脱出までの道のりは分からないままだった。
「……ねぇ、クロエお姉ちゃん。」
「なーに?」
「もしかしてだけど、迷ってない?」
「――ッ!?」
少女の指摘に、クロエは鈍い脂汗を額に浮かべ肩を跳ねさせた。そして、まるでグリースの足りていない機械関節のような鈍い動作で少女の方を振り向いた。
「マ、マサカソンナ……アルワケナイジャナイハハハ……」
「アタシ、上に行く道知ってるよ?」
「エリーちゃん案内してくれないかな?」
速攻の手のひら返しで少女の手を取るクロエ。こう見えて彼女もなかなかに追い詰められているのだ。もはや手段を選ぶ余裕はないらしい。
手を取られた少女は少し驚いた表情を見せたものの、すぐに笑顔を見せて取られた手を自身の顔の横に持って行った。これではまるで、クロエが少女の顔に手を添えたかのようである。クロエはさっと手を引っ込めた。
「教えても良いけど、アタシのお願い聞いてくれると嬉しいな?」
「お、お願い?」
少女の言葉に、クロエの脳裏にはとある思い出が浮かぶ。それは先ほどの恥ずかしい記憶だ。クロエの頬が赤く染まる。クロエは少女から目をそらしながら言葉を続けた。
「内容にもよるけど、何かな?」
「んーとね、ぎゅーって、して欲しいの♪」
少女はそう言うと、クロエに向かって両手を差し出して来た。その様子はまるで抱っこをせがむ幼子のようで微笑ましいが、せがむ相手は少女と体型の変わらないクロエである。明らかに抱っこには見えない。求めるのはハグだろう。
これでもし、クロエが幼い少女に劣情を抱く特殊性癖であったのなら危ない場面であっただろう。しかしクロエは前世も通じて正しい意味での子供好きだった。更に言うなら現在のクロエは目の前でハグをせがむ少女とほぼ同年代の少女である。拒むことなくハグを受け入れようとしたのは違和感のない判断だった。
「しょうがないなぁ……はい、おいで?」
「きゃー! クロエお姉ちゃん大好きー!」
少女は喜んでクロエに抱き着いた。クロエも少女を優しく抱き留める。少女は寂しさ故か、抱きしめたクロエの身体をその細腕で力いっぱい抱きしめていた。少女の柔らかさがクロエに伝わる。
少女がクロエの首元に顔をうずめた。嬉しそうな表情をしている。そして少女は、ゆっくりと口を広げた。開かれた口の中は赤く、怪しく色づいている。その口の中の可愛らしい舌が、赤の中に輝く小さな白い歯を湿らせた。
その歯は、小さいながらも鋭くとがっていた。
(……いただきまぁす♪)
しかしその瞬間、クロエの耳に金属音が聞こえてきた。恐らくそれは鎧を着た者が走る音だろう。一人ではない。
とっさにクロエは少女を抱きかかえ後方へ飛び退《すさ》った。「あぷっ!」と少女の唇がクロエの首へ押し付けられたが、今はそんな事を気にしている場合ではない。クロエは少女を抱きしめると、通路の入り組んだくぼみに身をひそめた。
クロエの隠れたくぼみの前で、聖騎士と思われる集団が立ち止まった。焦ったような声で会話をしている。
「おい、侵入者だって? 一体どこから……」
「分からんが、侵入者は三階にいるらしい。よもやこの大聖堂に侵入とは、俺たち聖騎士も舐められたもんだぜ。」
「ああ、早く終わらせよう。もうそろそろ検体を運ぶ時間だ。」
「……なぁ、本当に検体なのか? だってアイツ見たまんまガキじゃないか。あんな奴が専門家だなんて……まさか司祭様が何か企んでるんじゃ……」
「滅多なこと言うな! 司祭様が俺たちを騙している訳ないだろ? ほら、行くぞ。」
「……ああ。」
集団は再び歩き始めた。十分に距離が離れたことを確認して、クロエは再び通路に出る。先ほどの会話からここが大聖堂だという事が判明した。クロエ自身聖騎士がいたことから薄々感づいていたのだが、これで確信に変わったのである。
クロエはここで少女を抱き留めたままである事に気が付いた。すぐに少女を開放して声をかける。
「あ、ごめん。苦しかった?」
「……ううん、大丈夫。それよりも早く上に行くんでしょ? 案内してあげる。」
そう言うと少女はスタスタとクロエを置いて歩き去ってしまった。何故だか知らないがご機嫌斜めな様子である。クロエは困惑しながら少女の後を追いかけるのだった。
*
時を同じくして大聖堂の三階、こちらはサラとミーナ、そしてエリーの三人である。彼女たちはもはや隠密行動をせず大々的に通路を走っていた。見張りの大半はアンデッドであり、聖騎士はほんの僅かしかいなかったのだ。その理由は分からなかったが、三人にとってはこの上ない好都合である。今だとばかりにアンデッドたちをなぎ倒して進んでいた。
「それで、今は大聖堂のどのあたりですの!?」
正面に立ちふさがる三体のアンデッドを【風の矢】で射抜いたサラが、大きな声で問い尋ねた。弓で構えられていた時は一本だったはずの矢は、射出された瞬間に三本に分かれたのだ。
「今は……大聖堂の三階あたりですかね。とりあえずは一階大講堂を目指しましょう。」
背後から巨体のアンデッドが振り下ろすハンマーを、ひらりと紙一重でかわしたミーナが落ち着いた声でそう答えた。ハンマーが床に沈んで引き抜こうとしているアンデッドに向かって、【パンドラ】から取り出したチェーンソーで切りかかる。無防備な頭に叩きつけられたチェーンソーは、半分腐った柔らかいアンデッドの頭を、肉片をまき散らしながら真っ二つにしていった。まさに汚い花火である。
「ちょ、何のんきに話してるのよ!? あぁ、もう! 追加よ! 今度は奥に聖騎士もいるわ!」
宝珠武器「光十字《リュミエール》」を振り回しアンデッドを灰燼に帰しているエリーが、通路の曲がり角の先から現れたアンデッド群を発見した。前方に注目していても警戒を怠らないのは流石Aランクである。背後から飛び掛かって来たアンデッド二体を、身体を回転させる動きの流れで真っ二つにした。切り口から白い炎に包まれたアンデッドはすぐに燃え尽き灰になる。
エリーの言葉通り、迫りくるアンデッドたちの背後には一人の聖騎士がいた。皆と同じ白い装飾の鎧。しかし、他と違う点がある。その聖騎士は兜のバイザーを上げており、中の素顔があらわになっていたのだ。そしてその顔に、サラとミーナが反応を示す。
「あ、あなたは……!?」
「あの少女が……囚われているのを見たときから、嫌な予感はしておったのじゃ。これも、定めなのかのう……」
そこにいたのは、クロエとサラとミーナの三人が昼間に話しかけた老騎士だった。昼間とは違い、大きな盾とランスを両手に持っている。
「あん? 誰よあのおじいさん。知り合い?」
「昼間、お会いした聖騎士の方ですわ。よもやこんな所で再会するだなんて……」
老騎士はその年齢を感じさせる相貌とは裏腹に、実に軽快な動作でランスを振りかざした。その瞳には闘志がみなぎっている。
「あなた方の目的は分かっておる。かの少女の救出じゃろう? わしを倒せば、その場所をお教えしよう!」
「あら、気前が良いのですね。何かあるのですか?」
ミーナが血潮を浴びて凶悪な見た目になったチェーンソーを突きつけて問い尋ねた。しかし老騎士は初めて見るであろう武装にもひるむ様子を見せず、むしろ一歩前に出て口の端を釣り上げた。
「……わしも、この職務に疲れ始めたところでのう。そろそろ引退を考えておったのじゃ。ならばこそ、最後の戦華を咲かせるのも悪くない。さぁ、いざ尋常に!」
老騎士が鬨の声を上げる。その声に反応するかのように、アンデッドたちがサラ達三人に襲い掛かった。
―続く―
だが、相変わらず脱出までの道のりは分からないままだった。
「……ねぇ、クロエお姉ちゃん。」
「なーに?」
「もしかしてだけど、迷ってない?」
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少女の言葉に、クロエの脳裏にはとある思い出が浮かぶ。それは先ほどの恥ずかしい記憶だ。クロエの頬が赤く染まる。クロエは少女から目をそらしながら言葉を続けた。
「内容にもよるけど、何かな?」
「んーとね、ぎゅーって、して欲しいの♪」
少女はそう言うと、クロエに向かって両手を差し出して来た。その様子はまるで抱っこをせがむ幼子のようで微笑ましいが、せがむ相手は少女と体型の変わらないクロエである。明らかに抱っこには見えない。求めるのはハグだろう。
これでもし、クロエが幼い少女に劣情を抱く特殊性癖であったのなら危ない場面であっただろう。しかしクロエは前世も通じて正しい意味での子供好きだった。更に言うなら現在のクロエは目の前でハグをせがむ少女とほぼ同年代の少女である。拒むことなくハグを受け入れようとしたのは違和感のない判断だった。
「しょうがないなぁ……はい、おいで?」
「きゃー! クロエお姉ちゃん大好きー!」
少女は喜んでクロエに抱き着いた。クロエも少女を優しく抱き留める。少女は寂しさ故か、抱きしめたクロエの身体をその細腕で力いっぱい抱きしめていた。少女の柔らかさがクロエに伝わる。
少女がクロエの首元に顔をうずめた。嬉しそうな表情をしている。そして少女は、ゆっくりと口を広げた。開かれた口の中は赤く、怪しく色づいている。その口の中の可愛らしい舌が、赤の中に輝く小さな白い歯を湿らせた。
その歯は、小さいながらも鋭くとがっていた。
(……いただきまぁす♪)
しかしその瞬間、クロエの耳に金属音が聞こえてきた。恐らくそれは鎧を着た者が走る音だろう。一人ではない。
とっさにクロエは少女を抱きかかえ後方へ飛び退《すさ》った。「あぷっ!」と少女の唇がクロエの首へ押し付けられたが、今はそんな事を気にしている場合ではない。クロエは少女を抱きしめると、通路の入り組んだくぼみに身をひそめた。
クロエの隠れたくぼみの前で、聖騎士と思われる集団が立ち止まった。焦ったような声で会話をしている。
「おい、侵入者だって? 一体どこから……」
「分からんが、侵入者は三階にいるらしい。よもやこの大聖堂に侵入とは、俺たち聖騎士も舐められたもんだぜ。」
「ああ、早く終わらせよう。もうそろそろ検体を運ぶ時間だ。」
「……なぁ、本当に検体なのか? だってアイツ見たまんまガキじゃないか。あんな奴が専門家だなんて……まさか司祭様が何か企んでるんじゃ……」
「滅多なこと言うな! 司祭様が俺たちを騙している訳ないだろ? ほら、行くぞ。」
「……ああ。」
集団は再び歩き始めた。十分に距離が離れたことを確認して、クロエは再び通路に出る。先ほどの会話からここが大聖堂だという事が判明した。クロエ自身聖騎士がいたことから薄々感づいていたのだが、これで確信に変わったのである。
クロエはここで少女を抱き留めたままである事に気が付いた。すぐに少女を開放して声をかける。
「あ、ごめん。苦しかった?」
「……ううん、大丈夫。それよりも早く上に行くんでしょ? 案内してあげる。」
そう言うと少女はスタスタとクロエを置いて歩き去ってしまった。何故だか知らないがご機嫌斜めな様子である。クロエは困惑しながら少女の後を追いかけるのだった。
*
時を同じくして大聖堂の三階、こちらはサラとミーナ、そしてエリーの三人である。彼女たちはもはや隠密行動をせず大々的に通路を走っていた。見張りの大半はアンデッドであり、聖騎士はほんの僅かしかいなかったのだ。その理由は分からなかったが、三人にとってはこの上ない好都合である。今だとばかりにアンデッドたちをなぎ倒して進んでいた。
「それで、今は大聖堂のどのあたりですの!?」
正面に立ちふさがる三体のアンデッドを【風の矢】で射抜いたサラが、大きな声で問い尋ねた。弓で構えられていた時は一本だったはずの矢は、射出された瞬間に三本に分かれたのだ。
「今は……大聖堂の三階あたりですかね。とりあえずは一階大講堂を目指しましょう。」
背後から巨体のアンデッドが振り下ろすハンマーを、ひらりと紙一重でかわしたミーナが落ち着いた声でそう答えた。ハンマーが床に沈んで引き抜こうとしているアンデッドに向かって、【パンドラ】から取り出したチェーンソーで切りかかる。無防備な頭に叩きつけられたチェーンソーは、半分腐った柔らかいアンデッドの頭を、肉片をまき散らしながら真っ二つにしていった。まさに汚い花火である。
「ちょ、何のんきに話してるのよ!? あぁ、もう! 追加よ! 今度は奥に聖騎士もいるわ!」
宝珠武器「光十字《リュミエール》」を振り回しアンデッドを灰燼に帰しているエリーが、通路の曲がり角の先から現れたアンデッド群を発見した。前方に注目していても警戒を怠らないのは流石Aランクである。背後から飛び掛かって来たアンデッド二体を、身体を回転させる動きの流れで真っ二つにした。切り口から白い炎に包まれたアンデッドはすぐに燃え尽き灰になる。
エリーの言葉通り、迫りくるアンデッドたちの背後には一人の聖騎士がいた。皆と同じ白い装飾の鎧。しかし、他と違う点がある。その聖騎士は兜のバイザーを上げており、中の素顔があらわになっていたのだ。そしてその顔に、サラとミーナが反応を示す。
「あ、あなたは……!?」
「あの少女が……囚われているのを見たときから、嫌な予感はしておったのじゃ。これも、定めなのかのう……」
そこにいたのは、クロエとサラとミーナの三人が昼間に話しかけた老騎士だった。昼間とは違い、大きな盾とランスを両手に持っている。
「あん? 誰よあのおじいさん。知り合い?」
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老騎士はその年齢を感じさせる相貌とは裏腹に、実に軽快な動作でランスを振りかざした。その瞳には闘志がみなぎっている。
「あなた方の目的は分かっておる。かの少女の救出じゃろう? わしを倒せば、その場所をお教えしよう!」
「あら、気前が良いのですね。何かあるのですか?」
ミーナが血潮を浴びて凶悪な見た目になったチェーンソーを突きつけて問い尋ねた。しかし老騎士は初めて見るであろう武装にもひるむ様子を見せず、むしろ一歩前に出て口の端を釣り上げた。
「……わしも、この職務に疲れ始めたところでのう。そろそろ引退を考えておったのじゃ。ならばこそ、最後の戦華を咲かせるのも悪くない。さぁ、いざ尋常に!」
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