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第四章:犠牲の国・ポルタ
第95話
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「む……? ここは……?」
気付け薬の効果か、老騎士が目を覚ました。上体を起こし周囲を見回す。そして自分を見下ろすサラとミーナ、そしてエリーに気が付くと、何かを悟ったかのように軽く笑みを浮かべた。
「そうか……ワシは負けたのじゃな。しかし、こうして生かされておる。つまりは、情報収集と言った所かのぅ?」
「ご明察です。お聞きしてもよろしいですか?」
気付け薬をしまったミーナが老騎士に尋ねた。老騎士は頷き一つを返すと口を開く。
「敗者は勝者に従うのが騎士の習いじゃ。それで、聞きたいのは何ですかの?」
「この国で起きている誘拐騒ぎについてですわ。あなた方聖騎士がそれを行っていることは知っていますの。何故このようなことを行うのです? 知っていることをすべて、吐いてもらいますわよ!」
サラが初手より確信に迫る問いを投げかけた。実際、あまり悠長にしている余裕はないのである。
老騎士はサラの問いかけに一瞬だけ驚いたような様子を見せた。しかしすぐに両目を閉じると少しだけ顔をうなだれさせた。
「やはり、か……。あの地下にいた少女は、やはり昼間会ったあの子じゃったか……」
「まさか……、クロエさんの事ですの!? 言いなさい! クロエさんはどこに!?」
サラが老騎士に詰め寄った。相手が鎧ではなく普通の服を着ていたのならば、そのまま胸倉を掴みかねない勢いである。それだけ彼女が焦っている心証なのだろう。
「お嬢さん、気持ちは分かる。ワシの知っていることをすべて話そう。じゃから、少し落ち着いておくれ。」
「……分かり、ましたわ。」
サラが老騎士から少し離れた。しかし視線だけは相手を射殺さんばかりに厳しい。エリーがその様子を見て内心呆れていた。
(アタシに殺したかどうか聞いたくせに、おっそろしい目してるわね……。)
老騎士は体を起こし床に直座りの体勢を取った。そしてバイザーの上がっている兜を取ると、サラ達三人を見上げ話し始めた。
「まず初めに、誘拐騒ぎの犯人はワシら聖騎士で間違いない。全員が関わっておる訳じゃないのじゃが、それでも司祭様の命で国の若い女性を秘密裏に攫っておった。」
「何故と、聞いてもよろしいですか?」
「……吸血族《ヴァンパイア》のお嬢さん以外の二人には昼間話したと思うが、この国の外の森では疫病が流行っておるのじゃ。そして、この国の医療機関は束ねるのはワシら大聖堂。その根絶の為に、ワシらには『検体』が必要じゃったらしい。」
「まさか……人体実験でもしてたって言う訳? ハッ! 聖騎士が聞いて呆れるわね!」
老騎士の言葉にエリーが不快そうに皮肉を飛ばした。しかし老騎士はその言葉に何の否定もしない。むしろ、その言葉を受け入れているかのようだ。
「……その通りじゃ。民を守るために民を犠牲にするなど……ワシらは本当に何をやっとるんじゃろうかのぅ。本末転倒も良いところじゃ。」
老騎士の言葉は疲れ切っていた。おそらく誰にも弱音を吐くことが出来なかったのだろう。こうして批判されることで気持ちが楽になるのだろうか。
しかし、ここで老騎士の言葉を聞いたミーナが首を傾げた。老騎士の言葉に何か引っかかる部分があったようだ。老騎士に向かって尋ねる。
「先ほど、『検体が必要だったらしい』と仰っておりましたが、詳しく知らないのですか?」
「……そうじゃ。ワシらは、若い女性の検体が必要であるとしか聞いておらぬ。そして、秘密裏に民を攫って来いと……。疫病の蔓延から少しした後、司祭様が他国より専門家を招いたのじゃ。何でも、誘拐の件はその専門家の指示らしい。」
「なるほど。疫病の蔓延に、謎の誘拐事件……この国を騒がす二つの事件は、背後で繋がっていたのですね。」
ミーナが納得したような声を上げた。サラも無言ではあったが理解しているようである。しかし、エリーは腑に落ちない何かがあるようだ。
「それよりも、何で疫病の根絶に若い女性が必要なのよ? アタシはその疫病を知らないけど、その病気って若い女の人しかかからないやつなの?」
「分からぬ。疫病の詳細については知らんのじゃ。しかし、司祭様が言うには『この国を滅ぼしかねないものだ』と……。」
そこまで言った老騎士は、何か逡巡するようなそぶりを見せた。そして何かを決意した後、驚くべき秘密を話し出すのである。
「……ここまでは、この件に関わる聖騎士なら誰もが知っておる事じゃ。しかしここから話す事は、おそらく聖騎士の中でワシしか知らぬ。よく聞いておくれ。」
老騎士の言葉に、三人は固唾を飲んで注目した。重々しい雰囲気。その最中、老騎士が言葉を続けた。
「――此度《こたび》の疫病、ワシが調べた限りではその存在は確認できなかったのじゃ。」
「何ですって!?」
三人に衝撃が走った。老騎士の言葉は今までの話の前提を覆すものだったのである。聖騎士が人さらいを秘密裏に行ったのも、クロエが攫われてしまったのも全ては疫病根絶のためであったはず。しかし老騎士は、疫病は存在しないと言うのだ。
「それは、どういう事ですの……?」
サラが少し混乱しながら尋ねた。先ほどまでの鬼気迫る雰囲気は霧散し、そこには混乱の渦中に取り残された顔があるだけである。
尋ねられた当の老騎士は、しかして俯いた首を左右に振るばかりであった。
「分からぬのじゃ。国外の森は普段と何も変わらぬ現状、疫病らしきものは一切見つからぬ。その事実を司祭様に申し上げても、調査中の一点張り。昔の、聖騎士団長であった頃ならば強引に意見することもできたのじゃが……今はそれも叶わぬ。ワシらを始めとした聖騎士の皆は、ただただ命令をこなす事しかできなかった……」
そして、そこまで話した老騎士は突然に顔を上げた。その瞳には確固たる意志が宿っていた。
「頼む……ッ!! 部外者である貴女方なら、一切のしがらみに縛られずこの件を調査できる。お願いじゃ、この国の暗部を暴いてくれ!! ワシは、ワシらはもう民を攫う事なぞしたくはない! この通りじゃ!!」
老騎士は両手を地に着き、頭を垂れた。兜を脱ぎ、騎士が無防備な背中をさらし懇願する。土下座に近い体勢だろう。騎士としては最大級の気持ちなのだろう。
「言われずとも、ここまで関わってしまっては引き戻せません。全てを明るみに出したうえで、私たちはクロエさんを堂々と助けに参りますとも。」
ミーナは言葉に強い意思を込めた。そしてそれは残る二人も同じようである。もしこのままクロエのみを助けたとしても、現状ではミーナ達三人は不法侵入者のままだ。それを晴らすためには、ミーナたちの行いを正当化する必要がある。
「すまぬ……申し訳ない……ッ!! 自国のいざこざを、あなた方のような外の方に背負わすのは心苦しいばかりじゃ……ッ!」
「心配無用ですわ。……別に初めてではありませんもの。」
「何? アンタ達いっつもこんな風に何かに巻き込まれているって言うの?」
サラの言葉にエリーが呆れたような声を上げた。サラは何か言い返したそうにしていたが、事実その通りなので言い返すこともできない。悔しそうに眉を寄せるしかなかった。
「ワシが言うのもなんじゃが、まずは彼の少女を助けた方が良いじゃろう。あの子が囚われておる地下牢へは、一階の大講堂の隠し階段から行ける。ワシが案内しよう。」
老騎士が立ち上がった。どうやらエリーとの戦闘における負傷は大丈夫らしい。すこしふらつきながらも、しっかりとした足取りで立っている。
「では、向かいましょう。他の見張りに、見つからないうちに。」
―続く―
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「やはり、か……。あの地下にいた少女は、やはり昼間会ったあの子じゃったか……」
「まさか……、クロエさんの事ですの!? 言いなさい! クロエさんはどこに!?」
サラが老騎士に詰め寄った。相手が鎧ではなく普通の服を着ていたのならば、そのまま胸倉を掴みかねない勢いである。それだけ彼女が焦っている心証なのだろう。
「お嬢さん、気持ちは分かる。ワシの知っていることをすべて話そう。じゃから、少し落ち着いておくれ。」
「……分かり、ましたわ。」
サラが老騎士から少し離れた。しかし視線だけは相手を射殺さんばかりに厳しい。エリーがその様子を見て内心呆れていた。
(アタシに殺したかどうか聞いたくせに、おっそろしい目してるわね……。)
老騎士は体を起こし床に直座りの体勢を取った。そしてバイザーの上がっている兜を取ると、サラ達三人を見上げ話し始めた。
「まず初めに、誘拐騒ぎの犯人はワシら聖騎士で間違いない。全員が関わっておる訳じゃないのじゃが、それでも司祭様の命で国の若い女性を秘密裏に攫っておった。」
「何故と、聞いてもよろしいですか?」
「……吸血族《ヴァンパイア》のお嬢さん以外の二人には昼間話したと思うが、この国の外の森では疫病が流行っておるのじゃ。そして、この国の医療機関は束ねるのはワシら大聖堂。その根絶の為に、ワシらには『検体』が必要じゃったらしい。」
「まさか……人体実験でもしてたって言う訳? ハッ! 聖騎士が聞いて呆れるわね!」
老騎士の言葉にエリーが不快そうに皮肉を飛ばした。しかし老騎士はその言葉に何の否定もしない。むしろ、その言葉を受け入れているかのようだ。
「……その通りじゃ。民を守るために民を犠牲にするなど……ワシらは本当に何をやっとるんじゃろうかのぅ。本末転倒も良いところじゃ。」
老騎士の言葉は疲れ切っていた。おそらく誰にも弱音を吐くことが出来なかったのだろう。こうして批判されることで気持ちが楽になるのだろうか。
しかし、ここで老騎士の言葉を聞いたミーナが首を傾げた。老騎士の言葉に何か引っかかる部分があったようだ。老騎士に向かって尋ねる。
「先ほど、『検体が必要だったらしい』と仰っておりましたが、詳しく知らないのですか?」
「……そうじゃ。ワシらは、若い女性の検体が必要であるとしか聞いておらぬ。そして、秘密裏に民を攫って来いと……。疫病の蔓延から少しした後、司祭様が他国より専門家を招いたのじゃ。何でも、誘拐の件はその専門家の指示らしい。」
「なるほど。疫病の蔓延に、謎の誘拐事件……この国を騒がす二つの事件は、背後で繋がっていたのですね。」
ミーナが納得したような声を上げた。サラも無言ではあったが理解しているようである。しかし、エリーは腑に落ちない何かがあるようだ。
「それよりも、何で疫病の根絶に若い女性が必要なのよ? アタシはその疫病を知らないけど、その病気って若い女の人しかかからないやつなの?」
「分からぬ。疫病の詳細については知らんのじゃ。しかし、司祭様が言うには『この国を滅ぼしかねないものだ』と……。」
そこまで言った老騎士は、何か逡巡するようなそぶりを見せた。そして何かを決意した後、驚くべき秘密を話し出すのである。
「……ここまでは、この件に関わる聖騎士なら誰もが知っておる事じゃ。しかしここから話す事は、おそらく聖騎士の中でワシしか知らぬ。よく聞いておくれ。」
老騎士の言葉に、三人は固唾を飲んで注目した。重々しい雰囲気。その最中、老騎士が言葉を続けた。
「――此度《こたび》の疫病、ワシが調べた限りではその存在は確認できなかったのじゃ。」
「何ですって!?」
三人に衝撃が走った。老騎士の言葉は今までの話の前提を覆すものだったのである。聖騎士が人さらいを秘密裏に行ったのも、クロエが攫われてしまったのも全ては疫病根絶のためであったはず。しかし老騎士は、疫病は存在しないと言うのだ。
「それは、どういう事ですの……?」
サラが少し混乱しながら尋ねた。先ほどまでの鬼気迫る雰囲気は霧散し、そこには混乱の渦中に取り残された顔があるだけである。
尋ねられた当の老騎士は、しかして俯いた首を左右に振るばかりであった。
「分からぬのじゃ。国外の森は普段と何も変わらぬ現状、疫病らしきものは一切見つからぬ。その事実を司祭様に申し上げても、調査中の一点張り。昔の、聖騎士団長であった頃ならば強引に意見することもできたのじゃが……今はそれも叶わぬ。ワシらを始めとした聖騎士の皆は、ただただ命令をこなす事しかできなかった……」
そして、そこまで話した老騎士は突然に顔を上げた。その瞳には確固たる意志が宿っていた。
「頼む……ッ!! 部外者である貴女方なら、一切のしがらみに縛られずこの件を調査できる。お願いじゃ、この国の暗部を暴いてくれ!! ワシは、ワシらはもう民を攫う事なぞしたくはない! この通りじゃ!!」
老騎士は両手を地に着き、頭を垂れた。兜を脱ぎ、騎士が無防備な背中をさらし懇願する。土下座に近い体勢だろう。騎士としては最大級の気持ちなのだろう。
「言われずとも、ここまで関わってしまっては引き戻せません。全てを明るみに出したうえで、私たちはクロエさんを堂々と助けに参りますとも。」
ミーナは言葉に強い意思を込めた。そしてそれは残る二人も同じようである。もしこのままクロエのみを助けたとしても、現状ではミーナ達三人は不法侵入者のままだ。それを晴らすためには、ミーナたちの行いを正当化する必要がある。
「すまぬ……申し訳ない……ッ!! 自国のいざこざを、あなた方のような外の方に背負わすのは心苦しいばかりじゃ……ッ!」
「心配無用ですわ。……別に初めてではありませんもの。」
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「ワシが言うのもなんじゃが、まずは彼の少女を助けた方が良いじゃろう。あの子が囚われておる地下牢へは、一階の大講堂の隠し階段から行ける。ワシが案内しよう。」
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