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第四章:犠牲の国・ポルタ
第97話
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その後、エリーは一人去って行ってしまった。ロバートが例の専門家、カーミラの居場所を知らない事を告げると自分で探すと言ったのである。ロバート自身カーミラの居場所は知らないが、検体を使う以上この大聖堂内にいることが確実であることは分かっていた。無論それはエリーに伝えており、エリーも礼を言って探しに行ったのである。
「さぁ、お嬢ちゃんを助けに行こう。見張りは外に行ったはずじゃが、それもいつまでは続かぬ。アンデッド共もまだおる。……早いに越したことはないからのぅ。」
「はい。一階の大講堂の隠し階段でしたね。よろしくお願いします。」
エリーを欠いた三人は聖騎士の見張りの消えた廊下を走った。しかし相も変わらずアンデッドはそこらを歩き、視界に入ったロバートを除くサラ達二人を襲いにかかった。
三人はそれぞれの武器を手に取り、立ちふさがるアンデッドを倒していった。ロバートは先ほどのエリーとの戦いで使っていたランスを、サラはいつもの「森林の旋風」を、そしてミーナは再びチェーンソーを取り出していた。けたたましいエンジン音が轟き響き、他の二人とは比にならない数のアンデッドを肉塊《ミンチ》に変えていく。
「……ミーナ、その武器はお気に入りか何かですの? あなたには、何となくですけれどハンマーの印象がありましたわ。」
「お嬢様がお望みならば、ハンマーを持ちましょう。しかし、現在のような多量かつ脆い相手の場合は、このような掠《かす》っただけで致命傷足り得る武器の方が効率は良いのですよ。要は臨機応変です。」
「ほう、流石ですなエルゼアリス殿。ワシなんぞは不器用でして、このランスしか使う事が出来ませんのじゃ。」
三体のアンデッドを同時に串刺したロバートが、苦笑いを浮かべミーナにそう語った。しかしその腕前は見ての通りの冴え渡りである。先ほどは惜しくもエリーには負けてしまったが、それは相手が悪かっただけだ。
「ご謙遜を。私とて弓矢一辺倒ですわ。むしろ人類種《ヒューマー》であるのにそこまで戦えることの方が驚きですわよ。」
「確かに。私たちのような長命種でもないのに、そこまでランスを極められたのは素晴らしい事です。もし私たちが人類種《ヒューマー》であったとしたら、とても敵わないでしょう。」
ミーナがチェーンソーで巨体のアンデッドを真っ二つにしながらそう言った。この世界で人類種《ヒューマー》の戦闘能力はそう高くはない。中には突出するものもいるが、それは突然変異に近いものである。人類種《ヒューマー》の一番のとりえはその環境適応力と数である。それこそ世界の半数を占める程の数だ。
ロバートの背後に迫った二体のアンデッドの頭を【風の矢】でサラが射抜いた。ロバートが手を上げて礼を示す。しかしサラの表情はすぐれない。ため息交じりに廊下の先を眺めた。
「しかし、ここのアンデッドは一体どれだけいますの? さっきから何体も仕留めてますけど、一向に尽きませんわ。一体、どれだけの人を犠牲にしたのか……!」
サラが憤った。そう、ここにいるアンデッドは、元は一人一人生きていた筈の人々なのだ。アンデッド一人につき、一人の人生が無残に踏みにじられている。消え去っている。それをここまで数をそろえるなど、明らかにこのポルタの人々だけでは済まない。もしこれだけの人々が姿を消していたのなら騒ぎはもっと肥大化しているはずだからだ。このアンデッドの供給源はどこからきているのだろう。
「……申し訳ないが、それは分からぬ。ここのアンデッド警備兵は、先の話に出てきた専門家……いや、『吸血姫』じゃったな。吸血姫カーミラが連れてきたものなんじゃ。『城内の警備の補充よ』などと言っておったが、まさかここまでの数があろうとは……!」
「聖騎士側も知らない、ここまでの大戦力……やはり彼《か》の吸血姫は侮れない存在のようですね。」
ミーナが手にしたチェーンソーのエンジンを切った。辺りにもはやアンデッドは立っていない。一階を目指す三人は走りながら会話を続けた。走り抜ける廊下にはもはやアンデッドの影もない。
「ミーナ、その『吸血姫』と言うのは有名なんですの?」
サラが尋ねた。その問いにミーナが答える。
「吸血姫、カーミラ・L・ノクターナ……。元々強力な吸血族《ヴァンパイア》において、更に飛びぬけた力を持つが故に逸脱種《フリンジ》認定された存在です。その力はもはや大罪《ペッカータ》に比肩するとまで言われており、一定の拠点は持たず世界を放浪しているとか。」
「更に噂では、逸脱種《フリンジ》の集団を結成、統括しておるとも聞きますぞ。どちらにせよ、厄介な事この上ない存在じゃ。……しかし、よもやあんな幼子だとはのぅ。」
どうやら吸血姫はかなり有名な存在であるらしい。しかしその知名度に反し姿は知られていなかったようだ。
「逸脱種《フリンジ》の集団、ですの? 集団ってどういう事ですの?」
「お嬢様、その話は私も聞いたことがあります。彼《か》の吸血姫が逸脱種《フリンジ》の中でも話の通じる者を集め、戦力を築いていると言う噂です。風の噂程度に捉えていましたが、今後は考えを改めねばならないかもしれません。」
「そんな……戦力を集めるにしても、一体何をするつもりなんですの?」
「そればかりは、当の吸血姫にしか分からぬよ。しかし、ろくでもない事なのは確かじゃろうな。」
ロバートが険しい顔で言った。彼自身この辺境の国で生まれ育ったが、吸血姫カーミラの存在は旅人や商人などから聞いていたのだ。実に様々な話があったが、そのどれにも共通するのは無邪気且つ凶悪。まるで子どもに過ぎた力を持たせてしまったかのような話ばかりだった。事実、このポルタに起きている現状も本当に吸血姫の仕業ならば、実に迷惑極まりない。
廊下にちらほらと再びアンデッドが姿を現し始めた。先ほど殲滅したかのように思われたが、まだまだ数がいるらしい。サラ達三人はそれらを無視して廊下を進む。しかしその中でミーナがあることに気が付いた。
「そう言えば、何故ロバート様や聖騎士の方々はアンデッドに襲われないのですか? 彼ら全員に個体を識別する知性があるとは思えませんが。」
ミーナが曲がり角から現れたアンデッドの頭を、足裏ハイキックで蹴り飛ばしながら尋ねた。そこまでアクロバットな動きをしていながら衣服や髪に乱れ一つないのは流石と言うべきだろうか。
ミーナの言葉の通り、アンデッドは既に死体でありそれを魔法で動かしているにすぐない。それ故知性などは基本無く、場合によっては互いを喰い合っていたりもする。時折姿を見せた巨体のアンデッドは比較的個体識別をしていたものの、それでも高度な思考は出来ず感情もないだろう。
ミーナの問いにロバートは、自身の鎧の隙間から巾着のような物を取り出した。それからは微かに鼻をつくにおいがする。
「これじゃよ。あやつらは鼻が利くからの。この匂いを持つものは襲わんように命令されているらしい。昼間、奴らは地下の専用スペースに押し込められておるんじゃが、夜になると今みたいに聖堂内に解き放つことになっておる。聖堂内の聖騎士は皆これを持っておるのじゃよ。」
廊下の先から再びアンデッドが現れた。しかしアンデッドは先頭を走るロバートを無視し、後ろのミーナに襲い掛かる。あわや一巻の終わりかと思われたが、ミーナが右に身体をそらした瞬間、背後から迫った【風の矢】がアンデッドの頭部を貫いた。
「確かに、ロバートさんは狙いませんわね。……もう少し早くそれを知っていれば、倒した聖騎士からそれをいただいておりましたのに。」
「お嬢様、それでは寝かせておいた聖騎士の方が食べられていしまいますよ。」
「……冗談ですわよ?」
笑顔を浮かべるサラだが、まさかそれを信じる者はいまい。三人の間に少し微妙な空気が流れた。その雰囲気は三人が階段を下り、一階大講堂の扉の前に到着するまで続いたのだった。
―続く―
「さぁ、お嬢ちゃんを助けに行こう。見張りは外に行ったはずじゃが、それもいつまでは続かぬ。アンデッド共もまだおる。……早いに越したことはないからのぅ。」
「はい。一階の大講堂の隠し階段でしたね。よろしくお願いします。」
エリーを欠いた三人は聖騎士の見張りの消えた廊下を走った。しかし相も変わらずアンデッドはそこらを歩き、視界に入ったロバートを除くサラ達二人を襲いにかかった。
三人はそれぞれの武器を手に取り、立ちふさがるアンデッドを倒していった。ロバートは先ほどのエリーとの戦いで使っていたランスを、サラはいつもの「森林の旋風」を、そしてミーナは再びチェーンソーを取り出していた。けたたましいエンジン音が轟き響き、他の二人とは比にならない数のアンデッドを肉塊《ミンチ》に変えていく。
「……ミーナ、その武器はお気に入りか何かですの? あなたには、何となくですけれどハンマーの印象がありましたわ。」
「お嬢様がお望みならば、ハンマーを持ちましょう。しかし、現在のような多量かつ脆い相手の場合は、このような掠《かす》っただけで致命傷足り得る武器の方が効率は良いのですよ。要は臨機応変です。」
「ほう、流石ですなエルゼアリス殿。ワシなんぞは不器用でして、このランスしか使う事が出来ませんのじゃ。」
三体のアンデッドを同時に串刺したロバートが、苦笑いを浮かべミーナにそう語った。しかしその腕前は見ての通りの冴え渡りである。先ほどは惜しくもエリーには負けてしまったが、それは相手が悪かっただけだ。
「ご謙遜を。私とて弓矢一辺倒ですわ。むしろ人類種《ヒューマー》であるのにそこまで戦えることの方が驚きですわよ。」
「確かに。私たちのような長命種でもないのに、そこまでランスを極められたのは素晴らしい事です。もし私たちが人類種《ヒューマー》であったとしたら、とても敵わないでしょう。」
ミーナがチェーンソーで巨体のアンデッドを真っ二つにしながらそう言った。この世界で人類種《ヒューマー》の戦闘能力はそう高くはない。中には突出するものもいるが、それは突然変異に近いものである。人類種《ヒューマー》の一番のとりえはその環境適応力と数である。それこそ世界の半数を占める程の数だ。
ロバートの背後に迫った二体のアンデッドの頭を【風の矢】でサラが射抜いた。ロバートが手を上げて礼を示す。しかしサラの表情はすぐれない。ため息交じりに廊下の先を眺めた。
「しかし、ここのアンデッドは一体どれだけいますの? さっきから何体も仕留めてますけど、一向に尽きませんわ。一体、どれだけの人を犠牲にしたのか……!」
サラが憤った。そう、ここにいるアンデッドは、元は一人一人生きていた筈の人々なのだ。アンデッド一人につき、一人の人生が無残に踏みにじられている。消え去っている。それをここまで数をそろえるなど、明らかにこのポルタの人々だけでは済まない。もしこれだけの人々が姿を消していたのなら騒ぎはもっと肥大化しているはずだからだ。このアンデッドの供給源はどこからきているのだろう。
「……申し訳ないが、それは分からぬ。ここのアンデッド警備兵は、先の話に出てきた専門家……いや、『吸血姫』じゃったな。吸血姫カーミラが連れてきたものなんじゃ。『城内の警備の補充よ』などと言っておったが、まさかここまでの数があろうとは……!」
「聖騎士側も知らない、ここまでの大戦力……やはり彼《か》の吸血姫は侮れない存在のようですね。」
ミーナが手にしたチェーンソーのエンジンを切った。辺りにもはやアンデッドは立っていない。一階を目指す三人は走りながら会話を続けた。走り抜ける廊下にはもはやアンデッドの影もない。
「ミーナ、その『吸血姫』と言うのは有名なんですの?」
サラが尋ねた。その問いにミーナが答える。
「吸血姫、カーミラ・L・ノクターナ……。元々強力な吸血族《ヴァンパイア》において、更に飛びぬけた力を持つが故に逸脱種《フリンジ》認定された存在です。その力はもはや大罪《ペッカータ》に比肩するとまで言われており、一定の拠点は持たず世界を放浪しているとか。」
「更に噂では、逸脱種《フリンジ》の集団を結成、統括しておるとも聞きますぞ。どちらにせよ、厄介な事この上ない存在じゃ。……しかし、よもやあんな幼子だとはのぅ。」
どうやら吸血姫はかなり有名な存在であるらしい。しかしその知名度に反し姿は知られていなかったようだ。
「逸脱種《フリンジ》の集団、ですの? 集団ってどういう事ですの?」
「お嬢様、その話は私も聞いたことがあります。彼《か》の吸血姫が逸脱種《フリンジ》の中でも話の通じる者を集め、戦力を築いていると言う噂です。風の噂程度に捉えていましたが、今後は考えを改めねばならないかもしれません。」
「そんな……戦力を集めるにしても、一体何をするつもりなんですの?」
「そればかりは、当の吸血姫にしか分からぬよ。しかし、ろくでもない事なのは確かじゃろうな。」
ロバートが険しい顔で言った。彼自身この辺境の国で生まれ育ったが、吸血姫カーミラの存在は旅人や商人などから聞いていたのだ。実に様々な話があったが、そのどれにも共通するのは無邪気且つ凶悪。まるで子どもに過ぎた力を持たせてしまったかのような話ばかりだった。事実、このポルタに起きている現状も本当に吸血姫の仕業ならば、実に迷惑極まりない。
廊下にちらほらと再びアンデッドが姿を現し始めた。先ほど殲滅したかのように思われたが、まだまだ数がいるらしい。サラ達三人はそれらを無視して廊下を進む。しかしその中でミーナがあることに気が付いた。
「そう言えば、何故ロバート様や聖騎士の方々はアンデッドに襲われないのですか? 彼ら全員に個体を識別する知性があるとは思えませんが。」
ミーナが曲がり角から現れたアンデッドの頭を、足裏ハイキックで蹴り飛ばしながら尋ねた。そこまでアクロバットな動きをしていながら衣服や髪に乱れ一つないのは流石と言うべきだろうか。
ミーナの言葉の通り、アンデッドは既に死体でありそれを魔法で動かしているにすぐない。それ故知性などは基本無く、場合によっては互いを喰い合っていたりもする。時折姿を見せた巨体のアンデッドは比較的個体識別をしていたものの、それでも高度な思考は出来ず感情もないだろう。
ミーナの問いにロバートは、自身の鎧の隙間から巾着のような物を取り出した。それからは微かに鼻をつくにおいがする。
「これじゃよ。あやつらは鼻が利くからの。この匂いを持つものは襲わんように命令されているらしい。昼間、奴らは地下の専用スペースに押し込められておるんじゃが、夜になると今みたいに聖堂内に解き放つことになっておる。聖堂内の聖騎士は皆これを持っておるのじゃよ。」
廊下の先から再びアンデッドが現れた。しかしアンデッドは先頭を走るロバートを無視し、後ろのミーナに襲い掛かる。あわや一巻の終わりかと思われたが、ミーナが右に身体をそらした瞬間、背後から迫った【風の矢】がアンデッドの頭部を貫いた。
「確かに、ロバートさんは狙いませんわね。……もう少し早くそれを知っていれば、倒した聖騎士からそれをいただいておりましたのに。」
「お嬢様、それでは寝かせておいた聖騎士の方が食べられていしまいますよ。」
「……冗談ですわよ?」
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