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第四章:犠牲の国・ポルタ
第98話
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「さて、ようやく着きましたわ。でも……」
サラ達三人の目の前にそびえ立つのは、およそ高さにして三階部分まではあろうかと言う巨大な扉だった。大聖堂の中で一番大きい部屋であるこの大講堂は、三階部分までの吹き抜けとなっているのである。
「閉まっていますわね。こんな扉、とてもじゃありませんけど開けられませんわよ……。ミーナ、あなたなら開けます?」
「滅相もない。いくらダークエルフとは言えこれは無理です。ガンク・ダンプのルディ様なら分かりませんが。」
「……この、巨大扉を開くことのできる個人がおるのか。まこと世界は広いのう。」
サラ達の会話に老騎士ロバートが、半ば呆れたような声を上げた。三人の前にそびえる扉はまるで岩盤のようであり、開けようとか開けられるかなど考える対象とはなり得ないようなものだったからだ。
「この扉は内部の機構で開くことが出来る。が、今はよしておいた方が賢明じゃろう。扉の開閉には大きな音が伴う。もし、その音が外の聖騎士に聞こえたら不審に思って戻って来てしまうからのう。隣の扉から入るぞい。」
ロバートの言葉にサラが隣へ視線を向けた。巨大な門のすぐ隣には常識的な大きさの頑丈な金属扉があった。いわゆる通用口なのだろう。
「あちらですのね。今助けに行きますわ、クロエさん!」
「あ……っ!」
ロバートが何か声を上げたが、サラは構わず扉の方へ近寄っていった。そして意気揚々と扉に手をかける。
――ガンッ! ガギンッ!
「……開きませんわ?」
「それはそうじゃろう……。夜間は責任者クラスが施錠しておるのじゃ。ワシは持っておるから、少し待ってておくれ。」
そう言ったロバートは扉に近づくと、鎧の腰にあるポーチから鍵束を取り出した。聖堂内警備部長である彼が鍵を持っていることは、よくよく考えれば当たり前なのだろう。
「お嬢様、これから先は一層の慎重さが求められます。どうかよろしくお願いしますね。」
「わ、分かっていますとも!」
「……本当ですか?」
ミーナが猜疑の目を向けた。サラは冷静沈着とは言い難い性格をしている。エルフにしては珍しいだろう。郷内においてその愚直さは正義感へとつながり、母親である大長老サーシャの下から離れ暮らすに至っていた。それはとても為し得難い事であり、それを成しえたサラの事をミーナは尊敬していた。
ただし、それは即ち直情的であるともいう。ある程度の腹芸はこなすとは言え、年の頃にしてはやや感情的だろう。ミーナはサラの事を尊敬するとともに、常々心配していたのだ。それ故に現在の隠密性が求められる現状に対し、ミーナはサラへ向けて猜疑の目を向ける。
「そ、そんなに心配せずとも目的は弁えています! クロエさんを助けることが第一目標、そのためには無用な戦闘は避けなくてはなりませんわ。ね?」
「その通りです。流石はお嬢様、出過ぎたマネでございました。」
ミーナはそう言って一礼した。あくまで自分は使用人。それを自覚しているが故の行動である。
「申し訳ない、待たせたの。扉が開いた。さ、入ってくれ。」
微かに響く金属音を鳴らしながら、通用口の扉が開いた。ロバートが周囲を伺いながらサラとミーナを招き入れる。
二人が扉をくぐると、そこは昼間にも訪れた大講堂であった。しかしその様相は真逆とも言うべきものである。昼間が大勢の信者、そして警護の聖騎士や聖堂関係者でにぎわっていたのに対し、現在の大講堂内は人の気配はなくひっそりと静まり返っていた。
照明はなく、唯一の光源は大講堂の巨大ステンドグラスから注がれる静謐な月の光のみである。昼間は太陽の光が柔らかく、そして暖かい神聖さをもたらしていたその光。しかし月の光は同じ神聖さであるのに、それは荘厳さに満ち溢れていた。まるで洗練された剣《つるぎ》の光である。思わずサラとミーナが言葉を失い見とれてしまったのも無理はないだろう。
「見事ですじゃろう? 昼間の光とはまた違う顔を見せてくれる。ワシら聖騎士の密《ひそ》かな楽しみなんじゃ。」
「こんな時でなければ、心行くまで眺めていたいものですわ……」
サラが感嘆の声を上げた。ミーナも言葉こそないが、いや言葉も出ないほどだろうか、無言でステンドグラスを眺めていた。
「……すまんの、このまま見せたいところじゃが正直時間が惜しい。さ、早く地下へ行こう。」
無言の二人にロバートが声をかけた。陶酔していたかのような二人はその声に正気を取り戻したかのように振り返る。ロバートは二人を先導するかのように先に出ると、大講堂の壁に沿うように歩き始めた。
地下への隠し通路は巧妙に隠されていた。魔力に頼らない昔ながらの迷彩である。隠し扉への扉に手をかけたロバートは、無言で振り返りアイコンタクトでサラとミーナに確認した。扉を開けても良いか、準備は出来ているのか、と。
一方のサラとミーナもすでに心は決まっていた。一刻も早くクロエを救出したい。その気持ちは言葉に出さずとも二人の間に共有されている。
二人の頷きに頷きを返したロバートは、音を出さないよう慎重に、扉にかける手に力を込めた。
「――そこまでです。」
突如、大講堂に男の声が響き渡った。ロバートの手をいさめるような声。その声にロバートは扉を開けようとしていた手を止めた。そして三人はゆっくりと、その声のした方へ振り向く。
声は大講堂の巨大ステンドグラス、その前に掛けられた通路から聞こえてきていた。よく見ると、そこには誰かが立っているらしい。ステンドグラス越しの月の逆光でその姿はよく見えない。
しかし、その声に反応する者がいた。老騎士ロバートだ。
「司祭様!? どうしてここに!?」
司祭と呼ばれた男は通路を歩き、脇にある階段を下って来た。下って来た男がパチンと指を鳴らすと、大講堂の両壁にあるランプが一斉に火を灯した。大講堂の中がほんのり明るく照らされる。
照らされたそこにいた男は、年の頃にして中年位だろう。少し疲れたような顔をしている。しかし、そこに浮かぶのは笑みだ。どこか狂気を感じさせる笑顔。精神が壊れたものが浮かべるような、空っぽな笑みだ。
「あ、あれが司祭、ですの……?」
サラが疑問の声を上げた。確かに来ている服装は聖職者が着ているようなものだ。その柔らかい物腰も司祭の名に相応しいだろう。しかしやはり、その狂った笑みはどう見ても聖職者とは思えない。
しかしこの局面でまさかロバートが嘘を吐くことはないだろう。サラがチラリと横目で伺ったロバートの表情は驚愕で満たされていたからだ。
「し、司祭様……何故、ここに?」
「私はここの司祭ですよ? 別に不思議ではないでしょう。……それよりもロバート。私としては君がここにいる事の方が不思議だよ。それも、侵入者と思わしき二人と一緒にね。」
司祭の言葉にロバートが少したじろいだ。額から汗が流れる。しかし彼とて生半可な決意でここに来たわけではない。決意を表すかのように一歩前に出ると、司祭を問い詰めた。
「司祭様、今こそお答えいただきたい。なぜ我々は、守るべき民を攫わねばならないのですか!?」
「……それは既に話したでしょう? この国の外に広がる森林、そこで突如発生した疫病根絶の為ですよ。」
「疫病は存在しなかった! その事は既に報告しておるはずじゃ!」
「それに、あなたが呼び寄せたと言う専門家の方ですが、その方には偽物の疑惑もございます。カーミラと言う名前に聞き覚えは?」
言い逃れようとしたらしい司祭だったが、ロバートとミーナの追及が逃しはしなかった。司祭は二人の言葉に視線をそらし何かを考えていたようだったが、すぐに笑みを浮かべると唐突に両手を合わせ拍手をし始めた。
「素晴らしい! どこでそこまで知ったかは知りませんが、大した物です。」
「認めると言うのですわね。疫病など存在しなかったと!」
サラが声を大に叫んだ。その言葉に司祭は頷きのみを返す。その反応にロバートが怒りを込めた叫びをぶつけるのだった。
―続く―
サラ達三人の目の前にそびえ立つのは、およそ高さにして三階部分まではあろうかと言う巨大な扉だった。大聖堂の中で一番大きい部屋であるこの大講堂は、三階部分までの吹き抜けとなっているのである。
「閉まっていますわね。こんな扉、とてもじゃありませんけど開けられませんわよ……。ミーナ、あなたなら開けます?」
「滅相もない。いくらダークエルフとは言えこれは無理です。ガンク・ダンプのルディ様なら分かりませんが。」
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サラ達の会話に老騎士ロバートが、半ば呆れたような声を上げた。三人の前にそびえる扉はまるで岩盤のようであり、開けようとか開けられるかなど考える対象とはなり得ないようなものだったからだ。
「この扉は内部の機構で開くことが出来る。が、今はよしておいた方が賢明じゃろう。扉の開閉には大きな音が伴う。もし、その音が外の聖騎士に聞こえたら不審に思って戻って来てしまうからのう。隣の扉から入るぞい。」
ロバートの言葉にサラが隣へ視線を向けた。巨大な門のすぐ隣には常識的な大きさの頑丈な金属扉があった。いわゆる通用口なのだろう。
「あちらですのね。今助けに行きますわ、クロエさん!」
「あ……っ!」
ロバートが何か声を上げたが、サラは構わず扉の方へ近寄っていった。そして意気揚々と扉に手をかける。
――ガンッ! ガギンッ!
「……開きませんわ?」
「それはそうじゃろう……。夜間は責任者クラスが施錠しておるのじゃ。ワシは持っておるから、少し待ってておくれ。」
そう言ったロバートは扉に近づくと、鎧の腰にあるポーチから鍵束を取り出した。聖堂内警備部長である彼が鍵を持っていることは、よくよく考えれば当たり前なのだろう。
「お嬢様、これから先は一層の慎重さが求められます。どうかよろしくお願いしますね。」
「わ、分かっていますとも!」
「……本当ですか?」
ミーナが猜疑の目を向けた。サラは冷静沈着とは言い難い性格をしている。エルフにしては珍しいだろう。郷内においてその愚直さは正義感へとつながり、母親である大長老サーシャの下から離れ暮らすに至っていた。それはとても為し得難い事であり、それを成しえたサラの事をミーナは尊敬していた。
ただし、それは即ち直情的であるともいう。ある程度の腹芸はこなすとは言え、年の頃にしてはやや感情的だろう。ミーナはサラの事を尊敬するとともに、常々心配していたのだ。それ故に現在の隠密性が求められる現状に対し、ミーナはサラへ向けて猜疑の目を向ける。
「そ、そんなに心配せずとも目的は弁えています! クロエさんを助けることが第一目標、そのためには無用な戦闘は避けなくてはなりませんわ。ね?」
「その通りです。流石はお嬢様、出過ぎたマネでございました。」
ミーナはそう言って一礼した。あくまで自分は使用人。それを自覚しているが故の行動である。
「申し訳ない、待たせたの。扉が開いた。さ、入ってくれ。」
微かに響く金属音を鳴らしながら、通用口の扉が開いた。ロバートが周囲を伺いながらサラとミーナを招き入れる。
二人が扉をくぐると、そこは昼間にも訪れた大講堂であった。しかしその様相は真逆とも言うべきものである。昼間が大勢の信者、そして警護の聖騎士や聖堂関係者でにぎわっていたのに対し、現在の大講堂内は人の気配はなくひっそりと静まり返っていた。
照明はなく、唯一の光源は大講堂の巨大ステンドグラスから注がれる静謐な月の光のみである。昼間は太陽の光が柔らかく、そして暖かい神聖さをもたらしていたその光。しかし月の光は同じ神聖さであるのに、それは荘厳さに満ち溢れていた。まるで洗練された剣《つるぎ》の光である。思わずサラとミーナが言葉を失い見とれてしまったのも無理はないだろう。
「見事ですじゃろう? 昼間の光とはまた違う顔を見せてくれる。ワシら聖騎士の密《ひそ》かな楽しみなんじゃ。」
「こんな時でなければ、心行くまで眺めていたいものですわ……」
サラが感嘆の声を上げた。ミーナも言葉こそないが、いや言葉も出ないほどだろうか、無言でステンドグラスを眺めていた。
「……すまんの、このまま見せたいところじゃが正直時間が惜しい。さ、早く地下へ行こう。」
無言の二人にロバートが声をかけた。陶酔していたかのような二人はその声に正気を取り戻したかのように振り返る。ロバートは二人を先導するかのように先に出ると、大講堂の壁に沿うように歩き始めた。
地下への隠し通路は巧妙に隠されていた。魔力に頼らない昔ながらの迷彩である。隠し扉への扉に手をかけたロバートは、無言で振り返りアイコンタクトでサラとミーナに確認した。扉を開けても良いか、準備は出来ているのか、と。
一方のサラとミーナもすでに心は決まっていた。一刻も早くクロエを救出したい。その気持ちは言葉に出さずとも二人の間に共有されている。
二人の頷きに頷きを返したロバートは、音を出さないよう慎重に、扉にかける手に力を込めた。
「――そこまでです。」
突如、大講堂に男の声が響き渡った。ロバートの手をいさめるような声。その声にロバートは扉を開けようとしていた手を止めた。そして三人はゆっくりと、その声のした方へ振り向く。
声は大講堂の巨大ステンドグラス、その前に掛けられた通路から聞こえてきていた。よく見ると、そこには誰かが立っているらしい。ステンドグラス越しの月の逆光でその姿はよく見えない。
しかし、その声に反応する者がいた。老騎士ロバートだ。
「司祭様!? どうしてここに!?」
司祭と呼ばれた男は通路を歩き、脇にある階段を下って来た。下って来た男がパチンと指を鳴らすと、大講堂の両壁にあるランプが一斉に火を灯した。大講堂の中がほんのり明るく照らされる。
照らされたそこにいた男は、年の頃にして中年位だろう。少し疲れたような顔をしている。しかし、そこに浮かぶのは笑みだ。どこか狂気を感じさせる笑顔。精神が壊れたものが浮かべるような、空っぽな笑みだ。
「あ、あれが司祭、ですの……?」
サラが疑問の声を上げた。確かに来ている服装は聖職者が着ているようなものだ。その柔らかい物腰も司祭の名に相応しいだろう。しかしやはり、その狂った笑みはどう見ても聖職者とは思えない。
しかしこの局面でまさかロバートが嘘を吐くことはないだろう。サラがチラリと横目で伺ったロバートの表情は驚愕で満たされていたからだ。
「し、司祭様……何故、ここに?」
「私はここの司祭ですよ? 別に不思議ではないでしょう。……それよりもロバート。私としては君がここにいる事の方が不思議だよ。それも、侵入者と思わしき二人と一緒にね。」
司祭の言葉にロバートが少したじろいだ。額から汗が流れる。しかし彼とて生半可な決意でここに来たわけではない。決意を表すかのように一歩前に出ると、司祭を問い詰めた。
「司祭様、今こそお答えいただきたい。なぜ我々は、守るべき民を攫わねばならないのですか!?」
「……それは既に話したでしょう? この国の外に広がる森林、そこで突如発生した疫病根絶の為ですよ。」
「疫病は存在しなかった! その事は既に報告しておるはずじゃ!」
「それに、あなたが呼び寄せたと言う専門家の方ですが、その方には偽物の疑惑もございます。カーミラと言う名前に聞き覚えは?」
言い逃れようとしたらしい司祭だったが、ロバートとミーナの追及が逃しはしなかった。司祭は二人の言葉に視線をそらし何かを考えていたようだったが、すぐに笑みを浮かべると唐突に両手を合わせ拍手をし始めた。
「素晴らしい! どこでそこまで知ったかは知りませんが、大した物です。」
「認めると言うのですわね。疫病など存在しなかったと!」
サラが声を大に叫んだ。その言葉に司祭は頷きのみを返す。その反応にロバートが怒りを込めた叫びをぶつけるのだった。
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