悪役令嬢は、主人公(ヒロイン)を溺愛します

ねがぽじ

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悪役令嬢に転生しましたから妹の主人公を溺愛します。その2

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悪役令嬢は、主人公(ヒロイン)を溺愛します

~その2~

金髪のショートヘアーで青色の瞳の少女(スミレ)が盛大に顔から転びました。

「ぎゃふん」

私(スミレ)は、転んだ拍子で顔を地面にぶつけた痛みで前世の記憶を全て思い出しました。
前世は、杉並(すぎなみ)可憐(かれん)って名前の女子高生でBL、GL、アニメ、漫画、ゲームが大好きな腐女子でした。
そして寝坊して慌てて家を飛び出して拍子にトラックに吹っ飛ばされて死んだ事もです。

そして私が乙女ゲームのA kingdom doomed to ruin~2人が繋ぐ物語~の残酷で残忍で有名な悪役令嬢のスミレ・モスキートに転生した事もです。
私は、飽きるほど何回もこの乙女ゲームをプレーしたからこの世界が乙女ゲームのkingdom doomed to ruin~2人が繋ぐ物語~のなことを間違える訳がありません。

乙女ゲームのkingdom doomed to ruin~2人が繋ぐ物語~ってのは、剣と魔法と魔族とエルフと人間と妖精や聖霊が存在するエルハザードの世界が舞台です。
その世界には、運命に歯向かって戦う者を育てるフォーチュン学園があります。
物語は、フォーチュン学園が舞台です。

破滅の邪神のモナルダが復活する予言を受けて勇者を育てる為に世界中の強い者がフォーチュン学園に集められます。
そしてフォーチュン学園に入学するところから物語が始まります。

この乙女ゲームには、百合エンドもあるから乙女ゲームなのに男性もプレーする人が沢山いて男性からも女性からも根強いファンが沢山いるほどです。

そしてRPGの要素も合ってクリア後に隠しダンジョンもプレーできて美味しすぎたりします。

アニメ化にもなるみたいですがアニメになる前に死んでしまいました。
私は、この乙女ゲームのアニメを見れなかったのが私の人生最大の後悔だったりします。

でも私の大好きなこの乙女ゲームを悪役令嬢のスミレに転生出来たのは、ラッキーだと思いました。
それに私の押しの乙女ゲームの主人公(ヒロイン)でスミレの妹のサクラ・モスキートに出会えるのは、幸福かも知れません。
いや、サクラちゃんに出会えるのならば死んだ事も幸運に思いました。

ただ、悪役令嬢のスミレには、破滅フラグがあります。
色々と破滅フラグがあります。
どれも死亡エンドって言う救いようのない内容でした。
その中にも乙女ゲームの主人公(ヒロイン)のサクラちゃんに殺されるって言う死亡エンドがありました。
私は、サクラちゃんに殺されるのならば凄く幸せだなって思いました。

「ス、スミレお姉様、大丈夫ですか!?」

金髪のロングヘアーで青色の瞳の天使が私を心配して駆け寄って来ました。

(ああ、何て可愛らしい天使でしょう。
さすがは、私(スミレ)の妹で乙女ゲームの主人公(ヒロイン)のサクラちゃんです)

私は、サクラちゃんが可愛らしくてニコニコ笑顔で自然とサクラちゃんを抱き締めました。

「ひゃん!?あ、あの、スミレお姉様!?」

サクラちゃんは、私に抱き着かれて顔を真っ赤にしておどおどと慌てました。

(あーー、サクラちゃんの抱き心地が最高です。
それに凄く良い匂いがします)

私は、サクラちゃんの抱き心地が良くてニコニコ笑顔でサクラちゃんを抱き締めながらサクラちゃんの匂いを堪能しました。

「うぅ……」

サクラちゃんは、いきなり私に抱き締められて恥ずかしそうに顔を真っ赤にして俯きました。

「いきなり抱き締めてごめんなさいね、サクラちゃん」

私は、サクラちゃんを抱き締めてサクラちゃんをしばらく堪能してサクラちゃんを離しました。
そして頭を下げてサクラちゃんに謝りました。

(はーーはーー……サクラちゃんは、マジ天使でした。ついサクラちゃんが可愛らし過ぎて暴走してしまいました)

「い、いえ、あの、スミレお姉様に抱き締められるは、嫌でありませんでした……
それにスミレお姉様に初めて抱き締められるのが嬉しかったです……」

サクラちゃんは、私に抱き締められるのが嬉しくて恥ずかしそうに顔を赤らめて照れ笑いを浮かべました。

(うぅーー!?サクラちゃんの照れ笑いが可愛らしい過ぎます!?)

私は、サクラちゃんが可愛らし過ぎて我慢ができずにまたサクラちゃんを抱き締めました。

「ひゃん!?もうスミレお姉様は、仕方がありませんね……」

サクラちゃんは、私に抱き締められて少しだけ悲鳴を出して困ったように苦笑い浮かべて私を抱き締め返しました。
私とサクラちゃんは、しばらく抱き締めました。

(はーーはーー……このまま死んでも良いかも知れません!)

私は、サクラちゃんを抱き締めているのが幸せ過ぎて顔がニヤニヤになりました。
私とサクラちゃんは、しばらくすると離れました。

「それで、あの……怪我は、大丈夫ですか……?」

サクラちゃんは、私が顔を地面にぶつけたのを心配そうに地面にぶつけた私の顔を間近で覗き込みました。

(うぅ……サクラちゃんの顔が可愛らし過ぎてどうにかなりそうです……)

「はい、これぐらい大丈夫ですよ」

私は、サクラちゃんに間近で見つめられてサクラちゃんが可愛らし過ぎて興奮して鼻血をだらだらと流してニッコリと笑いました。

「わわっ!?スミレお姉様、鼻血が出ています!?」

サクラちゃんは、私の鼻血を見て慌ててハンカチで私の鼻血を拭きました。

「ありがとうございます、サクラちゃん」

私は、サクラちゃんに間近に顔を近づけられて鼻血をハンカチで拭かれるのが幸せ過ぎてニッコリと笑いました。

「明日からフォーチュン学園に入学ですね。
私は、スミレお姉様みたいに強くありませんから不安です……」

サクラちゃんは、明日からフォーチュン学園に通うのが不安で両手を前で握り締めて不安そうに私を上目遣いで見つめました。

「サクラちゃんならば大丈夫ですよ。
私が保証します」

私は、サクラちゃんが光の勇者として目覚めて世界を救うのを知っていました。

そう言う私にも光の勇者の資格がありました。
でも光の勇者のサクラちゃんに嫉妬して色々と邪魔をして最後には、サクラちゃんに倒されるのですよね。

でも悪役令嬢のスミレは、光と闇と水と風と土と火と全ての属性が使えて魔力も化物級って言うチート能力でした。
しかも武術もチート的に強かったりします。
悪役令嬢のスミレを倒すのに凄く苦労したのを覚えています。

実は、サクラちゃんにも隠された能力もあるのですよね。
あの能力は、悪役令嬢のスミレと同じくらいに反則だと思いました。

だからサクラちゃんを安心させるように優しく微笑んでサクラちゃんの頭を優しく撫でてサクラちゃんを安心させようとしました。

「スミレお姉様……ありがとうございます、スミレお姉様の足を引っ張らないように努力します」

サクラちゃんは、私の言葉を聞いて安心をしたように微笑みました。
そして両手を前で軽く握り締めてニッコリ笑いフォーチュン学園で頑張る意気込みを表しました。

(うぅ……サクラちゃんって何て健気で良い子なんでしょうか!?
サクラちゃん、愛しています!)

私は、サクラちゃんが健気過ぎて胸がキュンキュンに萌えて強くサクラちゃんを抱き締めました。
サクラちゃんも控え目に私を抱き締め返しました。

私は、サクラちゃんの温もりを感じながらこの天使の妹のサクラちゃんを必ず護るって改めて心に誓いました。
そして明日からの妹のサクラちゃんとのフォーチュン学園の学園生活が楽しみで仕方がありませんでした。

夜になると自分の力を確める為に屋敷を抜け出して魔物の森に来ました。

「さてと、最初は、何の魔法から確かめましょう。
最初は、初級の火の魔法から確かめましょう。

『ファイヤーボール!』」

私は、大きな泉に向かって初級の火の魔法を放ちました。
大きな泉にファイヤーボールが当たると100メートルある泉の水が蒸発してなくなりました。

「ちょ、ちょっと、なんなの!?
チート過ぎるでしょう!?

えっと、次は、水魔法を試して見ましょう。

『ウォーターショット!』」

私は、水がなくなった泉に向かって水魔法を放ちました。
すると水の玉が大量に放ち直ぐに大きな泉の水が満杯になりました。

「い、いや、有り得ないでしょう!?

つ、次は、風魔法を試しましょう。

『ウイングカッター!』」

私は、風魔法を放ちました。
すると竜巻が発生して魔の森の木々が吹っ飛びました。

「いやいや、これ初級魔法ですよね!?
おかしすぎでしょう!?

つ、次は、土魔法を試してみましょう。

『ストーンバレット!』」

私は、初級の土魔法を使いました。
すると上空から大量の隕石が降ってきました。

「ってこれは、ストーンバレットでなくてメテオインパクトでないですか!?
私の放った魔法は、土魔法の初級魔法ですよね!?

つ、次は、光の魔法を試してみましょう……

『ライト!』」

光の魔法の目眩ましを使いました。
すると昼間のように光が輝きました。

「うわっ!?な、何ですか、これは!?
普通の目眩ましの魔法ですよね!?

つ、次に闇の魔法を試してみましょう。

『ダークボール!』」

私は、最後に初級の闇魔法を放ちました。
すると小さな黒色の玉が出てくると黒色の玉が魔の山を飲み込んで魔の山が消えました。

「な、な、な、初級の闇魔法ですよね!?
明らかにこれは、ブラックホールですよね!?
明らかにおかしいでしょう!?

さ、最後に強化魔法を使ってみましょう。

『強化魔法レベル1』」


私は、強化魔法を使い肉体を強化して100メートルある岩を殴りました。
すると100メートルある岩が粉々に砕けました。

「いやいや、これは、人に向けたら駄目な力ですよね!?
悪役令嬢のスミレってチート能力過ぎるでしょう!?

でもこの力があればサクラちゃんが護れるかも知れませんね……
よし、サクラちゃんを護る為にこの力を使いましょう!」

私は、自分の力がチート過ぎて冷や汗を出しました。
そして両手を前で握り締めてこの力を使いサクラちゃんを護るって心に誓いました。

でもこの後にまさかこんな事が起きるとは、思っていませんでした。



~続く~
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