弱虫虐められ子が悪役令嬢に転生してしまった件

ねがぽじ

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俺の初恋の人(19話)

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☆弱虫虐められ子が悪役令嬢に転生してしまった件☆

~百合注意~
(乙女ゲーム異世界転生物)

☆第19話☆

王子として産まれた俺は、他の奴に腫れ物を扱うように気を使われていた。
だから王子としてしか扱われなくて誰も俺個人のルークとして扱われなかった。
だから誰か俺自身を見てくれたくて自分の思いを他人にぶつけた。
気がつくとわがままの俺様王子と呼ばれるようになっていた。
だから俺の性格を治そうとした。
でも上手くいかなくて誰も俺の本当の気持ちを解る奴が現れなかった。
そんな時に植物公園を立ち寄った時に植えられた花や木や植物達が綺麗でまるで天国楽園の花園のようで感動して自然と涙が流れた。
俺は、この花壇を育ててる奴の存在が気になり植物を育てている奴を探して植物公園の中を歩いた。


「なあ、この植物公園の植物を育てているのは、お前か?」


俺は、植物を育てている女の子に気がついて話し掛けた。
俺は、偉そうに話したのを直ぐに相手に失礼な事をしたってのが解っていたから相手に嫌われたかもって思い怖くなった。


「は、はい、そうです……」


女の子が振り向くとこの世の者と思えないほど儚くって美しかった。
だからしばらくうっとりと女の子を見つめた。
女の子は、私の態度を気にしない様にやんわりと微笑んでいた。
女の子の笑顔が美しくて俺が恋に落ちたのが理解した。


「そうか!

俺が育てた植物に比べるとしょうもないがな!

まあ、なかなかさまになっているんでないか?

だから俺様の家来にしてやるよ!」


俺は、照れているのを誤魔化すように女の子に近づいて息を荒くして話した。
俺は、直ぐにまた強引に行き過ぎたって思い女の子に嫌われたかもって思い怖くなった。


「え、えっと……ありがとうございます、ルーク様……」


女の子は、俺の態度を温かく包み込んでくれるように優しくやんわりと微笑んでくれた。
俺は、女の子笑顔を見て女の子に嫌われていなくて良かったって安心をしました。


「っ!?

や、約束だぞ!

お前の名前は、何て言うんだ?」


俺は、女の子の笑顔が綺麗で胸がドキドキして恥ずかしくなり顔を赤らめた
そして照れるのを誤魔化すように右手の人差し指を指して友達(家来)になるのをお願いした。
そして女の子とこのまま別れるのが嫌だったから名前を質問した。


「え、えっと……その……エリザベス・ベルナールです……」


女の子(エリザベス)は、おどおどして名前を教えてくれました。


「エリザベスか、名前を覚えていてやるよ!」


俺は、エリザベスが名前を教えてくれたのが嬉しくて二って笑いエリザベスの方に右手の人差し指を指した。


「ルーク様、何処ですか?

出てきてください!」


俺の護衛の騎士が俺の名前を呼んだ。


「ちぇ、ここにいたら見つかるか……

またな、エリザベス!」


俺は、右手を振り二って笑い去って行きました。


「聞いてくれよ、親父!

面白い奴に出会ってな!

エリザベスって言ってな!

凄く可愛らしくて植物を育てるのを上手いだよ!」


俺は、帰ってから親父に息を荒くしてエリザベスの事を誉めた。


「ほー……ルークがそこまで誉めるのは、珍しいな。

エリザベスって言ったら確か料理も音楽も掃除も剣もどれも一流の腕の持ち主って噂されている令嬢か……

……ルークよ、エリザベスと婚約してみる気がないか?

ルークが王子として婚約者がいないのは、世間体が悪いだろ。

エリザベスだったらルークの事を解ってくれるはずだ。

ルークよ、どうだ?」


アルク親父は、俺の態度を見て口元を押さえて少しだけ考え込んでエリザベスを俺の婚約者に提案した。


「えっ!?

な、何を言うんだよ、親父!?」


俺は、エリザベスが婚約者って言葉を聞いて顔を真っ赤にして慌てた。


「なんだ、嫌なのか、ルーク?」


親父は、クスって笑いエリザベスが婚約者で嫌なのか質問をした。


「嫌って訳でないが……でも俺様性格の俺なんかが婚約者だとエリザベスが嫌でないかなって思ってさ……」


俺は、人差し指で頬っぺたを触り俺様の俺なんか好きな奴がいないって思った。


「噂では、エリザベスがそんな奴でないはずだ。

だから安心をしろ」


親父は、俺の頭を撫でて二って笑いエリザベスが悪い奴でない事を知らせた。


「まぁ……エリザベスが良いのならば良いぞ……」


俺は、エリザベスが婚約者になるのが恥ずかしくてほんのり顔を赤らめて頬っぺたを人差し指で触った。


「そうか……

解った。

では、そのようにしようでないか」


親父は、優しい眼差しで俺を見つめてエリザベスを婚約者として提案をする事を知らせた。
次の日に親父に呼ばれて親父の部屋のドアを叩いた。


「待っておったぞ。

入って来い」


親父は、俺に部屋に入ってくるのを命令した。


「来てやったぞ、親父!」


俺は、部屋に入ってきて二って笑い右手を上げた。


「役者が揃ったみたいだな。

今日は、ルークとエリザベスの婚約の申し出を提案したいって思ってな。

ルーク、エリザベスよ、どうだろうか?」


アルク王様は、ルーク様と私に婚約を提案してきました。


「俺は、別に構わないぞ!

エリザベスも構わないよな。

まさか、嫌って言わないよな?」


俺は、エリザベスに婚約を断れるかもって思い不安だったがそれを誤魔化すようにエリザベスを睨んだ。


「え、えっと……その……私は、まだ子供です……

まだまだ勉強不足未熟です。

ルーク様の婚約者としては、未熟です。

ですから婚約者でなくて婚約者候補にしてもらえませんか?」


エリザベスは、じっと俺を見つめて自分の気持ちを真っ直ぐに伝えた。

「そうだな……

私は、それでも構わないと思う。

ルークよ、それでも構わんか?」


親父は、髭を触り少しだけ考え込んでエリザベスの考えを提示してみた。


「えっ……?

俺は、それでも構わないぞ!

でも大きくなったら婚約者になってもらうからな!」


俺は、エリザベスの婚約者候補って言葉を聞いてそれが勉強不足だから俺にふさわしくないからって理由だった。
俺は、やっぱりエリザベスが他の奴と違うって思いますますエリザベスの事が好きになった。


「そ、その……ルーク様にふさわしい存在になったらよろしくお願いします……」



エリザベスは、ほんのり顔を赤らめて頭を下げて俺のふさわしい存在になってからお願いした。


「ああ、任せろ、エリザベス!」


俺は、エリザベスの言葉を聞いて嬉しそうに二って笑った。

俺は、エリザベスが日々努力して凄い奴だと思った。
だからエリザベスに負けないようにエリザベスの隣を歩いても誰にもエリザベスを悪く言われないようにそしてエリザベスを護れるように努力しようと思った。
そしてエリザベスにふさわしい俺になるために頑張るって決意をした。



ーTo Be Continuedー
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