弱虫虐められ子が悪役令嬢に転生してしまった件

エリザベスの横を歩けるよう自分になりたい(27話)

☆弱虫虐められ子が悪役令嬢に転生してしまった件☆

～百合注意～
（乙女ゲーム異世界転生物）

☆第27話☆

教会が老朽化の為に新築される事になった。

そして教会にふさわしい絵を描く事になった。

その事で王宮にも相談に来ていた。


「王様、教会に描く絵の画家の手配の話が来てます」


位の高い貴族の男性は、アルク王様に教会に絵を描く画家の手配のお願いにきた。


「教会の絵を描く画家か……

それなりの画家が必要だな……

解った、画家の手配をしよう。

そうだな……有名な画家のトマスと……後は、芸術家の天才と言われているロイと……トマスの弟子達、５人ぐらい手配しよう」


アルク王様は、教会のお願いの内容を聞いて髭を触りどんな画家を手配するか考え込んだ。


「……なあ、親父、エリザベスも教会の絵を描くのをお願いしてみないか？」


俺は、少しだけ考え込んであの、エリザベスならばさぞかし素敵な絵を描くと思いアルク王様にエリザベスが教会の絵を描く事を提案した。


「エリザベスか……

確か植物公園の綺麗な植物を育てていたよな。

それにピアノの演奏と歌も感動するほど素敵な物だったよな……

芸術としての技術もかなり高いか……

良いだろ、エリザベスにも頼んでみよう」


アルク王様(親父)は、エリザベスならば絵を描くのを頼んでも問題がないだろうって思った。


「本当か、ありがとうな、親父！」


俺は、アルク王様(親父)がエリザベスが絵を描くのを許可を出したのを聞いて嬉しそうに二って笑いアルク王様(親父)にエリザベスが絵を描くのを許可を出してくれた感謝を出しました。

それからしばらくしてからエリザベスが教会の入り口と壁と天井に１日で絵を描き終えたって聞いてエリザベスが絵を見に行った。


「これがエリザベスが描いた絵なのか……？

こんな変わった絵を見た事がないぞ……

それに何故かこの絵に目を引きつけられる……」


俺は、教会の入り口に描かれた女性の人物画がわざと崩して描かれていてでも不思議と目を離せませんでした。


「はっ！？

そ、そうだ、他のエリザベスの描いた絵も確認しないといけないよな」


俺は、しばらくエリザベスの描いた絵を見て時間を忘れていて１時間もエリザベスが描いた絵を見ていたのに気がついて他の絵を見ないといけないって思い慌てて両手で自分の頬っぺたを叩いて気合いを入れ直しました。

教会の中に入ると最初に女神様に美男子の子供の天使達が女神様に手を差し出して女神様が天使達に手を差し出して慈愛を込めて微笑んでいる絵が目に止まりました。

あまりにも絵が美しくて時間を忘れて声を出さなくて絵を見つめました。

俺は、直ぐにエリザベスが絵を描いたのだと理解しました。

俺は、天井から神々しいオーラを感じて天井を見上げると天井に天界の空に飛んで向かう子供の天使達が絵を描かれていた。

天井に描かれていた絵が今にも動き出しそうで絵の中に吸い込まれるようだった。

絵があまりにも凄すぎて絵に感動して自然と涙がこぼれました。


「やっぱりエリザベスは、凄いよな……

それに比べて俺は、偉そうに怒鳴り付けるだけでわがままの最低の奴だよな……

俺は、エリザベスの横に堂々と立てるような人間になりたいよな……

いや、ならないと！

そして必ずエリザベスを俺に振り向かせてやるよ！」


俺は、エリザベスと自分の違いを考えて自分のわがままに嫌気が差した。

そして自分の両手を強く握り締めてエリザベスの横を歩いても恥ずかしくない自分になるって心に誓いました。



ーTo Be Continuedー