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12.「喰らいなさいっ!」
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菜野葉ちゃんの一声と共に炎がステッキから吹き出される。
人影はゲラゲラ笑いながら炭になり、そして、新たな人影がワラワラ沸いてくる。
「くぅ、キリが無いわねっ!」
いつの間にか、僕らは魔物達に包囲されていた、廊下の前も後ろも魔物に塞がれている。
「ふう、ふう、ふうっ!」
菜野葉ちゃんは先程から火球を魔物達にぶつけまくっており、そのせいか、表情に疲労の色が見え始めて来た。
「ダメっ、魔力がガス欠しそうだわ!・・・あうっ!」
魔物に近づかれて、菜野葉ちゃんは引っ掛かれた。
魔法少女の装束が引き裂かれて、素肌が露になり、血の飛沫が弾ける。
「菜野葉ちゃん!」
「まどかっ!」
「だ、大丈夫よ、かすっただけ!」
僕と女神ちゃんの悲鳴に、菜野葉ちゃんはウインクして返す。そして、火球を繰り出して、魔物達にぶつける。
だか、その火球の威力が弱々しい、魔物達を焼き切る事が出来なかった、そして、焼き切れなかった魔物達が、菜野葉ちゃんを引っ掻く。
「きゃあああああっ!」
菜野葉ちゃんの衣服と血が吹き飛ぶ。
「お前らあああああ!」
「あっ、救世主様っ!行っちゃダメですっ!」
僕は魔物の集団に突撃し、そして、菜野葉ちゃんに、まさに襲いかかろうとする魔物をぶん殴った。
魔物は思いの外軽く、3回位バウンドして、壁に衝突して倒れる。
「菜野葉ちゃんっ!」
僕は尻餅をついて倒れている菜野葉ちゃんの腕を持って、立たせる。
「菜野葉ちゃん、大丈夫か?」
菜野葉ちゃんの胸元は酷い傷を負い、ダラダラと血が流れている。
「こんなもの見なくて良いから」
菜野葉ちゃんは慌てて、胸元を手で隠した。」
「ひっひひ・・・なっさけねえなあ、戸川、こんな女の子に護られてよお」
「何っ!」
魔物は「あいつら」の声で言う。
「お前、本当に自分一人じゃ何も出来ずダラダラぐずぐず人の助けばかり待ってるクズだよな」
「そんな事、今の僕は違う!僕はお前達になじられ、軽んじられた時と違う!」
「いいや、一緒さ」
「何ぃ!」
「仕事もろくに出来ずに、今まで恋人も居ないし、何も変わっちゃ居ねーよ、負け組」
その一言にカチンと来た。
小心者だった学生時代を経て、僕はそれなりに大人になって、それなりに成長出来たつもりだった。
良い職とも女とも縁が無い人生だった。だが、負けてるなんて認めたく無かった。あの頃とは変われたと思っていたかった。
だが、他人から見れば、所詮、僕は・・・
「救世主様っ!」
突然、僕に肩を抱かれている菜野葉ちゃんが、僕を呼んだ。
「キスするわよ、良いわね?」
そう言って、僕の返事を待たずにぶちゅーっと口づけして来たのだった。
人影はゲラゲラ笑いながら炭になり、そして、新たな人影がワラワラ沸いてくる。
「くぅ、キリが無いわねっ!」
いつの間にか、僕らは魔物達に包囲されていた、廊下の前も後ろも魔物に塞がれている。
「ふう、ふう、ふうっ!」
菜野葉ちゃんは先程から火球を魔物達にぶつけまくっており、そのせいか、表情に疲労の色が見え始めて来た。
「ダメっ、魔力がガス欠しそうだわ!・・・あうっ!」
魔物に近づかれて、菜野葉ちゃんは引っ掛かれた。
魔法少女の装束が引き裂かれて、素肌が露になり、血の飛沫が弾ける。
「菜野葉ちゃん!」
「まどかっ!」
「だ、大丈夫よ、かすっただけ!」
僕と女神ちゃんの悲鳴に、菜野葉ちゃんはウインクして返す。そして、火球を繰り出して、魔物達にぶつける。
だか、その火球の威力が弱々しい、魔物達を焼き切る事が出来なかった、そして、焼き切れなかった魔物達が、菜野葉ちゃんを引っ掻く。
「きゃあああああっ!」
菜野葉ちゃんの衣服と血が吹き飛ぶ。
「お前らあああああ!」
「あっ、救世主様っ!行っちゃダメですっ!」
僕は魔物の集団に突撃し、そして、菜野葉ちゃんに、まさに襲いかかろうとする魔物をぶん殴った。
魔物は思いの外軽く、3回位バウンドして、壁に衝突して倒れる。
「菜野葉ちゃんっ!」
僕は尻餅をついて倒れている菜野葉ちゃんの腕を持って、立たせる。
「菜野葉ちゃん、大丈夫か?」
菜野葉ちゃんの胸元は酷い傷を負い、ダラダラと血が流れている。
「こんなもの見なくて良いから」
菜野葉ちゃんは慌てて、胸元を手で隠した。」
「ひっひひ・・・なっさけねえなあ、戸川、こんな女の子に護られてよお」
「何っ!」
魔物は「あいつら」の声で言う。
「お前、本当に自分一人じゃ何も出来ずダラダラぐずぐず人の助けばかり待ってるクズだよな」
「そんな事、今の僕は違う!僕はお前達になじられ、軽んじられた時と違う!」
「いいや、一緒さ」
「何ぃ!」
「仕事もろくに出来ずに、今まで恋人も居ないし、何も変わっちゃ居ねーよ、負け組」
その一言にカチンと来た。
小心者だった学生時代を経て、僕はそれなりに大人になって、それなりに成長出来たつもりだった。
良い職とも女とも縁が無い人生だった。だが、負けてるなんて認めたく無かった。あの頃とは変われたと思っていたかった。
だが、他人から見れば、所詮、僕は・・・
「救世主様っ!」
突然、僕に肩を抱かれている菜野葉ちゃんが、僕を呼んだ。
「キスするわよ、良いわね?」
そう言って、僕の返事を待たずにぶちゅーっと口づけして来たのだった。
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