中年おっさんの俺の下に、魔法少女達がやって来て、同棲して色々騒動があったりしつつ、世界を救う話

がおー

文字の大きさ
12 / 15

12.「喰らいなさいっ!」

しおりを挟む
菜野葉ちゃんの一声と共に炎がステッキから吹き出される。

人影はゲラゲラ笑いながら炭になり、そして、新たな人影がワラワラ沸いてくる。

「くぅ、キリが無いわねっ!」

いつの間にか、僕らは魔物達に包囲されていた、廊下の前も後ろも魔物に塞がれている。

「ふう、ふう、ふうっ!」

菜野葉ちゃんは先程から火球を魔物達にぶつけまくっており、そのせいか、表情に疲労の色が見え始めて来た。



「ダメっ、魔力がガス欠しそうだわ!・・・あうっ!」

魔物に近づかれて、菜野葉ちゃんは引っ掛かれた。

魔法少女の装束が引き裂かれて、素肌が露になり、血の飛沫が弾ける。

「菜野葉ちゃん!」

「まどかっ!」

「だ、大丈夫よ、かすっただけ!」

僕と女神ちゃんの悲鳴に、菜野葉ちゃんはウインクして返す。そして、火球を繰り出して、魔物達にぶつける。

だか、その火球の威力が弱々しい、魔物達を焼き切る事が出来なかった、そして、焼き切れなかった魔物達が、菜野葉ちゃんを引っ掻く。

「きゃあああああっ!」

菜野葉ちゃんの衣服と血が吹き飛ぶ。

「お前らあああああ!」

「あっ、救世主様っ!行っちゃダメですっ!」

僕は魔物の集団に突撃し、そして、菜野葉ちゃんに、まさに襲いかかろうとする魔物をぶん殴った。

魔物は思いの外軽く、3回位バウンドして、壁に衝突して倒れる。

「菜野葉ちゃんっ!」

僕は尻餅をついて倒れている菜野葉ちゃんの腕を持って、立たせる。

「菜野葉ちゃん、大丈夫か?」

菜野葉ちゃんの胸元は酷い傷を負い、ダラダラと血が流れている。

「こんなもの見なくて良いから」

菜野葉ちゃんは慌てて、胸元を手で隠した。」

「ひっひひ・・・なっさけねえなあ、戸川、こんな女の子に護られてよお」

「何っ!」

魔物は「あいつら」の声で言う。

「お前、本当に自分一人じゃ何も出来ずダラダラぐずぐず人の助けばかり待ってるクズだよな」

「そんな事、今の僕は違う!僕はお前達になじられ、軽んじられた時と違う!」

「いいや、一緒さ」

「何ぃ!」

「仕事もろくに出来ずに、今まで恋人も居ないし、何も変わっちゃ居ねーよ、負け組」

その一言にカチンと来た。

小心者だった学生時代を経て、僕はそれなりに大人になって、それなりに成長出来たつもりだった。

良い職とも女とも縁が無い人生だった。だが、負けてるなんて認めたく無かった。あの頃とは変われたと思っていたかった。

だが、他人から見れば、所詮、僕は・・・

「救世主様っ!」

突然、僕に肩を抱かれている菜野葉ちゃんが、僕を呼んだ。

「キスするわよ、良いわね?」

そう言って、僕の返事を待たずにぶちゅーっと口づけして来たのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

処理中です...