僕という世界観

鵜海 喨

文字の大きさ
1 / 5

11/4-9:24 駅構内にて

しおりを挟む
 憂鬱な朝がやってきた。気力という名のMPは私に無い。もし微量でも回復しているならば、起きた瞬間の今日の予測をする時点で消え去っただろう。そして、気力というモノは、この上なく生活に必要だ。もし無くなったならば、ストレス耐性や環境変化耐性といった精神に対する耐性を、根こそぎ奪っていく。
 私は、確かに他者よりも疲労回復能力が低い。生憎にも同時に気力を大量使用する。そして案の定、ストレス過多の関係に立たされている。我ながら思う。それは頼まれ事が多いと。そして最も面倒な事は代わりが効かないといった点にある。私は過労状態でもある。故に気力を回復させる動作、それを起こす事すら躊躇う。

 私はどうすればいい?

 恐らくこれは、私が自身の癒やし方すらも知らない事が大きく影響している。模索。出来れば既にしている。する時間と気力がない。気力の自転車操業といえば伝わるだろうか? 非効率ながらも生産した気力が命綱。そのリソースを模索などに使用できない。

 時は変わって、17:00になった。変わらず私は疲弊しているが、1時間ほど仮眠を取った為、まだ以前よりかはマシではある。実際、自身の癒やし方として仮眠があるが時間がない。
 どうだろうか。私は代わりの居ない役目を「それぐらい信頼を買われているのだぞ」と期待を込めて言われた。どう反応するべきだろうか? 私は疲労困憊であるが、それですら相応のパフォーマンスを発揮し、使い道があると言われた気分だ。いや、実際にそういった意味だろう。同時に他が「社会の厳しさに晒されている」とも言った。総じて私は使い潰されるのだろうか? 人間誰しも多様な顔を持つ。それはコミュニティにおいて、それぞれ顔を持つという意味だ。コミュニティ規模で見れば、私のタスクなど潰される程の重荷ではない。しかし、個体単位でみれば、コミュニティそれぞれの総重量は多忙に該当する。
 一種、私のような使い勝手の良いとされる人材は多方面からその「道具らしさ」を要求されているだろう。事実、私の父もその類だ。父は言った「お前も俺と一緒だ」と。もし誰かがこの私の日記を見ているならば、一度考えてほしい。使い勝手の良い、友人や同僚、部下や身内。人を頼りすぎているのではないか? 私は思う、そのような使い勝手の良い従順な道具は、人一倍に責任や期待に敏感だといういこと。だから仕方なくそれを裏切らず遂行する。同時に結果は残すだろう。しかし、それは持久走を全力疾走しているのに似ている。結果しか見ておらず、我々の様子はお構いなしの人間は使い続ける。よって鬱や最悪、過労死する事となる。出来る事を続ける事は難しいのだ。仕様上可能ではある。しかし実際は、とある問題で使用出来ない。まさにそれだ。「頑張れば可能だが今は頑張れない為難しい」。しかし「頑張れば可能ならば頑張れ」といった事実。被被言者言われてしまった者は、自転車操業であり、持久走を全力疾走している為、気合でどうにかなる物ではない。しかし、事実上「頑張れないは罪である」と言葉を被る。


 まぁ、私がそうと言って、世界が変わるならばどれほど良いだろうか。私はどう生きれば良いのだろうか?


 被言-かずけこと ...他のことを口実とすること、またはあれこれいって罪や責任などを他に負わせること。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

アルファポリスであなたの良作を1000人に読んでもらうための25の技

MJ
エッセイ・ノンフィクション
アルファポリスは書いた小説を簡単に投稿でき、世間に公開できる素晴らしいサイトです。しかしながら、アルファポリスに小説を公開すれば必ずしも沢山の人に読んでいただけるとは限りません。 私はアルファポリスで公開されている小説を読んでいて気づいたのが、面白いのに埋もれている小説が沢山あるということです。 すごく丁寧に真面目にいい文章で、面白い作品を書かれているのに評価が低くて心折れてしまっている方が沢山いらっしゃいます。 そんな方に言いたいです。 アルファポリスで評価低いからと言って心折れちゃいけません。 あなたが良い作品をちゃんと書き続けていればきっとこの世界を潤す良いものが出来上がるでしょう。 アルファポリスは本とは違う媒体ですから、みんなに読んでもらうためには普通の本とは違った戦略があります。 書いたまま放ったらかしではいけません。 自分が良いものを書いている自信のある方はぜひここに書いてあることを試してみてください。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

月弥総合病院

僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...