僕という世界観

鵜海 喨

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11/6-12:35

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 我思う故に我ありと言った、言葉を聞いた事はあるだろうか。確かデカルトの言った事だと記憶している。これは、簡単に言えば、自分は存在するという意味であり、同様に自分以外の存在証明は不可能であるといった意味でもある。

 私はこの思想が好きだ。

 そして私の宗教観は、やや現代的なものではない。アッラー様等の唯一神など、私は一種の唯一神アンチでもあるが、多方面から苦情が飛び交うことになる為、深堀りはしない。勘違いしてほしくはないが、敵対しては決していない。

 私は、功利主義な考え方であり神道をある意味崇拝している。その対象は、私の作品に度々出てくるりょくえんしゃくかそうあだ。緑は繋げる、赤は自分、青は世界としている。この思想は、自分しか存在しないといった思想の上に成り立ち、事柄を繋げ世界を構築しているとする世界の理としている。

 自分は自分を疑う思考により証明された。除算の循環数が0ではないのと同様、自分を疑っている自分を疑っている自分を疑っている自分を疑っている...と思考が続く。この循環といった現象が肝であり、もし私が今持っているスマホを証明しようにも、スマホといった概念を絡めた思考循環を起こせない。それは「スマホがあるとする自分を疑う自分を疑う自分を疑う...」のように結局、循環するのは「疑う自分を疑う」といった部分のみだからだ。

 この循環する思考での存在証明は、例外なく常に存在する為。だけだ。

 ごちゃごちゃになったと思うが続ける。スマホが循環する事は、"私"から見てない。となった。ではスマホ自身が自分を証明するならば、自分=スマホだとし、「疑う自分を疑う」が循環する為、スマホにとってスマホは実在する。となる。
 繰り返すが自分以外は存在証明が出来ない。

 私はこの現象を更に分解した。疑うは、物事を自分にとっては不思議に思う。と訳す事ができ、つまり物事と自分を「繋げ」ている。そして繋げるのは自分と他。「疑う自分を疑う自分」は前方の自分は思考している自分とは別であるため他となる、その他を見ている自分は、疑う事により他を認識している。

 これらは概念の最小単位である。概念も存在証明をするためだ。では逆説的に、繋がるとういった概念が概念の根幹とする証明を行う。「繋げるは、他者と他者を接触させるとする
」と定義付けた時、おかしな挙動をする。では定義付けようとしている単語とそれに関わる物を?に置き換えて再度文にする。すると「??、他者?他者?????」となる。

 書き込むのが面倒な為、なぜそうなるのかは各々で考えてほしい。

 しかし、この理論だと自分と他は定義付け可能になるように見えるが実際は違う。「自分は他以外の存在とする」「他は自分以外の存在とする」は互いを引用し合っている為、同時に定義する必要がある。段階を踏む方法もあるが、時間という概念ができるため好ましくない。要するに「自分は自分以外の存在以外の存在」となる。他という存在は自分という存在を使用している為、自分の定義付けに使用できない。「?は?以外の存在以外の存在」この時、自分と他は互いに破綻する。

 つまり、自分や他の存在は、我々の認識可能の範囲を超えた「なにか」となる。「疑う自分繋げる疑う自分」のように、自分は漠然と常に存在していて、自分が扱う事の全ては他となる。それは常に存在する「繋がり」を使用し関連付けが出来る。では、椅子を定義しよう。「椅子とは、そのような形状を椅子とする」椅子は他、するは、動詞でありこの場合、私が定義している為、私がした。つまり自分である。を、は無論接続詞。3つを除外するならば「?????????」となる。

 よって唯一神は存在しない。我々の知る神は我々の上で定義した幻想である。我々はある意味、唯一神なのかもしれない。
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