僕という世界観

鵜海喨

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11/11-8:31

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 没作品


 それは煌めくようで温かな色だった。幸せとは程遠い、煌めく色。ただ只管に、零れる涙のように。
 私は踊る。滑稽と皮肉の皮を履いて。批判や妬みのスポットライトを浴びて。

 オジギソウは、知らないと言って目を瞑った。
 イタドリが、力強く笑った。
 サクラは、面白がって手を叩く。

 知らない事を知る為に。存在しない物を見る為に。私は踊る。探求とは滑稽だ。でも無いと困る皮肉さももつ。世界は探求に恐れながら依存している。

 私は、いつまで醜態と称された舞を舞うのだろう。
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