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始まり
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「うーん」
夜が明けるのを待って、二人でヴィッチのベットでくつろいでいた。
流石、ヴィッチの住処だ。普通にベットだ。
「私の名前決めませんか?」
「え? 名前? まぁ良いけど」
「てか、本当に自分のコピーか? ちょいと性格とか仕草が可愛くね?」
「加工されましたし。仕方ないですよ」
「加工?」
「はい。加工です」
「ふーん。どんな感じに?」
「まず、涼ちゃんを好きになるように、と涼ちゃんを絶対に嫌いにならないように、と命令を必ず聞くようにするのと、記憶以外の女化。そんぐらい?」
「かなりされてるな。てかコピーと呼べるのか?」
「正直、言えませんね」
「だよね」
「涼ちゃん? 嫌いにならないと聞いた瞬間に私を抱き枕にしないで下さい。嫌じゃないけど少し苦しいです」
そう言われて、少し力を緩めた。
「ひゃっ! 胸は弱いので揉まないでください」
スキル貴方より通知。Sスキル女喰らいを獲得しました。
続けてスキル貴方より通知。傍から見れば完全に百合です。
知っとるわい!
「もう、力抜けますから、やめ、てぇ」
スキル貴方より通知。スキル女喰らいの効果により、好意を寄せた女性はアナタに逆らえません。
そんなこんなで、時間は過ぎ、朝になった。
そして、何故かコピーの名は抱き枕になった。
「はーはーやっと朝ですか。明るくなりましたし、ヴィッチの持っていた本でも読みますか?」
ヴィッチは魔法の達人だ。だから良い魔法がそこそこあってもおかしくはない。はず。
スキル貴方より通知。以下のスキルを取得。
AAスキル火炎を取得しました。
AAスキル水流を取得しました。
AAスキル暴風を取得しました。
取得したのはこれだけだった。
どの本を読んでも、取得条件が足りませんとエラーを吐きやがり取得出来なかった。
しかも、取得したスキルが記された本は「魔法の入門」という本だった。
スキル融合より通知。スキル火炎及び水流との適正スキル腐食を確認しました。
融合しますか?
「涼ちゃん? これって。なんか嫌な予感がするんだけど」
腐食属性が追加するってことかな?
貴方。腐食属性って何?
スキル貴方より通知。腐食属性とは相手の防御、耐性を無視してダメージを与え事が出来る特殊属性です。簡単に言えば相手の肉体を朽ちさせます。
ふーん。使い方によっては、相手の服だけを溶かす事も出来るのか。
まぁ減るもんでもないし、試してみるか。
融合!
スキル融合より通知。
成功しました。
Qスキル、溶解液を取得しました。
Qスキル、黒焔を取得しました。
スキル腐食により、ファイル生成。
成功しました。
新規耐性、腐食極耐性を取得。腐食を無効化します。
ロードしました。
「なんか、耐性獲得しましたね」
「そうだね。よくわからないけど」
まぁ、うん。
よくわからない。
スキル貴方より通知。残留思考から、腐食耐性と似つく物を確認。復元しますか?
似たものって事は耐性かなにかか?
はい。
確認。ロードしました。
自然影響無効を取得、ロードしました。
結界影響無効を取得、ロードしました。
同封されていたシステムファイルを確認しました。
確認。適合確認。
A種族リトルフェアリーを獲得。
種族名も無き精霊がリトルフェアリーに進化します。
進化を開始します。
スキル生命起源より、肉体を成形。
スキル融合より、対象Cに主体を融合。完了しました。
以上で、進化を終わります。
自分の体が光に包まれたかと思うと、意識を失った。
そして、気づいた時には、何故か机の上に立って居た。
貴方に聞きたいけど何か起こった?
スキル貴方より通知。はい、アナタは種族を獲得しました。肉体を持たない精霊が肉体を持つリトルフェアリーに進化しました。
以上です。
ふーんって事は、物理攻撃を食らうってことじゃ?
スキル貴方より通知。はい、そうです。
弱体化なのか強化なのか分からんな。
まぁ良いや。
肉体を手に入れたって事は。ん? 待てよ。肉体がないのに、なんで抱き枕には触れることが出来たんだ?
スキル貴方より通知。はい。個体、名抱き枕は、精神生命体の一種です。簡単に言えば、精神が肉体に紐付けされている事になります。
その精神に、アナタは干渉していました。
よく分からんが、同じような物だから触れたって事か。
ふーん。
スキル人格より通知。
個体名、抱き枕は、人間に進化しました。
スキル生命起源より通知。
個体名、抱き枕は、種族リトルフェアリーを元に、完全な肉体に強化させました。
抱き枕が人間に進化?
は? ずるくね?
自分も人間になりたいんですが?
「って、えぇ!!」
体ちっちゃ! ってフェアリーなのに羽が無い!
待って、待つんだ。こんなの体長十五センチぐらいの小人と大差ないじゃん!
スキル貴方より通知。否。小人とは違い、フェアリーです。
フェアリーは小人より賢く、人間との親和性が極めて高いです。
なるほど。
なお、その親和性の高さから、相手が許せば相手の体に収納出来ます。
ん? って事は、抱き枕の中に入れるって事か?
はい。そうです。
じゃぁ、体の中に入って、神経を直接、触れるか?
はい。
俺の悪巧みは始まった。
楽しい楽しい。毎日の始まりだ。
「涼ちゃん。なんか足音が聞こえませんか?」
夜が明けるのを待って、二人でヴィッチのベットでくつろいでいた。
流石、ヴィッチの住処だ。普通にベットだ。
「私の名前決めませんか?」
「え? 名前? まぁ良いけど」
「てか、本当に自分のコピーか? ちょいと性格とか仕草が可愛くね?」
「加工されましたし。仕方ないですよ」
「加工?」
「はい。加工です」
「ふーん。どんな感じに?」
「まず、涼ちゃんを好きになるように、と涼ちゃんを絶対に嫌いにならないように、と命令を必ず聞くようにするのと、記憶以外の女化。そんぐらい?」
「かなりされてるな。てかコピーと呼べるのか?」
「正直、言えませんね」
「だよね」
「涼ちゃん? 嫌いにならないと聞いた瞬間に私を抱き枕にしないで下さい。嫌じゃないけど少し苦しいです」
そう言われて、少し力を緩めた。
「ひゃっ! 胸は弱いので揉まないでください」
スキル貴方より通知。Sスキル女喰らいを獲得しました。
続けてスキル貴方より通知。傍から見れば完全に百合です。
知っとるわい!
「もう、力抜けますから、やめ、てぇ」
スキル貴方より通知。スキル女喰らいの効果により、好意を寄せた女性はアナタに逆らえません。
そんなこんなで、時間は過ぎ、朝になった。
そして、何故かコピーの名は抱き枕になった。
「はーはーやっと朝ですか。明るくなりましたし、ヴィッチの持っていた本でも読みますか?」
ヴィッチは魔法の達人だ。だから良い魔法がそこそこあってもおかしくはない。はず。
スキル貴方より通知。以下のスキルを取得。
AAスキル火炎を取得しました。
AAスキル水流を取得しました。
AAスキル暴風を取得しました。
取得したのはこれだけだった。
どの本を読んでも、取得条件が足りませんとエラーを吐きやがり取得出来なかった。
しかも、取得したスキルが記された本は「魔法の入門」という本だった。
スキル融合より通知。スキル火炎及び水流との適正スキル腐食を確認しました。
融合しますか?
「涼ちゃん? これって。なんか嫌な予感がするんだけど」
腐食属性が追加するってことかな?
貴方。腐食属性って何?
スキル貴方より通知。腐食属性とは相手の防御、耐性を無視してダメージを与え事が出来る特殊属性です。簡単に言えば相手の肉体を朽ちさせます。
ふーん。使い方によっては、相手の服だけを溶かす事も出来るのか。
まぁ減るもんでもないし、試してみるか。
融合!
スキル融合より通知。
成功しました。
Qスキル、溶解液を取得しました。
Qスキル、黒焔を取得しました。
スキル腐食により、ファイル生成。
成功しました。
新規耐性、腐食極耐性を取得。腐食を無効化します。
ロードしました。
「なんか、耐性獲得しましたね」
「そうだね。よくわからないけど」
まぁ、うん。
よくわからない。
スキル貴方より通知。残留思考から、腐食耐性と似つく物を確認。復元しますか?
似たものって事は耐性かなにかか?
はい。
確認。ロードしました。
自然影響無効を取得、ロードしました。
結界影響無効を取得、ロードしました。
同封されていたシステムファイルを確認しました。
確認。適合確認。
A種族リトルフェアリーを獲得。
種族名も無き精霊がリトルフェアリーに進化します。
進化を開始します。
スキル生命起源より、肉体を成形。
スキル融合より、対象Cに主体を融合。完了しました。
以上で、進化を終わります。
自分の体が光に包まれたかと思うと、意識を失った。
そして、気づいた時には、何故か机の上に立って居た。
貴方に聞きたいけど何か起こった?
スキル貴方より通知。はい、アナタは種族を獲得しました。肉体を持たない精霊が肉体を持つリトルフェアリーに進化しました。
以上です。
ふーんって事は、物理攻撃を食らうってことじゃ?
スキル貴方より通知。はい、そうです。
弱体化なのか強化なのか分からんな。
まぁ良いや。
肉体を手に入れたって事は。ん? 待てよ。肉体がないのに、なんで抱き枕には触れることが出来たんだ?
スキル貴方より通知。はい。個体、名抱き枕は、精神生命体の一種です。簡単に言えば、精神が肉体に紐付けされている事になります。
その精神に、アナタは干渉していました。
よく分からんが、同じような物だから触れたって事か。
ふーん。
スキル人格より通知。
個体名、抱き枕は、人間に進化しました。
スキル生命起源より通知。
個体名、抱き枕は、種族リトルフェアリーを元に、完全な肉体に強化させました。
抱き枕が人間に進化?
は? ずるくね?
自分も人間になりたいんですが?
「って、えぇ!!」
体ちっちゃ! ってフェアリーなのに羽が無い!
待って、待つんだ。こんなの体長十五センチぐらいの小人と大差ないじゃん!
スキル貴方より通知。否。小人とは違い、フェアリーです。
フェアリーは小人より賢く、人間との親和性が極めて高いです。
なるほど。
なお、その親和性の高さから、相手が許せば相手の体に収納出来ます。
ん? って事は、抱き枕の中に入れるって事か?
はい。そうです。
じゃぁ、体の中に入って、神経を直接、触れるか?
はい。
俺の悪巧みは始まった。
楽しい楽しい。毎日の始まりだ。
「涼ちゃん。なんか足音が聞こえませんか?」
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