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始まり
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「所でマザーとはなんぞや」
「マザーですか。マザーは天の声もしくは神様とも言われています。この世界のスキルはマザーによって監視、管理されています」
「そうですか」
「と、言っても普通に生きていれば干渉はして来ないんだけどね」
「でも、干渉してきたと」
「それは、まだ決まった事じゃない。レベル制限とかステータス制限は他のスキルでも出来るんだ」
「あ、さっきのスキル管理ですか?」
「そうだ。でも、このスキルはかなり珍しいらしいから、他の人が取得したとは思えない」
「だろうな。転生して手に入れた物が普通に他人が持ってらたら悲しいもんな」
「あはは。そうだね。で、ステータス、レベル上限以外になんかあった?」
「あったと言えば。スキル邪道でしょうか?」
「邪道だと?! それはマザーによって抹消されたスキルのはず」
「それが、残留思考から、復元出来たんだ」
「それもそれでおかしいんだが、スキル邪道はマザーに接続されている限り。ロード、使用が出来ないはず」
俺は、抱き枕と顔を合わせる。
「その、私達はエラーによって、その、マザーに接続出来ないのです」
「へ?」
スキル貴方。マザーに接続出来ない要因はなんだ?
スキル貴方より通知。私が妨害しています。
「涼ちゃんどうしましたか?」
「一つ分かった事がある」
「なんだ?」
「スキル貴方がマザーへの接続を妨害しているって事だ」
「スキル貴方か。ちょっと鑑定してもいいか?」
「え? あ、はい」
スキル貴方より通知。本スキルを対象とした鑑定を確認しました。本スキル保護の為、阻止します。
「阻止されましたね」
「そうだね。うん。だと思った」
ダメ元かよ。
「まぁうん。そんな凄いスキルが、自己防衛しない訳ないか」
うん。まぁうん。
なんかすまん。
「まぁ良いんです。これからの研究対象に出来ますし」
「そんな。王に仕える方でしょ? そんな時間あるんです?」
「ああ。日々暇してるし、まぁ良いんじゃね? ここでやる事って言ったら、戦の作戦と政治の助言だし。それでもサラリーマンの時より暇ですし?」
「あ、なんとなく察した」
「そう、ブラックだったんだよ。そして過労死してここに来たって訳よ」
「あ、うん。大変でしたね」
「適当だな!」
そう言えば俺はなんで死んだんだ?
おそらく流血してだろうが。
スキル環境把握より通知。生命反応が近づいてきます。
「涼ちゃんも感じましたか。誰か来ますね」
「誰か来ますかね。僕には分かりませんよ?」
まぁうん。感知だからな。
「とにかく。俺は見られたら面倒そうだから、隠れるとするか。てい!」
「ひゃっ!」
「パウダさん! 大変です! って誰ですか?」
「おう。ナコ。どうした?」
「まぁ、その人がどんな人でも良いや! 魔物が城の前に。かなりの数!」
「それは、大変だな。僕は忙しいから適当に済ませておいて」
「えぇ! 待ってよパウダさん! まぁ良いや! そこの人、オーラ的に強そうだから付いて来なさい」
「え、えぇ?!」
手を引っ張る、ナコ。
そんなこんなで、来ました! 城の前!
「これは、ウルフ系統の魔物ですね」
「そう! これは駆除するのに時間が掛かるから連れてきた」
「そんな、無茶苦茶な」
スキル貴方より通知。戦闘準備の為、環境把握より情報を取得します。
取得しました。演算を開始します。
完了しました。
スキル黒焔の使用をお勧めします。
「で、攻撃するのは各自で自由にしてね!」
「あ、はい。わかりました」
スキル貴方より通知。発動トリガー、発動思考を確認。使用条件を満たしました黒焔を使用します。
その通知後、私の左手は黒い炎を纏った。
スキル黒焔より通知。対象を指定して下さい。対象を複数確認。実行します。
ダランと垂れ下がった腕から放たれた火の玉は魔物に当たり弾けた。
弾けた破片は近くにいる他の魔物にホーミングし、魔物の前足の一部を溶かし燃やした。
腐食属性の為か、当たった場所から徐々に腐敗し朽ちていくのが分かる。
スキル黒焔より通知。魔物一体の絶命を確認。他、命中した百あまりの対象を行動不可にしました。
続けてスキル環境把握から通知。時間経過により百あまりの対象は絶命しました。対象の体力は300以上でした。
スキル生命起源より通知。スキル黒焔による反動を確認。属性は腐食。耐性により無効化しました。以後、本通知に類似する通知は無視されます。
「え? ちょっとアンタ。何やってるのよ!」
「攻撃?」
「攻撃にも程があるじゃない! 全部、蹴散らしちゃって。どう王に報告すれば」
思い悩むような顔をするナコ。
「まぁ良いわ。アンタが戦力になるって事は分かったわ。そう報告しましょ」
「とりあえず、私はどうすれば?」
「は? パウダさんの所にでも戻ったら?」
「わ、わかりました」
そんなこんなで、パウダの元に帰ってきた。
「あれ? 随分早かったね」
「ちょっと、スキルが思ったより強くて」
「え? あぁ火炎とか水流ね。でもウルフには無力なんじゃないか?」
「え? そうなんですか? 私が使ったのは黒焔なもので」
「黒焔。知らないスキルだな。効果は?」
スキル貴方より通知。黒焔の効果は以下の通りです。
「えっと。対象に腐食属性の火炎玉を当てて、その後、対象に当たって弾けた破片が、対象が生存しているのであれば追い打ち。対象が絶命している場合、他の対象が居れば飛び火らしいです。その全て攻撃には行動不能効果と腐食ダメージがあり、それら永続するらしいです」
「あはは、そんなスキルがある訳なかろうに。君は冗談が上手い。だって僕のスキル、鑑定がそんなスキルを見逃す訳がない」
スキル貴方より通知。腐食属性及び、階級不明スキルは通常、ありえないスキルです。そのため、スキル鑑定では感知出来ません。
「あ、バレました? パウダさんは頭が良いですね」
おい。抱き枕なんで嘘をついた。
「このスキルを表に出せば面倒な事になります。きっと。てかなんで出てこないんですか?」
「え? 居心地がいいから」
「そんなぁ。アナタが入ってると胸が大きくなって重たいんですよぉ!」
「楽しそうだな。あれだろ? 主と喋ってるんだろ?」
「はい。そうです。でも中々出て来てくれなくて。所で私の住処ってどこになりますか?」
「あ、それを言い忘れていた! えっとだな。この城の横にある日本で言うアパートがあるんだがな。その地下だ!」
「え? 地下ですか?」
「王直々に頂いた所だぞ?ここも城の一角にあるがここよりキレイだとか。それにお前らはこれから、この国の戦士として戦ってもらう身だ。そんな大事な人間が居場所のせいで死んだらまずいだろ?」
「そうですね。てか戦士って」
「まぁいい。せっかく思い出したんだ。今から案内するよ」
「はい!」
そして移動した。
「ここが、ですか?」
案内されたのは至ってシンプルな部屋。机がありベットもあり照明もある。窓の代わりに日光を取り込む機関が有って自然な光が部屋を満たしていた。
「そうだ。で、今からお前は自由の身だ。冒険するのもよし、商売するのもよしだ。だが一つだけルールが有る。戦があったら必ず戦場に行け。分かったな?」
「あ、はい」
「それだけだ。それだけは守ってくれ。で、冒険したいならギルドに行くと良い。そこには、依頼が沢山ある。話はこの位にして、僕は調べ物があるから失礼するよ。何かあったら尋ねるといい。じゃっ」
そう言って消えていった。
「涼ちゃんどうしますか?」
「やっぱ、冒険でしょ」
「ですよね! じゃぁ早速ギルドにレッツゴー」
「何だ? ナコ。どうした?」
「あの輩の管理者のパウダさんに話がある。今回の出来事だ。あの奴、とんでもねぇ物で攻撃していた話だ」
「というと?」
「黒い炎だよ」
「そうか、分かった調べておく」
やはり、彼女が言った黒焔と言ったスキルは存在するのか?
彼女の魔法は封じたままだ。とりあえず良いとは思うが警戒するには越したことはないな。
「ここ。本当にギルドですか? 酒臭いんですけど」
「ギルドって言っても、酒場と合体している事が多いし仕方ないだろ」
「そうですか。じゃぁ入りますよ」
「マザーですか。マザーは天の声もしくは神様とも言われています。この世界のスキルはマザーによって監視、管理されています」
「そうですか」
「と、言っても普通に生きていれば干渉はして来ないんだけどね」
「でも、干渉してきたと」
「それは、まだ決まった事じゃない。レベル制限とかステータス制限は他のスキルでも出来るんだ」
「あ、さっきのスキル管理ですか?」
「そうだ。でも、このスキルはかなり珍しいらしいから、他の人が取得したとは思えない」
「だろうな。転生して手に入れた物が普通に他人が持ってらたら悲しいもんな」
「あはは。そうだね。で、ステータス、レベル上限以外になんかあった?」
「あったと言えば。スキル邪道でしょうか?」
「邪道だと?! それはマザーによって抹消されたスキルのはず」
「それが、残留思考から、復元出来たんだ」
「それもそれでおかしいんだが、スキル邪道はマザーに接続されている限り。ロード、使用が出来ないはず」
俺は、抱き枕と顔を合わせる。
「その、私達はエラーによって、その、マザーに接続出来ないのです」
「へ?」
スキル貴方。マザーに接続出来ない要因はなんだ?
スキル貴方より通知。私が妨害しています。
「涼ちゃんどうしましたか?」
「一つ分かった事がある」
「なんだ?」
「スキル貴方がマザーへの接続を妨害しているって事だ」
「スキル貴方か。ちょっと鑑定してもいいか?」
「え? あ、はい」
スキル貴方より通知。本スキルを対象とした鑑定を確認しました。本スキル保護の為、阻止します。
「阻止されましたね」
「そうだね。うん。だと思った」
ダメ元かよ。
「まぁうん。そんな凄いスキルが、自己防衛しない訳ないか」
うん。まぁうん。
なんかすまん。
「まぁ良いんです。これからの研究対象に出来ますし」
「そんな。王に仕える方でしょ? そんな時間あるんです?」
「ああ。日々暇してるし、まぁ良いんじゃね? ここでやる事って言ったら、戦の作戦と政治の助言だし。それでもサラリーマンの時より暇ですし?」
「あ、なんとなく察した」
「そう、ブラックだったんだよ。そして過労死してここに来たって訳よ」
「あ、うん。大変でしたね」
「適当だな!」
そう言えば俺はなんで死んだんだ?
おそらく流血してだろうが。
スキル環境把握より通知。生命反応が近づいてきます。
「涼ちゃんも感じましたか。誰か来ますね」
「誰か来ますかね。僕には分かりませんよ?」
まぁうん。感知だからな。
「とにかく。俺は見られたら面倒そうだから、隠れるとするか。てい!」
「ひゃっ!」
「パウダさん! 大変です! って誰ですか?」
「おう。ナコ。どうした?」
「まぁ、その人がどんな人でも良いや! 魔物が城の前に。かなりの数!」
「それは、大変だな。僕は忙しいから適当に済ませておいて」
「えぇ! 待ってよパウダさん! まぁ良いや! そこの人、オーラ的に強そうだから付いて来なさい」
「え、えぇ?!」
手を引っ張る、ナコ。
そんなこんなで、来ました! 城の前!
「これは、ウルフ系統の魔物ですね」
「そう! これは駆除するのに時間が掛かるから連れてきた」
「そんな、無茶苦茶な」
スキル貴方より通知。戦闘準備の為、環境把握より情報を取得します。
取得しました。演算を開始します。
完了しました。
スキル黒焔の使用をお勧めします。
「で、攻撃するのは各自で自由にしてね!」
「あ、はい。わかりました」
スキル貴方より通知。発動トリガー、発動思考を確認。使用条件を満たしました黒焔を使用します。
その通知後、私の左手は黒い炎を纏った。
スキル黒焔より通知。対象を指定して下さい。対象を複数確認。実行します。
ダランと垂れ下がった腕から放たれた火の玉は魔物に当たり弾けた。
弾けた破片は近くにいる他の魔物にホーミングし、魔物の前足の一部を溶かし燃やした。
腐食属性の為か、当たった場所から徐々に腐敗し朽ちていくのが分かる。
スキル黒焔より通知。魔物一体の絶命を確認。他、命中した百あまりの対象を行動不可にしました。
続けてスキル環境把握から通知。時間経過により百あまりの対象は絶命しました。対象の体力は300以上でした。
スキル生命起源より通知。スキル黒焔による反動を確認。属性は腐食。耐性により無効化しました。以後、本通知に類似する通知は無視されます。
「え? ちょっとアンタ。何やってるのよ!」
「攻撃?」
「攻撃にも程があるじゃない! 全部、蹴散らしちゃって。どう王に報告すれば」
思い悩むような顔をするナコ。
「まぁ良いわ。アンタが戦力になるって事は分かったわ。そう報告しましょ」
「とりあえず、私はどうすれば?」
「は? パウダさんの所にでも戻ったら?」
「わ、わかりました」
そんなこんなで、パウダの元に帰ってきた。
「あれ? 随分早かったね」
「ちょっと、スキルが思ったより強くて」
「え? あぁ火炎とか水流ね。でもウルフには無力なんじゃないか?」
「え? そうなんですか? 私が使ったのは黒焔なもので」
「黒焔。知らないスキルだな。効果は?」
スキル貴方より通知。黒焔の効果は以下の通りです。
「えっと。対象に腐食属性の火炎玉を当てて、その後、対象に当たって弾けた破片が、対象が生存しているのであれば追い打ち。対象が絶命している場合、他の対象が居れば飛び火らしいです。その全て攻撃には行動不能効果と腐食ダメージがあり、それら永続するらしいです」
「あはは、そんなスキルがある訳なかろうに。君は冗談が上手い。だって僕のスキル、鑑定がそんなスキルを見逃す訳がない」
スキル貴方より通知。腐食属性及び、階級不明スキルは通常、ありえないスキルです。そのため、スキル鑑定では感知出来ません。
「あ、バレました? パウダさんは頭が良いですね」
おい。抱き枕なんで嘘をついた。
「このスキルを表に出せば面倒な事になります。きっと。てかなんで出てこないんですか?」
「え? 居心地がいいから」
「そんなぁ。アナタが入ってると胸が大きくなって重たいんですよぉ!」
「楽しそうだな。あれだろ? 主と喋ってるんだろ?」
「はい。そうです。でも中々出て来てくれなくて。所で私の住処ってどこになりますか?」
「あ、それを言い忘れていた! えっとだな。この城の横にある日本で言うアパートがあるんだがな。その地下だ!」
「え? 地下ですか?」
「王直々に頂いた所だぞ?ここも城の一角にあるがここよりキレイだとか。それにお前らはこれから、この国の戦士として戦ってもらう身だ。そんな大事な人間が居場所のせいで死んだらまずいだろ?」
「そうですね。てか戦士って」
「まぁいい。せっかく思い出したんだ。今から案内するよ」
「はい!」
そして移動した。
「ここが、ですか?」
案内されたのは至ってシンプルな部屋。机がありベットもあり照明もある。窓の代わりに日光を取り込む機関が有って自然な光が部屋を満たしていた。
「そうだ。で、今からお前は自由の身だ。冒険するのもよし、商売するのもよしだ。だが一つだけルールが有る。戦があったら必ず戦場に行け。分かったな?」
「あ、はい」
「それだけだ。それだけは守ってくれ。で、冒険したいならギルドに行くと良い。そこには、依頼が沢山ある。話はこの位にして、僕は調べ物があるから失礼するよ。何かあったら尋ねるといい。じゃっ」
そう言って消えていった。
「涼ちゃんどうしますか?」
「やっぱ、冒険でしょ」
「ですよね! じゃぁ早速ギルドにレッツゴー」
「何だ? ナコ。どうした?」
「あの輩の管理者のパウダさんに話がある。今回の出来事だ。あの奴、とんでもねぇ物で攻撃していた話だ」
「というと?」
「黒い炎だよ」
「そうか、分かった調べておく」
やはり、彼女が言った黒焔と言ったスキルは存在するのか?
彼女の魔法は封じたままだ。とりあえず良いとは思うが警戒するには越したことはないな。
「ここ。本当にギルドですか? 酒臭いんですけど」
「ギルドって言っても、酒場と合体している事が多いし仕方ないだろ」
「そうですか。じゃぁ入りますよ」
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