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18.泥水に咲いた一輪
しおりを挟む違法薬物売買の拠点のひとつに踏み込んで関係者を斬りまくった結果、それなりの効果があったようだ。
後日ソーン商会を訪ねたときにデイブが話してくれた。
まず、確保した売人のリーダーからは若干の情報が取れ、末端に流れ込むルートを多少は潰せたらしい。
だが、どうにも流入していた違法薬物は王都で造られたものでは無さそうで、余所の都市からの持ち込みだということがほぼ確定したそうだ。
王都の裏社会にある組織では、あたしたちの踏み込みは内部の引き締めのネタになったようだ。
好き勝手に暗黙のルールさえ無視したら誰かが動いて潰される。
それを組織の末端に行きわたらせる切っ掛けになったとのことだった。
そんなの、少なくともあたしは何回もやらないぞ――多分。
見せしめが効いたのか、子供に違法薬物を売る者は居なくなったようだ。
結果的に、違法薬物に依存性があったため禁断症状を訴えて保護される子供が続出した。
多い順に言えば、王都ブライアーズ学園、学校に通っていない子供、王立ルークスケイル記念学院だった。
学院でそうなった生徒は初等部と高等部で合計二名だけだったようだけど、それでも教師は保護者への説明など対応で大わらわになったらしい。
今回は売人が詐欺に近い形で子供を巻き込んだが、生徒を護れなかったということで学長が何か月分か報酬返上とかになった。
そんなこんなで、学生を巻き込んだ王都での違法薬物騒動はひと段落付いた。
そういえば今回拠点への踏み込みでザコとはいえチンピラどもを斬ったわけだけど、ステータスに変化でもあっただろうかと思い立った。
ダンジョンにこもってレベル上げみたいなことをしている訳でも無いけれど、多少は自分が伸びているならモチベーションになるかななどと考えていた。
考えてしまった。
【状態】の魔法を使ったら以下の情報を知った。
【状態】
名前: ウィン・ヒースアイル
種族: ハーフエンシェントドワーフ(先祖返り)
年齢: 10
役割: 探索者
耐久: 70
魔力: 130
力 : 80
知恵: 200
器用: 190
敏捷: 320
運 : 50
称号:
八重睡蓮
加護:
豊穣神の加護、薬神の加護、地神の加護、風神の加護、時神の加護、
薬神の巫女
スキル:
体術、短剣術、手斧術、弓術、罠術、気配察知、魔力感知、二刀流、分析、身体強化、反射速度強化、思考加速、隠形
戦闘技法:
月転流
固有スキル:
計算、瞬間記憶、並列思考
魔法:
生活魔法(水生成、洗浄、照明、収納、状態、複写)
創造魔法(魔力検知、鑑定)
火魔法(熱感知)、
水魔法(解毒、治癒)
地魔法(土操作、土感知、石つぶて)
風魔法(風操作、風感知、風の刃、風の盾、風のやまびこ、巻層の眼)
【複写】や【風の盾】を覚えただとか、学校の授業やら、夜に調査を行ったり先日の踏み込みで戦闘を行ったりで数値が伸びたのはいい。
スキルについて暗視やら気配遮断やらその他が統合されたのか、隠形というスキルになったのもいいだろう。
役割という欄の探索者というのも、よく分からないけど良しとしよう。
称号ナンダコレ?
あたし、心当たりがないんですけど、これ誰に聞けばいいんだろう。
しばらくフリーズした後、『見せしめ』で斬りまくった結果こんな呼び名を付けた奴がいる可能性に気づいた。
別の日に、ソーン商会に武器のメンテナンスを頼みに行ったときにそんな話になった。
「称号? そうだな、俺たちが仕事をした夜に王都の裏社会の連中が張り付いてたんだが、そいつらが付けたのかもな」
「睡蓮ねぇ。花言葉が『優しさ』だの『無垢』だのが付いてるが、『滅亡』とか『信仰』もあった気がするな」
デイブの言葉に、たまたま店に居合わせたジャニスが付け加える。
「『滅亡』ってなによ……」
「あーしもこまい話は知らんけど、共和国の南に大昔、ネコ獣人の国があって巨石文明? やってたらしいんだけど、サクッと滅亡したんだわ。そいつらが睡蓮を太陽のシンボルとして扱ってた、だったような気がすんだけどな」
何だそのトリビア。
「拠点をぶっ潰したから『滅亡』で、いちいち止血したのがウケて『優しさ』とかじゃね? お前はまだいいよお嬢、あーしなんか『黒野薔薇』とか呼ぶ奴らがいるんだぜ?」
「黒野薔薇……花言葉は?」
「ただの野薔薇なら可愛らしい奴がついてるんだが、黒薔薇だと『永遠の愛』とか『あくまでも貴方は私のもの』とか『恨み』とか、重い女みたいじゃね?」
「うわぁ……」
反応に困るなそれ。
「ま、睡蓮は泥水に咲く花だ。大方『裏社会の泥水に咲いた一輪の睡蓮』とか言い出したキザったらしいアホどもがいたんだろ」
「確かにお嬢は裏社会の連中にすごく気に入られたみたいだな。そんな話はチラホラ聞いている。ジャニスも言ったが、魔法で止血したのが感に入ったみたいだな」
裏社会の連中に気に入られてもなあ。
あたし的には微妙である。
まあいいか、黒歴史を主張しまくる称号じゃ無かったんだし、などと考える(のをやめる)ことにした。
「なあウィンちゃん、ちょっと味見とかしてくれへん?」
「ん、何の味見よ?」
「えへへ、じゃーん、チーズトーストぉぉぉ!」
「ほほう!」
九月も半分が過ぎたころ、放課後にサラに話しかけられた。
得意げな顔をして【収納】から取り出した包みをあたしに差し出す。
「なに? サラが作ったの?」
「いや、ウチが作ったんは上に乗っかってるチーズだけや。今日の昼休みに料理研究会の子に頼んで作ってもらったんや」
受取ったチーズトーストは冷めてしまっていたが、包みを開けば美味しそうな焼き目がついていて、ちょっと濃い目のチーズの香りが漂い始める。
「それじゃあさっそく」
サクッという音とともに噛み締めると、口の中に優しい味と深みのあるチーズのコクが一気に広がっていく。
「すごい美味しいよ! これお店に出せる奴じゃん。チーズも、何だろう? いつも食べてるのよりもさっぱりしてる気がする」
「おお! 違いが分かる女かウィンちゃん! さすがやで。ネタばらしすると、山羊の乳と、食品研究会が秘蔵しとる青カビを使って発酵させた奴なんや。ウチとジューンちゃんで先輩に教わりながら作業したんや。発酵の魔法はウチが気合を込めて使ったんやで!」
気持ちがいいほどのドヤ顔でサラが胸を張るが、これは確かに美味しい。
そして、美味しいは正義である。
その様子に気づいたジューンとキャリルがあたしたちの方に近づいてきた。
「チーズを作ったんですの?」
「そうなんや!」
「あ、例のチーズをウィンに味見してもらったんですね。どうですか?」
「美味しいよ! 二人が手作りしたとかちょっと信じられない。普通に売れるでしょこれ」
「良かったー。ちょっとクセがあるから、誰の舌に合わせるかで二人で悩んでたんです」
「なるほどね」
「これは美味しいですわね。お爺様がお酒を召し上がるときにチーズも良く召し上がっておりますが、お出ししても問題ないと思いますわ」
まだあたしが手を付けていなかったチーズトーストをキャリルに渡すが、彼女も気に入ったようだ。
そしてその場のチーズトーストはあっという間に食べられてしまった。
「味見してくれてありがとう。また作ったら食べてもらってええかな?」
「うん、楽しみにしてるよ」
「ぜひお願いいたしますわ」
あたしとキャリルはサラとそんな話をしていた。
その傍らで、ジューンが他のクラスメート女子に話しかけられていた。
どうやら自分たちも味見をしたくなったらしい。
生のチーズはカットしたものを持っているから、それならいま出せるとかジューンが応えている。
女子たちもそれで構わないと言い出したので、まずはお見せしますと告げてからジューンが【収納】から包みに入ったチーズを取り出した。
その直後に、若干距離があったあたしにもほんのりと凶暴な青チーズの激臭が鼻をくすぐる。
獣人の嗅覚ゆえだろうか、サラを含めたクラスメイトの何人かの視線がその包みに集中した。
「ちょっと待ってやジューンちゃん! それここで開けると危険やし……」
どうやら一歩遅かったらしく、食品研秘蔵の青カビを使ったチーズの臭気は、閉鎖空間である教室の中に開放されてしまった。
直後に教室に居たサラを除く獣人の生徒がその場でよろめき、鼻を押さえながら廊下へと逃げて行く。
控えめに言って、洗わずに何日も履き古した靴下を煮しめたような凶悪なチーズの発酵臭に、獣人ではない生徒たちもその場に固まってしまった。
異変に気付いたジューンがチーズを再び包み、収納の魔法で仕舞ったときにはクラスメートの何人かが窓を開け、風の魔法を使って教室を換気していた。
「サラちゃん?! 大丈夫?!」
ジューンが声をかけるが、サラはその場に立ったまま白目をむいて気絶していた。
のちにこの時のことは『1A青カビチーズ事件』と呼ばれ、獣人の生徒たちに食品研への畏怖を抱かせるきっかけになった。
美味しいは正義である。
そして、正義は時として凶暴な顔を持つのだ。
翌日の放課後、コウたちとおなじ実習班のクラスメートのパトリックに声をかけられた。
以前あたしとジューンとサラが部活棟周辺で筋肉集団に追いかけられたのだが、あの連中はパトリックが入部した部活の先輩たちだったようだ。
部活の名は筋肉競争部で、あの時の連中は部のトップ集団だったようだ。
変態度のトップ集団だろうか。
反射的に脳が理解するのを拒否しているのを我慢して話を聞くと、要はあたしたちに謝罪をしたいのだそうだ。
コウだったかレノックス様だったか、彼らに追い立てられた話をしたらパトリック経由で先輩に話が通り、謝罪させてほしいということになったみたいだ。
「競技の関係で豪快な先輩方が多いのだけど、ほとんどが将来騎士になることを目指している人たちでね。ジューンをはじめ君たちが不快に感じたことを伝えたら、部長が詫びを入れたいと言ってきたんだ」
パトリックは入部したばかりなのにわざわざ苦情を上げてくれたのか。
きちんとそれに耳を貸す部長とやらも、存外律儀な奴なのかもしれない。
「でもパトリック、私はもう気にしてませんよ」
多分、ジューンは関わり合いになりたくないからそう言ってるんだろうなとは思った。
「そうなのかい? それなら僕からそう伝えておくけれど、ウィン、君にも部長から伝言があるんだ」
「あたし? 何かしら」
「部長も先生からの伝言らしいけれど、『八重咲の睡蓮の話をしましょう』と伝えれば話が通ると言われているらしいんだ。何か分かるかい?」
そう告げるパトリックの顔を見ながら、あたしは自身の背筋が凍っていくのを感じた。
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