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学校に潜む殺人鬼❀⡱
詐欺師はわたしたちの中にⅢ
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「羅美ちゃん、命に別状はないってさ。」
奈那が安心した表情で麗々に告げた。
「なら良かった。」
麗々も安心したように笑顔を見せた。
しかし、引っかかるところがある。もし、本当に羅美を殺してしまいたかったら、こんな怪我程度で済まないはずだし、優といい羅美といい、学校の者しか襲われないのも変だ。
「麗々・・・?」
奈那が戸惑ったように声をかけた。麗々は首をゆっくり横に振った。
「・・・わたし、わからないことがあるの。わたしって何者なんだろう。」
「へ?」
奈那はさらに戸惑い、麗々の目をじっと見つめた。
「麗々は麗々だよ。たとえ、麗々が狼でも、麗々は麗々。」
麗々ははっとして奈那を見つめ直した。
わたしが狼でも、わたしはわたし?
その言葉が麗々の頭の中に響いた。なるほどと、麗々はうなずいた。
─やっぱりわたしはオオカミなんだよ、お母さん。
麗々が微かに感じていた異変。それは学校の人が狼に襲われているからかと思ったが、それは少し違った。麗々の中で何かが、変化していたのだ。それは【人狼の血】。間違いなく、麗々は人狼であったのだ。麗々が黒板に書いてあるのが、チョークではなく血だと読み取ったのも、これから起きる事件を感じ取ったのも、人狼だからなのだ。
それを今、麗々は自覚した。
「ありがとう、奈那。」
麗々はまっすぐな笑顔を見せた。その顔に、曇った表情はない。
なら、わたしが絶対に守らないと。わたしは人狼だけど、みんなの仲間なんだから、わたしが守らないと・・・
奈那が安心した表情で麗々に告げた。
「なら良かった。」
麗々も安心したように笑顔を見せた。
しかし、引っかかるところがある。もし、本当に羅美を殺してしまいたかったら、こんな怪我程度で済まないはずだし、優といい羅美といい、学校の者しか襲われないのも変だ。
「麗々・・・?」
奈那が戸惑ったように声をかけた。麗々は首をゆっくり横に振った。
「・・・わたし、わからないことがあるの。わたしって何者なんだろう。」
「へ?」
奈那はさらに戸惑い、麗々の目をじっと見つめた。
「麗々は麗々だよ。たとえ、麗々が狼でも、麗々は麗々。」
麗々ははっとして奈那を見つめ直した。
わたしが狼でも、わたしはわたし?
その言葉が麗々の頭の中に響いた。なるほどと、麗々はうなずいた。
─やっぱりわたしはオオカミなんだよ、お母さん。
麗々が微かに感じていた異変。それは学校の人が狼に襲われているからかと思ったが、それは少し違った。麗々の中で何かが、変化していたのだ。それは【人狼の血】。間違いなく、麗々は人狼であったのだ。麗々が黒板に書いてあるのが、チョークではなく血だと読み取ったのも、これから起きる事件を感じ取ったのも、人狼だからなのだ。
それを今、麗々は自覚した。
「ありがとう、奈那。」
麗々はまっすぐな笑顔を見せた。その顔に、曇った表情はない。
なら、わたしが絶対に守らないと。わたしは人狼だけど、みんなの仲間なんだから、わたしが守らないと・・・
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