131 / 203
第5章 天界への旅と龍達との出会い
第128話 雷竜とエクレア!甘い物好き女子のドゥルシッラ
しおりを挟む
ドゥルシッラは海の中を進み、グラデュースは空を飛んでいる。
「そろそろ人間たちもいる海域だ。 人化して俺に飛び乗れ」
水竜は飛ぶことができないのと、もし人間に見つかれば大騒ぎになる為、乗るように言うグラデュース。
「はい!わかりました。 では、申し訳ございませんが失礼します」
人化して飛び乗るドゥルシッラ。 グラデュースは、その直後、一気に上昇して雲の上まで行く。 誰にも見つからないようにするためである。
「一気に飛ばすから捕まっていろ」
「うわぁ~綺麗ですね。 空は初めてなのですよ」
これは友達との初めての旅ではないかとニヤニヤするグラデュース。 グラデュースの悪い癖が出始めた。 幸い遊覧飛行を楽しむドゥルシッラには気付かれていない。
「そうだろうそうだろう。 こんなのはどうだ?」
調子に乗ったグラデュースは、宙返りや急降下からの急上昇をする。
「キャァァァ!凄い楽しいですね。 古龍様の背中で楽しめるとは贅沢です」
それを聞いたグラデュースは、ニマニマが止まらない。 初めて誰かと遊んでいると感じているからだ。 ドゥルシッラだからこそ受け入れてもらえてるが、他の人に行ったらマッハ並で飛んでいるので、恐怖で死んでしまうだろう。
「そろそろ、浮き島に着くからな。 普通に飛んでいくぞ」
雷竜は、雲の上に浮き島を作り住んでいる。 自然発生する雷を、その身に受けてエネルギーに変えて成長していくのだ。
「は~い!古龍様」
ドゥルシッラも慣れてきたのか、先程よりもフレンドリーに接している。
浮き島に近づいて行くと上空がピカッと光る。その直後、バリバリバリバリと凄い音を出しながら稲妻が降り注ぐ。
グラデュースは、防御魔法を張って平然と飛んでいる。
「キャァァァ...古龍様危ないっ」
ドゥルシッラは、無数に襲ってくる雷に怖がる。
「ドゥルシッラ、しっかり捕まれよ。 龍壊砲《デストラクションキャノン》」
ホバーリングしながら、口からビームのような超高濃度エネルギー波...龍壊砲《デストラクションキャノン》を放つ。
そのまま一直線に浮き島に向かって行くが、脅しのつもりなので当たる直前に直角に曲げて当たらないようにする。
「聞け! 俺は古龍のグラデュースだ。 テオフィロよ、10秒以内に出てこなければ次は浮き島に当てるぞ! 10 9 8 7 6 5 4 3「はい~お待たせしました~」」
空中ヘッドスライディングをかましながらやってきたテオフィロ。
「グラデュース様、本日はお日柄もよく...私どもの住処にどのようなご用向でいらしゃったのですか?」
平伏したまま顔だけ上げて様子を伺うテオフィロ。
「友である人間が作った至高の菓子を持ってきた。 あとは、この瓶に血を分けてほしい」
テオフィロは、お菓子? 人間? 至高? 血? 内心何を言っているんだと思っている。
「と、とりあえず来客用の部屋にご案内致します。 ってドゥルシッラもいたのかよ?」
浮き島の来客用の部屋に向かう3人。
「テオフィロ、お久しぶりですね。 このまま古龍様の言う通りにしていれば大丈夫ですよ」
来客用の部屋といっても藁を敷き詰めただけの広い広場だ。
「ドゥルシッラよ、これが来客用らしいぞ。 チクチクして早く帰りたいんだが...」
藁のチクチクに文句を言うグラデュース。
「最大のおもてなしなのですから、シーですよ古龍様。確かにチクチクしますが...」
ある程度、フレンドリーにしても許されるとわかったドゥルシッラは、口に人差し指を当てる。
「うむ...さっさと済ませて帰ろう」
雷竜に全部聞こえており、文句を言うなら早く帰ってくれないかなと思うのだった。
「何もない場所で申し訳ございませんがお寛ぎください。 えっと、私の血をご所望でしたでしょうか?」
「血は、こいつに入れてくれ。 その前にエクレアという菓子を食べよう。 人化してくれ」
テオフィロは、え?となるがドゥルシッラは、目をキラキラさせる。
「シュークリームに続いて新たなお菓子ですかぁ。 やっぱり古龍様についてきて正解でした。 古龍様、はやくはやく」
すぐに食べたいドゥルシッラは、グラデュースを急かす。
グラデュースは、仕方ないなという表情で箱をあける。 ドゥルシッラは、1番にエクレアを取って口に入れる。
「ん~甘いけど嫌味のない苦味があってしっとりまろやかでおいしいぃぃ。 古龍様、こんなとこにいないで早く行きましょう」
こんなとこって、1番酷いことを言うドゥルシッラ。
「まぁ待てドゥルシッラ。 テオフィロ一口食べてみてくれ。 嫌なら食わなくていい」
人化したテオフィロは、性別は雄で見た目は茶髪のヤンキーみたいな感じだ。
テオフィロは、古龍に言われてはと一口食べる。
「え? 甘い ほのかに苦味があってフワッとしてしっとりしてうまいです。 グラデュース様、止まりません。 なんてうまい菓子なんだぁぁ」
「それを作った人間が血を求めている。 エクレアのお礼に血を分けてくれないか?」
小瓶を差し出すグラデュース。 テオフィロも指を切りすぐに血を渡してくれた。
「おい!ドゥルシッラ、血を入れている間に俺のエクレアがないじゃないか!?」
しれっとエクレアを独り占めしていたドゥルシッラ。 テオフィロが怒る。
「グラデュース様~エクレアは...?」
涙目になるテオフィロ。
「あれで最後だ。 ドゥルシッラ、これはテオフィロの菓子だ。 調子に乗るなよ」
流石に目に余ると思い怒るグラデュース。
凄い重圧でドゥルシッラは、すぐ平伏する。
「申し訳ございませんでした。 どうかお許しください」
「ドゥルシッラの財宝を代金に俺とテオフィロに思う存分食わせろいいな?」
ドゥルシッラは、財宝を失いたくないが古龍様を怒らせるわけにもいかないのと、どうしても料理が食べたくて財宝より料理に気持ちが傾く。 あと、調子に乗りすぎたなと反省もする。
「はい。 わかりました。 財宝を全て譲りますので、お許しと料理をお願いします」
「わかった。 しっかり拓哉と話はするから任せておけ。 テオフィロ、今すぐ次期長を選出して俺の住むところに行くぞ。 エクレア食いたいよな?」
カッチカッチカッチカッチチーン! テオフィロは、長より料理を選んだ。
「はい! 今すぐに行きましょう。 ドゥルシッラ、食べられた分覚悟していろよ」
爆食いする気満々のテオフィロ。 ドゥルシッラは、財宝で足りるかなと不安になるのであった。
テオフィロも、すぐ長を決めて飛び立つ。 雷竜達から「お待ちくださ~い」と言われるが無視をして去っていく。
また拓哉の知らないところで村の戦力が世界最大になるのであった。
「そろそろ人間たちもいる海域だ。 人化して俺に飛び乗れ」
水竜は飛ぶことができないのと、もし人間に見つかれば大騒ぎになる為、乗るように言うグラデュース。
「はい!わかりました。 では、申し訳ございませんが失礼します」
人化して飛び乗るドゥルシッラ。 グラデュースは、その直後、一気に上昇して雲の上まで行く。 誰にも見つからないようにするためである。
「一気に飛ばすから捕まっていろ」
「うわぁ~綺麗ですね。 空は初めてなのですよ」
これは友達との初めての旅ではないかとニヤニヤするグラデュース。 グラデュースの悪い癖が出始めた。 幸い遊覧飛行を楽しむドゥルシッラには気付かれていない。
「そうだろうそうだろう。 こんなのはどうだ?」
調子に乗ったグラデュースは、宙返りや急降下からの急上昇をする。
「キャァァァ!凄い楽しいですね。 古龍様の背中で楽しめるとは贅沢です」
それを聞いたグラデュースは、ニマニマが止まらない。 初めて誰かと遊んでいると感じているからだ。 ドゥルシッラだからこそ受け入れてもらえてるが、他の人に行ったらマッハ並で飛んでいるので、恐怖で死んでしまうだろう。
「そろそろ、浮き島に着くからな。 普通に飛んでいくぞ」
雷竜は、雲の上に浮き島を作り住んでいる。 自然発生する雷を、その身に受けてエネルギーに変えて成長していくのだ。
「は~い!古龍様」
ドゥルシッラも慣れてきたのか、先程よりもフレンドリーに接している。
浮き島に近づいて行くと上空がピカッと光る。その直後、バリバリバリバリと凄い音を出しながら稲妻が降り注ぐ。
グラデュースは、防御魔法を張って平然と飛んでいる。
「キャァァァ...古龍様危ないっ」
ドゥルシッラは、無数に襲ってくる雷に怖がる。
「ドゥルシッラ、しっかり捕まれよ。 龍壊砲《デストラクションキャノン》」
ホバーリングしながら、口からビームのような超高濃度エネルギー波...龍壊砲《デストラクションキャノン》を放つ。
そのまま一直線に浮き島に向かって行くが、脅しのつもりなので当たる直前に直角に曲げて当たらないようにする。
「聞け! 俺は古龍のグラデュースだ。 テオフィロよ、10秒以内に出てこなければ次は浮き島に当てるぞ! 10 9 8 7 6 5 4 3「はい~お待たせしました~」」
空中ヘッドスライディングをかましながらやってきたテオフィロ。
「グラデュース様、本日はお日柄もよく...私どもの住処にどのようなご用向でいらしゃったのですか?」
平伏したまま顔だけ上げて様子を伺うテオフィロ。
「友である人間が作った至高の菓子を持ってきた。 あとは、この瓶に血を分けてほしい」
テオフィロは、お菓子? 人間? 至高? 血? 内心何を言っているんだと思っている。
「と、とりあえず来客用の部屋にご案内致します。 ってドゥルシッラもいたのかよ?」
浮き島の来客用の部屋に向かう3人。
「テオフィロ、お久しぶりですね。 このまま古龍様の言う通りにしていれば大丈夫ですよ」
来客用の部屋といっても藁を敷き詰めただけの広い広場だ。
「ドゥルシッラよ、これが来客用らしいぞ。 チクチクして早く帰りたいんだが...」
藁のチクチクに文句を言うグラデュース。
「最大のおもてなしなのですから、シーですよ古龍様。確かにチクチクしますが...」
ある程度、フレンドリーにしても許されるとわかったドゥルシッラは、口に人差し指を当てる。
「うむ...さっさと済ませて帰ろう」
雷竜に全部聞こえており、文句を言うなら早く帰ってくれないかなと思うのだった。
「何もない場所で申し訳ございませんがお寛ぎください。 えっと、私の血をご所望でしたでしょうか?」
「血は、こいつに入れてくれ。 その前にエクレアという菓子を食べよう。 人化してくれ」
テオフィロは、え?となるがドゥルシッラは、目をキラキラさせる。
「シュークリームに続いて新たなお菓子ですかぁ。 やっぱり古龍様についてきて正解でした。 古龍様、はやくはやく」
すぐに食べたいドゥルシッラは、グラデュースを急かす。
グラデュースは、仕方ないなという表情で箱をあける。 ドゥルシッラは、1番にエクレアを取って口に入れる。
「ん~甘いけど嫌味のない苦味があってしっとりまろやかでおいしいぃぃ。 古龍様、こんなとこにいないで早く行きましょう」
こんなとこって、1番酷いことを言うドゥルシッラ。
「まぁ待てドゥルシッラ。 テオフィロ一口食べてみてくれ。 嫌なら食わなくていい」
人化したテオフィロは、性別は雄で見た目は茶髪のヤンキーみたいな感じだ。
テオフィロは、古龍に言われてはと一口食べる。
「え? 甘い ほのかに苦味があってフワッとしてしっとりしてうまいです。 グラデュース様、止まりません。 なんてうまい菓子なんだぁぁ」
「それを作った人間が血を求めている。 エクレアのお礼に血を分けてくれないか?」
小瓶を差し出すグラデュース。 テオフィロも指を切りすぐに血を渡してくれた。
「おい!ドゥルシッラ、血を入れている間に俺のエクレアがないじゃないか!?」
しれっとエクレアを独り占めしていたドゥルシッラ。 テオフィロが怒る。
「グラデュース様~エクレアは...?」
涙目になるテオフィロ。
「あれで最後だ。 ドゥルシッラ、これはテオフィロの菓子だ。 調子に乗るなよ」
流石に目に余ると思い怒るグラデュース。
凄い重圧でドゥルシッラは、すぐ平伏する。
「申し訳ございませんでした。 どうかお許しください」
「ドゥルシッラの財宝を代金に俺とテオフィロに思う存分食わせろいいな?」
ドゥルシッラは、財宝を失いたくないが古龍様を怒らせるわけにもいかないのと、どうしても料理が食べたくて財宝より料理に気持ちが傾く。 あと、調子に乗りすぎたなと反省もする。
「はい。 わかりました。 財宝を全て譲りますので、お許しと料理をお願いします」
「わかった。 しっかり拓哉と話はするから任せておけ。 テオフィロ、今すぐ次期長を選出して俺の住むところに行くぞ。 エクレア食いたいよな?」
カッチカッチカッチカッチチーン! テオフィロは、長より料理を選んだ。
「はい! 今すぐに行きましょう。 ドゥルシッラ、食べられた分覚悟していろよ」
爆食いする気満々のテオフィロ。 ドゥルシッラは、財宝で足りるかなと不安になるのであった。
テオフィロも、すぐ長を決めて飛び立つ。 雷竜達から「お待ちくださ~い」と言われるが無視をして去っていく。
また拓哉の知らないところで村の戦力が世界最大になるのであった。
15
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。
かの
ファンタジー
孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。
ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる