チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!

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第7章 新たな出会いと仲間

第290話 王都の冒険者ギルドで決闘!?

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あれから1ヶ月が経って薬の副作用が終わったアレクは、久し振りに息抜きがてら魔物討伐をしようと考えたのだ。
そして、王都の冒険者ギルドを訪れて依頼掲示板を見ている。

「どれにしようかな?マンテ爺は、どれがいい?」

「そうじゃな。これとかどうじゃ?」

小さな前足で指差したのは、オルトロス討伐の依頼だった。

「じゃあ、これに...」

「ガキにはまだはえーよ!俺達が変わりに受けてやるよ」

アレク達が、取ろうとしたオルトロスの依頼を横からかっ攫っていった四人組の冒険者。

「そっかぁ!じゃあマンテ爺、別の依頼にしよっか」

「そうじゃな」

アレクもマンテ爺も、そんな安い挑発に簡単には乗らなくなっていたのだ。

「無視すんじゃねぇよ。ガキが!」

挑発に全然乗ってこないアレク達にイライラした男が後ろでギャーギャー騒いでいる。

「マンテ爺、この依頼なんてどうかな?サンダーバードだって!かっこよくない?かなり速いらしいよ」

「サンダーバードええと思うわい」

アレクとマンテ爺は、サンダーバードの依頼書を千切って受付に向かおうと歩き出す。

「待て!この野郎~...びくともしねぇ~」

無視をするアレクの肩を掴んで上げ飛ばしてやろうとしたが、レベル差があり過ぎて動かないのだ。

「はぁ~なんですか?用があるなら早くして下さい」

アレクは、また面倒なことに絡まれたなと思うのだった。

「くっ!コケにしやがって!この野郎~」

「その辺にしておけよ!暴力沙汰は面倒なことになるからな」

そう言って殴ろうとしてきたところに仲間の一人だろう男が止めに入るのだ。

「チッ!だがよ!あ~わかったわかった。命拾いしたなガキ」

仲間の男がグッと睨みつけると、その男は黙って従うのだった。しかし、最後の捨て台詞がアレクの逆鱗に触れてしまう。更に無駄な時間を過ごしたことにもイライラしたようだ。

「命拾いしたのは、貴方ですよ。貴方も納得がいかないなら決闘しますか?」

「このクソガキがぁぁぁ!いい気になりやがって!決闘受けてやるよ!あとで泣いても許してやんねぇからな」

「はいはい!そういうのはいいのでさっさとやりましょう。その代わりお互いの冒険者証の剥奪をかけましょう。それだけの威勢があるなら余裕ですよね?」

ギャーギャーと騒ぐ男にアレクは、淡々と話を進める。しかも、冒険者証剥奪という代償をつけたのだ。

「君、辞めときな。これでも俺達B級なんだ。早く謝るんだ」

止めに入った男が謝るように言ってくる。

「おい!今更謝っても許さねぇよ。剥奪?おもしれぇ~ボコボコにしてやる」

「じゃあ、さっさと決闘の申請をして始めましょう」

それから、受付に行って決闘の申請をしにいくアレク。

「決闘の申請をお願いします」

「ボク...決闘は同じ等級同士か一つ等級が違う者としかできないのよ」

喧嘩を売ってきた男が恥をかかせようと、先にB級の冒険者証を出してきたのだ。しかし、アレクも平然とB級の冒険者証を出すのだ。

「それなら大丈夫ですよ。俺はB級なので。早く申請お願いします」

「えっ?本物だわ。ボクがまさかB級だったなんて驚いたわよ。この決闘許可致します」

横にいた喧嘩を売ってきた男とその仲間はアレクがB級ということに驚くのだ。アレクは、B級の掲示板を見ていたんだから気付けよと思うのだった。

「こんなガキがB級...ありえねぇ~裏があるはずだ。俺が暴いてやる」  

若干1名本当のバカがいるようだが、アレクは無視をして冒険者ギルドの地下にある訓練場に行くのだった。

「決闘を行いますので、訓練場にいる方は、暫く出て下さい。ご協力お願いします」

受付嬢が、訓練場にいる人達に問いかける。すると、久々の決闘だったのだろうか?訓練場にいた人も上にいた人達も観客席に座って観戦するのだ。
そして、アレクと喧嘩を売ってきた男が、訓練場に立って向かい合う。

「おいおい!ジャロと戦うのがあんな子供かよ」

「子供だからって侮るなよ。あそこに立っている以上、あの子供もB級ってことだからな」

「あ!そうか!確かにな。だが、ジャロも子供に喧嘩を売るとか相変わらずだな。そろそろお灸を据えてほしいもんだよ」

「バカだけどA級に近い実力はあるからな。俺達じゃ、どうも出来ないしな」

観客席ではあちこちで口々に言葉が飛び交っている。どうやら喧嘩を売ってきた人物は、ジャロといって日頃から子供に喧嘩を売るバカのようである。

「今謝るなら許してやってもいいぞ」

ジャロがニヤニヤしながらアレク向かって言ってくる。

「逆に謝るなら許してあげますよ。どうしますよ?」

アレクもニヤニヤしながら言い返す。

「クソガキがぁぁぁぁぁ!ぜってぇ許さねぇ」

そう言って顔を真っ赤にして剣を抜くジャロ。

「ジャロさん、待って下さいね。決闘のルールを説明しますから」

それから決闘のルールを語る受付嬢。ルールは、簡単でどのような攻撃もありで、死んでも決闘の場合は、罪には問われないということだ。それと、冒険者証剥奪の件もしっかり説明された。

「それでは、決闘はじめ!」

受付嬢が、合図したと同時にジャロは、襲いかかってくるのだった。
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