チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!

芽狐@書籍発売中

文字の大きさ
156 / 811
第7章 新たな出会いと仲間

第314話 無駄はどんどん無くさないとね!

しおりを挟む
「では、早速頼んでおいた記録を見せて下さい」

財務に関する資料や人口に関する資料などなど色んな資料を用意しておいてもらったのである。

「財務記録に関して、パラパラとだけしか読んでいませんが、酷いの一言ですね」

国民から取れるだけ無理矢理税を取り、私腹を肥やす為と兵力の増強の為に使われていたのだ。

「まずは、必要予算以外のお金は、国民の為に使います。そして、この城にある金品類や芸術品を売りましょう。更に、宝物庫に眠る財宝を分類して必要のない物も買い取って貰いましょう」

前皇帝が、民から奪い取る形で貯めに貯めた税を還元しようと考えるファール。

「国の宝を売るのですか?」

オルダンは、宝物庫に眠る宝を売ってしまうのかと驚きの表情を浮かべる。

「その通りです。民いてこその公国ですから!まずは、国民の信頼から取り戻すことが重要です」

ファールは、土台作りから始めていかないとどうしようもないと考えているようだ。

「それはわかります。私も同意見なのですが、反発する貴族がいると思います。ましてや、公王陛下をよく思っていない貴族も中には多数おります。どうなさるおつもりですか?」

帝国は崩壊したのだが、帝国の貴族はそのままの状態であり、更には新参者が王になることに対してよく思っていない貴族もいるのだ。

「反発する貴族に対しては、好きにさせておいて下さい!反乱を起こした場合は、こちらで対処しますので」

ファールは、事前にウズベル陛下と話し合っており、反発する分にはそのままにしておく。もし、内乱を誘発するのであれば粛清をすると決めていたのである。

「そうでしたか!すでにお考えがお有りということでしたら、私はついていくだけです」

オルダンも決意したような顔になる。

「そう言って頂けてありがとうございます。オルダン殿は、引き続き家名をそのままに宰相として、私を支えて下さい」

オルダンについても、事前に調べて白と認定されていたのだ。その為、引き続き要請したのである。

「私で本当によろしいのですか?」

まさか、宰相のままいれると思っていなかったオルダンは、驚くのであった。

「オルダンよろしく頼みますね」

ファールは、オルダンに返事をするのであった。

「よろしくお願い致します。公王陛下」

「オルダン、早速ですが、信用出来る貴族と皇帝派だった貴族の名前を教えて下さい」

「はい!こちらが、まとめた物になります」

オルダンは、言われることを予期しており、すでに資料をまとめて用意していたのだ。

「まさか、用意されているとは...オルダン助かりますよ。ふむふむ...ザッと目を通しただけでも降爵や廃爵する貴族が多そうですね。前途多難だよ。まったく...」

「おっしゃる通りです。私も改めて酷い状態だったのだと痛感しました」

オルダンは、頭を押さえながら困り果てたような顔をする。

「王国に戻り次第、ある人達を派遣するように言ってみます。粛清・降爵・廃爵するにも、事前に準備が必要ですからね。今は、基盤を固めることを第一に考えていきましょう」

「はい!私にも出来ることがあれば、すぐに仰って下さい」

「では、文官と協力して予算案をまとめて置くこと!それから、兵士を今の半分に減らすようにして下さい」

ファールの中では、すでに予算の使い道などは決まっているのだが、元帝国の文官が使い物になるのか、オルダンがうまく人をまとめることができるのかを見定めようとしているのだ。それと兵士の件は、隣国である魔ノ国とも協力関係であり、戦争をすることもないので無駄な予算を割くわけにもいかない為に減らすよう進言したのである。

「予算案に関しては、畏まりました。あと、兵士の数を半分にですか?辞めさせることは可能ですが、収入源を失くした者が路頭に迷うことになってしまわないでしょうか?」

「でしたら、土木作業員として雇って下さい。前皇帝が、予算を認めなかった為に、壁や建物や道や橋などあらゆるところの修繕や建て直しが必要ですから、人手があって困ることはないでしょう」

ただ考えなしに言ったのではなく、兵士なのだから、体力は一定数以上あるだろうと考えたファールは、このような提案をしたのだ。

「わ、わかりました。公王陛下の考えがわかったような気がします。予算案も、そのような形で考えたいと思います」

前皇帝と違い、一つ一つしっかりとした理由があるファールに対して驚くオルダン。それに、どのような国を作って行きたいのか、明確に感じたオルダンは、明るい未来が待っているのではと、さらなる期待を胸に抱くのであった。

「では、オルダンよろしくお願いします」

「はい!公王陛下!」

今までに感じたことのない高揚感とやる気に満ち溢れるオルダンであった。
しおりを挟む
感想 2,239

あなたにおすすめの小説

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます

六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。 彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。 優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。 それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。 その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。 しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。 ※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。 詳細は近況ボードをご覧ください。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る

マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・ 何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。 異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。  ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。  断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。  勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。  ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。  勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。  プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。  しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。  それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。  そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。  これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。

御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜

伽羅
ファンタジー
【幼少期】 双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。 ここはもしかして異世界か?  だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。 ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。 【学院期】 学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。 周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。  

異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~

ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。 しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。 やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。 そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。 そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。 これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。

家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

北条新九郎
ファンタジー
 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  お気に入り・感想、宜しくお願いします。

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。