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第7章 新たな出会いと仲間
第314話 無駄はどんどん無くさないとね!
「では、早速頼んでおいた記録を見せて下さい」
財務に関する資料や人口に関する資料などなど色んな資料を用意しておいてもらったのである。
「財務記録に関して、パラパラとだけしか読んでいませんが、酷いの一言ですね」
国民から取れるだけ無理矢理税を取り、私腹を肥やす為と兵力の増強の為に使われていたのだ。
「まずは、必要予算以外のお金は、国民の為に使います。そして、この城にある金品類や芸術品を売りましょう。更に、宝物庫に眠る財宝を分類して必要のない物も買い取って貰いましょう」
前皇帝が、民から奪い取る形で貯めに貯めた税を還元しようと考えるファール。
「国の宝を売るのですか?」
オルダンは、宝物庫に眠る宝を売ってしまうのかと驚きの表情を浮かべる。
「その通りです。民いてこその公国ですから!まずは、国民の信頼から取り戻すことが重要です」
ファールは、土台作りから始めていかないとどうしようもないと考えているようだ。
「それはわかります。私も同意見なのですが、反発する貴族がいると思います。ましてや、公王陛下をよく思っていない貴族も中には多数おります。どうなさるおつもりですか?」
帝国は崩壊したのだが、帝国の貴族はそのままの状態であり、更には新参者が王になることに対してよく思っていない貴族もいるのだ。
「反発する貴族に対しては、好きにさせておいて下さい!反乱を起こした場合は、こちらで対処しますので」
ファールは、事前にウズベル陛下と話し合っており、反発する分にはそのままにしておく。もし、内乱を誘発するのであれば粛清をすると決めていたのである。
「そうでしたか!すでにお考えがお有りということでしたら、私はついていくだけです」
オルダンも決意したような顔になる。
「そう言って頂けてありがとうございます。オルダン殿は、引き続き家名をそのままに宰相として、私を支えて下さい」
オルダンについても、事前に調べて白と認定されていたのだ。その為、引き続き要請したのである。
「私で本当によろしいのですか?」
まさか、宰相のままいれると思っていなかったオルダンは、驚くのであった。
「オルダンよろしく頼みますね」
ファールは、オルダンに返事をするのであった。
「よろしくお願い致します。公王陛下」
「オルダン、早速ですが、信用出来る貴族と皇帝派だった貴族の名前を教えて下さい」
「はい!こちらが、まとめた物になります」
オルダンは、言われることを予期しており、すでに資料をまとめて用意していたのだ。
「まさか、用意されているとは...オルダン助かりますよ。ふむふむ...ザッと目を通しただけでも降爵や廃爵する貴族が多そうですね。前途多難だよ。まったく...」
「おっしゃる通りです。私も改めて酷い状態だったのだと痛感しました」
オルダンは、頭を押さえながら困り果てたような顔をする。
「王国に戻り次第、ある人達を派遣するように言ってみます。粛清・降爵・廃爵するにも、事前に準備が必要ですからね。今は、基盤を固めることを第一に考えていきましょう」
「はい!私にも出来ることがあれば、すぐに仰って下さい」
「では、文官と協力して予算案をまとめて置くこと!それから、兵士を今の半分に減らすようにして下さい」
ファールの中では、すでに予算の使い道などは決まっているのだが、元帝国の文官が使い物になるのか、オルダンがうまく人をまとめることができるのかを見定めようとしているのだ。それと兵士の件は、隣国である魔ノ国とも協力関係であり、戦争をすることもないので無駄な予算を割くわけにもいかない為に減らすよう進言したのである。
「予算案に関しては、畏まりました。あと、兵士の数を半分にですか?辞めさせることは可能ですが、収入源を失くした者が路頭に迷うことになってしまわないでしょうか?」
「でしたら、土木作業員として雇って下さい。前皇帝が、予算を認めなかった為に、壁や建物や道や橋などあらゆるところの修繕や建て直しが必要ですから、人手があって困ることはないでしょう」
ただ考えなしに言ったのではなく、兵士なのだから、体力は一定数以上あるだろうと考えたファールは、このような提案をしたのだ。
「わ、わかりました。公王陛下の考えがわかったような気がします。予算案も、そのような形で考えたいと思います」
前皇帝と違い、一つ一つしっかりとした理由があるファールに対して驚くオルダン。それに、どのような国を作って行きたいのか、明確に感じたオルダンは、明るい未来が待っているのではと、さらなる期待を胸に抱くのであった。
「では、オルダンよろしくお願いします」
「はい!公王陛下!」
今までに感じたことのない高揚感とやる気に満ち溢れるオルダンであった。
財務に関する資料や人口に関する資料などなど色んな資料を用意しておいてもらったのである。
「財務記録に関して、パラパラとだけしか読んでいませんが、酷いの一言ですね」
国民から取れるだけ無理矢理税を取り、私腹を肥やす為と兵力の増強の為に使われていたのだ。
「まずは、必要予算以外のお金は、国民の為に使います。そして、この城にある金品類や芸術品を売りましょう。更に、宝物庫に眠る財宝を分類して必要のない物も買い取って貰いましょう」
前皇帝が、民から奪い取る形で貯めに貯めた税を還元しようと考えるファール。
「国の宝を売るのですか?」
オルダンは、宝物庫に眠る宝を売ってしまうのかと驚きの表情を浮かべる。
「その通りです。民いてこその公国ですから!まずは、国民の信頼から取り戻すことが重要です」
ファールは、土台作りから始めていかないとどうしようもないと考えているようだ。
「それはわかります。私も同意見なのですが、反発する貴族がいると思います。ましてや、公王陛下をよく思っていない貴族も中には多数おります。どうなさるおつもりですか?」
帝国は崩壊したのだが、帝国の貴族はそのままの状態であり、更には新参者が王になることに対してよく思っていない貴族もいるのだ。
「反発する貴族に対しては、好きにさせておいて下さい!反乱を起こした場合は、こちらで対処しますので」
ファールは、事前にウズベル陛下と話し合っており、反発する分にはそのままにしておく。もし、内乱を誘発するのであれば粛清をすると決めていたのである。
「そうでしたか!すでにお考えがお有りということでしたら、私はついていくだけです」
オルダンも決意したような顔になる。
「そう言って頂けてありがとうございます。オルダン殿は、引き続き家名をそのままに宰相として、私を支えて下さい」
オルダンについても、事前に調べて白と認定されていたのだ。その為、引き続き要請したのである。
「私で本当によろしいのですか?」
まさか、宰相のままいれると思っていなかったオルダンは、驚くのであった。
「オルダンよろしく頼みますね」
ファールは、オルダンに返事をするのであった。
「よろしくお願い致します。公王陛下」
「オルダン、早速ですが、信用出来る貴族と皇帝派だった貴族の名前を教えて下さい」
「はい!こちらが、まとめた物になります」
オルダンは、言われることを予期しており、すでに資料をまとめて用意していたのだ。
「まさか、用意されているとは...オルダン助かりますよ。ふむふむ...ザッと目を通しただけでも降爵や廃爵する貴族が多そうですね。前途多難だよ。まったく...」
「おっしゃる通りです。私も改めて酷い状態だったのだと痛感しました」
オルダンは、頭を押さえながら困り果てたような顔をする。
「王国に戻り次第、ある人達を派遣するように言ってみます。粛清・降爵・廃爵するにも、事前に準備が必要ですからね。今は、基盤を固めることを第一に考えていきましょう」
「はい!私にも出来ることがあれば、すぐに仰って下さい」
「では、文官と協力して予算案をまとめて置くこと!それから、兵士を今の半分に減らすようにして下さい」
ファールの中では、すでに予算の使い道などは決まっているのだが、元帝国の文官が使い物になるのか、オルダンがうまく人をまとめることができるのかを見定めようとしているのだ。それと兵士の件は、隣国である魔ノ国とも協力関係であり、戦争をすることもないので無駄な予算を割くわけにもいかない為に減らすよう進言したのである。
「予算案に関しては、畏まりました。あと、兵士の数を半分にですか?辞めさせることは可能ですが、収入源を失くした者が路頭に迷うことになってしまわないでしょうか?」
「でしたら、土木作業員として雇って下さい。前皇帝が、予算を認めなかった為に、壁や建物や道や橋などあらゆるところの修繕や建て直しが必要ですから、人手があって困ることはないでしょう」
ただ考えなしに言ったのではなく、兵士なのだから、体力は一定数以上あるだろうと考えたファールは、このような提案をしたのだ。
「わ、わかりました。公王陛下の考えがわかったような気がします。予算案も、そのような形で考えたいと思います」
前皇帝と違い、一つ一つしっかりとした理由があるファールに対して驚くオルダン。それに、どのような国を作って行きたいのか、明確に感じたオルダンは、明るい未来が待っているのではと、さらなる期待を胸に抱くのであった。
「では、オルダンよろしくお願いします」
「はい!公王陛下!」
今までに感じたことのない高揚感とやる気に満ち溢れるオルダンであった。
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