チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!

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第6章 新たな仲間

第454話 ゼフの過去と総力戦を余儀なくされる状況!

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魔物は、容赦なく襲ってくるものの新しい陣形を取ってから慌てることなく対処することができるようになった。

「よし、交代で休憩にしよう」

リッドが、そう言うと子供達がやっとだといった感じでその場にへたり込む。学園では、ここまで神経をすり減らす訓練をしてこなかったので、相当な疲れを感じてしまったのだろう。

「俺とゼフ、それと疲れているとこ悪いが、セトも警戒に当たってくれないか?その他は、休憩してくれ」

「はい!頑張ります」

セトは、疲れているはずなのだが、嫌な顔を一切せずに返事を返す。他の面々は、その場に座って水分補給や携帯食を口にする。

「セト、疲れているのに悪い!君の嗅覚がどうしても必要なんだ」

リッドは、子供に負担をかけていることに申し訳なさを感じながらも、絶対いるであろうゴブリンを指揮する魔物を警戒している。

「大丈夫です!僕は、学園に入学した時は虐められていました。でも、そんな僕が役立てる!アレクくんやリッドさんのように、僕を必要としてくれる人がいると思うと嬉しいんです」

セトは、昔のように下を向くことはなく、リッドの目をしっかり見ながら自分の意思を伝える。

「ブッハ、今頃虐めたやつらは後悔しているだろうな。こんな優秀な戦闘もできる斥候を蔑ろにしていたんだからな。セト、この森での経験は今後の人生できっと役立つはずだ!期待している」

リッドは、セトの頭をガシガシと撫でながら褒めるのだ。セトも、嬉しそうな顔をして、より一層頑張ろうという気になる。

「はい!ありがとうございます!あの、ずっと気になっていたのですが、ゼフさんは何故盾使いになったのですか?」

セトが何故こんなことを尋ねたかというと、冒険者や騎士に至っても盾を使う人が極端に少ないからだ。

「やはり気になるか!そうだ!セトの言う通り、タンクは正直好まれないな!どうしてタンクになったか、話は長くなるが聞くか?」

ゼフは、無表情のままセトに尋ねる。

「はい!是非聞かせてください」

セトは、正直気になっていたので、長くなったとしても聞いてみたいと思う。

「そうか......俺は、昔......」

それから、ゼフが何故タンク職なったのかを話し始めた。その話は幼少期に遡り、当時6歳だったゼフが、親と街に買い出しへ出かけていた時に魔物の襲撃を受けて、護衛についていた冒険者が全て殺されて絶体絶命の大ピンチを迎えた時に、颯爽と現れた五人の冒険者がゼフ達家族を魔物から救い出したのだ。その中に、盾使いの冒険者が二人もいて、ゼフに襲いかかる魔物を盾で弾き飛ばして剣を突き刺してトドメをさす。その光景を目の当たりにして、子供ながらにして目を奪われ、憧れるようになり今に至るというわけだ。

「そんな過去があったのですね。その冒険者の方は、今どうされているのですか?」

「あぁ、俺が冒険者になる頃には、引退してそれぞれの故郷に帰ったそうだ。いつか再会したいと思っている」

ゼフは、感慨深い顔をしながら、あの時の記憶を蘇らせている。

「リッドさん!ゼフさん、戦闘態勢に入ってください!敵が来ます!」

セトは、瞬時に匂いを察知して、敵が来たことを伝える。

「みんな休憩は終わりだ!魔物が来るぞ」

リッドは、セトからの警告を受けて全員に合図を出す。他の面々も、即座に立ち上がって臨戦態勢に入る。ほどなくして、ドスンドスンと地響きするような音を出しながら木々を倒して大きな魔物が現れる。

「ゴブリンジェネラルにゴブリンキングまで!?全員、出し惜しみせず、ありったけの力で倒すぞ」

ゴブリンキング1体とゴブリンジェネラル3体とゴブリンが大量に現れた。普通ならば、冒険者何十人かで対処する数である。

「ファイ、力を貸してくれ」

「ハク、力を貸して」

「クドラ、力を貸してください」

ランスとセトとレオナードが、召喚して呼び出す。

「僕ちんの力が必要なんだね。任せて」

「ワンワン、キャウン。ヴゥゥ~」

「俺を呼び出したからには、それなりの相手なのだろうな?ん?ゴブリンキングとジェネラルか......相手にとって不足はないな!瞬殺してやるから魔力をよこせ」

ファイは、ランスの肩に乗って魔法の威力を上げる手助けをする。ハクは、相手を威嚇しながら隙あらば噛み付こうと目論む。クドラは、ニヤリッとしながら圧倒的強者のオーラを纏って敵を威圧するのだった。
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