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第3章 アレクを狙って
第864話 新しい物に大興奮するお客様!
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大樹は、率先してタッチパネルの使い方と前金精算の方法とラーメンと餃子について説明をした。
お客さんは、悪い人ではないようで、大樹の説明に文句をつけることなく最後まで聞いてくれた。
「可愛い店員さん、わかりやすい説明ありがとう。色々な街を旅しているけど、こんな斬新なお店は初めてですよ。これは、魔道具ですか?」
大樹に対して笑顔でお礼を述べたあと、店にいる全員へ聞こえる声で魔道具について質問をした。
「そうですね。知り合いに頼んで魔道具を作って貰いました。それより、ラーメンか餃子を食べていきませんか?」
「ほぉ~、魔道具職人の知り合いが......アハハ、それは羨ましい限りですね。そ、そうですね。飯屋に来て注文しないなど冷やかしの何者でもない。う~ん。まずは、これとこれを頂きます」
客の男は、一瞬何かを考える素振りをしたあと、誤魔化すように話を逸らせた。そして、タッチパネルで餃子とビールを注文する。
「お聞きしていいかわかりませんが、お客様は何故このような雪の日の真夜中に出歩かれていたのですか?」
ヘルミーナは、聞いてはいけないと思ったのだが、年に一度の大寒波の日に何故ラーメン屋に来たのか、どうしても気になってしまった。
「アハハ、確かに普通出歩きませんよね。私は、行商人をしているのですが、まさかの大雪でストレンの街に着いた時には、宿が満室だったのです。そして、寒さを凌ぐため、酒場で時間を潰していましたが、閉店の時間となり彷徨っていたところ、このお店を見つけたというわけです」
「そうでしたか。それは、災難でしたね。もしよろしければ、この店は朝までやっていますので、閉店まで暖を取っていきませんか?」
大雪ということで閉門の時間が、1時間程遅れてしまった。そして、この行商人の男は、駆け込みで街に入ることは叶ったのだが、大雪のため多くの冒険者や旅行者が野宿ではなく、宿を選んだことで、ストレンの街の全宿が満室になっていた。
「本当ですか......ありがとうございます。このまま凍え死ぬかと思いました」
「話しているとこ失礼します。餃子とビールお待たせ致しました。ごゆっくりしていってください」
ヘルミーナと男の会話が終わったタイミングで、アレクが餃子とビールを持ってきた。
「香ばしいイイにおいですね。それと、これがビールですか。エールに似たと説明書きされていましたが、味はどうなのでしょう?では、早速頂かせていただきます」
アレクは、すぐ食べようとした男にタレがあることを伝えた。男は、行商人であることから物珍しい物には目がないようで、素直に話を聞いてアレクに言われた食べ方を実践する。
「う、うまい。酒場の料理もうまかったですが、それとは比べ物になりません。外側のパリモチっとした食感も素晴らしいですが、中身の肉のうまさとこの食べたことのないうまさが、いい塩梅で絡み合ってなんとも言えない味わいになっています」
男は、一口餃子を食べると無心であっという間に三個食した。
そして、四つ目を食べたあと、ビールを飲み餃子を流し込む。
「くぅ~、こんなのエールと似ても似つかない別物ですよ。シュワシュワした泡に、スッと流れ込む喉越しの良さ、この冷たさもいい。それに、この餃子がよく合いますね」
男は、これ以上ない程、幸せな表情を浮かべて残りの餃子とビールで舌鼓を打つ。
「これだけ、おいしく食べて頂けるの嬉しいです。ラーメンも是非食べてほしいですよ。どちらかというと、こっちが本命ですから」
「これだけうまい餃子が本命なのですね。是非、頼んでみます。あと、これはいったいなんですか?」
ラーメンを頼み終わると、タッチパネルの横にある箸を見て何かと尋ねる。
「これは箸と言って、こうやって持って、この間に食べ物を挟んで食べる感じです。麺を固めに茹でるので、箸で食べてみますか?」
アレク的には、フォークで食べるよりも箸で食べた方がおいしいので、是非使ってほしいと思った。
「はい!使ってみます。いち商人として、このような新しい物には目がないんですよ。本当に、このお店は宝の山ですね」
行商人として、世界各地を回っていたのだが、まだまだ知らない物が、この店には沢山あることに、人生で一番興奮しているのだった。
お客さんは、悪い人ではないようで、大樹の説明に文句をつけることなく最後まで聞いてくれた。
「可愛い店員さん、わかりやすい説明ありがとう。色々な街を旅しているけど、こんな斬新なお店は初めてですよ。これは、魔道具ですか?」
大樹に対して笑顔でお礼を述べたあと、店にいる全員へ聞こえる声で魔道具について質問をした。
「そうですね。知り合いに頼んで魔道具を作って貰いました。それより、ラーメンか餃子を食べていきませんか?」
「ほぉ~、魔道具職人の知り合いが......アハハ、それは羨ましい限りですね。そ、そうですね。飯屋に来て注文しないなど冷やかしの何者でもない。う~ん。まずは、これとこれを頂きます」
客の男は、一瞬何かを考える素振りをしたあと、誤魔化すように話を逸らせた。そして、タッチパネルで餃子とビールを注文する。
「お聞きしていいかわかりませんが、お客様は何故このような雪の日の真夜中に出歩かれていたのですか?」
ヘルミーナは、聞いてはいけないと思ったのだが、年に一度の大寒波の日に何故ラーメン屋に来たのか、どうしても気になってしまった。
「アハハ、確かに普通出歩きませんよね。私は、行商人をしているのですが、まさかの大雪でストレンの街に着いた時には、宿が満室だったのです。そして、寒さを凌ぐため、酒場で時間を潰していましたが、閉店の時間となり彷徨っていたところ、このお店を見つけたというわけです」
「そうでしたか。それは、災難でしたね。もしよろしければ、この店は朝までやっていますので、閉店まで暖を取っていきませんか?」
大雪ということで閉門の時間が、1時間程遅れてしまった。そして、この行商人の男は、駆け込みで街に入ることは叶ったのだが、大雪のため多くの冒険者や旅行者が野宿ではなく、宿を選んだことで、ストレンの街の全宿が満室になっていた。
「本当ですか......ありがとうございます。このまま凍え死ぬかと思いました」
「話しているとこ失礼します。餃子とビールお待たせ致しました。ごゆっくりしていってください」
ヘルミーナと男の会話が終わったタイミングで、アレクが餃子とビールを持ってきた。
「香ばしいイイにおいですね。それと、これがビールですか。エールに似たと説明書きされていましたが、味はどうなのでしょう?では、早速頂かせていただきます」
アレクは、すぐ食べようとした男にタレがあることを伝えた。男は、行商人であることから物珍しい物には目がないようで、素直に話を聞いてアレクに言われた食べ方を実践する。
「う、うまい。酒場の料理もうまかったですが、それとは比べ物になりません。外側のパリモチっとした食感も素晴らしいですが、中身の肉のうまさとこの食べたことのないうまさが、いい塩梅で絡み合ってなんとも言えない味わいになっています」
男は、一口餃子を食べると無心であっという間に三個食した。
そして、四つ目を食べたあと、ビールを飲み餃子を流し込む。
「くぅ~、こんなのエールと似ても似つかない別物ですよ。シュワシュワした泡に、スッと流れ込む喉越しの良さ、この冷たさもいい。それに、この餃子がよく合いますね」
男は、これ以上ない程、幸せな表情を浮かべて残りの餃子とビールで舌鼓を打つ。
「これだけ、おいしく食べて頂けるの嬉しいです。ラーメンも是非食べてほしいですよ。どちらかというと、こっちが本命ですから」
「これだけうまい餃子が本命なのですね。是非、頼んでみます。あと、これはいったいなんですか?」
ラーメンを頼み終わると、タッチパネルの横にある箸を見て何かと尋ねる。
「これは箸と言って、こうやって持って、この間に食べ物を挟んで食べる感じです。麺を固めに茹でるので、箸で食べてみますか?」
アレク的には、フォークで食べるよりも箸で食べた方がおいしいので、是非使ってほしいと思った。
「はい!使ってみます。いち商人として、このような新しい物には目がないんですよ。本当に、このお店は宝の山ですね」
行商人として、世界各地を回っていたのだが、まだまだ知らない物が、この店には沢山あることに、人生で一番興奮しているのだった。
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