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第3章 キーロンの屋敷
第10話 本来の貴族の夕食はこうでなくては!
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前菜のサラダを食べている間に、スープを作る真人。
トーストした食パン1枚を一口サイズに切る。 そして、スープジャーに分量外の熱湯を入れてフタをせずに5分以上保温して下準備をしておく。
じゃがいも50gと玉ねぎ50gを1cm角に、ベーコン25gを1cm幅に切る。 鍋にバター大さじ1/2を入れて中火で熱し、にんにく少々と さっきのじゃがいもと玉ねぎとベーコンを入れてさっと炒めて、薄力粉大さじ1を加え粉っぽさが馴染むまで炒める。 さっき炒めた物に水50mlと牛乳100mlとあさりの出汁85gとコンソメ顆粒小さじ1/2を加えて、混ぜながら煮立たせて、あさりの身と黒コショウ適量を加えたら火を止める。 そして、スープジャーに入れてフタをして30分以上保温して、スープにパンを浸したら出来上がりである。
「お待たせしました。ひたパンチャウダーです。お熱いので気を付けてお食べ下さい」
白いスープにパンが浮かんでいる。何処と無くチキンの風味が漂ってきて食欲を掻き立てられる。
「こんないい匂いがするスープを見たことがない」
「見た目も斬新ですわ」
「「おいしい~」」
子供達は、さっきのサラダで抵抗がなくなったのか?気づいたらもう食べていた。
「お父様、お母様、全然辛くありませんし、ホロホロ鳥に似た味とミルクの風味とで優しい味がします」
「スープの味が染み込んだパンも凄くおいしいですよ。早くお父様もお母様も食べて下さい」
子供達2人に急かされながら、2人はスープを口に運ぶ。
「うむ。これも素晴らしいな。子供達の言うように優しい味だが、ガーリックと肉の塩気があってガツンともくる。複雑な味が絡み合ったなんとも言えないうまいスープだ」
「本当ですわ。こんなおいしいの飲んだことがありません。何故かしら?飲むとどんどん濃厚な味わいになってきますわ」
全員が気に入ってくれて笑顔でスープを味わっている。
「濃厚なのは、バターですね。牛乳を発酵させて作った物です。もしかしてこちらには、バターもチーズもありませんか?」
「そうだな。チーズもこの前まで知らなかった。この歳になって食でここまで驚かされるとは夢にも思っていなかったぞ」
「では、料理長にチーズとバターの作り方も教えておきますね」
「おいおい...そんな簡単に教えていいのか?商業ギルドに登録すれば、莫大な金が入るだろうに...」
「そういうのでお金を稼ごうとは思っておりませんので、キーロンさんが広めて下さい。それより、次はメインディッシュのお肉を焼きますが、キーロンさんは食べられますか?」
さっきあれ程、いっぱい食べたキーロンが、サラダにスープも食べていることに驚きだが、まだ食べるのだろうかと聞いてみる。
「マサトの料理ならいくらでも食べられるぞ。焼いてくれ」
「は、はい。わかりました」
先程作ったステーキと同じ様に焼いていく真人。唯一違うのは、白米を炊いていることである。
「お待たせしました。本格和風ソースのステーキです。この白米と一緒に食べて下さい」
ステーキを見たみんなは、目を輝かせている。しかも、目の前で作っているので、腹を刺激する匂いが充満しているのだ。
「「おいしい~」」
またしても、子供達はすぐに食べ始めているようだ。
しかも、今までで1番気に入っているようで無我夢中で食べている。
「子供達が、こんなに食べている姿を見ることができるとはな。それにしても、このステーキは何枚食べても飽きん」
「なんておいしいお肉なのでしょう。上にかかってるのも素晴らしいですわ。それに、白い...白米と言ったかしら、これも噛み締める毎に甘くてモチモチしていて、ステーキとよく合いますわ」
キーロン達は、全ての料理を綺麗に食べて大満足という顔をしている。
「最後に、デザートのプリンです」
このプリンに関しては、言わずもがなだろう。有り得ないスピードで完食をしたと思いきや全員が一斉に「おかわり」と言ったのである。
「くぅ~マサトがまだこんな秘密兵器を隠しているとはな...一体いくつものレシピを持っているんだ?流石転生...いやなんでもない」
やはりキーロンは、真人が異世界から来たことを知っていたのだ。
「キーロンさん、内緒にしてくれてありがとうございます」
キーロンは、ニカッと笑って頷いて応えるのであった。
トーストした食パン1枚を一口サイズに切る。 そして、スープジャーに分量外の熱湯を入れてフタをせずに5分以上保温して下準備をしておく。
じゃがいも50gと玉ねぎ50gを1cm角に、ベーコン25gを1cm幅に切る。 鍋にバター大さじ1/2を入れて中火で熱し、にんにく少々と さっきのじゃがいもと玉ねぎとベーコンを入れてさっと炒めて、薄力粉大さじ1を加え粉っぽさが馴染むまで炒める。 さっき炒めた物に水50mlと牛乳100mlとあさりの出汁85gとコンソメ顆粒小さじ1/2を加えて、混ぜながら煮立たせて、あさりの身と黒コショウ適量を加えたら火を止める。 そして、スープジャーに入れてフタをして30分以上保温して、スープにパンを浸したら出来上がりである。
「お待たせしました。ひたパンチャウダーです。お熱いので気を付けてお食べ下さい」
白いスープにパンが浮かんでいる。何処と無くチキンの風味が漂ってきて食欲を掻き立てられる。
「こんないい匂いがするスープを見たことがない」
「見た目も斬新ですわ」
「「おいしい~」」
子供達は、さっきのサラダで抵抗がなくなったのか?気づいたらもう食べていた。
「お父様、お母様、全然辛くありませんし、ホロホロ鳥に似た味とミルクの風味とで優しい味がします」
「スープの味が染み込んだパンも凄くおいしいですよ。早くお父様もお母様も食べて下さい」
子供達2人に急かされながら、2人はスープを口に運ぶ。
「うむ。これも素晴らしいな。子供達の言うように優しい味だが、ガーリックと肉の塩気があってガツンともくる。複雑な味が絡み合ったなんとも言えないうまいスープだ」
「本当ですわ。こんなおいしいの飲んだことがありません。何故かしら?飲むとどんどん濃厚な味わいになってきますわ」
全員が気に入ってくれて笑顔でスープを味わっている。
「濃厚なのは、バターですね。牛乳を発酵させて作った物です。もしかしてこちらには、バターもチーズもありませんか?」
「そうだな。チーズもこの前まで知らなかった。この歳になって食でここまで驚かされるとは夢にも思っていなかったぞ」
「では、料理長にチーズとバターの作り方も教えておきますね」
「おいおい...そんな簡単に教えていいのか?商業ギルドに登録すれば、莫大な金が入るだろうに...」
「そういうのでお金を稼ごうとは思っておりませんので、キーロンさんが広めて下さい。それより、次はメインディッシュのお肉を焼きますが、キーロンさんは食べられますか?」
さっきあれ程、いっぱい食べたキーロンが、サラダにスープも食べていることに驚きだが、まだ食べるのだろうかと聞いてみる。
「マサトの料理ならいくらでも食べられるぞ。焼いてくれ」
「は、はい。わかりました」
先程作ったステーキと同じ様に焼いていく真人。唯一違うのは、白米を炊いていることである。
「お待たせしました。本格和風ソースのステーキです。この白米と一緒に食べて下さい」
ステーキを見たみんなは、目を輝かせている。しかも、目の前で作っているので、腹を刺激する匂いが充満しているのだ。
「「おいしい~」」
またしても、子供達はすぐに食べ始めているようだ。
しかも、今までで1番気に入っているようで無我夢中で食べている。
「子供達が、こんなに食べている姿を見ることができるとはな。それにしても、このステーキは何枚食べても飽きん」
「なんておいしいお肉なのでしょう。上にかかってるのも素晴らしいですわ。それに、白い...白米と言ったかしら、これも噛み締める毎に甘くてモチモチしていて、ステーキとよく合いますわ」
キーロン達は、全ての料理を綺麗に食べて大満足という顔をしている。
「最後に、デザートのプリンです」
このプリンに関しては、言わずもがなだろう。有り得ないスピードで完食をしたと思いきや全員が一斉に「おかわり」と言ったのである。
「くぅ~マサトがまだこんな秘密兵器を隠しているとはな...一体いくつものレシピを持っているんだ?流石転生...いやなんでもない」
やはりキーロンは、真人が異世界から来たことを知っていたのだ。
「キーロンさん、内緒にしてくれてありがとうございます」
キーロンは、ニカッと笑って頷いて応えるのであった。
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