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第4章 次なる目的地へ
第18話 魔族の暗殺者とラザニア!
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俺は、魔族の暗殺者ダニー。標的がいればどこでも駆け付ける。金さえ貰えたら種族問わず、依頼を受けるのだ。
そして、この街でも依頼を1件こなして、フラッと歩いていると唯一灯りがついていた屋台に吸い込まれる感覚で立ち寄ったんだ。それが、俺の人生を変える屋台とは知らずに。
「やっていますか?」
依頼主に対してや初対面の人物には、感情を悟られないように敬語を使うようにしているダニー。
「やっていますよ。そこに、寝転がっている2人は放っておいて下さい」
サリルとルーベンは浴びる程、酒を飲んで酔い潰れてしまったのだ。これで1週間通い詰めているが、毎日酔い潰れて路上の端っこで寝ている。
「フフッ、それ程、ここのお酒がおいしいのか?居心地がいいのでしょう。では私にも、お酒を頂けますか?」
「はい!少々お待ち下さい」
真人は、グラスに丸い氷を入れてウイスキーを注ぐ。
「ウイスキーです。お待たせ致しました。その黒い衣装と謎めいた雰囲気に合いそうだなと思いまして」
出された酒は、初めて見る色と飲み方だった。だが、出された以上飲むのが礼儀だとグラスを近づける。
「え?なんていい香りなんですか?花のようなずっと嗅いでいたい香りですね。ん?ん?これは!?果実?アップル?強いお酒なのに雑味がなく、こんなに飲みやすいのは初めてです。おいしいです」
感情を普段表に出さないようにしているダニーだが、あまりにいい香りとおいしさに驚いてしまう。
「それはよかったです。食事はしていかれますか?」
「そうですね。このお酒のように食べたことがない物を頂きたいのですが...可能でしょうか?」
「大丈夫ですよ。少々時間はかかりますがよろしいですか?」
「仕事は、終わったって時間はたっぷりあるので構いませんよ。それより、ウイスキーのお代わりを下さい」
真人は、ウイスキーのお代わりを出したあと、ミートソースとホワイトソースとチーズたっぷりの四角い入れ物の上から更に粉チーズを沢山かけて、180度まで熱したオーブンに入れる。
「この街にきたばかりなので、よく知らないのですが、冒険者の街なのですか?街を歩くと冒険者ばかり見かけますので」
出来上がるまで、真人は世間話をするのであった。
「私も、ここには初めてきたのですが、確かに多く感じますね。それに、上位ランクの冒険者が多いようですから、いい狩り場か?ダンジョンがあるのでしょう。そこで酔い潰れている冒険者らしき2人も相当な実力者ですよ」
「へぇ~あの2人がですか?毎日散々飲み食いして酔い潰れているイメージしかないもので強いと言われても想像できませんね。まぁ、でもあの2人がいないとお客さんが0人になってしまいますから生き残って貰わないと困るので強いのは有り難いんですがね。アハハハ」
「フフッ!それは、是が非でも生き残ってもらいたいですね。それよりいい匂いがしてきましたね」
世間話をしていると、ふわぁ~っとチーズが焼けたいい匂いが漂ってきた。
「そろそろいいですね」
そう言ってオーブンからラザニアを出す。熱々でチーズがぷくぷくとなっている。香ばしい匂いも漂ってくるのだ。
「おいしそうですね。こんな料理見たことありませんよ」
フードで顔が隠れているので、全ては見えないが口角が上がっているから笑っているのだろう。
「お待たせ致しました。ラザニアです。熱いのでゆっくり食べて下さいね」
「では早速...ふぅ~ふぅ~・・・・・」
口に入れて数回噛んだあと下を見てぷるぷる震えるダニー。
「ちょっと大丈夫ですか?なにか駄目な物でも入ってましたか?」
アレルギーで体調不良でも起こしたのではないかと焦る真人。
「なんてうまいんだぁぁぁぁ。こんなうまい料理初めて食べた...トマトの味と肉はわかるけど、それ以外の物がさっぱりわからないが、でもこのビヨーンと伸びるやつと白いのとトマトの味と肉と板みたいなのが、合わさると濃いのに、どんどん食べたくなるんだ」
驚きのあまり敬語を忘れるダニー。
それと、ビヨーンと伸びるのがチーズで白いのがホワイトソースで板みたいなのがラザーニャである。
「とりあえずおいしいってことですね」
「あぁその通り...です!って今更か...うまい。なんてうまさだ。天才か?街の料理なんか煮るか、焼くかくらいだ。俺が長年求めていたのは、こんな料理なんだ。明日も頑張ろうてなれるうまいもの。この酒だってそうさ。絶対明日も飲んでやるってなる。よし!当分仕事はやらない。この街から絶対離れないからな」
もう今更敬語など使っても同じだと思い、本音で話し始めるダニー。しかも、料理と酒にやられたダニーは、この街に居座る気でいるようだ。また、真人の料理にやられた人が増えるのであった。
そして、この街でも依頼を1件こなして、フラッと歩いていると唯一灯りがついていた屋台に吸い込まれる感覚で立ち寄ったんだ。それが、俺の人生を変える屋台とは知らずに。
「やっていますか?」
依頼主に対してや初対面の人物には、感情を悟られないように敬語を使うようにしているダニー。
「やっていますよ。そこに、寝転がっている2人は放っておいて下さい」
サリルとルーベンは浴びる程、酒を飲んで酔い潰れてしまったのだ。これで1週間通い詰めているが、毎日酔い潰れて路上の端っこで寝ている。
「フフッ、それ程、ここのお酒がおいしいのか?居心地がいいのでしょう。では私にも、お酒を頂けますか?」
「はい!少々お待ち下さい」
真人は、グラスに丸い氷を入れてウイスキーを注ぐ。
「ウイスキーです。お待たせ致しました。その黒い衣装と謎めいた雰囲気に合いそうだなと思いまして」
出された酒は、初めて見る色と飲み方だった。だが、出された以上飲むのが礼儀だとグラスを近づける。
「え?なんていい香りなんですか?花のようなずっと嗅いでいたい香りですね。ん?ん?これは!?果実?アップル?強いお酒なのに雑味がなく、こんなに飲みやすいのは初めてです。おいしいです」
感情を普段表に出さないようにしているダニーだが、あまりにいい香りとおいしさに驚いてしまう。
「それはよかったです。食事はしていかれますか?」
「そうですね。このお酒のように食べたことがない物を頂きたいのですが...可能でしょうか?」
「大丈夫ですよ。少々時間はかかりますがよろしいですか?」
「仕事は、終わったって時間はたっぷりあるので構いませんよ。それより、ウイスキーのお代わりを下さい」
真人は、ウイスキーのお代わりを出したあと、ミートソースとホワイトソースとチーズたっぷりの四角い入れ物の上から更に粉チーズを沢山かけて、180度まで熱したオーブンに入れる。
「この街にきたばかりなので、よく知らないのですが、冒険者の街なのですか?街を歩くと冒険者ばかり見かけますので」
出来上がるまで、真人は世間話をするのであった。
「私も、ここには初めてきたのですが、確かに多く感じますね。それに、上位ランクの冒険者が多いようですから、いい狩り場か?ダンジョンがあるのでしょう。そこで酔い潰れている冒険者らしき2人も相当な実力者ですよ」
「へぇ~あの2人がですか?毎日散々飲み食いして酔い潰れているイメージしかないもので強いと言われても想像できませんね。まぁ、でもあの2人がいないとお客さんが0人になってしまいますから生き残って貰わないと困るので強いのは有り難いんですがね。アハハハ」
「フフッ!それは、是が非でも生き残ってもらいたいですね。それよりいい匂いがしてきましたね」
世間話をしていると、ふわぁ~っとチーズが焼けたいい匂いが漂ってきた。
「そろそろいいですね」
そう言ってオーブンからラザニアを出す。熱々でチーズがぷくぷくとなっている。香ばしい匂いも漂ってくるのだ。
「おいしそうですね。こんな料理見たことありませんよ」
フードで顔が隠れているので、全ては見えないが口角が上がっているから笑っているのだろう。
「お待たせ致しました。ラザニアです。熱いのでゆっくり食べて下さいね」
「では早速...ふぅ~ふぅ~・・・・・」
口に入れて数回噛んだあと下を見てぷるぷる震えるダニー。
「ちょっと大丈夫ですか?なにか駄目な物でも入ってましたか?」
アレルギーで体調不良でも起こしたのではないかと焦る真人。
「なんてうまいんだぁぁぁぁ。こんなうまい料理初めて食べた...トマトの味と肉はわかるけど、それ以外の物がさっぱりわからないが、でもこのビヨーンと伸びるやつと白いのとトマトの味と肉と板みたいなのが、合わさると濃いのに、どんどん食べたくなるんだ」
驚きのあまり敬語を忘れるダニー。
それと、ビヨーンと伸びるのがチーズで白いのがホワイトソースで板みたいなのがラザーニャである。
「とりあえずおいしいってことですね」
「あぁその通り...です!って今更か...うまい。なんてうまさだ。天才か?街の料理なんか煮るか、焼くかくらいだ。俺が長年求めていたのは、こんな料理なんだ。明日も頑張ろうてなれるうまいもの。この酒だってそうさ。絶対明日も飲んでやるってなる。よし!当分仕事はやらない。この街から絶対離れないからな」
もう今更敬語など使っても同じだと思い、本音で話し始めるダニー。しかも、料理と酒にやられたダニーは、この街に居座る気でいるようだ。また、真人の料理にやられた人が増えるのであった。
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