白銀の百合が枯れるまで【HARD CORE】

宇宙外星命体(仮称)

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第一・五話(閑話) 魔王と白百合

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(※このお話にはセンシティブな内容(性表現)が含まれている可能性があります。ご注意下さい。)



















  6月21日 14時20分
 ヴィラフォリダニア近辺 魔王城

 魔王。それは、一部の地域の魔物と魔族を束ねる、人を除く原住民の代表。その地位に至るに必要なものは幾つかあるが、その中で最も大切なものは、どれだけ彼らに寄り添うことが出来るかということである。
 力?支配?そんな物は必要無い。魔王として、魔物達を支配する必要など更々ない。魔族達に言うことを聞かせるのに力など必要無い。ただ、彼らとどれだけ真剣に向き合い、彼らの未来を考えられるか。それこそが、魔王に最も求められるものである。
 我々魔族は、人間を受け入れたにも関わらず、彼らの傲慢さ故にその地を追われた。魔物達は、ただほんの少しの知力の差を蔑まれ、生きる為に生じたほんの少しの害だけに目を着けた人間達によって、彼らが移り住んできた時代より虐げられてきた。
 我々は、呼び方こそ人間によって分割されたが、元はこの星の生まれにして同じ原住民。互いに生きる為として利益と害をもたらしながら共に生きてきた。我々を害だと決めつけ、勝手に敵対してくる人間共とは違う。一度は停戦などもあったと言うが、奴らの撲滅運動は年々激しさを増している。その上、この星が食い潰されるのも時間の問題…………
 だからこそ、誰かが立ち上がらなくてはなるまい。様々な土地に、それぞれ守るべきものを持つ十数名の魔王達がいる。私も、彼らに倣って、この辺りの弱きもの達を守り、束ねていかなくてはなるまい。全てはこの星と、この星にもとより住むもの達のため。その為ならば、多少の人間の犠牲であっても…………

マイラ「魔王さまっ!!」

魔王「…………ん?あぁ……マイラか。もっとこっちに来なさい。」

 どうやら、考え事に集中しすぎたようだ。たまにはこうして、自分自身の魔王としての在り方を見つめ直さなくては。いつまでも私自身の考えが変わらないとは限らない。もし、人間達が我々に対して、今後一切不平等な扱いをしないというのならば、人間に対して敵対的な思考は捨てるかもしれない。
 いつまでも昔の考えを貫き通し続けるより、その時々の状況を鑑みて、何が最も良い結果に繋がるのかを考えながら在り方を調整せねばなるまい。私自身が確変に固執し続けたとて、皆は私についてこようとは思わないだろう。それはそれで彼らの選択であるならば文句は言えないが、心を束ねるならば、誰かが牽引するのが効果的であろう。

マイラ「おっとと……!」

魔王「おぉ……進み過ぎたな。」

 杖をつきながら真っ直ぐ進んできた彼女は、そのまま玉座に座る私にぶつかって姿勢を崩した。目が見えないというのは恐らく、とてつもなく恐ろしい事なのだろう。それでもなお生きる事を放棄せず、己が信念の元に努力を重ねる。とても素晴らしいことだ。例え何度同じ過ちを犯そうとも、どれだけ私にぶつかって倒れてこようとも、私は一向に構わない。それが彼女を少しでも成長させるというのなら、私はその手助けをするまでだ。

マイラ「す、すみません……また同じ過ちを……」

魔王「いいや、気にしなくていい。前よりも少しはマシになっただろう?前は完全に身を預けるほどだったが、今では私が軽く支えるだけで済むようになったじゃないか。」

マイラ「そうですけれど……」

魔王「成長には個体差がある。私が一日で一つ成長したとして、必ずしもマイラが同じだけ成長するとは限らない。自分のペースで、好きなように積み重ねていけば、それでいい。」

マイラ「……わ、分かりました。魔王さまは本当にお優しいですね。」

魔王「様付けはやめろと……それに、優しいも何も事実だろう?天才メダリストの一度の練習による成長量と、苦手分野を特訓する者の一度の成長量。それが必ずしも同じだなんて言えるか?」

マイラ「……同じであることもありますし、違うこともあると思います……もしかしたら、後者の方が成長が早いこともあるかもしれません。」

魔王「そうだろう?それなのに、無理に成長を強要したってただ苦しいだけじゃないか。私達には時間は沢山あるんだ。のんびりと成長していって、誰が文句を言うというのか。そんな事を決め付けられる筋合いは無い。違うか?」

マイラ「……私もそう思います。」

魔王「そうか。それなら、気にするな。」

マイラ「……はいっ!」

 そう、この笑顔だ。彼女はいつも暗い表情を浮かべている。勿論、何時でも笑顔で居ろとは言わない。だが、やはり彼女には笑顔の方が似合う。折角の美形なのだから、美しく、可愛らしく、どんな形でもいいから輝くような笑顔でいて欲しい。これは私のエゴだが、その方がきっと彼女も気分的には穏やかであろう。

マイラ「……も、もう……!恥ずかしいのでそんなこと考えないでください……!」

魔王「マイラが敬語を使うのをやめてくれるなら考えてやってもいいがな。それに、考えるのは自由だろう?」

マイラ「うぅぅ~~っ…………」

魔王「ハハハ、そこまで嫌か?過去に君が経験してきた苦労に対する褒美と考えれば、少しくらいは、いや、この程度では足りないくらいに甘えても甘やかされても、ばちは当たらないだろう。」

マイラ「そういうものでしょうか…………」

 笑ったり、赤面したり、怒ったり、彼女には我々には無いものがある。人間と見紛うほどの感情の起伏とその表現。魔族はこれらのものが極端に欠落しているというが、彼女にはそれが見られない。確かに、一部常識が無いといえばそうだが、それは人間の中で作られた勝手な社会通念の中での話。普通に会話をする分には、人間との差など無いに等しい。それなのに、彼女は魔族というだけで、本当に虐げられなければならないのだろうか?
 否、そのようなことがあってはならない。エルフと妖精だけが友好的?他の魔族は野蛮?違う、それは人間の偏見とその押しつけに過ぎない。我々は生きている。彼らの主張するように、我々にも生きる権利がある。自由に生きる権利がある。それを勝ち取らなくては。弱きもののためにも、彼女のためにも。

マイラ「あの……魔王さま……先程からぼーっとしてどうしたんですか……?」

魔王「心を読めば分かることだろう?」

マイラ「むぅ~……わざと読めないように魔法を使っているくせに……」

魔王「まぁ、そう拗ねるな。だが実際、この方が気持ち的にも楽だろう?」

マイラ「……そうですね。ぼーっといつも何かを考えている人間たちは思念がだだ漏れです。人混みになんて行ったら体調を崩してしまうほど、皆さん自分の心を秘めなさ過ぎです。」

魔王「まさか心が読まれるなんぞ夢にも思わんだろうしな。やむを得んが……奴らは複雑な感情や心理を持つが、それを完全なる秘め事のように思って警戒をしていない。厳重に押し殺さなければ、無意識のうちに漏れ出るというのにな。」

マイラ「……普段の魔王さまもヒトのこと言えませんよ……?」

魔王「読まれて困ることなど考えていないからな。寧ろ、私ほどになると心を閉ざしている方が周囲に迷惑をかける。」

マイラ「部下持ちは大変ですね……」

魔王「マイラにも居るだろうに、世話はしっかりとしているんだろうな。」

マイラ「えっ……!?え、えぇ!も、もちろん……!」

 なるほどな。出来てないのか。無理もない話だが、やはりそれ以前の問題であったか。まぁ、彼女の部下は実質彼女に対する目付け役のようなものだが、他者との交流は難しかったか。

魔王「正直に言いなさい。」

マイラ「…………お世話するどころか、その……お世話をされてしまったと言いますか……甘えさせてもらったと言いますか…………」

魔王「…………スパイの方の仕事は」
マイラ「お願いですから無視しないで下さいっ!反省してますからぁっ!!」

魔王「分かった分かった……」

 というより元から知ってるので怒ることもいじることも無いが……まぁ、それで部下も不満を出していないのならいいか。態々そんな事で怒るのも面倒だしな。

魔王「それで、報告は?」

マイラ「は、はいっ!魔王城は大まかに16のブロックに分けることが出来て、地下一階から三階……」
魔王「魔王軍に対してのスパイ報告じゃなくて、勇者たちに対するスパイ報告をしてくれ。」

マイラ「え?あぁ……勇者パーティーは4人組で、勇者さん、魔導師さん、賢者さん、それと聖騎士さん……かな……で構成されていました。男女2名ずつ、関係は良好そうでした。」

魔王「うん……そうだな。うん。」

 これに関しては世間に出回っている情報でも十分に把握しうることだ。言ってしまうのは酷だが、正直スパイとして持って帰ってきた情報としては少々心もとない……だがまぁ、彼女にとっては苦労して掴んだ情報かもしれない。ここはしっかりと褒めてやって、モチベーションの維持・向上を図る方が良いだろう。

マイラ「それと、役に立つかは分かりませんでしたが、勇者さんは左利きだと思います。」

魔王「ほう?何故そう思う?」

マイラ「両肩を掴まれた時に、右手の方が力加減がぎこちなかったというか……下手くそだったので。」

魔王「マイラも人のこと言えないぞ。」

マイラ「私は両方とも力加減できないのでいいんです!」

 お前はそれでいいのかと思ってしまうが、不平不満を訴える時以外は力を抑えようと努力はしているようだし、損害も(さほど)出ていないのでまぁ大目に見てやることにしよう。
 ………………あ?両方……?……まぁいいか。

魔王「他には?」

マイラ「えっと……あ、魔導師さんも近接の心得がありそうです。」

魔王「魔法職なのにか?珍しいな。」

マイラ「他の魔法職の方と比べたら、少しだけ筋肉がしっかりしているようだったので……でも、ほんの少し触っただけなので確信は無いです。」

魔王「いや、十分役に立つ情報だ。魔法職が近接も出来るとは基本考えないからな。警戒するよう呼びかけておこう。」

マイラ「私も、今度はちゃんと隅々まで触って確かめておきます。」
魔王「そこまでしなくていい。捕まるぞ。」

 やはり、人間の常識も少しは学ばせるべきかもしれない。中途半端に人間の模倣をさせる方が社会に出した時に危ない。部下に教育を命じさせねば……

マイラ「掴めた情報はそのくらいですね。」

魔王「うむ。人間の世は危険であろうに、よくやってくれた。えらいぞ。」

マイラ「勇者さん達にはどんな情報を流しておけばいいですか?」

魔王「マイラに任せる。信じているからな。」

マイラ「はーい。」

魔王「…………」

 流石に制限はかけるべきだったかとも思うが、もう今更か。彼女の判断に任せよう。言いすぎなければいいが、魔王軍だと悟られなければ問題あるまい。

マイラ「あ、それと魔王さま。契約書見せて魔王軍に入ったって言いたいんですけれど、最近の日付けでまた書いてくれませんか?」

魔王「……最初からバラしていくのか?」

マイラ「魔王軍に入って来るって言っちゃったので、契約書があった方がリアルかと。」

魔王「何でそういう事を言っちゃうかね?」

マイラ「だって、魔王軍のスパイ欲しいなーっていう勇者さんの望みを叶える方が接近しやすいかと思って……」

魔王「はぁ……もうちょっと何か……あぁ……もういい……後で書いてやる。」

マイラ「ありがとうございます!」

 ある程度の事は許容してやろうとは思うが、流石に何でもかんでも好き勝手やられると面倒臭い。自分で判断するのはいいが、一応敵対されている相手の懐に潜り込ませているのだから、もう少し慎重に事を運んで欲しい。勇者も勇者で魔王軍にスパイを送り込むなんて卑屈な真似はしないで欲しいのだが……まぁ、ずる賢いのも人間の強みと取るべきか。はぁ……

魔王「……あ、そうそう。忘れていた。マイラ宛にご家族から手紙が来ているぞ。」

マイラ「本当ですか?誰からでした?」

魔王「分からん。マイラのご家族の事は知らないから名前では判断がつかない。それに、差出人が表に書いていないしな。」

マイラ「そうですか……じゃあ、お膝に乗るので読み聞かせお願いします。」

魔王「お前遠慮ってものを知らないよな……まぁ良いが。」

 そう言ってマイラは手探りで私の体に掴まり、膝の上に乗ってくる。比較的小柄かつ軽量の彼女を膝に乗せるくらいは私にとって気にもならないのだが、いつまでもこのような振る舞いをされると困る。私は親でもなんでもないのだからもう少し適切な距離感というものを理解して欲しい。
 そんなことを考えながら、手紙の封を開け、中身を取り出す。中の記述を見る限り、妹さんからの手紙のようだ。……が、とてもじゃないが読み聞かせられた内容じゃないな。うん。なんと言うか、妹さんが彼女の事を好きなのは伝わってくる。伝わってくるんだが……あまりにも過激すぎる。

マイラ「……?魔王さま?どうかしましたか?」

魔王「あ~いや……妹さんからの手紙みたいだぞ。名前は……ミアと書いているな。」

マイラ「あぁ、一番近い妹ですね。なんて書いてありますか?」

魔王「えーっと…………元気かということと……最近第6子が産まれたということと………………うん、それだけだ。うん。」

マイラ「何か隠してませんか?」

魔王「あ~……まぁ……なんと言うか、手紙に書くような事じゃないことがつらつらと書いてあるというか、マイラへの愛が暴走しているというか……」

マイラ「あぁ……うちの家系ってママと姉と私以外は変態しかいないんですよ。」

魔王「あんまり言ってやるなそんなこと……」

 家族に対して堂々と変態扱いするやつがあるか。しかも実の妹を……いや、あの文面を見てしまったらその理由も頷けると言えば頷けるか……子供には見せられんレベルの内容だったが、マイラはいつも妹からあんな手紙を……?

魔王「そういえば、マイラのご家族?みたいな人でαアルファさんには会ったが、それ以外は誰が居るんだ?」

マイラ「えっと……母が2人と、姉が1人、双子の姉が1人で、妹が4人ですね。」

魔王「意外と大所帯だな。」

マイラ「精劫族エルミネの発情期は個体差はありますが、場合によっては数十年続くこともあるので、多分その間に余程盛ったんだと思います。」
魔王「おい。」

 妹が妹なら姉も姉と言ったところか。いや、親も親ならもはや家族全員そうなのでは無いのかとも思えてくる。もしかして変態というより興味が無い故の発言なのか?まさかそんな生々しい話が飛んでくるとは思わなかったが、そういうタイプだったのか……

マイラ「まぁでも、態々言わなくても魔王さまならこのくらいの知識は当然持ってますよね?」

魔王「いやまぁ持ってはいるが……その種族が言うとレベルが違うだろ……?」

マイラ「性の知識は正しく使う為に持つ分には純粋って言い張れると思ってますので。悪いのはそれでえっちなことしか考えてない人ですもん。私悪くないですよね?」

魔王「いや……うん……なるべく控えようか?」

マイラ「はーい。」

 この悪びれのない感じを見るに、本当にどうとも思っていないようだ。まさかとは思うが、これまでも聞かれたらこう返しているんじゃないだろうな……

魔王「まぁいい……この手紙は破棄しておいていいな?」

マイラ「はい。それと、返事を書きたいので紙とペンをくれませんか?」

魔王「……書けるのか?」

マイラ「そのくらい馬鹿にしないでくださいよ!」

魔王「そうか……それは悪かった……だが、間違っても変なことは書くなよ?」

マイラ「妹と一緒にしないでください。」

 ちゃんと同レベルだと思うが……いや、まだマイラの方が生物学寄りで良いのか……?
 ……いや、もうこの話題は忘れよう。それよりも勇者パーティーやその他冒険者への対策を考える方が重要だ。一度城内に居る魔物や魔族から簡単な案を募集してみるか。

魔王「おーい!アルミナ~!居るかー!」

アルミナ(?)「はい、ここに。」

 魔王がそう大声で呼ぶと、先程まではいなかったはずの玉座の後方に一体の魔族が現れる。魔王からは見えていない位置ではあるが、深く頭を下げて膝をつき、目を瞑ったまま胸に片手を当てて指示を待っていた。

魔王「城内の魔物と魔族に冒険者撃退用の案を出してもらおうと思っている。アンケート用紙の制作と配布、並びにその指示を幹部たちに出しておいてくれないか?」

アルミナ「畏まりました。」

 更に頭を下げ、立ち上がると、玉座の横を通って謁見室から出ていこうとする。しかし、扉まであと半分と言ったところで魔王に呼び止められ、くるりと振り返ってまたも膝をつく。

魔王「ちょっともうひとつ頼まれて欲しいのだが、マイラをこいつの部屋まで連れて行ってくれ。ついでに新しい契約用紙と手紙の紙と封筒、そしてペンも渡してやってくれ。」

アルミナ「えっ……ぎょ、御意…………」

マイラ「んぅ?」

アルミナ「マイラちゃん、少し失礼します。」

 彼女はマイラを軽く持ち上げ、荷物を運ぶかのように脇に抱えて連れていった。どこか不服そうな表情を浮かべているようだったが、彼女には逆らえないのか大人しく連れて行かれていた。

魔王「はぁ~…………さぁ~ってと……!これから忙しくなるぞ~っ……!!」


第一・五話(閑話) 終
tips
「魔王」
魔物・魔族を束ねる長的な存在。立候補制で、なろうと思えば人間であってもなることが出来る(部下や魔物などは後々ついてくることの方が多いため、事前に用意する必要は無い)。簡単になることが出来る為、毎年10名ほど名乗りを上げる者がいるが、まともな者が少なく、大抵は元からいる十数名の魔王達(マオレギュと呼ばれる)によって解任、あるいは殺処分される。他の魔物達のことを考えられる者であれば、しばらく様子を見た後に歓迎されるという。現在の総数は36名。最多時の総数は167名という恐ろしい数であったが、3日経たないうちに半数以上が処分された。この話の魔王は比較的まともな方。そんな魔王を束ねる魔皇という存在も噂されているが、出席率が段違いに悪く、その姿を知るのはマオレギュのみという。ちなみに、度々行われる魔王定例会議の費用(人件費・材料費・会場レンタル費・修繕費・特殊清掃費、その他諸々)は魔皇の全額負担(押し付け)となっている。ちゃんと魔王としての仕事をしていると、魔族・魔物協会から魔王手当が支給される為、食生活には困らない。平均額は300万R/月。
※1R(リベル)≒1円



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