猫を助けたつもりが猫と一緒に異世界転生してました!目指せ猫モフパラダイス!

あんぱん

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猫と私と異世界と

第11話〜洞窟に落ちた猫。〜

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第11話~洞窟に落ちたネコ。~


落ちた先は真っ暗だった。

うん、とりあえずシフォンは無事みたい。
夜目効果でうっすらと見えるからね。

シフォンさんのネコひねり、こんなとこで役に立つとは。
私はお尻が痛いです。

「うにゃ~!!エナ~!!ゔにゃっ。」

と、叫びながらユユは後から降ってきました。
ネコなのに着地に失敗してるあたり
ドジっ子らしいよね。私と同じくお尻から落ちたらしく ゔにゃっ って声出てるし。

周りを見渡してみるけど、明らかに洞窟みたい。
夜目だと限界がある。ユユにライトネコを頼んで照らしてみると
奥に続く道があった。なにこれ。石畳?

出れないし、とりあえず進むしかないよね。

ちなみに私はお化けは大の苦手です。
明らかに、お化けでそうな空気なのやめて。
出てこないでください。無理です。

そんなことを思いつつ、進んでいると
フラグって本当に存在するんだよね。

ゾンビみたいなのが出てきましたよ。えぇ。
もう、私は動けません。
でも、シフォンとユユはせめて守らなきゃ
と考えてたら

「アンデットかにゃ。こいつら光に弱いからライトネコ当てたら倒せるにゃ。」

なんと、ユユがたくましい。
それを聞いたシフォンがライトネコをぶつけたらアンデットは苦しみながら消えて行ったよ。

ライトネコはどうやら最強らしい。うん。

屁っ放り腰になりながら、同じくアンデットを
シフォンとユユが倒しつつ進んでいくと

今度は沢山の目玉が宙に浮かんでる。
は?なに?ふざけんな。もう嫌だ。

どっかのトラ柄服のなんとか太郎妖怪のお父さんみたいにデフォルメとかされてないからね?
もう、リアルに目玉だからね。
それが5個以上こっちをみてる。
私の中で、何かが弾けたよ。

さすらいの小刀で気づいたら倒してました。
人間、極限に怖いと無意識になるんだね。

シフォンもユユも私が倒したことに少し驚いてたけど、大丈夫。記憶ないよ。

そんなこんなで、歩いて倒してを繰り返していたら、
大きい扉があった。

これ、ボス部屋的なあれだよね。
そうだよね。

だって扉禍々しい空気ハンパないもん。
扉から石の手が何本も生えてるって
トラウマもんですよ。動いてないよね?
いや、はい。手招きされてますよ。
扉から生えてる手に。

流石のユユもきもちわるいにゃって言ってるし。

でも、シフォンはなにも思わないらしく
扉に近づいていく。
勇者だよ。あんたは、強い。

シフォンが扉にあと少しで触れるくらいの距離に近づいた時、扉が勝手に開いた。

これはあれかな?
入れ、と。おいで、おいでーなと。
ノックとかしてないですけど大丈夫かな?

でも、進まないといけないから頑張って進みましたよ。

そしたら、玉座みたいなのに狼男ゾンビバージョンみたいなのが座ってて
明らかにニヤニヤしてるのよ。

めちゃくちゃ強そうだよね。

でも
うわ、また腐ってやがる。早すぎたんだとか思えるあたり余裕が
ありそうかな。うん。なにが早いんだろね。

ん?シフォンもユユもなんでそんなヤル気満々なの?
これ、勝てるかなー?無理だよなーくらいの空気なんだよ?てか、私全力で逃げたい。

狼男は特に喋る事もなく
襲いかかってきたから、シフォンとユユが猫パンチをお見舞いしつつ、私も参戦。流石に私も戦わないと負ける気がするからね。2人に怪我さしたくない。
さすらいの小刀で申し訳程度に切りつけつつ
後退。

ユユの猫パンチのあと、シフォンのファイアネコ。
そのあと私が飛び出してまた切りつける。

「犬なんかに、負けにゃいにゃ!」

「うにゃん!」


なるほど、さっきからヤル気満々なのは
それが原因か。
猫と犬の邂逅はこっちの世界にもあったらしい。

しばらくして、狼男が雄叫びをあげた。
わおーんじゃないのよ。ゾンビさんだから
喉が腐ってるんだろうね。ゔぁおーんみたいな。詰まった鳴き声。

ビリビリ空気が震える。

それに対してユユが
「犬風情が、にゃにを言うにゃ!」
とか言ってるんだけど、え?
話通じてるやーつ?

うん、ファイアネコを連発しながら怒ってるところを見ると
通じてるみたい。

シフォンもどことなく機嫌悪そうだもんね。

ひっかきは使わず、猫パンチのみを使ってる。
ゾンビをひっかきたくないんだろうね。

それから、程なくしてシフォンとユユの
ライトネコ2つが狼男の口の中に入って
中から狼男がはじけた。

みたくなかった、とだけ言いたいです。
声を大にして言いたいです。

でも、頑張ってくれたからね。
褒めてあげなきゃ。

「おつかれ様。シフォン、ユユありがとう。」

「あの、犬エナのこと美味しそうって言ってたにゃ。許せなかったにゃ。」

「うにゃ。」

ユユの言葉にシフォンが頷く。
なるほど、私のために怒ってくれたのね。

ものすごく嬉しいし、可愛い。
ダメだ、そんなこと考えたら力が抜けちゃった。

座り込んで2人を撫でていると
玉座の目の前に魔法陣みたいなのが出てきた。
と、思ったら目の前が真っ白になって
いつの間にか景色が変わっていた。
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