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第2章〜精霊と猫と私〜
第2話〜雪山の◯い彗星〜
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第2話~雪山の◯い彗星~
ザクっザクっと音を鳴らして
雪山を歩いていく。
そう言えば、ザクって3倍のスピードの奴もあるよね。
ん?音の話だよ。ロボットじゃあない。
という事で、飽きました。
少しスピード上げます。3倍程度に。
だって、山の麓?みたいな平原が広すぎるんだもん。
まだ山にたどり着かないってどう言うことよ。
大きすぎる山って距離感掴めないよね。
てっきりすぐ山に入ると思ってたのに。
はぁ。
さて、スピードアップ!!
と、息巻いたところでまさかの体当たりをくらいました。
どーんって、ドドーンって吹き飛ばされた。
ユユローブのお陰で痛みもダメージも全くないけど死ぬほどびっくりしたよ。
で、目の前にいるのは少し大きい真っ白なウサギさん。
これかな?氷結ウサギ。
氷結の部分はなんだ?ツノが氷とか?
若干顔が赤いのはなんでだ?ふらふらして酔っ払ってる?
まさか、、、。
はい、気のせいだね。うん。
とりあえず、冒険者を惑わせるウサギだし
シフォンとユユの警戒にも引っかからないくらいだから、強いと思う。
さて、勝負だ!
シフォンとユユが!
シフォンとユユがウサギの前におどり出る。
そしたら、ウサギはすごいスピードであっち行ったりこっち行ったり
ステップを踏みながら近づいてくる。
千鳥足に見えるけど気のせいかな。
千鳥足だったとしてもかなりのスピードだ。
まともに食らったら痛そう。
でも、見えるんだよね。ウサギの動きが。
それはつまり、私でも見える動きなのに
シフォンとユユが見えないわけがない。
それ以前に、シフォンとユユはウサギさんより早く動いてるんだもん。
2人で囲みながら、翻弄しつつ徐々に距離を詰めながら猫パンチでサクッと終わらせました。
これが、白い彗星か!!ごほん。
「これが、氷結ウサギにゃ?聞いてた話と違うにゃ。もう少し骨のある相手だと思ったにゃ。」
ユユは落胆してる。
たしかに息巻いてた割にはあんまり強くなかったからね。
シフォンはもう帽子に戻って私の頭に収まっている。
寒いのは嫌らしい。猫にこたつって言うくらいだもんね。地球の猫だし。
その点ユユは雪が平気らしい。逞しいことだ。
ウサギさんを探知できなかったのは雪に隠れてたからかな?
何にせよ気をつけて進まなきゃね。
ウサギさんを回収してから、また少し早いスピードで走り始める。平野だから雪崩の心配もないしね。
しばらく走ってるとやっと山の麓についた。
間には、ウサギさんの襲撃が2回ほどあったけど、1匹目は私が轢いちゃった。いや、気付かなかっただけだもん。ドンって衝撃とともにキューンって鳴き声で天に召されたウサギさんをみて流石に悲しくなりました。ごめんなさい氷結ウサギ。
そして今度こそ目の前には傾斜がある。
やっと登山だ!
今度は騙されないよ!
さて、ゆっくり登っていこう。
と、思うじゃん?夜になりそうなんですよ。
流石による登る勇気はないんです。
という事で、野営の準備をします。
いやー、雪山でテントってなんかいいよね。
でも、ここは魔法の力がある世界。
ただのテントじゃぁありません。
なんと!魔物に見つかりにくいテントです!
それがたったの金貨1枚!お買い得!
今ならベッドもつけちゃいます!
てな感じで買っちゃった訳だけど、夜の通販を買っちゃう人の気持ちがわかった気がする。
でも、能力は折り紙つきらしく景色に溶け込み低位の魔物ならまず見つからないそう。
高位の魔物なら寝てても起きてても結果は同じだしね。
テントを張り終えて、サクッとご飯を食べ終わる。
アイテム袋に入れてる料理を食べるだけの簡単なお仕事です。
シフォンとユユにはきちんとご飯をあげますよ?
そろそろ猫ショップスキルレベル上がらないかなぁ。
何が出るか楽しみなんだよね。
そんなことを考えてたらいつの間にか寝ていました。
ちなみに、私の両サイドには寒さを和らげてくれる湯たんぽならぬ、猫たんぽ。
シフォンとユユがいます。
寝るとき潜り込んでくる姿とかもう、萌え死にするところでしたよ。はい。
次の日ザクッザクっとまた音を鳴らしながら進んでいく。
今日は3倍のスピードとか出さないよ。
雪崩が怖いからね。
しばらく歩いてると、不意にズボッと足がハマる。
と、思ったら足元が崩れて落ちてしまった。
年甲斐もなく、きゃぁぁぁとか言っちゃいましたが聞いている人はいないよね?
とりあえず、スタッと着地する。ステータスのお陰でこれくらいは余裕なのだ。
でも、結構落ちたなぁ。50メートルくらい落ちた気がする。
ここは何だろう?
周りは氷の壁で覆われている。
すごく綺麗な氷だなぁ。透き通ってるよ。
とりあえず、進むだけ進もう。
いざとなったら身体強化に任せて上に上がれると思うし。
しばらく氷の洞窟をすすむ。
透明度がすごいお陰なのか魔法?的な効果なのか洞窟は明るい。
そして、すごく幻想的。
綺麗だなぁ。
シフォンとユユも綺麗なのは好きなのか実体化して付いてきている。
「すごく綺麗だにゃぁ。」
とか言いながら。
シフォンですらうにゃーって声を上げて見渡してるもんね。
うん、可愛い。
とか考えていたら洞窟が終わっちゃった。
ここが終わりなのかな?
何もないかぁ。なんかあるかな?って期待してたんだけどなぁ。
さて、戻ろう。と、思い引き返そうとすると
部屋の真ん中で足元に何かを見つけた。
うん?肉球のくぼみ?
ユユとシフォンそんなに足があったかいの?溶かしちゃった?
「うにゃ!これは!我らが肉球のあとにゃ!
ていっ!にゃ!」
とか言いながらユユが肉球のくぼみに自分の
肉球を押し付けた。
その瞬間、ゴゴゴーという音とともに
階段が出てきたよ。
何のギミックよ。
とりあえずユユはお叱り決定だね。
そんなことを決めながらこれからどうしよう
と思いつつワクワクしてる私だった。
ザクっザクっと音を鳴らして
雪山を歩いていく。
そう言えば、ザクって3倍のスピードの奴もあるよね。
ん?音の話だよ。ロボットじゃあない。
という事で、飽きました。
少しスピード上げます。3倍程度に。
だって、山の麓?みたいな平原が広すぎるんだもん。
まだ山にたどり着かないってどう言うことよ。
大きすぎる山って距離感掴めないよね。
てっきりすぐ山に入ると思ってたのに。
はぁ。
さて、スピードアップ!!
と、息巻いたところでまさかの体当たりをくらいました。
どーんって、ドドーンって吹き飛ばされた。
ユユローブのお陰で痛みもダメージも全くないけど死ぬほどびっくりしたよ。
で、目の前にいるのは少し大きい真っ白なウサギさん。
これかな?氷結ウサギ。
氷結の部分はなんだ?ツノが氷とか?
若干顔が赤いのはなんでだ?ふらふらして酔っ払ってる?
まさか、、、。
はい、気のせいだね。うん。
とりあえず、冒険者を惑わせるウサギだし
シフォンとユユの警戒にも引っかからないくらいだから、強いと思う。
さて、勝負だ!
シフォンとユユが!
シフォンとユユがウサギの前におどり出る。
そしたら、ウサギはすごいスピードであっち行ったりこっち行ったり
ステップを踏みながら近づいてくる。
千鳥足に見えるけど気のせいかな。
千鳥足だったとしてもかなりのスピードだ。
まともに食らったら痛そう。
でも、見えるんだよね。ウサギの動きが。
それはつまり、私でも見える動きなのに
シフォンとユユが見えないわけがない。
それ以前に、シフォンとユユはウサギさんより早く動いてるんだもん。
2人で囲みながら、翻弄しつつ徐々に距離を詰めながら猫パンチでサクッと終わらせました。
これが、白い彗星か!!ごほん。
「これが、氷結ウサギにゃ?聞いてた話と違うにゃ。もう少し骨のある相手だと思ったにゃ。」
ユユは落胆してる。
たしかに息巻いてた割にはあんまり強くなかったからね。
シフォンはもう帽子に戻って私の頭に収まっている。
寒いのは嫌らしい。猫にこたつって言うくらいだもんね。地球の猫だし。
その点ユユは雪が平気らしい。逞しいことだ。
ウサギさんを探知できなかったのは雪に隠れてたからかな?
何にせよ気をつけて進まなきゃね。
ウサギさんを回収してから、また少し早いスピードで走り始める。平野だから雪崩の心配もないしね。
しばらく走ってるとやっと山の麓についた。
間には、ウサギさんの襲撃が2回ほどあったけど、1匹目は私が轢いちゃった。いや、気付かなかっただけだもん。ドンって衝撃とともにキューンって鳴き声で天に召されたウサギさんをみて流石に悲しくなりました。ごめんなさい氷結ウサギ。
そして今度こそ目の前には傾斜がある。
やっと登山だ!
今度は騙されないよ!
さて、ゆっくり登っていこう。
と、思うじゃん?夜になりそうなんですよ。
流石による登る勇気はないんです。
という事で、野営の準備をします。
いやー、雪山でテントってなんかいいよね。
でも、ここは魔法の力がある世界。
ただのテントじゃぁありません。
なんと!魔物に見つかりにくいテントです!
それがたったの金貨1枚!お買い得!
今ならベッドもつけちゃいます!
てな感じで買っちゃった訳だけど、夜の通販を買っちゃう人の気持ちがわかった気がする。
でも、能力は折り紙つきらしく景色に溶け込み低位の魔物ならまず見つからないそう。
高位の魔物なら寝てても起きてても結果は同じだしね。
テントを張り終えて、サクッとご飯を食べ終わる。
アイテム袋に入れてる料理を食べるだけの簡単なお仕事です。
シフォンとユユにはきちんとご飯をあげますよ?
そろそろ猫ショップスキルレベル上がらないかなぁ。
何が出るか楽しみなんだよね。
そんなことを考えてたらいつの間にか寝ていました。
ちなみに、私の両サイドには寒さを和らげてくれる湯たんぽならぬ、猫たんぽ。
シフォンとユユがいます。
寝るとき潜り込んでくる姿とかもう、萌え死にするところでしたよ。はい。
次の日ザクッザクっとまた音を鳴らしながら進んでいく。
今日は3倍のスピードとか出さないよ。
雪崩が怖いからね。
しばらく歩いてると、不意にズボッと足がハマる。
と、思ったら足元が崩れて落ちてしまった。
年甲斐もなく、きゃぁぁぁとか言っちゃいましたが聞いている人はいないよね?
とりあえず、スタッと着地する。ステータスのお陰でこれくらいは余裕なのだ。
でも、結構落ちたなぁ。50メートルくらい落ちた気がする。
ここは何だろう?
周りは氷の壁で覆われている。
すごく綺麗な氷だなぁ。透き通ってるよ。
とりあえず、進むだけ進もう。
いざとなったら身体強化に任せて上に上がれると思うし。
しばらく氷の洞窟をすすむ。
透明度がすごいお陰なのか魔法?的な効果なのか洞窟は明るい。
そして、すごく幻想的。
綺麗だなぁ。
シフォンとユユも綺麗なのは好きなのか実体化して付いてきている。
「すごく綺麗だにゃぁ。」
とか言いながら。
シフォンですらうにゃーって声を上げて見渡してるもんね。
うん、可愛い。
とか考えていたら洞窟が終わっちゃった。
ここが終わりなのかな?
何もないかぁ。なんかあるかな?って期待してたんだけどなぁ。
さて、戻ろう。と、思い引き返そうとすると
部屋の真ん中で足元に何かを見つけた。
うん?肉球のくぼみ?
ユユとシフォンそんなに足があったかいの?溶かしちゃった?
「うにゃ!これは!我らが肉球のあとにゃ!
ていっ!にゃ!」
とか言いながらユユが肉球のくぼみに自分の
肉球を押し付けた。
その瞬間、ゴゴゴーという音とともに
階段が出てきたよ。
何のギミックよ。
とりあえずユユはお叱り決定だね。
そんなことを決めながらこれからどうしよう
と思いつつワクワクしてる私だった。
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