甘美なる隷属

氷華冥

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絶対服従の教育 2

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部屋の空気は、麗子の圧倒的な支配感で重く淀んでいた。スポットライトに照らされた麗子は、黒のレザーボンデージ衣装に身を包み、長い一本鞭を手に持つ姿で、陽翔を見下ろしていた。彼女の瞳は冷酷さと嗜虐的な興奮に輝き、陽翔の心を恐怖と期待の狭間で揺さぶった。陽翔は部屋の中心に立ち、麗子の威圧的なオーラに圧倒され、動くことすらままならなかった。

麗子はゆっくりと陽翔に近づき、鞭の柄で彼の顎を軽く持ち上げた。「陽翔、これからお前は私の奴隷として、ちゃんとした作法を覚えるのよ。」彼女の声は低く、甘さの中に絶対的な命令の響きが宿っていた。「まず、私のことは『麗子様』と呼びなさい。わかった?」

陽翔は戸惑いながらも、震える声で答えた。「は、はい…麗子…様…。」

麗子の唇に、満足げな笑みが広がった。「ふふ、いい子ね。でも、覚えておきなさい。私の言うことに少しでも逆らったり、気に入らない態度を見せたら…ただじゃ済まさないわ。」彼女は鞭を軽く振り、鋭い音が部屋に響いた。陽翔の体がビクッと震えた。「まずは、私に逆らったらどうなるのか、たっぷりお前の身体に教えてあげようねぇ。」

麗子は陽翔の手を引き、部屋の壁に備え付けられた磔台へと導いた。彼女の動きは優雅で、しかし容赦なかった。陽翔の手首と足首を革の拘束具でしっかりと縛り上げ、彼を動けないように固定した。陽翔の胸は恐怖と緊張で高鳴り、麗子の次の行動を待つしかなかった。

「麗子様…何を…?」陽翔が怯えた声で尋ねると、麗子の手が素早く動き、陽翔の頬に強烈なビンタが炸裂した。鋭い音が部屋に響き、陽翔の頭がガクンと揺れた。

「口答えは禁止よ、陽翔。」麗子は冷たく言い放ち、鞭を手に持つ姿で陽翔を見下ろした。「お前は私の言うことを聞くだけ。それ以外は何もいらないわ。」彼女の声は、まるで氷のように冷たく、陽翔の心を締め付けた。

麗子は一歩後退し、鞭を高く掲げた。次の瞬間、黒光りする一本鞭が空気を切り裂き、陽翔の背中に鋭い痛みが走った。「あぁっ!」陽翔の悲鳴が部屋に響き、彼の体が拘束具の中で震えた。だが、麗子は容赦なく鞭を振り続けた。鞭の音と陽翔の泣き叫ぶ声が、部屋にこだまし、麗子の嬌声がそれに混じる。

「どう? 陽翔、これが私の愛よ。」麗子は鞭を振りながら、嗜虐的な笑みを浮かべた。「私の言うことに従うのが、お前の生きる意味。逆らえば、こうやってお仕置きされるだけ。わかる?」

陽翔は痛みに耐えながら、涙声で懇願した。「麗子様…お願いです…やめてください…!」

麗子の鞭が一瞬止まり、彼女は陽翔に近づいてその顔を見下ろした。「やめて、ですって? ふふ、陽翔、甘いわね。調教は最初が肝心よ。お前の抵抗する意思、全部叩き潰してあげる。」彼女は再び鞭を振り、陽翔の体に次々と赤い痕を刻んだ。陽翔の悲鳴と懇願は、麗子の耳には甘美な音楽だった。

(ふふ、泣き叫ぶ姿、最高よ。陽翔、あなたはもう私のもの。私の支配を身体で覚えなさい。)

鞭の嵐が続く中、陽翔の意識は恐怖と痛みで麻痺していくようだった。だが、どこかで、麗子の与える圧倒的な支配感に、奇妙な安堵感すら感じ始めていた。彼女の声、彼女の命令、彼女の存在が、陽翔の心を完全に絡め取っていた。

ようやく鞭が止まると、麗子は陽翔の拘束を解き、彼を床に跪かせた。陽翔は息を荒げ、涙と汗に濡れた顔で麗子を見上げた。麗子は玉座のような椅子に腰掛け、陽翔を見下ろした。「どう、陽翔? 私の言うことに従うのが、どれだけ大事か、わかった?」

陽翔は震える声で答えた。「はい…麗子様…わかりました…。」

麗子の唇に、勝利の笑みが広がった。「いい子ね。なら、これからも私の言うことをちゃんと聞いて、いい奴隷になりなさい。わかった?」

陽翔は弱々しく頷き、麗子の足元に頭を下げた。「はい…麗子様…。」

(完璧よ、陽翔。)

麗子は内心でほくそ笑んだ。

(お前の心と身体、全部私のもの。もう抵抗する意思なんてないわね。これから、もっと深く私の奴隷として調教してあげる。)

彼女は陽翔の髪を軽く撫で、冷酷な優しさで微笑んだ。部屋の暗闇に、麗子の嗜虐的な欲望が静かに燃え続けていた。
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