甘美なる隷属

自我の放棄と絶対の受容

調教部屋の暗闇は、麗子の圧倒的な支配と陽翔の完全な服従で満たされていた。陽翔は四つん這いの姿勢で、股間にハンブラーを装着され、麗子の短い一本鞭による苛烈な責めに晒された後、床に崩れ落ちていた。身体には鞭痕とハンブラーの締め付けによる痛みが残り、首の黒革の首輪が彼の奴隷としての立場を象徴していた。麗子の黒のレザーボンデージ衣装は、スポットライトの下で妖しく輝き、彼女の冷酷な瞳と勝ち誇った笑みが陽翔の心を完全に支配していた。

麗子は鞭を脇に置き、陽翔を見下ろした。彼女の唇には、満足げで冷酷な笑みが浮かんでいた。「ふふ、陽翔、よく耐えたわ。私の奴隷として、素晴らしいわよ。」彼女は玉座のような皮張りの椅子に腰掛け、足を広げて陽翔に命じた。「さあ、陽翔、厳しく躾けていただけた感謝と、支配者に対する忠誠を心を込めて示しなさい。私のために奉仕しなさい。」

陽翔は震える身体を起こし、麗子の足元に跪いた。ハンブラーの痛みと鞭痕の疼きが彼の意識を支配していたが、麗子の声は彼の心の空白を埋める唯一の光だった。「はい…麗子様…。」彼は這うようにして麗子の股間に顔を近づけ、一心不乱に奉仕を始めた。陽翔の動きは、麗子の望む場所を的確に見つけ、彼女の快楽を引き出すことに全神経を集中させていた。

麗子は陽翔の奉仕に身を委ね、甘い喘ぎ声を漏らした。彼女の股間は濡れそぼり、陽翔の奉仕によってさらに高まる快感に溺れる表情が、スポットライトの下で妖しく輝いた。「ふふ、陽翔、いい子…。ほんと、上手よ…。」彼女の手は陽翔の髪を掴み、彼の顔をさらに自分の股間に押し付けた。麗子の喘ぎ声と、彼女の濡れた秘部が、陽翔の崩壊した自我の隙間を埋めていった。

陽翔の心の中で、麗子の存在感はさらに大きく膨れ上がっていた。彼女の嬌声、彼女の快楽に満ちた表情、彼女の支配的なオーラが、陽翔の全てを塗り潰し、彼に新たな存在意義を与えていた。

(麗子様…僕の全ては、あなたのもの…。)

 陽翔は、麗子の快楽のために奉仕することが、自分の生きる意味だと確信していた。自我の放棄と、麗子という絶対的な存在の受容。そこに、陽翔は何の疑問も抱かなくなっていた。

麗子は陽翔の奉仕によって何度も絶頂を迎え、満足げに微笑んだ。「陽翔、素晴らしいわ…。お前の奉仕、私をこんなに気持ちよくしてくれるなんて、最高の奴隷よ。」彼女は陽翔の顎を持ち上げ、彼の潤んだ瞳を見つめた。「お前はもう、私なしでは何も考えられない、何も判断できないわよね? 私のために生き、私を喜ばせることだけが、お前の全てよ。」

陽翔は涙に濡れた顔で、弱々しく答えた。「はい…麗子様…僕の全ては、麗子様を喜ばせるため…。」彼の声には、麗子への絶対的な依存と服従が込められていた。もう麗子なしでは、彼の心は空っぽで、彼女の存在が彼の全てを埋め尽くしていた。

(完璧よ、陽翔。)

 麗子は内心でほくそ笑んだ。

(お前の自我は完全に崩壊し、私の存在で埋め尽くされた。これで、お前は永遠に私の奴隷。私の足元で、ただ私を喜ばせるためだけに生きるのよ。)

 彼女は陽翔の髪を軽く撫で、冷酷な優しさで微笑んだ。調教部屋の暗闇に、麗子の嗜虐的な欲望が燃え上がり、陽翔を彼女の支配の淵に永遠に縛り付けた。