転生者の妹曰く、ここは俺が総攻主人公のBLゲームらしい?

天城

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第七話-3

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 つぷぷ、と濡れた中指がアナルの中に差し込まれる。
 
 くり、くり、と内壁を刺激してイイ場所を弄られた。既に前立腺の快感は『予行練習』だと言って執拗に教え込まれている。指も2本は難なく入るようになってしまったし、指でくぱっと中を開かれたまま舌でたっぷり唾液を送り込まれると背が震えた。

 あの苦手な、アナの濡れた感じには、いつまでも慣れない。舐め蕩かせようとフレデリックが手を尽すたびにゾクゾクして変な声がもれた。

 困るのは、フレデリックに口でされてもちゃんと『口淫』のスキルレベルは上がるし、アナルを弄られても『アナル責』のレベルが上がる事だ。アデラの元に行くたびにスキルを計られているので、『順調ですわね』と言われると何も言えない。
 フレデリックにも、そのやり方じゃダメだから役を代われとは言い難くなってしまった。何しろ始めから終わりまで、フレデリックの手際が良すぎて真似できるレベルに俺が至っていない。

「なあ、ウォルフ。これ、気持ち良い?」

 フレデリックの指がくにくにと前立腺を叩きながら、もう片方の手で俺のペニスの先端、尿道口を刺激してくる。ぶるっ、と震えるくらいの快感が湧き上がってきて、勢いのまま頭を橫に振りたくった。

 もうしないでくれという訴えだったが、フレデリックは上機嫌に笑った。

「今のところアナルはこれくらいでいいか。……次は尿道にしようか、それとも乳首か。胸を揉むのも気持ち良いらしいし。ウォルフはどこがいい?」

 仕上げとばかりに強くペニスを扱かれ、アナルに入った指もジュプジュプと揺らされる。腰がひときわ大きく震えて、俺は白濁を吐き出していた。とろっとフレデリックの手の平にたまったソレは、大事そうに包まれる。

 そしておもむろにフレデリックの舌でぺろぺろ舐めとられはじめた。これもいつものことだ。口でしていればそのまま飲み込むし、手で扱かれてイク時は全て舐め取られる。そんなもの捨てろと言うのに、フレデリックは聞き入れる様子がなかった。

「痛くないものがいい」
「どれも痛くないと思う」
「……いや、嘘だろう。尿道開発とか痛いに決まってる。あと俺に乳房はない」
「ふふ。痛くないようにできるって。あと、乳房はなくても乳首と乳輪があるから充分だ」

 なにが充分なんだ!?
 俺の疑問を余所に、にっこり笑ったフレデリックは新しい道具ケースを開いて銀色の棒を取り出した。
 身体を竦める俺にフレデリックは蕩けるような笑みを浮かべて『大丈夫』とまた囁いた。

 ――確かに痛くない。フレデリックは俺に痛いことはしない。だが、痛くないからといって辛くないとは限らないということを、俺はこの夜しっかり学習させられた。







 正午になると毎日のように二年生のサロンに逃げ込んでいる。貸し切りになったオーギュストのサロンだ。
 昼食時間として確保されている2時間は、フレデリックの開発に疲れた身体を休める時間になっていた。オーギュストとエルヴェが盥に湯を用意していて、妙な鬱血だらけの俺の身体を丁寧に拭いてくれる。

 初めて行ったオーギュストの部屋で身体を拭かせたのがいけなかったんだろうか。
 オーギュストは、今では積極的に俺の身体を身繕いをさせてくれと言ってくる。髪も伸ばせというので切らずにブラシをかけさせていた。これが眠たくなるくらい心地良い。

「ウォルフハルド様。今年初めて採れた果実がいくつか届いておりますが、いかがですか」
「エルヴェが剥いてくれるなら食べる」
「もちろんです。……こちらの椅子で失礼しますね」

 一度全て脱がされてペニスの裏筋から足の先まで全身拭かれたあと、また制服を着せられてソファで寝そべっていた。

 俺の腹部にはオーギュストがぎゅっと抱きついていて、身動きがあまりとれない。すぐ横に座ったエルヴェがナイフで器用に丸い果実を切り分けてくれて、果汁の滴る白い果肉を口元へ差し出した。
 はぷ、と口に含むと瑞々しい果実の甘い香りが鼻に抜ける。うまい、とまた口を開けるとエルヴェは眼鏡の奥で微笑んでまた一切れ運んでくれた。
 それを何度かくり返してから、ふと果実を口に含みながらオーギュストの顎を片手で持ち上げた。
 
「ん、……ん、ぅ、ん……んんっ!」

 口づけて果肉を分けてやろうとしたら、急に起き上がって俺の上に覆い被さってきた。はむはむと開いた口を夢中で食んでくる。果肉を食われてるのだか、キスを貪られているのだか判らないまま、たっぷり唾液まで吸い取られた。

 舌が痺れた頃にようやく解放される。だらりとソファで脱力する俺を、オーギュストが窺うように見下ろしていた。こいつ、こんなことしてお仕置き目当てに違いない。
 
「エルヴェ」
「はい、ウォルフハルド様」
「オーギュストをハウスにしまい込め」
「御意にごさいます」

 エルヴェは本当に有能なので、ガチムチハーレムだろうがなんだろうが手駒に欲しい一人ではある。ゲームではないので好感度が見えないのが残念だ。アデラはそれで攻略度をはかると言ってたが。
 
 アデラは王太子殿下の次にオススメなのはこのエルヴェだと言っていた。王子と同様に性癖が楽しいんだと。
 俺はそっちに関してはどうでもいいんだが……。

 そんなことを思いながら、オーギュストが萎れた犬みたいに担ぎ上げられて運ばれるのを、俺はソファに転がったまま眺めていた。


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